Caligula -カリギュラ-(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Caligula -カリギュラ-』とは、ジュブナイルRPGとしてフリューから発売されたゲームのアニメ化作品である。心に闇を抱えた者たちが、理想的な仮想世界からの脱出を図る様子を描く。主人公式島律はμの作り出した仮想世界から現実に帰還すべく、μに曲を提供し、なおかつμに協力するオスティナートの楽士と対立し、仮想世界を壊して、現実に帰還するまでの物語。

CV:新田恵海

「ゆめかわいい」を信条としたファッションを身にまとうメビウス一のファッションリーダー兼オスティナートの楽士。睫毛が長くパッチリした瞳が特徴的。本人の見た目同様ガーリィでパステルでメルヘンチックな少女趣味な楽曲を作り、一部の女性層に熱狂的な人気を誇る楽士。美笛に執着を見せる。

ミレイ

CV:中村繪里子

メビウス内のマリンリゾート「シーパライソ」を根城にし、取り巻きの男をかしづかせて悠々自適な生活を送る「クイーン」的な存在。高慢でワガママ、世界の中心が自分であるかのように振る舞う悪女。だが、その性格を除いてはすべてにおいて優れており、音楽の才能にも長けており、美しい容姿もあいまって、絶大な人気を誇っている。 自らがナンバーワンだというこだわりは異常なほどで、メビウス内の絶対的アイドルμすら、その対抗心の対象となっている。琴乃に執着を見せる。

イケP

CV:斉藤壮馬

主人公たちと同じ吉志舞高校の2年生。維弦のクラスメイトで、バンドマン風の男。 自らの容姿に自信を持っている生粋のナルシスト。ただ上には上がいるもので女性人気は維弦に軍配があがっている。ファンからの賞賛の声を何よりも求めており、自らの人気っぷりを確認するためにもライブ活動に余念がない。維弦に執着を見せる。

少年ドール

CV:花守ゆみり

右側の男性。メビウス内にある巨大な図書館を住処に、外界との接触を完全に隔絶している少年。常に目深にフードをかぶっており、その表情はうかがいしれない。μの力か、特定条件で人間を人形に変えられる。社会的な生活を営む人々を群れなければ何もできない人間と嘲笑い、攻撃するような陰鬱かつ暴力的な楽曲を制作する。 ハードなコンセプトのクリエイターだが孤独を抱える人間にとっては、救いの歌となっており一部に熱狂的な信者を持つ。鈴奈に執着を見せる。

ソーン

CV:大坪由佳

病的なイメージのある楽士のリーダー。右目は長い前髪で隠れている。神出鬼没としか言いようのないタイミングで主人公たちの前に姿をあらわす。 μの楽曲制作者としては最古参のクリエイターで、重く暗く激しいラブソングで絶大な人気を博している。μとの間には確かな信頼関係があり、μはソーンの言うことに素直に従っている。笙悟に執着を見せる。

『Caligula -カリギュラ-』の用語

メビウス

作中での現実世界における宮比(みやび)市そっくりに再現した、電脳空間。μによって製作されたが、まだ未完成なため、市外などは作られていない。
辛い現実に疲れた人々を引き込み、外見年齢を相応にした上で等しく高校生活を送らせている。また、本人の願望次第では容姿はおろか性別すら変更可能。住人は高校生を延々ループしており、卒業すると再度新入生として入学してくる。

デジヘッド

メビウスやμに入れ込んで精神が暴走しかけている状態を「デジヘッド」と呼ぶ。専ら楽士やμに反抗する帰宅部メンバーには強い反応を示すが、これは敵愾心ではなくμの歌をじっくり聞かせて楽園であるメビウスに留まりたいと願うようにしようとしているだけである。デジヘッド化した住人は他の住人からそうとは気付かれないが、ノイズが走るようになっている。基本的に、帰宅部メンバーからは「洗脳されている状態」という認識であるが、本人は辛い現実からメビウスにやってきて楽しい仮想現実に没頭している状態であるため、洗脳解除されて文句を言う者もいる。

カタルシスエフェクト

デジヘッドに対抗することができる唯一の力。
デジヘッド状態の暴走する内面を、アリアの力で調律して安定化させたもの。抑圧された内面を実体化させたものであり、基本的にその人間のメンタリティに従った形状を取る。基本的に武器を持っている手が黒化し、思い入れによって仮面などのサブの装飾品が装着される。帰宅部以外のメンバーはカタルシスエフェクトの発現自体は不可能となっており、デジヘッドの能力をアリアが一時的に安定化させている。カタルシスエフェクトやデジヘッドの武装は通常の住人には見えないので、デジヘッドとの戦闘は「喧嘩が起きた」と認識されている。なお、その記憶は都度アリアが消している。出現時の演出は、胸と背中に棘のようなものが出現し、直後に武装が出現する、という流れになっている。また、胸の棘にはキャラごとに異なる花があしらわれている

帰宅部

メビウスが仮想現実であることに気付き、現実へ「帰宅」することを目的とする。主人公らが所属する。

オスティナート(執拗反復)の楽士

辛い現実から逃げ出せる楽園を作ろうというμに共感し、彼女に曲を提供している人物らの総称。彼らは帰宅部のメンバーを「ローグ(反逆者)」と呼び、他の人間が同じようにメビウスが仮想現実だと気づいて脱出しようとするのを良しとしない。しかし、結果的に楽士らの中で帰還希望者を増やしている

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