PLUTO(プルートウ)のネタバレ解説まとめ

『PLUTO』とは、手塚治虫の作品「鉄腕アトム」の中のエピソード「史上最大のロボット」を原作とした浦沢直樹の漫画作品。
舞台は人間とロボットが共存する世界。世界最高水準の能力を持つ7体のロボットが、次々と何者かに破壊される事件が起きる。7体のロボットの1人・ドイツ刑事ロボットのゲジヒトは、一連の事件に深く関わっているとされる謎のロボット「プルートウ」の正体に迫っていく。

オランダを訪れたゲジヒトは、サハドが温厚かつ勉強熱心な性格のロボットで皆に慕われていたこと、砂漠に覆われた故郷・ペルシア王国を緑化させることを夢見て、どんな過酷な環境にも耐えうる植物を開発するための研究をしていたことなどを知る。しかし、サハドは第39次中央アジア戦争が勃発した後、「父が戦争で死んだ」と言い残してペルシア王国に帰ってしまったという。
サハドと、彼が「父」と呼んでいた彼の開発者がともに写っているという写真を見せてもらうゲジヒト。
しかし、その写真にサハドとともに写っていた「父」とは、アブラー博士だった。
ゲジヒトは、ついさっき会ったはずの、サハドの父ことアブラー博士が死んだということになっているということに違和感を覚える。
そして、自分が会ったアブラー博士を名乗る男は第39次中央アジア戦争で亡くなったアブラー博士とは別人で、この男こそが一連の事件の首謀者であると推理する。

オランダのザアンダムの地下を歩いていたゲジヒトは、アブラー博士を名乗る男の部下・口からゴキブリを出す男に襲われる。男が何かを守っていると判断したゲジヒトは、男の攻撃を避けつつ、さらに奥に進む。そして、プルートウと遭遇する。
自身に搭載された強力な武器・ゼロニウム弾などを使い、プルートウを無力化するまで追い詰めるゲジヒト。その後、プルートウにより発せられたイメージから、プルートウの正体がサハドであること、サハドがプルートウになった経緯を知る。

第39次中央アジア戦争勃発時に、父・アブラー博士が死亡したという知らせを聞いて帰国したサハドだったが、帰国後に死亡したと言われていたアブラー博士と再会する。アブラー博士は、自分は戦争で肉体のほとんどを失ったが、かろうじて命はとりとめたのだという。しかし、妻や我が子として育てていた2人のロボットを戦争で亡くし、世界への憎しみに支配されたアブラー博士は、サハドに、博士自身が開発した兵器ロボット・プルートウにサハドの人工知能を移し替えて、プルートウとして戦争に関わった世界最高水準の7体のロボットを殺害することを命じる。最初はアブラー博士の命令を拒否するサハドだったが、結局は肉親の情に逆らえず、アブラー博士の命令通りプルートウとなって世界最高水準の7体のロボットの殺害に手を染めていった。

その後、ゲジヒトのもとにゲジヒトの開発者・ホフマン博士がアブラーと名乗る男に遠隔操作されてボディを乗っ取られてしまったロボットにより襲われ、危機に面しているという知らせが届く。ゲジヒトは、「プルートウにとどめを刺さず、解放すればホフマン博士のことは助けてやる」というアブラーと名乗る男の取引に応じ、プルートウにとどめを刺さずにその場を立ち去る。
プルートウとの戦闘によりボディにダメージを受けた状態でオランダのアムステルダムの道を歩くゲジヒト。しかし、彼の目の前に、ペルシア王国のサマルカンドで出会った花売りのロボットのモハメド・アリが突然現れる。アブラーと名乗る男の遠隔操作により、ボディを乗っ取られてしまっていたモハメド・アリは、手にしたクラスター弾でゲジヒトを殺害する。

エプシロンの死とアトムの復活

ゲジヒトの死後、ゲジヒトの妻・ヘレナと会う天馬博士。
天馬博士は、ヘレナからゲジヒトの記憶が記録されているメモリーチップを受け取る。

天馬博士は第39次中央アジア戦争が起こる直前の出来事を回想する。
当時、天馬博士は知り合いであるアブラー博士の依頼により、人間のように複雑な感情を持つ「完全なロボット」を開発しようとしていた。
ペルシア王国国王・ダリウス14世により、砂漠に覆われたペルシア王国を緑化させるための環境改造ロボットの開発を命じられていたアブラー博士だったが、開発作業があまりにも困難だったため、開発を手伝ってくれる助手が欲しいと思っていた。そして天馬博士に、自身の助手になれる優秀な人工知能を持つロボットの開発を依頼したのだった。
しかし、プログラミングされたデータのあまりの複雑さゆえに、天馬博士が開発していたそのロボットは目覚めなかった。
そのうちに第39次中央アジア戦争が勃発し、アブラー博士が戦争の犠牲となり、家族とともに死亡したという知らせが天馬博士のもとに入る。死の直前に撮影されたと思われる映像の中でアブラー博士が語った遺言に従い、天馬博士は昏睡状態を続ける「完全なロボット」に、アブラー博士のとある記憶を記録したメモリーチップを挿入する。すると、そのロボットは目を覚ましたのだった。
天馬博士は、ゲジヒトのメモリーチップを用いて、昏睡状態のアトムを目覚めさせようとする。

一方、世界最高水準の7体のロボットのうち、最後の一体になったエプシロンは、護衛ロボットがつけられるなど、厳重に警護されていた。
そんなエプシロンをプルートウが襲う。激しい戦闘の末、エプシロンはプルートウに重傷を負わせる。しかし、戦いの中でプルートウから発せられた電波により、プルートウが悲しんでいることを感じ取ったため、プルートウにとどめを刺さずに逃がしてしまう。
しかし、その数日後、エプシロンによって保護されている孤児の1人、ワシリーがプルートウの関係者によって拉致されてしまう。
プルートウの関係者は、ワシリーをエプシロンをプルートウのもとへおびき出し、プルートウと対決させるためのおとりとして使ったのだった。
ワシリーを助けるため、プルートウのもとへ向かうエプシロン。そして、プルートウとエプシロンは空中にて戦闘を開始する。
エプシロンは、プルートウことサハドが本心ではロボット達を殺害したくないと思っていることに気が付いていた。
そのため、プルートウに対し、殺戮をやめるよう説得する。しかし、プルートウは突然雲の中に現れた謎の影・ボラーに意識を乗っ取られてしまい、サハドとしての意識を手放してしまう。
そして、エプシロンの頭を食いちぎり、エプシロンを殺害してしまう。

その時、日本にて天馬博士によりゲジヒトのメモリーチップを埋め込まれ、昏睡状態状態を続けていたアトムが目を覚ます。
アトムは、遠い地でプルートウに殺害されてしまったエプシロンの「無念」と、自身に埋め込まれたゲジヒトのメモリーチップに記録された、プルートウの正体に迫っていながら殺害されてしまったゲジヒトの「悔しさ」という、「偏った感情」に刺激されたことにより、昏睡状態から目覚めたのだった。

アブラーと名乗る男の正体

天馬博士はアブラーと名乗る男により拉致される。
アブラーと名乗る男は、天馬博士に、自分の脳を自分が作った最強のロボット・ボラーに移植することにより、最強のロボットを作り出してほしいと依頼する。
しかし、天馬博士はそれはできないと断る。

実は、アブラーと名乗る男の正体は、かつて天馬博士がアブラー博士の依頼により作った完全なロボット・ゴジだった。
プログラミングされたデータがあまりにも複雑だったゆえに、昏睡状態から目を覚まさなかったゴジだが、第39次中央アジア戦争の犠牲になり家族ともに死亡したアブラー博士の世界への強い憎しみという、「偏った感情」が記録されたメモリーチップが挿入されたことにより、目を覚ましたのだった。
そして、それ以降自分のことを自分に挿入された記憶の持ち主・アブラー博士だと思い込んでいた。

アブラー博士の世界への強い憎しみを引き継いだゴジは、兵器ロボットのプルートウを開発し、プルートウのボディに本物のアブラー博士が開発していたロボット・サハドの人工知能を埋め込む。
第39次中央アジア戦争の敗戦による失意のさなかにいたダリウス14世とともに、プルートウにトラキア合衆国側の平和維持軍として第39次中央アジア戦争に関わり、ペルシア王国に甚大な被害をもたらした世界最高水準の7体のロボットの殺害を命じた。
一方ゴジは、ダリウス14世からボラー調査団のメンバーの殺害とトラキア合衆国への復讐を命じられる。
そして、何らかの理由で人工知能が抜かれたロボットのボディに、口からゴキブリを出す男のゴキブリを使って自身の人工知能を移植し、それらのボディを使ってボラー調査団のメンバー達を殺害していった。
そして、本物のアブラー博士がダリウス14世により開発を命じられていた環境改造ロボットを、世界を滅ぼすための惑星改造ロボット・ボラーとして完成させた。
プルートウに命令を出すときは自分のことをアブラーだと思い込む一方、ボラー調査団のメンバーを殺害するときには自分はゴジであるという意識をもって殺害していた。
アブラーとして行動するときには「自分はゴジではなく、アブラーである」と自分自身の人工知能だますことによって、ゴジとして行動していた時の記憶は消えるという、二重人格的な構造になっていた。
天馬博士からそのことを聞いたゴジは混乱状態に陥り、機能停止してしまう。
その後、アブラーの姿のボディに埋め込まれていたゴジの人工知能は、無数のゴキブリたちによってアブラーの姿のボディから抜き取られ、ボラーのボディに挿入される。

トラキア合衆国の気象予報ロボット・アーノルドは、トラキア合衆国の保護地区・エデン国立公園の地下のマグマだまりの中に、反陽子爆弾のようなものが埋め込まれているのを発見する。アーノルドは、地下に埋められた反陽子爆弾のようなものの爆発によって地殻変動が起き、火山が大噴火し、地球が滅亡する恐れがあることをトラキア合衆国の大統領・アレキサンダー大統領らに報告する。

アトムとプルートウの戦い

アトムは、エデン国立公園にて彼を待ち構えていたプルートウと再び対決する。
プルートウによって殺害された6人のロボットたちの無念を背負い、プルートウを殺害しようとするアトム。
しかしそんなアトムの脳裏に、ゲジヒトのメモリーチップの中に記録された、「憎しみからは何も生まれないよ」というゲジヒトの最期の言葉が響く。
ゲジヒトの言葉に感化されたアトムは、6人のロボットを殺害したプルートウへの憎しみから目が覚め、プルートウを殺害することを断念する。
自分を殺害しないアトムの優しい心に触発されたプルートウは、サハドとしての人格を取り戻す。

一方、ゴジの人工知能が埋め込まれた惑星改造ロボット・ボラーは、エデン国立公園の地下のマグマだまりの中を突き進み、自身に搭載された反陽子爆弾を爆発させることにより大規模な火山活動を引き起こし、世界を滅ぼそうとしていた。
アーノルドが発見したエデン国立公園の地下の反陽子爆弾のようなものとは、ボラーのことだったのだ。
しかし、その途中でボラーは自分を止めに来たアトムとプルートウに遭遇する。
アトムとプルートウは、協力してボラーを破壊することで、ボラーによって世界が滅ぶことを防ごうとしていた。
しかし、プルートウはアトムを地上に逃がし、自分とボラーが相打ちにになることでになることでボラーと、ボラーの中に挿入されたゴジの人工知能を破壊することに決める。プルートウはアトムを逃がした後、ボラーに特攻し、ボラーとアブラーの人工知能を破壊する。しかし、特攻によってプルートウ自身もダメージを受け、死んでしまう。
地上に戻ったアトムは、迫ってくる火山流から、アトムを追ってエデン国立公園に来ていたお茶の水博士らを守る。
アトムが振り返ると、火山から噴出したマグマは、氷となって固まっていた。
プルートウはボラーに特攻する際に、ボラーによって引き起こされた火山活動により噴出したマグマを凍らせ、地球上の生物がマグマによって死んでしまうことを防いだのだ。

雪が降り積もる中、アトムやお茶の水博士は、地面から飛び出したプルートウの角のそばに佇んでいた。
一連の事件は、第39次中央アジア戦争の犠牲となったアブラー博士の「憎しみ」によって引き起こされたものだった。
アトムは、プルートウによって殺害されてしまったモンブラン、ノース2号、ブランド、ヘラクレス、ゲジヒト、エプシロンの6体のロボットと、ボラーとゴジの人工知能を破壊するため犠牲となったプルートウの冥福を祈りながら、世界中から憎しみがなくなる日が来ることを祈るのだった。

エピローグ

ブラウ1589が、収容されていた施設から脱走した。ブラウ1589は、トラキア合衆国大統領・アレキサンダー大統領と彼のブレーンである超高性能ロボット・Dr. ルーズベルトのもとに向かう。
アレキサンダー大統領を絞殺しようとするブラウ1589だが、握りしめたアレキサンダー大統領ののど元に温かさを感じ、その温かさから心があると感じたためにアレキサンダー大統領を開放する。

それを見たDrルーズベルトは、人間をロボットより下等の者としてみなしている自身とは違い、ブラウ1589は「心」といった人間的な情緒を大事にしているのだと悟る。そして、ブラウ1589ほど高性能なロボットでも自分のように情緒を切り捨てた超然的な考え方ができないのだと知り、残念がる。

その時、ブラウ1589は自身に刺さっていた巨大な槍をDr. ルーズベルトに投げつける。

『PLUTO』の登場人物・キャラクター

世界最高水準の7体のロボット

ゲジヒト

本作の主人公格のロボット。ゼロニウムの開発者・ホフマン博士によって開発された。ドイツで刑事として働きながら、妻であるロボットのヘレナと2人で暮らしている。

強い衝撃にも耐えうる特殊合金・ゼロニウムで作られたボディを持ち、さらに左右それぞれの手は強力な兵器であるゼロニウム弾と睡眠ガスを発射できる作りになっているなど、高い戦闘能力があるロボットである。
その他にも、飲み物などの成分をスキャンする機能、相手が嘘をついていないかを識別する機能、画質の乱れを修正する「画質安定装置」など、数多くの機能を持っている。

第39次中央アジア戦争の際には、治安維持部隊として戦争に参加していた。

かつてゴミとして廃棄されそうになっていた壊れかけのロボット・ロビタを引き取り、妻のヘレナと2人で自分たちの子供として育てていた。
しかし、2年前にロビタがロボットを憎んでいたアドルフ・ハースの兄に殺害されてしまうと、怒りのあまり自身に搭載されたゼロニウム弾でハースの兄を撃ち殺してしまった。
その後、「ロボットが人間を殺害した」という出来事を世間に伏せたがったユーロポーロの操作により、ゲジヒトやヘレナから、ロビタの記憶やゲジヒトがハースの兄を殺害した記憶などの事件に関する記憶が消去される。
しかし、ゲジヒトは完全にそれらの記憶を失ったわけではなく、しばしばフラッシュバックや悪夢として蘇る事件に関する断片的な映像に悩まされている。

プルートウによる一連の事件を捜査する中で、アドルフ・ハースやロビタに似ているロボットのモハメド・アリに出会い、ロビタに関する記憶やハースの兄を殺害した記憶が蘇ってゆく。

プルートウの正体であるサハドがかつて留学していたオランダを訪れていた時に、プルートウと遭遇する。ゼロニウム弾を使用し、プルートウを無力化するまで追い詰めるものの、プルートウの正体である青年・サハドの悲しみに触れたことや、自身の開発者であるホフマン博士がゴジに人質に取られているという情報を知ったことなどからプルートウにとどめを刺して殺すことを拒否し、その場を立ち去る。
しかし、その直後、プルートウとの戦闘によりボディにダメージを受けている状態で、ゴジに操られたモハメド・アリに小型クラスター砲で撃たれ、死亡する。

アトム

日本で小学生として生活しているロボット。
世界最高水準の7体のロボットの中でも、人間のように豊かで複雑な感情表現ができる優秀な人工知能を持っている。御茶ノ水博士によって作られた妹のロボット・ウランがいる。

一人息子・飛雄を亡くし、悲しみに暮れていた天馬博士により、飛雄の代用の存在として作られた。
しかし、アトムの優等生的な性格は実際の飛雄の性格とは大きくかけ離れていたため、天馬博士からは「失敗作」とみなされ、捨てられてしまった。

第39次中央アジア戦争の際には、戦闘には参加しておらず、戦争により被災した人々を慰安するアイドル的な存在を受けていた。

一度はプルートウとの戦いに敗れ、命を落とす。しかし、天馬博士によりゲジヒトの最期の記憶が記録された記憶チップが挿入されたことや、遠くの地で起きたエプシロンの死に反応したことにより、プルートウとの戦いの中で命を落としてしまったゲジヒトやエプシロンの、無念や悲しみという「偏った感情」に触発されて目を覚ます。

その後、エデン国立公園にて再びプルートウと対決し、プルートウを殺害しようとするが、自身に埋め込まれているゲジヒトの記憶チップに記録された、「憎しみからは何も生まれない」というゲジヒトの言葉に触発され、プルートウの殺害を思いとどまる。その後、自身の殺害を思いとどまったアトムの心に触発され、サハドとしての自我を取り戻したプルートウと協力し、地球を滅亡させようとしていたロボット・ボラーと対決する。プルートウとともに地下のマグマの中にいるボラーのもとへと向かうが、プルートウの計らいによりアトムのみが脱出させられる。
プルートウが自身を犠牲にしてボラーを破壊し、地球の平和を守ったことを見届けた後、世界中から憎しみがなくなる日が来ることを願いながら、犠牲となった世界最高水準の6人のロボットとプルートウの冥福を祈る。

モンブラン

スイス林野庁に所属し、アルプスの森林の保護や遭難者の救助活動などをしていたロボット。
穏やかで温厚な性格で、多くの人に愛されていた。

第39次アジア戦争の際には、ブランドやヘラクレスとともに戦闘に参加し、大量のロボットを殺害した。
しかし、優しい性格故に、ロボットを殺害することに関して苦悩していた。

世界最高水準の7体のロボットの中で、一番最初にプルートウに殺害されてしまった。

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

MONSTER(モンスター)のネタバレ解説まとめ

『MONSTER』とは、浦沢直樹による漫画およびそれらを原作としたアニメ作品。 舞台は1980年代後半から90年代後半のヨーロッパ。 日本人の天才脳外科医・テンマは強盗事件にまきこまれ重傷を負った少年・ヨハンの命を助ける。しかし、その9年後にヨハンと再会したテンマは、彼が平気で殺人を繰り返す殺人鬼であることを知る。 殺人鬼・ヨハンを生き返らせてしまったことに責任を感じたテンマは、その責任を果たすため、ヨハンを抹殺する旅に出る。

Read Article

火の鳥(Phoenix)のネタバレ解説まとめ

漫画界の巨匠、手塚治虫の描く壮大な物語が『火の鳥』だ。その血を飲むと永遠の命が得られる伝説の鳥である「火の鳥」。この伝説の鳥を巡り、古代から未来へ、未来から古代へ。またミクロからマクロへ、マクロからミクロへと想像を絶するスケールで世界が流転する。文明の進化と衰退、科学の罪、生命進化、人間の心と、「火の鳥」を狂言回しに、あらゆる要素を紡ぎ、手塚治虫が読者へ送る「究極の物語」だ。

Read Article

ブラック・ジャック(BLACK JACK)のネタバレ解説まとめ

ブラック・ジャック(BLACK JACK)は、手塚治虫の代表漫画作品の1つ。黒いマント姿につぎはぎの顔の天才無免許医師が、法外な治療費と引き換えに多くの怪我や難病を治療していく人間ドラマ。1973年~1979年に「週刊少年チャンピオン」にて連載され、連載終了後も読み切り作品が掲載された。さらに、他の漫画家の執筆による作品も数多くあり、医療漫画のパイオニアにして、金字塔と言われる。

Read Article

ブッダ(アニメ・漫画)のネタバレ解説まとめ

「ブッダ」とは、漫画家・手塚治虫が手がけた、仏教を生み出した釈迦こと「ブッダ」の物語についての漫画作品である。少年漫画雑誌「希望の友」(潮出版社)にて、1972年〜1982年まで連載された。後のブッダである主人公「ゴータマ・シッダルタ」が苦悩しつつ仏教をどのように悟ったのかを描き出している。実在の人物と手塚治虫自身の創作の人物が入り混じっているも、2000万部を超える売り上げを記録し、非常に評価されている作品である。

Read Article

BILLY BAT(ビリーバット)のネタバレ解説まとめ

「BILLY BAT」とは、浦沢直樹による漫画作品。ストーリー共同制作は長嶋尚志。「モーニング」にて、2008年から2016年にかけて数回の長期休載を挟みつつ連載された。 歴史の裏を描くSF大河作品。特定の人物に取り付き、未来を予言する「こうもり」の声を聞いた人々が、やがて歴史的な事件に大きく関わっていく様子を描く。

Read Article

三つ目がとおる(The Three-Eyed One)のネタバレ解説まとめ

『三つ目がとおる』とは、手塚治虫による漫画及び、それを原作とするアニメ作品である。無邪気な性格の中学生、写楽保介は古代種族三つ目族最後の生き残り。額の絆創膏を剥がすと第三の目と共に超知能、超能力を操る冷酷な人格が現れ悪魔のプリンスと化す。写楽は世界征服を目論む一方で、時にクラスメイトの和登さんらと共に古代遺跡絡みの陰謀に巻き込まれる。オカルトブームの中、人気を博し第1回講談社漫画賞を受賞。漫画の神と呼ばれた作者の没後初のアニメ化作品でもある。

Read Article

MASTERキートン(マスターキートン)のネタバレ解説まとめ

1988年から1994年にかけて「ビッグコミックオリジナル」に連載された、勝鹿北星・浦沢直樹による漫画およびアニメ作品である。イギリスの保険調査員として日々過ごしてる平賀=キートン・太一。彼には考古学者と元特殊部隊という2つの顔がある。考古学で培った知識、特殊部隊で鍛え上げた鋼の精神と肉体を駆使して世界を飛び回る。

Read Article

神の手を持つ男 ブラック・ジャックの生い立ちと謎について考察まとめ

手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』。一話完結の作品の中に完璧な人間ドラマを描きだす手塚治虫は間違いなく天才だったといえるでしょう。漫画を読んだことのない人はもちろん、ある人にとってもブラック・ジャックは謎の多い人物です。今回は間黒男がいかにして伝説の無免許医ブラック・ジャックになったのか、ブラック・ジャックとはいったい何者なのか、その本性に迫ります。

Read Article

火の鳥(Phoenix)の名言・名セリフまとめ

『火の鳥』はあの『鉄腕アトム』を生み出した漫画界の巨匠、手塚治虫による『火の鳥(不死鳥)』を題材とした長編漫画である。日本の漫画文化を代表する作品の一つ。仏教の「六道輪廻」の考え方を軸に「死と再生」を主なテーマとした壮大なストーリーとなっている。 全12編ともなる独立したストーリーの舞台が過去と未来を行き来する独特な構成や、宗教思想と漫画の融合が当時画期的であり、現在でも数々の作品に影響を与え続けている。 この記事では、生命の本質や人間の業を説くような火の鳥の名セリフの数々を紹介する。

Read Article

ぐるなびにて連載のエッセイ漫画【田中圭一のペンと箸-漫画家の好物-】をご存知ですか?

田中圭一先生と言えば、漫画界の巨匠・手塚治虫先生の絵柄で下ネタギャグな作風を確立したパイオニア。その田中先生が現在webサイト「ぐるなび」にて、漫画家ご本人とそのご家族にまつわる“食”にスポットを当てたエッセイ漫画を連載しており、これが大変おもしろい!ですのでこちらでは、田中先生の作品を通して、ご自身も漫画家や他分野で活躍されているご家族も紹介させて頂きます。

Read Article

手塚治虫の名作『ブラックジャック』の集大成! 『ブラックジャック大全集』

手塚治虫の名作が最も美しく甦る。 『ブラックジャック』は過去、秋田書店等で何度か単行本化されているが未収録作品がいくつかある。 しかし本書は、過去の単行本化された中で未収録作品が3話と一番少ない。 なお、この3話(「指」・「植物人間」・「快楽の座」)は手塚プロダクションの意向により今後も掲載されることはないため、この『ブラックジャック大全集』が〈完全版〉と言えるだろう。

Read Article

【ブラック・ジャック】記念すべき第1話「 医者はどこだ!」のネタバレと感想

「鉄腕アトム」や「火の鳥」「ジャングル大帝」などの名作を世に生み出した手塚治虫先生。そんな彼の作品の中で「医療漫画の傑作」と言われ、現在でも高い支持を集めているのが「ブラック・ジャック」です。今回は2004年に発売された新装版の特徴を踏まえながら、第1巻収録話についてまとめていきます。(※参考画像なし)

Read Article

マンガ「20世紀少年」のあらすじ紹介!【ネタバレ・キャラ紹介・元ネタ解説あり】

『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。

Read Article

いつの時代も面白い!テレビアニメ『ブラック・ジャックシリーズ』

どうも。最近話題になっている「ヤング ブラック・ジャック」効果で再びB・Jブームが到来した筆者です。子供の頃に何気なく見ていたストーリーは、今改めて見ると中々に感慨深いものがあったりします。という事で今回は、テレビで連続放送されていたB・J各シリーズを1話無料動画と合わせてご紹介。

Read Article

目次 - Contents