ウォッチメン(Watchmen)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウォッチメン』とは、映像化不可能と言われたアメリカン・コミックを、「300/スリーハンドレッド」のザック・スナイダー監督が実写映画化した作品。かつてはスーパー・ヒーローだった男が何者かに殺され、彼の仲間だったヒーロー達が真相を突き止めようとする謎解きミステリー要素の強い2009年製作の異色ヒーロー・ドラマ。日本では映倫によりR-15指定を受けた。

『ウォッチメン』の概要

『ウォッチメン』とは、DCコミックスが1986年から1987年まで出版した、アラン・ムーア原作&デイブ・ギボンズ画によるアメリカン・コミック、及びその映像作品。優れたSFやファンタジー作品に贈られるヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞したもので、コミックのアカデミー賞と言われるアイズナー賞も受賞し、2005年には「タイム」誌によって1923年以降に発表された長編小説ベスト100にも選出された。
単純明快なヒーロー・ストーリーではなく、様々な人間ドラマを含んだ重層的なストーリー展開は、個性派の映画監督の興味を引き、「未来世紀ブラジル」のテリー・ギリアムをはじめ、「π」で注目され「レクイエム・フォー・ドリーム」「ブラック・スワン」を撮ったダーレン・アロノフスキー、「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラスなどが監督候補にあがったが実現には至らなかった。
原作者アラン・ムーア自身も「ウォッチメン」の実写化は無理だと考えていたそうで、監督を切望していたテリー・ギリアムが彼に接触したときに「映画化できる作品ではないと思う」と語った。
そして、フランク・ミラー原作のグラフィック・ノベル「300/スリーハンドレッド」を撮ったザック・スナイダーが映画会社から声をかけられ、数週間の考慮の末に監督を引き受けることとなった。
出演は、「ライラにお手あげ」「ロック・オブ・エイジズ」のスウェーデン出身の女優マリン・アッカーマン、「エルム街の悪夢」リメイク版でフレディ・クルーガーを演じたジャッキー・アール・ヘイリー、「ビッグ・フィッシュ」「M:I:Ⅲ」に出演し「もののけ姫」映画版でアシタカの声を担当したビリー・クラダップ、「オペラ座の怪人」「死霊館」のパトリック・ウイルソン、「マッチポイント」「イミテーション・ゲーム」のマシュー・グード、「グレイス・アナトミー」「スーパーナチュラル」など人気テレビ・シリーズのゲスト出演で日本でも知られるようになったジェフリー・ディーン・モーガン。
当初は、出演者にロビン・ウィリアムズ、ジェシカ・アルバ、ケヴィン・コスナー、ジュード・ロウ、トム・クルーズなど大物スターの名があがっていたらしい。

映画には、実際に起きた事件や実在の人物が登場している。リチャード・ニクソン、ヘンリー・キッシンジャー、アンディ・ウォーホルなど有名人物はリアリティを重視して本人にソックリな役者を集め、特殊メイクやCG処理を施して出演。アインシュタインやアドルフ・ヒトラー、ジョン・レノン等が登場するシーンも撮られたが最終編集でカットされた。

ウォッチメンのメンバー、二代目ナイトオウルをモチーフにした作品を前にするアンディ・ウォーホル。

『ウォッチメン』のあらすじ・ストーリー

ウォッチメン

1985年10月、アメリカとソ連は冷戦中だった。ソ連がベーリング海で核実験を行い、それを受けたアメリカのニクソン大統領は「合衆国は戦争を始めるつもりはない。我々が軍事力を維持するのは平和維持のためだ」とテレビで演説を行った。

そのニュースを、アメリカの自警団「ウォッチメン」のメンバーだったコメディアンことエドワード・ブレイクが自室で見ていた。すると突然ドアが蹴破られ、彼は何者かに襲われた。「いずれ来ると思っていたよ」と相手に言葉を投げかけ対峙するも、激闘の末に窓から投げ落とされ絶命した。

1930年代、アメリカの各地にマスクとコスチュームで身を隠し犯罪者と戦うヒーロー達が出現した。彼らはいつしか集結し「ミニッツメン」という自警団を作った。犯罪者を相手にするだけでなく、政府公認の組織として第二次世界大戦でも活躍した。しかしその後、ミニッツメンのメンバーは様々な事情で消えていった。

数十年後、第2世代のスーパーヒーローとして「ウォッチメン」が誕生した。政府は彼らをベトナム戦争、ジョン・F・ケネディ暗殺、アポロ11号月面着陸などの歴史的事件に関与させた。

1980年代、ウォッチメンの行き過ぎた行動に市民が反感を抱き、ニクソン大統領は1977年に覆面着用者の自警活動を禁止した。

忠告

コメディアンの死に不審を抱いたロールシャッハことウォルター・コバックスは、独自に調査を始めた。

ウォッチメンのメンバーだった彼は、活動を禁止された後もスーパーヒーローとして覆面を被り悪党狩りを行っていた。
ロールシャッハは事件現場で、コメディアンのトレードマークであるスマイルマークの缶バッジを見つけた。そしてこの事件は何者かによるヒーロー狩りではないかと推測し、引退したウォッチメンのメンバー達に警告することにした。

ロールシャッハが最初に訪れたのは、2代目ナイトオウルことダニエル・ドライバー。その日ダニエルは、自動車修理工場を営んでいる初代ナイトオウルことホリス・メイソンの所に立ち寄り帰ってきたところだった。ロールシャッハがヒーロー狩りの話をするも、ダニエルには受け流された。

後になってロールシャッハの話が気になったダニエルは、ウォッチメンのメンバーのオジマンディアスことエイドリアン・ヴェイトの会社に赴いた。メンバーの中で“世界一賢い男”と呼ばれたエイドリアンは、自分の素顔と実名を世間に公表し、様々な事業で成功し莫大な資産を手にしていた。

今は元ウォッチメンだったDr.マンハッタンことジョン・オスターマンとの共同研究に資金を提供し、安くて再生可能なエネルギーの開発を進めていた。ダニエルはエイドリアンにヒーロー狩りの話をしたが、彼が警告に耳を傾けることはなかった。

ロールシャッハは、ロックフェラー軍事研究所にいるDr.マンハッタンと、シルク・スペクターII世ことローリー・ジュピターに会いに行った。Dr.マンハッタンは原子を操作できる強大な力があり、様々な特殊能力を備えている。その恐るべき能力から、ソ連の核攻撃に対する“歩く抑止力”とも言われていた。
ローリー(シルク・スペクターII世)は、ミニッツメンのメンバーだった初代シルク・スペクターの娘で、Dr.マンハッタンの恋人だ。

二人はロールシャッハの話に耳を貸さないばかりか、Dr.マンハッタンのテレポート能力を使って彼を研究所の外に追い出してしまった。

コメディアンの葬儀

コメディアンことエドワードの葬儀が行われ、元メンバーが墓の前に参列した。メンバーが去った後に一人の老人が現れ、黙祷を捧げた。彼はかつての宿敵モーロックことマイク・カーペンターだった。
マイクが自分のアパートに戻ると、彼の行動を不審に思ったロールシャッハが待ち構えていた。

マイクは、数日前にコメディアンが真夜中に突然マスクを外して部屋に入ってきたと言った。そして泣きながら「俺は酷いことをいっぱいしてきた。しかしあれは“戦争”でのことだ。でも、こんな酷い事を俺はしたことがねぇ」と言って部屋を後にしたとの事だった。

粗暴な振る舞いが多いコメディアンが泣いたと聞いてロールシャッハは驚くが、彼の言った酷い事とは何なのか全く見当がつかなかった。

抑止力の消失

Dr.マンハッタンは、エイドリアンとの研究に没頭するあまりローリーとのセックスに自分の分身を使い、それに怒った彼女はとうとう彼に別れを告げて研究所から出て行った。
元ウォッチメンのメンバー以外に知り合いのいなかった彼女はダニエルの住まいを訪れた。

Dr.マンハッタンはテレビの公開討論番組に出演する為、局に赴いた。スタジオで討論が始まると、参加した男が「Dr.マンハッタンと親しかった者や彼と関わりを持った者は皆ガンを発病したが、原因はあなたにあるのではないですか」と言い出した。

Dr.マンハッタンはそれを否定したが、彼がまだ普通の人間だった頃の元恋人ジェイニー・スレイターがスタジオに現れた。彼女もガンに冒され余命半年の命だった。初めて知った事実に心が激しく搔き乱されたDr.マンハッタンは、そのショックから火星へとテレポートしてしまった。

同じ頃、ダニエルとローリーはホリスの所へ向かっていたが、途中でならず者の集団に襲われた。彼らを片っ端から倒していると、忘れかけていたヒーローだった頃の気持ちが久しぶりに甦ってきたように感じた。

Dr.マンハッタンが地球から消えたことを知ったソ連は、アフガニスタンへ侵攻を始めた。

濡れ衣

そんな時、エイドリアンのオフィスに宅配業者を装った暗殺者が現れ、彼に向けて発砲した。エイドリアンは素早い動きで相手を取り押さえたが、暗殺者は毒入りカプセルを飲んで自殺した。

エイドリアンを襲った暗殺者のことを調べたロールシャッハは、暗殺者がピラミッド宅配業者になりすましていたのを知り、同じ宅配業者の郵便物がマイクの部屋にもあったことを思い出した。マイクの部屋に忍び込むと、彼は頭を打ち抜かれて死んでいた。

驚くのもつかの間、周囲を警察官達に取り囲まれていた。ロールシャッハはあえなく捕まり、殺人の濡れ衣を着せられて投獄された。そして、マスクを奪われ実名を公表されてしまった。
刑務所には、ロールシャッハことウォルターに恨みを持つ囚人たちがウヨウヨおり、ビック・フィギュアもその一人だった。ビッグ・フィギュアは「絶対にお前をなぶり殺しにしてやる」とウォルターに脅しをかけたが、彼は全く気にも留めなかった。

ダニエルは、ならず者達をやっつけた時に自分の中にヒーロー意識がまだくすぶっていたと自覚し、再びヒーローになる決意をする。ローリーから自分も同じ気持ちだと告げられた。二人はヒーロー・コスチュームに身を包み、ダニエルの作った万能飛行マシーン「アーチー」に乗り込んだ。

警察の無線情報をキャッチした2人は火災現場に来ていた。逃げ遅れた住人達を無事救出し、ローリーは炎に包まれる寸前でアーチーに乗り移ることが出来た。
その後ウォルターを脱獄させる為、彼が投獄されている刑務所に向かった。ダニエルは、ウォルターは誰かにハメられたんじゃないかと推測し、Dr.マンハッタンのせいで彼と近しい者が次々ガンを患ったのも腑に落ちないと考えていた。

所内に降り立ったダニエルとローリーは、囚人をなぎ倒しながらウォルターを探した。ウォルターは自分に復讐しようとしたビッグ・フィギュアを亡き者にし、マスクを取り戻して二人の前に姿を見せた。三人がアーチーに乗りダニエルの家に戻ると、火星にいるはずのDr.マンハッタンが現れた。Dr.マンハッタンは「ここで君と話すことになっている。世界を救えと君は私を説得する」とローリーに語り、彼女と火星にテレポートしてしまった。

涙の理由

Dr.マンハッタンには未来を見通せる能力もあり、自分の見た未来の通りに彼女を火星に連れてきたのだ。ローリーは「アナタの力で戦争を止めさせて」とDr.マンハッタンに訴えるが、彼は拒否した。そして「私の見た未来では、この会話は君の涙で終わる」と言い、ローリーの涙の理由を探るために自分の能力で彼女に過去の記憶の世界を辿らせようとする。

どんな未来も見通せるはずが、今は何かが邪魔をして断片的にしか見通すことが出来なかった。わずかに見えた未来の出来事のひとつがローリーの涙だったのだ。

ローリーは記憶の世界の中で、自分の父親がエドワードだったことに初めて気付く。母の初代シルク・スペクターことサリーは彼にレイプされかかったことがあった。しかしその後に一度だけ彼と過ちを犯してしまい誕生したのが彼女だったのだ。それを深く悔いて娘にも秘密にしていた。

ローリーは、母が忌み嫌っていたエドワードが父親のはずはないと混乱して泣き叫んだ。彼女の泣き崩れる姿を見たDr.マンハッタンはなぜか感動し、生命の誕生に対する自分の考えが間違っていたと謝った。そして、それに気づかせてくれた彼女と共に地球に戻ることにした。

裏切り

ダニエルとロールシャッハは、ピラミッド宅配社が事件に関連があると考え捜査を始めた。酒場でピラミッド宅配社のことを知る男を締め上げると、エイドリアンを襲った男は前科者で、彼に連絡を取ったのがDr.マンハッタンの元恋人だったジェイニー・スレイターだと分かる。

エイドリアンに相談しようと彼のオフィスに行くが、彼は留守にしていた。ダニエル達は勝手にパソコンやデータ、資料を調べ、エイドリアンの会社の子会社がピラミッド宅配社だと知る。さらに「Dr.マンハッタン計画」という名前のファイルも見つけた。これまでの事件の黒幕がエイドリアンだと確信したダニエル達は、彼の研究施設がある南極に向かった。

凍てついた氷原の中に、ピラミッドを模して造られた大きな研究施設があった。ダニエルとロールシャッハが施設内に潜入すると、オジマンディアスのコスチュームをまとったエイドリアンが待ち構えていた。ダニエルが「エイドリアン、全部知っているんだぞ」と言い、ロールシャッハが「コメディアンを殺しただろ」と声をあげると、エイドリアンは自分の計画を話し出した。

その計画とは世界に安くて再生可能なエネルギーを供給するという目的で、Dr.マンハッタンに研究させていたシステムを完成させ、その爆発力の強いエネルギーを使って世界各国の主要都市を破壊するというものだった。そうすることで米ソが冷戦を止めて、共通の敵と戦うために手を組むと考えたのだ。
コメディアンはニクソンの指示でエイドリアンを監視していたが、彼の計画に気づいた為殺された。

エイドリアンは次に、光よりも早い超高速で移動するタキオン粒子の開発に大金を投じ、そのタキオンを使ってDr.マンハッタンの未来透視能力を妨害した。自分の計画が彼に知られない為だ。そして驚異的な存在のDr.マンハッタンを排除する為、彼のせいで周囲の人間がガンになったと信じ込ませ、自責の念から地球を去らせようと目論んだ。

エイドリアンの暗殺未遂事件も彼の自作自演で、暗殺者が毒を飲んだと見せかけて実は彼が飲ませたものだった。
事件を追うロールシャッハが邪魔で、警察に密告して監獄に送り込んだのもエイドリアンだった。

エイドリアンの話を聞いたダニエル達は、大都市破壊を阻止しようとしたが時すでに遅く、エイドリアンは「君たちが来る35分前に起爆装置を起動させた」と冷たく言った。そしてエイドリアンの言葉通りニューヨーク、モスクワなど世界の主要都市が瞬く間に吹っ飛び1500万人が犠牲となった。

ローリーと共に地球に戻ってきたDr.マンハッタンは、破壊されたニューヨークの街に立ちつくした。この破壊は自分が研究していたエネルギーをエイドリアンが使って引き起こしたものだと気付き、彼はローリーと共に南極にテレポートした。

Dr.マンハッタンはエイドリアンを問い詰めようとしたが、彼は細胞レベルで肉体を微細に分解してしまう物体除去マシンを使い、Dr.マンハッタンの体を木っ端微塵にした。しかし肉体再構築の能力を持つDr.マンハッタンには全く効果がなく、巨大化した彼はエイドリアンに迫った。

その時エイドリアンはテレビモニターのスイッチを入れた。画面にはニクソン大統領が映り、「この非道な行いをしたのはDr.マンハッタンです。彼の攻撃以来私はソ連の首相と密に連絡を取り合い、過去の対立は忘れて共通の敵に対抗する為手を結んだ」と語った。エイドリアンの計画は成功したのだ。

エイドリアンの計画は許し難いと思いながらも、Dr.マンハッタンは沈黙することにした。計画を暴露すれば世界は再び核戦争に向かうからである。ダニエルやローリーも仕方なく同意した。だがロールシャッハだけは「こんなのヒーローのすることじゃない」と反発して施設を飛び出したが、Dr.マンハッタンが立ちはだかった。

ロールシャッハが「止めたければ俺を殺せ」と叫ぶと、Dr.マンハッタンは一瞬ためらった後に彼を殺害した。Dr.マンハッタンはローリーと別れのキスを交わすと、銀河の外へと去っていった。
ロールシャッハの死に怒ったダニエルはエイドリアンを殴りつけたが、彼は何の抵抗もしなかった。エイドリアンは「世界は平和になった。犠牲はつきものだ」と冷静に語るだけだった。

その後、ダニエルとローリーは一緒に住み穏やかな生活を始めた。ある日ローリーの母が訪ねてきた。ローリーが「私の父がエドガー・ブレイクだと知っている」と告げると母は少し狼狽えたが、「なぜ私が彼を恨まないかわかる。あなたを授けてくれたから」と言った。その言葉にローリーは「愛してる」と返し母を抱きしめた。

日誌

世界が平和になり大きな事件が起こらなくなった。

ネタ不足に困っていた小さな新聞社の若い記者が、ロールシャッハが生前に郵送してきた日誌に目をとめた。
日誌にはコメディアンの死からエイドリアンの計画まで、彼が知った出来事がつぶさに記されていた。

『ウォッチメン』の登場人物・キャラクター

ジョン・オスターマン/Dr.マンハッタン(演:ビリー・クラダップ、日本語吹替:藤原敬治)

事故にあう前のジョン・オスターマン

もとはごく普通の物理学者だったが、レーザー核融合炉内で事故にあい、青光りする不死身の超人に生まれ変わったウォッチメンのメンバー。原子を操作できる驚異的な能力がある。また、テレポーションや未来を透視するなど様々な特殊能力を備えている。その驚異的な能力からソ連の核攻撃に対する“歩く抑止力”と言われている。
アメリカ政府はベトナム戦争に彼とコメディアンを投入し、勝利を収めた。キーン条例後は、ロックフェラー軍事研究所でエイドリアンと共同で安くて安全なエネルギー開発の研究に従事している。恋人はメンバーのローリー・ジュピターだか、最近はあまりうまくいっていない。
元恋人だったジェイニーがガンを患ったのは自分のせいだと思い込み、そのショックから自分を火星にテレポートしてしまう。

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