ハクメイとミコチ(第8話『長い一日』)のあらすじと感想・考察まとめ

ハクメイとミコチは「なんでもあり」がモットーの蜂蜜館の新参と古参の争いに巻き込まれてしまう。蜂蜜館の現主人ヒガキはこの争いを止める為に、ハクメイとミコチの力を借りて魔法の酒である先代主人ウカイの蜂蜜ジュレップを完成させる。魔法の酒は新参と古参の仲直りのきっかけを作り、両者は仲良く宴会を楽しむのだった。
今回は「ハクメイとミコチ」第8話『長い一日』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「ハクメイとミコチ」第8話『長い一日』のあらすじ・ストーリー

ハクメイとミコチに蜂蜜館の案内をするコンジュ

ハクメイとミコチは、吟遊詩人のコンジュが住む蜂蜜館に訪れていた。蜂蜜館のモットーは「なんでもあり」というもので、芸術家から詐欺師までどんな人間も受け入れる無法地帯だった。

壊されたステージ

コンジュは無法地帯である蜂蜜館でコンサートを開こうとしていたが、コンサートの為に作ったステージを蜂蜜館の古参の連中に壊されてしまう。蜂蜜館では、昔から住む古参達と後から入ってきた新参達の間で確執があるのだった。

古参の一人、旋毛丸

ハクメイは、ステージを壊した復讐の為に古参達に一番偉い奴と話したいと言う。ハクメイに答えたのは蜥蜴の旋毛丸だった。
旋毛丸「新入りか?」
ハクメイ「余所者だ」
旋毛丸「悪いな。今の俺らに頭はいねぇんだよ」
ハクメイ「ならあんたに聞きたい。私らがあんたらに逆らうのもなんでもありに含まれるのか?」
旋毛丸「あぁ、当然。なんでもありに例外はねぇ」
それを聞くとハクメイは新参達と共に一旦引くことにする。ハクメイの態度を見て厄介者だと思った旋毛丸だったが、蜂蜜館以外に住む余所者であるハクメイに手を出すのは良くないと思い、代わりにハクメイの友人であり蜂蜜館の入居者であるコンジュを襲うことにする。

蜂蜜館の初代主人ウカイの像

ハクメイとミコチは蜂蜜館の新参達と共に、蜂蜜館の広場に建てられた蜂蜜館の初代主人ウカイの像の元に来ていた。
コンジュ「酒造りで財を成した富豪で、死ぬまで楽しく生きる為に、美術家や無法者を囲い込んだ享楽家」
ハクメイ「死ぬまで楽しくか、いいこと言うな」
ミコチ「あんたみたいね」
ウカイには後継者が居るようで、ハクメイはその後継者を仲間にできればと思っていた。しかし、滅多に姿を見せないウカイの後継者は、新参達の間では名前すらも忘れられてしまっていたのだった。
そんな時、突然古参の小人が現れるとコンジュを攫って行ってしまう。

ハクメイとミコチの前に現れる二代目主人ヒガキ

ハクメイとミコチは、新参達と共にコンジュを追いかけていたがはぐれてしまう。二人きりになったハクメイとミコチの前に、顔を隠した男が現れる。
顔を隠した男「ハクメイさん、ミコチさん探しましたよ。こっちです」
ミコチ「コンジュ見つかったの?」
ハクメイ「ミコチ、あいつ初めて見る顔だ。あんた誰だ」
突然現れた男に警戒したハクメイに、男は自己紹介をする。
顔を隠した男「あぁ、失敬。挨拶がまだでしたな。蜂蜜館二代目主人、館守ヒガキと申します」
そして、ヒガキは二人に頼み事をするのだった。

攫われたコンジュ

その頃、古参に攫われたコンジュは、古くから蜂蜜館に住んでいる古参達すらも知らなかった地下の酒蔵に連れてこられていた。
古参達は自分たちですら知らなかった酒蔵を新参達が見つけるには時間がかかると思っていた。
しかし唯一、二代目主人のヒガキだけは知っているのではないかと心配する。
旋毛丸「知ってても、奴はなにもしねぇさ」
旋毛丸は、ヒガキがこの争いに関わることはないと無視することにしていた。

蜂蜜ジュレップの試作品を飲むハクメイとミコチ

ハクメイとミコチは、ヒガキに連れられて蜂蜜館内にあるバーで試作品である蜂蜜ジュレップを飲んでいた。ヒガキが言うには、元主人のウカイの蜂蜜ジュレップはあまりのおいしさに喧嘩を治めてしまうほどだったらしく、ヒガキはこの争いを治める為にその蜂蜜ジュレップを完成させたいのだと言う。そこでヒガキは、料理の腕で有名なミコチに蜂蜜ジュレップ作りの手伝いを頼んだのだった。ハクメイは断ろうとするものの、ミコチはそんなにおいしいものなのならば、と快諾する。
ウカイが残したレシピを見たものの、どうして味が違ってしまうのか分からなかったハクメイとミコチは、他の酒も見せて貰おうと酒蔵に案内してもらう。そこには、コンジュを捕えた古参達が居たのだった。

旋毛丸と出くわしてしまうヒガキとハクメイ達

旋毛丸は、他の古参達にコンジュを連れて行かせ一人ヒガキと話す。
旋毛丸「こんなところで何やってんだよ。ついにおてんとさんからも逃げ出したか。ウカイに縋ってもお前はウカイにはなれんぜ」
しかし、ヒガキは旋毛丸の言葉にだんまりを決め込む。
ハクメイ「おい、言い返せよヒガキ」
旋毛丸「なるほど、よそ者と手組んだってわけかい。面白いじゃないか、ヒガキよ」
その時、新参達が現れると旋毛丸を取り押さえる。
新参達と旋毛丸が暴れた所為で、部屋が揺れ棚の上に置かれていたランタンがミコチの上に落ちてしまう。落ちてきたランタンを旋毛丸が受け止めたおかげでミコチは助かったものの、旋毛丸はそのランタンを床に叩きつけて部屋に火をつけてしまう。
旋毛丸「ヒガキ、覚えておけ。俺たちは好きにやらせてもらうぜ。これまでも、これからもだ。ウカイはもう居ねぇんだからな」
そして旋毛丸は、火が上がった部屋から去っていく。

ただしいレシピが分かったというミコチ

火を消し終えると、ミコチはヒガキに言う。
ミコチ「正しいレシピが分かりそうですよ。このレシピ分量は正しいと思うんです。違うのは材料、おそらく密液です」
現在使っているものよりももっと甘くない何かだというミコチに、ヒガキは恐らくそれはウカイが作った蜂蜜酒だと言う。しかし、その蜂蜜酒があるのは古参達の居る革層という場所にあるウカイの部屋だった。それを聞くなり、ハクメイは地上の新参達と合流し古参達に殴り込むことにする。
その頃、革層に居たコンジュは古参のメンバーにおにぎりを貰って呑気に昼ご飯を食べていた。

古参達に突撃する新参達

夕刻、新参達は古参達が油断した時を狙って革層に攻め込む。奇襲されたことで慌て、押し込まれた古参達は人質のコンジュを担いで物見櫓に籠ることにするのだった。

蜂蜜酒を探すハクメイの元に現れた旋毛丸

新参達が古参達と戦っている間に、ハクメイは蜂蜜酒を探していた。物であふれかえったウカイの部屋を探すハクメイに、突然現れた旋毛丸が声を掛ける。
旋毛丸「そんなところにはないぜ?探し物はこいつだろ、ウカイの蜂蜜酒」
ハクメイ「おう、助かるよ旋毛丸」
旋毛丸「けっ、少しはビビりやがれってんだ。ヒガキの野郎はこれを使って、ウカイのジュレップを作る気なんだろ」
ハクメイ「魔法の酒なんだってな」
旋毛丸「なんだそりゃ」
ハクメイ「じゃ、遠慮なく貰ってくな」
ハクメイは無事、目的のウカイが作った蜂蜜酒を手に入れたのだった。

古参達が立てこもった物見櫓

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