キャプテン翼(キャプ翼)のネタバレ解説・考察まとめ

『キャプテン翼』とは、1981年より高橋陽一が週刊少年ジャンプ、週刊ヤングジャンプ、グランドジャンプで連載されたサッカー漫画およびそれを原作としたアニメ作品シリーズ。主人公大空翼がチームメイトとの友情、ライバルたちとの激闘を通して活躍・成長してゆき、主に彼のサッカー人生が描かれている。単行本のシリーズ国内発行部数は7,000万部を超え、またフランス、イタリアなどおよそ20の国・地域で出版されており、国内外を問わず人気を誇る大ヒット漫画。
激戦のエル・クラシコから1週間後のストーリー。いよいよオリンピック出場を目指すU-22日本代表が動き出す。U-22日本代表監督に就任した吉良耕三監督は、アジア予選では海外組を招集せず、国内組のみで臨むことを宣言。そして開幕したオリンピックアジア予選。日本はアウェーの地で最大のライバルと目されるオーストラリアに1-3で敗れてしまう。オリンピック本大会出場へ黄信号となった日本が迎えたホームでの予選最終戦。相手は、アウェーで敗れたオーストラリア。前節、サウジアラビアがオーストラリアに対して執念のドローに持ち込み、日本が3点差をつけてオーストラリアに勝てば、逆転でオリンピック出場という絶対に負けられない展開。その緊迫した試合をみごと4-1で制し、オリンピック出場を決めた。
「キャプテン翼 海外激闘編 IN CLCIO 日いづる国のジョカトーレ」(2009年)
イタリアで奮闘する日向小次郎、葵新伍に物語のスポットが当てられる。ユベントスで歯が立たなかった日向は、出場機会を求めてセリアC1・レッジアーナへ期限付き移籍。葵はインテルでトップチームへ昇格することができず、セリエC1・アルベーゼに移籍する。そして、両者はセリエC最終節において、セリエB昇格をかけ試合で激突。結果は、日向擁するレッジアーナがアルベーゼを下しセリエB昇格。アルベーゼは来期もセリエCを舞台にするかと思いきや、昇格争いをする他チームが試合に敗れ、アルベーゼもセリエB昇格。日向と葵は舞台をセリエBに移し、来季も両者は相見えることとなった。
「キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA」(2010-2012年)
翼の所属するバルセロナのリーグ優勝への激闘が主に描かれる。負傷で戦線離脱しているエース・リバウールに代わり、トップ下として定着した翼。物語は、アウェー・マドリードでのエル・クラシコ。再び翼vsナトゥレーザの激戦が始まり、試合はレアル・マドリード優位に進みも、2-2のドローに終わる。
「キャプテン翼 ライジングサン」(2014年-)
物語は、スペイン・リーガエスパニョーラ最終節から始まる。2位・レアルマドリードに勝ち点1差で首位に立つ翼擁するバルセロナ。勝てばリーグ優勝となるバルセロナだったが、不運な失点から一点ビハインドで前半を終えることに。ライバルであるレアル・マドリードは前半3-0でリードしており、このままでは逆転優勝を許すことになってしまう。そして運命の後半戦、翼のPKにより同点においつくと、チームは逆転ゴールを決め、結局3-1で勝利をおさめる。そして、リーガエスパニョーラ優勝を手土産に、舞台はいよいよオリンピック本大会へ。グループリーグにおいて、日本はアルゼンチン、オランダ、ナイジェリアという激戦区に組み分けられる。そしてJrユース、ワールドユースでも対戦したライバルたちを蹴散らしていく。準々決勝の相手はドイツに決まり、舞台は決勝トーナメントへと移る。
『キャプテン翼』の登場人物・キャラクター
大空翼(おおぞら つばさ)

ポジションは『小学生編』はフォワード、『中学生編』以降はミッドフィルダー。ドリブル突破、ドライブシュート、スカイウィングシュートなど多彩なシュートがあり、キャプテンとしての自覚をもちチームを統率する。常に前向きで時に強気な姿勢を見せる。ライバルの難易度の高い技を一度見ただけで自分のものにできる。「ボールは友達」が信条で、「サッカーの申し子」と呼ばれる。
岬太郎(みさき たろう)

ポジションはミッドフィルダー。翼との息の合ったコンビプレーは「ゴールデンコンビ」と呼ばれる。画家である父・一郎と全国を転々とする生活をし、学校も転々としていたため、どんなタイプの選手とも息の合ったプレーができる適応能力を見せる。人を思いやる優しい性格で大人びた面もあるが、試合では時に激しい気性をみせる場面もある。「フィールドのアーティスト」。
若林源三(わかばやし げんぞう)

ポジションはゴールキーパー。少年時代より専属コーチのもと教育を受け、ペナルティエリア外からはシュートを決して許さないというポリシーを持つ。翼の最初のライバル。試合ではアディダスのキャップを被っており、帽子がボールに触れてゴールを守ったこともある。ゴールキーパーながら果敢にオーバーラップをすることがある。ドイツ人サポーターやドイツ代表ヘルマン・カルツからは「ゲンさん」と呼ばれる。SGGK(スーパーグレートゴールキーパー)の異名をとる。
日向小次郎(ひゅうが こじろう)

ポジションはフォワード。短気で口が悪い。強引なドリブル、強力なシュートなど勝利に貪欲なプレーを見せる。その闘志あふれるプレーから「猛虎」と呼ばれる。母子家庭の四人兄弟の長男。小学4年時に父を亡くし、新聞配達や屋台の手伝いなどのアルバイトをして家計を助け、家族を養うためにプロを目指す。プロのスポーツ選手でありながら、コーラが大好物。
沢田タケシ(さわだ たけし)

日向より2歳年下で、明和FC時代より日向を慕ってきたテクニシャン。時折、日向の試合中の態度に意見し納得をさせることもある。東邦学園所属時は、他のレギュラーより年下であったが、ゲームメーカーを務めた。のちに、U-20日本代表のキャプテンに就任し、「同世代の翼」になると意気込み、みごとアジア選手権で日本を優勝へ導き、翼たち黄金世代に劣らない活躍を見せた。
若島津健(わかしまづ けん)
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目次 - Contents
- 『キャプテン翼』の概要
- 『キャプテン翼』のあらすじ・ストーリー
- 「キャプテン翼」(1981年~1988年)
- 小学生編
- 中学生編
- ジュニアユース編
- エピローグ
- 「キャプテン翼 ワールドユース編」(1994-1997年)
- 太陽王子 葵の章
- サッカーサイボーグ サンターナの章
- アジアユース選手権の章
- ワールドユースの章
- 「キャプテン翼 ROAD TO 2002」(2001-2004年)
- 「キャプテン翼 GOLDEN-23」(2005-2008年)
- 「キャプテン翼 海外激闘編 IN CLCIO 日いづる国のジョカトーレ」(2009年)
- 「キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA」(2010-2012年)
- 「キャプテン翼 ライジングサン」(2014年-)
- 『キャプテン翼』の登場人物・キャラクター
- 大空翼(おおぞら つばさ)
- 岬太郎(みさき たろう)
- 若林源三(わかばやし げんぞう)
- 日向小次郎(ひゅうが こじろう)
- 沢田タケシ(さわだ たけし)
- 若島津健(わかしまづ けん)
- 葵新伍(あおい しんご)
- 石崎了(いしざき りょう)
- 松山光(まつやま ひかる)
- 三杉淳(みすぎ じゅん)
- 立花正夫 / 立花和夫(たちばな まさお / たちばな かずお)
- 次藤洋(じとう ひろし)
- 早田誠(そうだ まこと)
- 井沢守(いざわ まもる)
- 来生哲兵(きすぎ てっぺい)
- 滝一(たき はじめ)
- 森崎有三(もりさき ゆうぞう)
- 浦辺反次(うらべ はんじ)
- 新田瞬(にった しゅん)
- ロベルト本郷(ろべると ほんごう)
- 中沢早苗(なかざわ さなえ)
- 吉良耕三(きら こうぞう)
- 賀茂港(がもう みなと)
- 見上辰夫(みかみ たつお)
- 片桐宗政(かたぎり むねまさ)
- 大空広大(おおぞら こうだい)
- 大空奈津子(おおぞら なつこ)
- 城山正(しろやま ただし)
- 古尾谷猛(ふるおや たけし)
- 赤嶺真紀(あかみね まき)
- 岬一郎(みさき いちろう)
- 井出保(いで たもつ)
- ナトゥレーザ
- リバウール
- カルロス・サンターナ
- ラドゥンガ
- ぺぺ
- カール・ハインツ・シュナイダー
- ヘルマン・カルツ
- デューター・ミューラー
- ファン・ディアス
- アラン・パスカル
- ブライアン・クライフォート
- ジノ・ヘルナンデス
- サルバトーレ・ジェンティーレ
- エル・シド・ピエール
- ステファン・レヴィン
- リカルド・エスパダス
- 火野竜馬(ひの りょうま)
- ラモン・ビクトリーノ
- 肖俊光(しょうしゅんこう)
- マーク・オワイラン
- ボバング
- ミカエル
- 『キャプテン翼』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 翼・岬のゴールデンコンビ誕生
- 大空翼の告白
- ライバル現る
- 翼がいなくても
- ボールはトモダチ。怖くないよ。(大空 翼)
- サッカーは強い者が勝つんじゃないんだ。サッカーは…勝った者が強いんだ!!(カール・ハインツ・シュナイダー)
- だいじょうぶだ。ボクの心臓はまだこわれちゃいないんだ。(三杉 淳)
- 才能のないやつは努力するしかないんだ!(松山 光)
- 『キャプテン翼』の用語
- オーバーヘッドキック
- ツインシュート
- ドライブシュート
- フライングドライブシュート
- スカイウイングシュート
- スカイダイブシュート
- タイガーショット
- 雷獣シュート
- 顔面ブロック
- 直角フェイント
- イーグルショット
- スカイラブハリケーン
- カミソリシュート
- 隼シュート
- ファイヤーショット
- サンターナターン
- 反動蹴速迅砲(はんどうしゅうそくじんほう)
- レヴィンシュート
- オーロラフェイント
- リバウールターン
- 鳥かご
- オフサイド・トラップ
- ジャパニーズゾーンプレス
- 『キャプテン翼』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 主人公・大空翼にはモデルがいた
- 作者である高橋陽一はサッカーのルールをあまり分かってなかった
- キャプテン翼は異様に交通事故の多い漫画だった
- とにかく「なにィ!」の台詞が多い
- TVアニメ版『キャプテン翼』
- 第1作『キャプテン翼』(1983年-1986年)
- OP(オープニング):沖田浩之、小粥よう子『燃えてヒーロー』(第1話 - 第87話)
- OP(オープニング):竹本孝之『燃えてヒーロー'85』(第88話 - 最終話)
- ED(エンディング):沖田浩之『冬のライオン』(第1話 - 第49話)
- ED(エンディング):キャプテン翼応援団『翼よ走れ! -キャプテン翼応援歌-』(第50話 - 第110話)
- ED(エンディング):小粥よう子『明日に向かってシュート』(第111話 - 最終話)
- 第2作『キャプテン翼J』(1994年-1995年)
- OP(オープニング):FACE FREE『Fighting!』
- ED(エンディング):山崎亜弥子『男だろっ!』
- 第3作『キャプテン翼』(2001年-2002年)
- OP(オープニング):DA PUMP『Dragon Screamer』(第1話 - 第35話)
- OP(オープニング):今井絵理子『Our Relation』(第36話 - 第52話)
- ED(エンディング):MAX『Feel so right』(第1話 - 第13話)
- ED(エンディング):ロンドンブーツ1号2号『勝』(第14話 - 第26話)
- ED(エンディング):榎本温子『Keep on going』(第27話 - 第39話)
- ED(エンディング):DASEIN『BREAK OFF!!』(第40話 - 第52話)
- 第4作『キャプテン翼』(2018年-)
- OP(オープニング):ジャニーズWEST『スタートダッシュ!』
- ED(エンディング):三瓶由布子、鈴村健一『燃えてヒーロー』