DESTINY 鎌倉ものがたり(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『DESTINY 鎌倉ものがたり』とは、2017年に公開された映画で、西岸良平の人気コミック『鎌倉ものがたり』を実写映画化したファンタジー作品である。監督は、日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した山崎貴。主演に堺雅人と高畑充希を迎え、ほかにも大物俳優が勢揃いしている。ストーリーは魔物や幽霊が一緒に生活するという鎌倉が舞台。夫婦の周りでは奇妙な出来事が起こり、自分たちの謎が解き明かされていく作品だ。夫婦の絆を感じることができる温かい映画作品である。

亜希子の体を見つけた正和は、亜希子を生き返らせるため黄泉の国に行くことを決意する。
黄泉の国に行く方法は、甲滝五四朗の原稿に書かれていたが、黄泉の国から戻る方法は書かれていなかった。しかし、戻る方法は黄泉の国で甲滝五四朗本人に聞くと言い、キンに自分の体を託し黄泉の国へと旅立ったのだ。
そのときキンは、黄泉の国で甲滝五四朗が暮らしている場所を書いたメモを正和に持たせた。
正和には幼い頃の嫌な記憶があり、父親が研究旅行で家を空けると決まって母親はおしゃれをして出かけ、その行き先が甲滝五四朗の住まいだったということ。正和は、自分の父親が、実は甲滝五四朗なのではないかという疑惑までもっていた。

正和が黄泉の国へ

黄泉の国へ行くことを決意した正和は、自分が霊体となり、黄泉の国行きの列車に乗り込んだ。そこには顔なじみの死神が乗っており、正和の話しを聞き、黄泉の国を案内してくれることになった。
黄泉の国はとても美しい世界が広がり、死神によると、人それぞれ見え方は違うということだ。
そして死神から、亜希子が死んだ原因は亜希子のことをいたく気に入っている天頭鬼の仕業であることを聞かされた。
正和は、亜希子を助けるため、まずは甲滝五四朗の住まいへと向かった。その甲滝五四朗の住まいから出てきたのは、正和の母親だったのだ。困惑する正和に母親は、実は甲滝五四朗は正和の父親の変装であったことを伝えたのだ。
そして正和は黄泉の国を訪れた理由を説明し、父親に天頭鬼と戦う方法を教えてもらう。その方法とは、小説家ならではの創造力を使うというものだった。

天頭鬼との闘い

正和は天頭鬼の屋敷に入り込み、柱の隅で天頭鬼と亜希子の様子を伺っていた。天頭鬼は亜希子に結婚を迫るが、亜希子が受け入れる様子はなかった。すると天頭鬼は、何代も前の前世から亜希子のことを想っていても、そのたびに亜希子は正和と結ばれるという事実を明かす。そして、亜希子と正和は、お互いが自分にとって大切な存在だということを再認識する。
正和は天頭鬼に見つかってしまうが、創造力で剣を作り、次々に魔物を倒していった。さらには橋を作って天頭鬼の屋敷から逃げ、現世へと帰る列車を作り出し、亜希子と二人で乗り込んだ。しかし、この列車も天頭鬼に潰され、正和は天頭鬼につかまってしまう。そして天頭鬼は亜希子に対し、正和を殺すか、未来永劫自分と結ばれるかの選択を突きつけるのだった。

結末

亜希子は正和を救うため天頭鬼と結ばれることを誓おうとした。そのとき、以前貧乏神からもらった茶碗が天頭鬼に一撃を加え、正和は天頭鬼の手から逃れたのだ。さらに茶碗は大きくなって正和と亜希子を乗せ、現世へと送り届けてくれた。
現世に戻った二人は元の姿に戻った茶碗とともに、鎌倉で幸せに暮らしていくのだった。

『DESTINY 鎌倉ものがたり』の登場人物・キャラクター

主要人物

一色正和(いっしきまさかず/演:堺雅人)

この映画の主人公で、ミステリー作家をしている。年齢は35歳で、鎌倉に住み、鎌倉をこよなく愛している。祖父は民俗学者、父は大学教授であり、子供の頃に両親を亡くした。趣味は熱帯魚の飼育と鉄道模型を集めることである。小説家の甲滝五四朗にあこがれているが、その一方で、甲滝五四朗は母親の浮気相手ではないかという疑いも持っていた。先々代から一色家に仕える家政婦のキンの話しによると、女性からはそれなりにモテていたが、亜希子に出会うまでは結婚を考えたことはなかったようだ。亜希子に出会ったときに結婚を決め、現在家族は妻の亜希子だけである。正和と亜希子の間に子供はなく、家政婦のキンとは家族同然の関係だ。周りからは作家として「先生」と呼ばれ、鎌倉では警察の中の心霊捜査課で取り扱う事件を手伝うことがある。

一色亜紀子(いっしきあきこ/演:高畑充希)

正和の妻。年齢は23歳で、東京生まれの都会育ち。出版社のアルバイトで正和と出会い、初めて出会ったときから「この人と結婚するんだ」と感じたという。誰にでも優しい性格で、子供っぽいところもある。いつも正和のことを思い、信頼し、頼っている。家事や料理はそれほど得意ではなく、家事は家政婦のキンの助けを得ている。もともと鎌倉で生活をしていたわけではないので鎌倉のことは詳しくなかった。しかし、正和との生活の中で、鎌倉の不思議な日常に徐々に慣れていく。映画の中であきこは貧乏神にまで優しくし、最終的にはその優しさのおかげで助かることができた。優しい性格から誰からも好かれ、黄泉の世界では厄介な魔物である天頭鬼にも結婚を迫られる。

一色宏太郎(いっしきこうたろう/演:三浦友和)

正和の父親。宏太郎の父親の手前大学教授になったが、本人は小説家をめざしていた。正和が子供時代は研究のために長期で家をあけることも多かったが、実は妻以外には内緒で、甲滝五四朗というペンネームで小説家としても活動をしていたのだ。正和は、甲滝五四朗の姿に変装をした父親を、母親の浮気相手だとずっと勘違いしていた。甲滝五四朗は生前、黄泉の国についての小説を執筆し、突然姿を消した。その小説は正和の自宅にある納屋で見つかっている。宏太郎は妻の絵美子が亡くなったあと、妻を追って黄泉の国へ行った。その後、黄泉の国で正和の母親と二人で仲良く暮らしている。

一色絵美子(いっしきえみこ/演:鶴田真由)

正和の母親。正和が子供のときに亡くなった。正和の父親は、人に知られないように変装し小説家として活動していたが、絵美子はそんな小説家としての夫をしっかり支えていたのだ。夫を信頼し、夫につくす優しい妻だった。夫婦仲はとても良く、死後も黄泉の国で夫婦仲良く暮らしている。

キン(演:中村玉緒)

正和の祖父の代から一色家のお手伝いとして働いてきた家政婦である。子供の頃に両親を亡くした正和にとっては家族同然の存在で、長年一色家に仕えてきたため家事は万能だ。一色家の歴史はもちろん、鎌倉のことや魔物や幽霊のこともかなり詳しく知っている。本人は82歳と言っているが、本人の話を聞いているとすでに100歳は超えていると予想される。過去に夫はいたそうだが、夫を戦争で亡くしているようだ。年齢に比べて力が強く、正和と亜希子にとって頼りになる存在である。

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