ハクメイとミコチ(第1話『きのうの茜 と 舟歌の市場』)のあらすじと感想・考察まとめ

『ハクメイとミコチ』とは樫木祐人による漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品である。
小人のハクメイとミコチは、願いを叶えてくれるという伝説上の生き物「夕焼けトンビ」を捕まえる為に山を登る。しかし、夕焼けトンビの正体は昔ミコチが餌付けしていたペットのカフゥだった。
今回は「ハクメイとミコチ」第1話『きのうの茜 と 舟歌の市場』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「ハクメイとミコチ」第1話『きのうの茜 と 舟歌の市場』のあらすじ・ストーリー

「きのうの茜」

タンスを運んでいるミコチ

山間の街マキナタの近くにある森の大楠の根本に建てた家で同居しているハクメイとミコチの二人は、山道を通って帰宅していた。大きなタンスを購入した帰りで、ミコチは一人でそのタンスを運んでいた。
ハクメイ「なぁ、腹減ったよミコチ」
ミコチ「あんたも運ぶの手伝いなさいよ、ハクメイ」
ハクメイ「腹減って無理だな」
ミコチ「居候のくせに」

ハクメイとミコチの住む大楠に建てられた家

やっと帰宅した二人であったが、タンスは後回しに食事を先に済ますことにする。タンスが玄関を通らなそうなほど大きかったことに買ったことを後悔しつつ料理をするミコチは、ハクメイが使っていたマグカップを割ってしまう。元々来客用のものだった為、今度ハクメイ専用の物を買いに行くことを約束する。

ハクメイの夕焼けトンビのイメージ

そんな中、号外新聞を運ぶバッタが彼女たちの家へ訪れる。号外の内容は夜明けに出会うと一つ願いを叶えてくれるという伝説上の赤い大きな鳥「夕焼けトンビ」が出たというもの。
新聞を読んだハクメイは、手懐ければ荷物運びに旅行に大活躍だと夕焼けトンビを捕まえに行こうと言い出す。
出来たばかりのミネストローネを持って二人は出発した。

虫に目的地まで運んで貰おうとするハクメイ

疲れてペースの落ちたミコチは、先へ進むハクメイが鉈で草を切っているのを見てタンスを運んでいる時もただ楽していたわけではなく、歩きやすいように道を作ってくれていたことに思い至る。
やっとのことでミコチが追いつくと、ハクメイは丁度そこに居た虫を見つけ、彼らの上に乗って運んでもらうことにする。
快適な移動だった為に彼らを飼おうとハクメイは提案するが、ミコチは嫌がる。
ハクメイ「なんだ虫は嫌いか?」
ミコチ「飼うってことが苦手なの」
十年ほど前、カフゥという白い鳥を飼っていたミコチだったが、毎朝手作りのミネストローネをあげ、餌付けをしていたにも関わらずある日を境に来なくなってしまった。それからというもの生き物を飼うことをしなくなったのだという。

目的地に着いたハクメイとミコチ

夜も深くなった頃目的地に付近に着いた二人。その辺りには皮が厚くて小人たちには食べづらい高山トマトが多かった為、ミコチの飼っていたカフゥがトマトの食べすぎで赤くなり夕焼けトンビになってしまったのでは、などという軽口を叩く。
二人は残り少しの距離を歩き、夜明けまでに山頂にたどり着く。

背後から現れミネストローネを奪った夕焼けトンビ

空が白み始める頃まで山頂で待ち続けた二人だったが、夕焼けトンビが現れることはなかった。諦めたハクメイは持ってきたミネストローネを食べてから帰ろうと、ミコチに提案する。ミコチはハクメイにミネストローネの入った器を渡そうとしたが、それを脇から取られてしまう。
そこにいたのは夕焼けトンビだった。夕焼けトンビはミネストローネを飲み干すなり二人を背中に乗せて飛び立つ。
ハクメイ「なぁミコチ、知ってるか?夕焼けトンビって名前の由来。夕焼けの茜を浴びて赤く色を帯びるからなんだと。だから真っ白な朝日を浴びたら……」

朝日に浴びた夕焼けトンビ

朝日が昇ると共に夕焼けトンビは赤ではなく、真っ白な体を現す。ハクメイの冗談染みた言葉は本当で、ミコチのかつてのペット、カフゥこそが夕焼けトンビだったのだ。

空っぽの鍋を見せるミコチ

自宅に送ってもらうなり、ミコチはカフゥの為にミネストローネを作りご馳走する。満足したカフゥは再び飛び去ってしまう。
ハクメイ「よかったのか?」
ミコチ「また気まぐれにミネストローネを食べにくるでしょ」
満足そうなミコチに、言いづらそうにハクメイが答える。
ハクメイ「あぁ……、いやタンス運びを手伝わせてもよかったんじゃないかと」
ミコチ「あ……」
前日に運んできたタンスは、未だ家の外に置かれたままになっていた。

「舟歌の市場」

港町アラビ名物「積み木市場」

ミコチは仕入れのついでに、市場のことをまだ知らないハクメイを案内しようと連れ出す。沢山の荷物を背負った二人は、荷物を一旦預かって貰おうと行きつけの喫茶店兼飲み屋のポートラウンジ小骨へと訪れる。

ポートラウンジ小骨で二人を持て成すマスター

ハクメイは小骨のマスターと酒の話をする内に、酒を買って帰ろうと言い出す。そんなハクメイの言葉で、今日は使い過ぎたからと言って財布を確認しようとしたミコチだったが財布を失くしてしまったことに気が付く。
マスター「ま、たまには観光気分で町中探し回ってみたらどうだい?」
マスターの好意で弁当を貰うと、二人で観光を始める。

財布を失くしたというミコチに商品をあげようと詰め寄る市場の人達

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