モンスターハンター:ワールド(MHW)のネタバレ解説・考察まとめ

『モンスターハンター:ワールド』(MHW)とは、株式会社カプコンより発売された「モンスターハンター」シリーズ5作目にあたる。プレイヤーは第5期調査団の一員として新大陸の調査に向かうというストーリーとなっている。
これまでのゲームシステムは一新されており、自由度の高いハンティングを楽しめるようになっている。

従来のスキルポイント制から大幅に変更された。
これまでのスキルポイント制では、装備の各部位につけられたポイントが一定数に達するとスキルが発動するようになっていた。
たとえば、頭防具に「攻撃」のスキルポイントが1、胴防具に「攻撃」のスキルポイントが3、腕防具に「攻撃」のスキルポイントが2、腰防具に「攻撃」のスキルポイントが2、足防具に「攻撃」のスキルポイントが2、合わせて「攻撃」のスキルポイントが10に達したので「攻撃:小」のスキルが発動するという具合であった。

今作ではこのスキルポイント制が見直され、装備品の個々にスキルが備わり、同種のスキルを複数装備することで強化される「レベル制」となった。
たとえば、頭防具に「攻撃」のスキルがついている場合、頭防具だけで「攻撃:小」のスキルが発動する。これに加えて胴防具に「攻撃」のスキルがついていれば、レベルアップして「攻撃:中」のスキルとなるといった具合である。

こういったふうになったため、複数のスキルをつけることが可能となった。
これまでのスキルポイント制であれば、スキルポイントの都合上、多くても3種類程度が限界であったが、今回のレベル制であれば 5~6種類のスキルをつけることができるようになった。

既存システムの効率化

武器防具の製作や消耗品の調合といったシステム面に大幅な改変が加えられ、より便利になった。

アイテムの自動調合

調合によって生成可能な消耗品を自動で調合できるようになった。

たとえば、フィールドで「薬草」を採取すると自動的に調合され「回復薬」になる。
このシステムのおかげで、いちいちアイテムボックスで消耗品を大量に調合する必要もなくなった。
これらは消耗品ごとに自動調合のオンオフが設定できる。

また、アイテムボックスでの調合の場合、今まではボタンを連打して1つずつ調合が必要であったが、今作からは数を指定し一度でまとめて作れるようになった。

製作のウィッシュリスト

工房で装備を作る際、作りたい装備を「ウィッシュリスト」に登録しておくことで「何がいくつ足りないか」をシステム側で教えてくれるようになった。
ハンティング中、ウィッシュリストに登録した装備の素材となるアイテムを入手した時には「(装備名)の素材 現在所持数/必要数」「(装備名)の素材が揃いました」とメッセージが出る。
このため、「何がいくつ足りないか」をプレイヤーがいちいちメモする必要がなくなり、製作のための素材の必要数の把握がやりやすくなった。

防具の共有化

従来のシリーズでは剣士用とガンナー用に分けられていたが、本作では統一された。
このため、「遠距離攻撃ができるガンナー武器(ボウガンや弓)は防御力が低い」「近接攻撃しかできない近接武器(大剣やランスなど)は防御力が高い装備を着れる」という区別がなくなった。
かといって近接武器とガンナー武器の区別がまったくないかと言われるとそうではない。近接武器を装備すると防御力(物理攻撃を軽減)が、遠距離武器を装備すると属性耐性(炎属性や雷属性などの属性攻撃を軽減)が上昇するようになる。

ベースキャンプでの装備変更、アイテム整理

ベースキャンプに設置されているテント内はアイテムボックスと同じ機能を備えている。
つまり、過去作ではできなかった「クエスト中での装備の変更やアイテムの補充、預け入れ」ができるようになった。
これにより、「この装備でクエストに来たけどやっぱりあの装備に変えよう」「交戦中に消費したアイテムを補充しよう」ということができるようになった。
過去作ではあるあるネタであった「あのアイテムが必要なのに忘れてしまったからクエストをリタイアして帰還、アイテムを補充してクエストを再受注」という出来事が完全になくなった。

特殊装具

今作で初めて導入されたもの。
使用することで一定時間特殊なスキルを発動するアイテムといったものである。
アイテムのように使うものだが、消耗品ではなく、使用してから一定時間後に再使用ができる。

調査拠点の住人から受けられる依頼を達成する事で新たな特殊装具が解禁されていく。

特殊装具には、マントのようにはおって効果を発揮する「装衣」と地面に設置して効果を発揮する「薬筒」の2種類が存在する。

スリンガー

調査団の標準装備となっているもの。左手に装備する小型の射出装置。
後述の新要素「導蟲」と併せて、従来シリーズと今作との狩猟システムを大きく変貌させる要素の一つでもある。

投げナイフやその辺で拾った石ころや木の実、モンスターからの剥離物といったものから、生き物や虫などを捕獲できる「捕獲用ネット」やモンスターの目をくらませる閃光玉など、さまざまものを装填して射出できるようになっている。
今作のフィールド内には遠距離攻撃などを着弾させると反応するギミックもあり、それらのフィールドギミックを遠距離から発動させるためにも用いられる。
また、ロープ(ワイヤー)も発射でき、それを木に引っ掛けることで振り子の要領でジャンプしたり、飛行する小型のモンスターに引っ掛けることで道をショートカットしたりと、さまざまな目的に使用される。

ファストトラベル

今作では、「戦闘中(モンスターに敵対され、攻撃を受ける状態)」でなければフィールドのどこからでもベースキャンプへファストトラベルができる。
ベースキャンプから各エリアへのファストトラベルはできない。

フィールドがシームレスとなったため、ファストトラベルをしてもマップの読み込みなどは発生せずすみやかに移動することが可能。
「交戦中の大型モンスターが弱って逃げ出したので近くのベースキャンプにファストトラベルしてアイテムを補充してからとどめを刺しに行こう」というような行動ができるようになった。

導虫(しるべむし)

「しるべむし」と読む。緑色の光を帯びたホタルのような虫。
特定の物質や匂いに反応して群がる性質を持っており、調査団ではこの導蟲を使役しフィールドの探索やモンスター追跡に活用している。

今作では、従来シリーズに登場したアイテム「ペイントボール」が存在しない。ペイントボールはモンスターにぶつけることでモンスターの現在位置をマーキングするアイテムである。
そのペイントボールがない代わりに、導蟲がモンスターへの経路誘導など各種ナビゲーション役を担っている。
導蟲は指定された目標へと誘うように道程を照らしてくれるため、プレイヤーはこれについていけば目標地点(モンスター)にたどり着くことができる。

誘導対象はモンスターだけではなく、フィールド内の様々なギミックに反応する。
指定されたモンスター以外にも、フィールド内で採取できるオブジェクトやマップギミックなどにも反応し、照らすように光ってくれる。

通常のモンスターやアイテム、オブジェクトなどには緑の光で反応するが、古龍などの強力なモンスターに対しては青く発光する性質を持っている。
「古龍渡り」を調査する調査団たちは、古龍の存在を示す青い発光を指し「導きの青い星」と呼んでいる。

痕跡

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