モンスターハンター:ワールド(MHW)のネタバレ解説まとめ

『モンスターハンター:ワールド』(MHW)とは、株式会社カプコンより発売された「モンスターハンター」シリーズ5作目にあたる。プレイヤーは第5期調査団の一員として新大陸の調査に向かうというストーリーとなっている。
これまでのゲームシステムは一新されており、自由度の高いハンティングを楽しめるようになっている。

『モンスターハンター:ワールド』の概要

『モンスターハンター:ワールド』とは、2018年1月26日に発売されたPlayStation 4/Xbox One/PC用ゲームソフトである。日本ではPlayStation 4版のみの販売となっている。
シリーズとしては(「G」と呼ばれる完全版を除き)シリーズ5作目となる。また、据え置き機専用作品としてはモンスターハンター3以来の作品である。

ゲームハードの進化に伴い、ゲームシステムを一新。
フィールドは今までのエリア制からシームレスなオープンフィールドとなっている。
インターネット回線によるマルチプレイも可能。ただし、PS4版とPC版、Xbox版とPS4版など異種ゲームハード間でのオンラインは実装されていない。
これまでのマルチプレイのシステムは、1~4人が集合して同時にクエストに出発するものであったが、「モンスターハンター:ワールド」からはクエストの途中参加が可能となった。

『モンスターハンター:ワールド』のあらすじ・ストーリー

プロローグ

今回のシナリオの舞台は、これまでのシリーズの地方がある旧大陸とは違う大陸、「新大陸」で繰り広げられる。
新大陸はこれまで未知の土地であったが、旧大陸内の調査、情報編纂の結果、旧大陸で生まれ育った古龍たちが新大陸に向かうという現象が判明した。
古龍とは、それ1匹で天災にも匹敵するという強大なモンスターのこと。「モンスターハンター トライ」ではモガ村の近海に古龍ナバルデウスが出現したことで、モガ村の住民に対し村を放棄し避難せよという避難勧告が真っ先に発令された。撃退や狩猟ではなく真っ先に避難が推奨されるほど「人間が立ち向かえる存在ではない」と認識される生物が古龍というものである。

その古龍たちがおよそ10年ごとの周期で新大陸に向かうという現象「古龍渡り」の解明のため、旧大陸のハンターズギルドは新大陸古龍調査団を結成し、新大陸に数度にわたって調査団を派遣してきた。
プレイヤーは第5期調査団の一員として、今回渡りを行う古龍ゾラ・マグダラオスの追跡を行いつつ新大陸の調査へと向かうことになる。

今回、調査対象となったゾラ・マグダラオスは、これまで確認されているどの個体よりもはるかに巨大であり、史上で確認された「巨大古龍」の中でも最大級を誇る個体であった。
このゾラ・マグダラオスの巨体は極めて老熟した個体ゆえのものであり、その圧倒的な巨体も、悠久の時を経て成長していった結果であると推測されている。
その老体の古龍がいったい新大陸に何の目的があるのかを調査するのが今回の調査の目的であった。

ゾラ・マグダラオス捕獲作戦

第5期調査団の一員として派遣されたプレイヤーは、調査拠点アステラを中心として新大陸の調査を進めていく。
その中で、第5期調査団が旧大陸から新大陸に向かう航行の中で遭遇して以来、行方不明となっていたゾラ・マグダラオスの痕跡を発見する。
ゾラ・マグダラオスが残した痕跡から、ゾラ・マグダラオスの行動ルートを予測した調査団は、ゾラ・マグダラオス捕獲作戦を決行する。
ゾラ・マグダラオスを捕獲することで「古龍渡り」の謎を解明しようという一大プロジェクトが始まった。

大峡谷と呼ばれる大きな断崖に網を張るように砦を建て、そしてゾラ・マグダラオスの捕獲作戦がついに決行される。
しかし、ゾラ・マグダラオスに随伴するように未知の古龍ネルギガンテが出現し、それの対処による命令系統の混乱などから、ゾラ・マグダラオスの捕獲は失敗に終わる。
ゾラ・マグダラオスは人間を意に介さず砦を突破し大峡谷の向こうへと姿を消した。ネルギガンテもまた、ゾラ・マグダラオスが砦を突破したことによる混乱に乗じて退却し、消息が掴めなくなってしまった。

しかし、悪いことばかりではない。
ひとつの山とも見間違えそうな巨大な体躯を誇るゾラ・マグダラオスが大峡谷を越えたことで地形が変動したために新たに道ができ、大峡谷の向こうに行くことができるようになった。
大峡谷の向こうには、大峡谷の調査のため飛行船を出したまま消息不明(のろしなどで生存は確認できるが、行き来することができなくなっていた)となっていた第3期調査団がおり、彼らと連絡する道が拓けたのである。
プレイヤーはさらなる調査とゾラ・マグダラオス追跡のため、第3期調査団のいる陸珊瑚の台地へと向かう。

陸珊瑚の台地、瘴気の谷

第3期調査団のリーダーと無事合流することができたプレイヤーは、なぜ飛行船という手段を持ちながら調査拠点に帰還できないかの理由を聞かされる。
空を飛ぶモンスターが邪魔をしていること、墜落の衝撃で飛空システムが破損したことなどを聞かされ、それらを解決するために風漂竜レイギエナ、浮空竜パオウルム―を狩猟する。
その中で、大峡谷の向こうへと消えたきり行方不明が知れないゾラ・マグダラオスの痕跡を発見する。どうやらゾラ・マグダラオスはこの陸珊瑚の台地の底、瘴気の谷へと呼ばれる地へと向かっているようだった。

そもそもこの陸珊瑚の台地と、その底の部分にあたる瘴気の谷はどんなところなのか。それを第1期団のハンターである老婆はプレイヤーに説く。
この陸珊瑚の台地は調査の結果、膨大なエネルギーを持った生き物たちの死骸の上にさまざまな植物(陸珊瑚と呼ばれるサンゴなど)が根付いて形成された土地であると判明している。
その「とある生き物たち」とは、それ1匹で天災にも匹敵するという生き物、すなわち、古龍であった。
陸珊瑚の台地は、死んだ古龍の死骸に陸珊瑚やさまざまな植物が生えることで、それらを食糧とする草食の生き物が集まり、草食の生き物を狩る肉食の生き物が集まり、と食物連鎖が行われる「命が循環する場所」なのである。
そう説明しながら、第1期団のハンターである老婆はふと空を見る。「ほら、命が降るよ」と指した先には、陸珊瑚が放出したサンゴの卵が風に乗って降り落ちてくる光景であった。

対する瘴気の谷は、命を終えたモンスターたちの死骸がたまって形成された土地である。
バクテリアや虫、腐肉を食べる生き物など、いわゆる生態系の分解者にあたる生物を中心として生態系がなされている。
新大陸のモンスターたちは死期を悟ると瘴気の谷に向かい、そこで死ぬという。

ゾラ・マグダラオスがなぜ瘴気の谷へ向かっているのか。それはつまり、自分の死期を悟って命を終えるためではないか。
無事に調査拠点へと帰還した第3期調査団が持ち帰った情報や、プレイヤーが見聞きしたことから調査団たちはそう結論づけた。

ゾラ・マグダラオス進路変更作戦

ゾラ・マグダラオスは死地に向かうために瘴気の谷に向かっている。だが、ここでひとつの問題が発生する。

瘴気の谷の底には地脈と呼ばれる活発なエネルギー帯があり、ゾラ・マグダラオスがそこで死ねば、ゾラ・マグダラオスが溜め込んでいる熱エネルギーが地脈に流れ出し、地脈につながる火山が噴火し、新大陸が火の海になる可能性があるというのだ。
地脈を調査していた大団長の調査から、ゾラ・マグダラオスが瘴気の谷で死ぬことで地脈へ影響が出ること、その結果火山の噴火が誘発されることはほぼ間違いないという。

かくして、死地に向かうゾラ・マグダラオスを瘴気の谷ではなく別の場所に誘導する作戦が開始されることとなる。
ゾラ・マグダラオスが旧大陸から新大陸に渡ったことで海流が変わり、航行がたやすくなったため、旧大陸から船で運び込んだ物資を用いての作戦が開始される。
その作戦とは、地脈のある洞窟「地脈回廊」に砦を建て、そこからゾラ・マグダラオスを攻撃し、「この先に進むと攻撃される」と理解させ進路を変更させるというもの。
変更させる進路の行き先にしたのは海。海ならば、ゾラ・マグダラオスの熱エネルギーもいくらかは相殺され、地脈への影響も少なく済み、火山の噴火も防げるだろうと思ってのことだった。

第1期から第5期まで、期に関わらず調査団が一丸となって作戦が決行される。
大砲、バリスタ弾、そして旧大陸から持ち込んだ据え置き型の大槍「撃龍槍」によって、ゾラ・マグダラオスを攻撃し、進路を変更させることに成功。
踵を返したゾラ・マグダラオスは海へと沈むように姿を消していった。

各地に出現する新たなモンスターたち

ゾラ・マグダラオスは本当に海中で死んだのか? それとも一旦退却しただけで瘴気の谷の奥、地脈回廊に向かうつもりでいるのか?
それらを調査しようとした調査団たちの前に、今までの新大陸の調査では遭遇しなかった新たなモンスターたちが登場するようになる。
どうやら、ゾラ・マグダラオスが旧大陸から新大陸に「古龍渡り」を行ったこと、捕獲作戦や進路変更作戦で新大陸の一部の地形が変わったことなどが影響してこれらの現象がみられるようになったようである。
旧大陸でのみ存在が確認され、新大陸ではいないとされていたリオレイア亜種の登場を筆頭に、リオレウス亜種、ディアブロス亜種が確認されるようになり、また、ゾラ・マグダラオスに随伴するように現れたネルギガンテが単独で目撃されるようになり、さらには新種の飛竜バセルギウスが現れるようになった。
それらの調査を進めていくうちに、なんと3種の古龍、テオ・テスカトル、クシャルダオラ、ヴァルハザクまでもが新大陸に「古龍渡り」によって移動してきたことが判明する。
調査団とプレイヤーは、それ1匹で天災にも匹敵するという古龍がネルギガンテだけでなくさらに3種も確認されるという異常事態に対応することとなった。

そして、調査の結果、ネルギガンテに加え、3種の古龍はなぜ新大陸に現れるようになったのかを突き止めることになる。
移動ルートなどから、3種の古龍もやはり「命を終えるため」ではないかと予想され、ではその目的地となるだろう地脈回廊、およびその周囲には何があるのかを調査するため、プレイヤーは地脈回廊の奥、「龍結晶の地」と呼ばれる場所へと踏み込むこととなる。

龍結晶の地の最奥

プレイヤーが龍結晶の地での調査を進めた結果、さらに奥深く、「地脈の収束地」に未知のエネルギーの存在を突き止める。
どうやら古龍たちはこのエネルギーに向かっているようで、「古龍渡り」もまたそのためではないかと予想が立てられた。
それを確かめるため、プレイヤーは調査団の大団長、第1期団に所属する竜人族(卓越した技術と知識を持つ種族)のハンターとともに、地脈の収束地に向かう。

収束点に辿り着いた一行の目の前に現れたのは、地脈を流れるエネルギー「古龍の生体エネルギー」が固まったものとされる龍結晶が長い年月を掛けて作り上げた龍結晶の塊であった。
いざ調査を開始し、竜人族のハンターが地面に落ちている龍結晶を拾った直後に異変が発生。大結晶から、ビーム状の謎のエネルギーの放射が複数発生、その内の一本に直撃した竜人族のハンターは負傷してしまう。
倒れた彼の元に2人が駆けつけた時、大結晶の中から未確認のモンスターが生まれ落ちる。
未確認の生物が生まれたのを見て、大団長は「この生物が外に出ると非常に危険である」と判断し、何とかしようとした所をプレイヤーが説得。
それを受けて大団長は、この場をプレイヤーに託すことを決断。自らは負傷した竜人族のハンターを安全な場所に退避させるためにその場を離脱する。

こうして、プレイヤーと未確認生物の戦いの幕が切って落とされた。
プレイヤーは激闘の末、未確認生物を倒すことに成功する。

古龍渡りの真実

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