覇穹 封神演義(第3話『楊戩』)のあらすじと感想・考察まとめ

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『覇穹 封神演義』は、藤崎竜による漫画の再アニメ化作品。
臨潼関で、太公望とスープーシャンは後を付けてくる足音に気づく。二人が同時に振り返ると、そこには妲己の姿があった。事態が飲み込めないスープーシャンは、驚いて腰が抜けてしまった。妲己は「2人を亡き者にするために来たのよ、スープーシャンちゃん」といつもの調子で言うのだった。
今回は「覇穹 封神演義」第3話『楊戩』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「覇穹 封神演義」第3話『楊戩』のあらすじ・ストーリー

01

妲己の姿を見て腰が抜けてしまったスープーシャンと警戒する太公望

臨潼関(りんとうかん)にて、太公望とスープーシャンは後を付けてくる足音と以前嗅いだことがある匂いに気づく。1人と1匹は同時に振り返ると、王都に居るはずの妲己が1人でいた。スープーシャンは驚いて腰が抜けてしまった。妲己は「2人を亡き者にするために来たのよ、スープーシャンちゃん」といつもの調子で言うのだが、太公望もスープーシャンも何か違和感を感じていた。妲己は人にさせて自分ではやらないタイプなので、お供が1人もいないというのはおかしいがというのがスープーシャンの考えであった。
腰が抜けて動けない涙目のスープーシャンを尻目に、突然太公望が「笑わすのぅ、偽物よ!」と笑い始めた。すると妲己の顔つきが変わり、警戒感を露にした。太公望は、全体的違和感と「妲己はスープーシャンちゃんとは言わない」と指摘した後、楊戩という名の仙人界で変化の術が使える天才道士がいると聞いたことがあると話し始めるのだった。

02

楊戩

「よくぞ見破られました」と楊戩は変化の術を解き、にこりと笑って自己紹介をした。楊戩は元始天尊より太公望を手伝うように言われて来たのだという。それを聞いた太公望は、楽が出来ると諸手を上げて喜んだ。しかし、楊戩は手伝う条件として、太公望が自分の上に立つ人物であるか確かめたいと申し出た。もし、太公望が自分の上に立つ人物でなかった時は、楊戩が太公望に代わり封神計画を担い、妲己を倒すことになっているということだった。

03

武成王の妻・賈氏(かし)

06

賈氏が妲己と胡喜媚と歓談していると、黄氏が訪ねてくる

武成王・黄飛虎には美しい妻・賈氏(かし)がいた。賈氏は、紂王の第三王妃となって後宮にあがっている武成王の妹の黄氏(こうし)を訪ねたいと武成王に願い出た。武成王は快諾するも、後宮に王以外の男性が立ち入れないことから、道中くれぐれも気をつけるようにと念を押すのだった。賈氏が後宮に到着すると、妲己とその妹である胡喜媚(こきび)が待ち構えていた。賈氏は妲己により酒の席に強引に参加させられることとなった。
城下を見渡せるぐらい高い山を削り取って作った建物に招かれ、賈氏が酒を飲みつつ妲己を警戒していると、そこに義妹である黄氏がやってきた。黄氏は「義姉様!私のことは放っとけと言ったでしょ!」と言うのであった。

05

紂王の妻になることを拒み、身を投げる賈氏

すると、そこに紂王が来た。黄氏は、臣下の妻が主君に会うことは、礼儀に反した行為だと妲己に意見した。しかし、妲己は紂王に術をかけ、紂王は賈氏を自分の妃にならないかと誘惑するのだった。賈氏は、紂王の顔を見ないよう逃げたが、とうとう追いつめられてしまった。意を決した賈氏は紂王に向き直り、「自分は黄飛虎の妻であることに誇りがある。その誇りを汚すことは許さない。」と、欄干に足をかけ、身を投げてしまうのだった。その光景を見た黄氏は自分のせいだと泣き、紂王を一発殴ってから、賈氏の後を追った。

08

スープーシャンは楊戩の宝貝・哮天犬に捕まってしまう

一方、臨潼関では太公望が楊戩のテストを受けていた。楊戩が妲己に化けて現れたのは、太公望の冷静さを判定する1つ目のテストだった。本物との矛盾を冷静に捉えることが出来た太公望に、2つ目の強さのテストが課せられた。楊戩は自身の犬型宝貝である哮天犬(こうてんけん)を発動させ、スープーシャンの腕に噛み付かせた。スープーシャンを人質に取り、楊戩は本気で太公望と戦おうと、三尖刀(さんせんとう)を振りかざし、攻撃をした。太公望はその攻撃を体で受け止め、「どちらが勝っても無意味な戦いだ」と言った。その姿を見た楊戩は、太公望が太公望自身が傷つくことを厭わない性格だと知ると、2つ目のテストを合格とするのだった。

09

紂王に稽古を願い出た武成王

朝歌では、賈氏と黄氏の一報を聞いた武成王が王宮を訪れ、紂王に稽古を願い出ていた。お互い棍棒を持ち、稽古が始まった。妲己と申公豹はその様子を物陰から見ていた。紂王は、武術の達人と言われた武成王と互角の戦いを繰り広げた。「あれは事故だったのだ」と紂王が弁明し、武成王は「分かっています」と答えるが、妻と妹が死んでしまったやりきれない気持ちをぶつける他なかった。紂王に圧倒された武成王は倒れ込んだ。紂王は武成王の気持ちを代弁するように、「朝歌を離れ、西岐行くのか?」と問うた。武成王は「はい」と答えるのだった。

その後、聞仲は武成王が殷国を裏切ったと聞かされた。聞仲は、その話をにわかには信じられなかったが、紂王の後ろに立つ妲己を見て、武成王が妲己の策略にはまってしまったことを察するのだった。

11

太公望が何かの術を発動させようした為、逃げ惑う朝歌の民

臨潼関では、楊戩が第3のテストを行おうとしていた。テスト内容は、朝歌から逃げようとする殷国民が臨潼関の関所を通れるようにすることだった。テスト内容を聞いた太公望は、楊戩に対し「何様だ!」と怒り始めた。太公望は、態度が大きい楊戩に対して「嫌がらせをしてやる」と言って、その場を去った。
臨潼関には、すでに妲己から、関所を通すなと命が下っていた。太公望は、関所の役人と一緒になり、朝歌から逃げようとする民を追い払った。民は逃げ惑った。それを見た楊戩は太公望に幻滅し、少しでも太公望に期待した自分が許せなくなった。怒った楊戩は武成王に変化し、関所の役人に民を通すよう命令を下した。

12

臨潼関の役人は武成王と太公望、どちらの言うことを信じようか迷っている

太公望は役人に「その武成王は偽物だ」と進言した。役人はどちらの言い分を信じたら良いのか迷っていると、武成王は役人に対し、「お前が決めろ」と言った。役人は両者の顔を見比べた後、太公望を捕らえるよう部下に命じた。こうして民は無事に関所を抜けることができたのだった。スープーシャンは、「こんなことをしていたら、良いことしても体が持たない」と側について心配そうであった。それを聞いた楊戩は、ハッと驚いた。太公望以外誰も傷つかずに、民は関所を通過することが出来ていたからであった。

その後、楊戩は太公望に膝を付き、自分すらも利用した太公望の策略を誉め称えた。太公望は自分の演技力に自画自賛した。楊戩は自分の演技力がまだまだ足らないと言って、仙人界に帰って行ったのだった。

13

聞仲の命を受ける黒麒麟

朝歌では、聞仲が殷国から離れた武成王について考えていた。紂王は、武成王一族を西岐へ逃がすつもりであった。しかし、聞仲は、武成王が西岐側に付くことにより、民が殷国の王は姫昌だと認めてしまうことを危惧していた。殷国を長年見てきた聞仲にとっては、武成王との友情よりも殷国の繁栄の方が大事であった。聞仲は、西岐がこれ以上力を付ける前に、武成王もろとも西岐を潰そうと考え、黒麒麟に命じて、九竜島の四聖を呼び寄せるのだった。

「覇穹 封神演義」第3話『楊戩』の感想・考察

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