覇穹 封神演義(第2話『哪吒』)のあらすじと感想・考察まとめ

太公望は、陳塘関付近で、太公望は釣りをしていた。釣りをしていた太公望に泣きながら駆け寄ってくる男性がいた。男性は息子に殺されると言って、太公望にしがみついてくるのだった。
今回は「覇穹 封神演義」第2話『哪吒』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「覇穹 封神演義」第2話『哪吒』のあらすじ・ストーリー

武成王・黄飛虎と太師・聞仲は血を流し、息も絶え絶え向かい合っていた。

黄飛虎「一発ぶん殴らないと気が済まない!ばかやろぉぉぉ!!」

黄飛虎は聞仲に殴りかかった。聞仲はその光景を見て、昔の友であった黄飛虎を重ねた。聞仲は殴られ、聞仲の顔に付いていたマスクが外れた。聞仲は殴られたことにより、自分が守りたかったものが「かつての殷」だったことを思い出すのだった。

殷の首都・朝歌の北方にある陳塘関(ちんとうかん)付近で、太公望は釣りをしていた。
太公望は、妲己の巨大な力に対抗する案が見つかっていなかった。スープーシャンは、強い味方を作ろうと勧めてくるが、太公望はのんびりと待っていれば、意外な大物に会えるかもしれないと言うのだった。

20年前の黄飛虎と聞仲

一方、朝歌では黄飛虎が北海の鎮圧に尽力していた聞仲の凱旋を出迎えていた。気兼ねない挨拶を交わし、お互いの友情を確認するのだった。
同時に、聞仲は黄飛虎と出会った20年前のことを思い出していた。
霊獣が朝歌で暴れ回っていた。霊獣は大きく、朝歌の町の建物が次々に壊されていった。聞仲は禁鞭を使い、霊獣を攻撃した。

聞仲「害虫ごときが、私の殷を!駆除してくれよう」

霊獣にとどめをさそうとした矢先、聞仲は黄飛虎に殴られた。

黄飛虎「この大ばかやろぉ!事情も聞かねぇで殺すアホがいっかよ!」

聞仲は黄飛虎と初対面であったため名前を聞くも、名乗る名前はないと拒否されてしまった。黄飛虎は、霊獣の子供が朝歌の子供に連れ去られてしまったのを取り返そうとして、霊獣は気が立っていたのだと説明した。
黄飛虎は「一国の太師が力任せじゃいけねぇよ。肝に銘じときな」と笑顔を向けるのだった。
その後、王宮の紂王の御前にて再会した2人。それ以来、聞仲にとって黄飛虎は最も信頼できる友となった。

釣りをしている太公望の元に泣きながら駆け寄ってくる男性がいた。
男性は殺されると言って、太公望にしがみついてきた。
太公望の目の前には、男性の息子だという宝貝人間の「哪吒(なたく)」がいた。哪吒は、人間では持つだけで精気を吸われ衰弱死するという宝貝を3つもつけて、平気な顔をしていた。
哪吒は、両腕に付いている宝貝・乾坤圏(けんこんけん)を射出し、攻撃してきた。太公望と男性はスープーシャンに乗り、攻撃を回避するのだった。

朝歌では、凱旋した聞仲が、黄飛虎と供に紂王に謁見していた。紂王の横には妲己がいる。

聞仲「そういえば、先々代の時にも宮中に女ギツネが現れましたな。」

そういって、聞仲は60年前にも皇后となっていた妲己のことを思い出していた。その時は、聞仲の手で妲己を追放していた。
聞仲は「何度でも追放してくれよう」と玉座に向かって、鞭を振るった。妲己がシールドを張って紂王を守るも、紂王は殺されるかもしれないと半泣きであった。
聞仲は妲己が仙女であると進言するが、妲己はあっさりと否定。
さらに聞仲は、幼少より紂王を育てた自分と妲己のどちらを信じるのかを紂王に問うが、妲己だと即答されるのだった。それを聞いてさらに怒りが増大する聞仲だったが、黄飛虎が止めに入った。
聞仲は舌打ちをして踵を返した。

聞仲「近いうちに必ず仕留めてやる。」
妲己「あらぁ〜、聞仲ちゃんにそれができるかしらん?」

妲己は余裕の表情で言うのだった。

陳塘関:首都の朝歌と殷の北部を結ぶ道中にある関所の1つ

哪吒から逃げおおせた一行は、陳塘関に身を寄せていた。
男性は、陳塘関で1番偉い総兵官(そうへいかん)を務める李靖(りせい)であった。李靖は以前、崑崙山で修行した経験があるという。
李靖が言うには、哪吒は仙人界によってつくられた人造人間だということだった。
李靖の妻・殷氏も加わり、太公望とスープーシャンは、哪吒の出生について聞くのだった。

十数年前、妻の殷氏は妊娠3年6ヶ月だった。李靖は不安になる妻を励ましてはいたが、内心では化け物が産まれるかもしれないと疑っていた。
ある日の夜、殷氏は夢を見た。その夢には謎の人物が登場し、お腹の子はただの肉塊となっていると告げ、宝貝「霊珠(れいじゅ)」を授けた。霊珠は、宝貝人間の核であり、この核が無事であればどれだけ肉体が破壊されようとも、復活が可能である。人工魂魄としての役割をもつ宝貝である。
ほどなくして、殷氏は玉のような肉塊を産んだ。李靖は気味が悪くなり、殷氏の目に触れる前にその肉塊を斬りつけた。それと同時に哪吒が肉塊から出て来た。哪吒は宝貝をつけて産まれた人ならざる者であった。

しかし、そんな哪吒を殷氏は愛情をもって育ててきたのだった。

朝歌では、聞仲が妲己の悪行の数々を清算しようとしていた。刑罰の道具であった蟇盆(たいぼん)や炮烙(ほうらく:焼いた金属柱に生きたまま抱きつかせ、焼き殺す刑に使う)を破壊し、民に食料を配るように指示していた。
そこに申公豹が現れ、聞仲がそこまで殷に入れ込む理由を聞くのだった。

聞仲は目を細め、昔のことを思い出していた。

300年前、当時16歳であった聞仲には切磋琢磨するライバル・朱氏がいた。朱氏は殷の将軍になったあと、王に見初められて第二王妃となり、皇子を授かった。聞仲は、ライバルを失ったことで自暴自棄となるが、仙人になって殷を守ろうという目的を見据え、10年で立派な仙人となった。しかし、その頃の殷はまだ弱く羌族に襲われてしまう。朱氏は死の間際に駆けつけた聞仲に自分の皇子を託し、亡くなった。その日から、聞仲は殷の教育係となったのだった。

聞仲「殷は私のとって子供のようなものなのだ…」

そう言って、聞仲はその場を離れるのだった。

陳塘関では、哪吒の出生の話を聞いた太公望は、哪吒を味方に引き込むため親子喧嘩の仲裁をして、哪吒に恩を売ろうと考えていた。

太公望は、「わしは李靖に味方することに決めた!李靖を倒したくば、まずはわしを倒すのだ!」と哪吒を挑発した。
太公望はスープーシャンにまたがり、哪吒に立ちはだかるのだった。

哪吒は腕に付いている宝貝・乾坤圏1つを太公望に飛ばしてきた。太公望は打神鞭で風の刃を放ち、力を相殺した。
次に2つを同時に射出するが、太公望とスープーシャンはなんとかそれらをかわした。
3度目の哪吒からの攻撃。
太公望は李靖と殷氏を背に、乾坤圏の動線を打神鞭からの風でゆがめた。

太公望「乾坤圏は銅の輪による直接攻撃を行う宝貝だ。1度に2つは止められぬが、風で方向を変えるぐらいは造作もないことよ。」

方向を変えられた乾坤圏は、李靖と殷氏のいる建物に当たり、建物が崩れた。李靖は殷氏を守り、2人はなんとか生きていた。無事だった殷氏の姿を見た哪吒はホッとした。その隙を見て、太公望は打風刃(だふうば)を繰り出した。哪吒に当たり、哪吒は左胸から大量に出血した。

哪吒「なぜ邪魔をする?オレと李靖のことはお前には無関係のはずだ。」
太公望「哪吒よ、おぬしは何故李靖を憎んでおるのだ?」

哪吒は、李靖が自分を忌み嫌い、自分の子供と思えないことは理解出来ると答えた。そして、母上にも迷惑をかけたと続けた。

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