リアル・スティール(Real Steel)のネタバレ解説まとめ

『リアル・スティール』とは、人間の代わりに高性能ロボットたちが激しい戦いを繰り広げる“ロボット格闘技”が人気を博す近未来を舞台にした痛快SFアクションムービー。落ちぶれた元プロボクサーの男と、彼の前に突然現れた11歳の息子が、スクラップ置き場で見つけた旧式ロボットATOMに希望を託し、親子の絆を深めながらロボット格闘技の王者を目指す姿を描く。アメリカ劇場初登場1位のヒットを放った。2011年制作。

CGが主流の映画界だが、本作ではCGだけでなく実際に実物大のロボットを作って動かすアニマトロニクス技術も使われている。
CGを使った撮影では、実物の代わりに単なる目印となるような棒などを相手に俳優は演技しなくてはならないが、実物があると演技もしやすくリアリティが出てくるんだそうだ。主演のヒュー・ジャックマンが「CGによる撮影は子役じゃなくても難しいが、本物がいたおかげで助かった。」と語っている。
映画には全部で19体のロボットが登場するが、4体が実際に作られて本編に使われ、CGとアニマトロニクスの区別が全く分からないような巧みな編集がなされていて、どれが実物か探ってみるのも面白い。

●アニマトロニクス
架空の生物や動物などの形と動きを精巧に再現するロボットを製作し、それを使って撮影する特殊技術。アニメーションとエレクトロニクスを組み合わせた造語と言われている、SFX(special effectsの略)のひとつ。

『リアル・スティール』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

伝説の元ボクサー、シュガー・レイ・レナードがボクシング指導

シュガー・レイ・レナード

1970年代後半から1980年代にかけて活躍したボクシング界のスーパースター、シュガー・レイ・レナードが、本作のロボット格闘技のモーション・キャプチャーのアドバイザーを務めている。爆発的なスピードと芸術的なテクニックで人気を集めた彼から、ヒュー・ジャックマンは本物らしく見せるためにボクシングの指導を受けたそうだが「彼とリングに上がるのは正直逃げ出したくなるほど緊張した」と語っている。

原作はTVシリーズ「ミステリー・ゾーン」で一度映像化されていた

TVシリーズ「ミステリー・ゾーン」の一編「四角い墓場」のワンシーン

1959~1965年に製作されたアメリカのテレビシリーズ「ミステリー・ゾーン」の1本として、リチャード・マシスンの同じ原作が「四角い墓場(原題・stlll)」のタイトルで映像化されている。
テレビ版は、ポンコツの人型ボクサーロボットのバトル興行を続けていた落ちぶれ気味の元ボクサーが、大事な試合を前にして突如ロボットが動かなくなり、仕方なく自分がロボットのふりをして代わりにリングに上がり相手と戦うというストーリー。
主人公の元ボクサーを、「特攻大作戦」(67年)「北国の帝王」(73)などで知られるリー・マーヴィンが演じている。

TVシリーズ「ミステリー・ゾーン」の一編「四角い墓場」のワンシーン。左がリー・マーヴィン。

『リアル・スティール』の関連動画

『リアル・スティール』日本版予告編

『リアル・スティール』主演ヒュー・ジャックマンのインタビュー

『リアル・スティール』マック役ダコタ・ゴヨのインタビュー

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