ゲド戦記（ジブリ映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
2006年公開、スタジオジブリ作品であり、宮崎駿氏の息子である宮崎吾朗氏が初監督を務めた長編アニメーション映画。国を捨て旅に出た王子アレンと、その旅の途中で出会った顔にやけどを負った少女テルー。二人は旅をするにつれ、自身が抱える辛い過去と向き合いながらお互いの理解を深めていく。互いの心に歩み成長していく姿や、メッセージ性に様々な考え方をもたらす作品。
麻薬の一種である「ハジアの実」を売りつける商人。言葉巧みに相手の心理をつきハジアを購入させようとする。アレンも手をだそうになったがハイタカによってとめられた。
2人組のおばさん（CV：梅沢昌代・神野三鈴）
テナーから薬を貰いに来た二人組のおばさん。顔に傷があるハイタカやテルーを不気味がっており、テナーを変わり者の女として怖がっている。
『ゲド戦記』の用語
エンラッド王国
物語で最初に登場してくる王国。豊かな王国であり描写も美しく描かれている。しかし、世界の均衡が崩れてきた影響を受けて少しずつ影響が出始めており、そんな影響も受けてか、王子のアレンが衝動的に国王を城内で刺殺してしまう場所。
セリアドの剣
エンラッド王国の家宝というべき剣。エンラッド国王であるアレンの父王が帯剣していたが、アレンが刺殺し逃走する際に持ち去った。この剣は魔法で鍛えられた特別製であり「何かを切り捨てる」目的ではなく、「何かを護る」という目的でなければ抜くことができない。最初、敵を排除することしか考えていなかったアレンはこの剣を抜くことができずにいた。しかしラストのシーンで、アレンはハイタカやテルーを護りたいと願った結果、剣を抜くことができた。
抜刀の様子。
ホートタウン
アレンとハイタカが作中で最初に訪れた街。神殿のような広場や大きな市場、港などがありとても大きな街である。元々は貿易盛んな美しい街であったが、人々を狂わせる麻薬ハジアが横行するようになった影響で非常に治安の悪い街に成り下がってしまった。
ハジアの実。麻薬と同じで徐々に精神を破壊していく危険な代物。
また、治安が悪くなった影響からか奴隷制度があり、街中でも奴隷を運ぶ赤い馬車がいくつも並んでいる。「人狩り」と呼ばれる人さらいを生業とする輩によってさらわれた人間が奴隷として売られる。アレンもテルーをさらおうとした人狩りのメンバーから寝込みを襲われ一度奴隷になってしまう。
奴隷市の様子。左右の濃紺のコートを来た人は人狩りの一員。
真の名
『ゲド戦記』の世界には魔法が存在し、万物すべてのものは「真の名」と呼ばれる名前が存在する。その名前を知ることで魔法を使用したり、対象を操ることが可能になるため、他人には絶対に知られてはいけない。そのため、普段は偽名を使って生活をしている。クモはアレンの真の名を聞き出すことでアレンを洗脳状態にさせた。
『ゲド戦記』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
自分がいつか死ぬことを知ってるということは、我々が天から授かった素晴らしい贈り物なのだよ。（ハイタカ）
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目次 - Contents
- 『ゲド戦記』の概要
- 『ゲド戦記』のあらすじ・ストーリー
- 旅に出るアレン
- ホートタウンに立ち寄る
- テナーの家で生活
- さらわれていく人々
- テルーの戦い
- クモを打ち破り訪れる平和
- 『ゲド戦記』の登場人物・キャラクター
- アレン（CV：岡田准一）
- テルー（CV：手嶌葵）
- ハイタカ（CV：菅原文太）
- テナー（CV：風吹ジュン）
- クモ（CV：田中裕子）
- ウサギ（CV：香川照之）
- 国王（CV：小林薫）
- 王妃（CV：夏川結衣）
- ルート（CV：飯沼慧）
- 女主人（CV：倍賞美津子）
- ハジア売り（CV：内藤剛志）
- 2人組のおばさん（CV：梅沢昌代・神野三鈴）
- 『ゲド戦記』の用語
- エンラッド王国
- セリアドの剣
- ホートタウン
- 真の名
- 『ゲド戦記』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 自分がいつか死ぬことを知ってるということは、我々が天から授かった素晴らしい贈り物なのだよ。（ハイタカ）
- 人間には人間ですら支配する力がある。だからこそ、わしらはどうしたら均衡が保たれるかよく学ばなければならない。（ハイタカ）
- 死ぬことがわかっているから 命は大切なんだ。（テルー）
- 『ゲド戦記』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 父親を殺した理由
- ハイタカの顔に傷がある理由
- クモがハイタカを憎んでいた理由
- ゲド戦記が伝えたかったメッセージ
- 『ゲド戦記』の主題歌・挿入歌
- 主題歌：手嶌葵「時の歌」
- 挿入歌：手嶌葵「テルーの唄」