オーバーロードII(Overlord II)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『オーバーロードII』とは、丸山くがねによる小説を原作とするアニメ作品『オーバーロード』の続編である。
かつて一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム『ユグドラシル』のサービス終了時に居合わせたモモンガは、サービス終了時刻を過ぎてもログアウト出来なくなるという異常事態に遭遇。
異世界に来てしまった彼は、自我を持ち絶対の忠誠を誓うNPC達と世界征服を目指すダークファンタジー。

CV:上坂すみれ
二つ名:鮮血の戦乙女

役職はナザリック地下大墳墓第一階層~第三階層守護者。
ナザリック屈指の戦闘能力を持つヴァンパイア。ユグドラシルに存在しない特殊能力を持つ人間を捕まえる為に行動していた際、スレイン法国の一団と遭遇戦になり精神支配を受けてしまう。本来精神魔法に対する抵抗があるシャルティアに対して精神支配をかけられる程の力が存在することを知り、警戒を強める一端になった。
あらゆる解除方法が効かなかった為にアインズは彼女との戦闘によって一度殺害し、復活させるという手段を選ぶ。アインズは、シャルティアが得意とする聖や炎属性が弱点であり、圧倒的に不利な状態での戦いになる。しかし激戦の果てにシャルティアは敗北し、一度死亡した後に復活する。
復活後は身体に不具合はないものの、至高の御方であるアインズに刃を向けてしまったこと、そしてその罰がなかったということに自身で自身を責め続けてしまう。アインズは悩んだ末に、玉座の代わりにするという罰を下すもののシャルティアにとってはご褒美だった。

セバス・チャン

CV:千葉繁
二つ名:鋼の執事

役職はナザリック地下大墳墓執事。また、戦闘メイドのプレアデスを配下に持つ。
異形種が多く人間に対して差別意識を持つものも少なくないナザリックの中では珍しい人格者であり、困っている人を助けずにいられない。彼を作った至高の41人の一人たっち・みーの「誰かが困っていたら助けるのは当たり前」という精神がセバスにも受け継がれているようだ。しかし、そうした人助けをしてしまうことについて「これは呪いなんでしょうかね」と零すなどナザリックの一員としては少し感覚が違うことを気にしているようでもある。
階層守護者ではないものの、立場、強さ共に同格。
プレアデスのソリュシャンと共に情報収集の為に王国に潜伏してる最中、裏路地で捨てられたツアレを助けてしまってから厄介事に巻き込まれていく。

ツアレ

CV:嶋村 侑

娼館で働かされ、酷い扱いを受け処分されてしまいそうになっていたところをナザリック地下大墳墓の執事セバスに拾われる。セバスはほんの出来心で拾ったものの、リ・エスティーゼ王国を裏で牛耳る八本指という組織の娼館の奴隷だったツアレを処分する為に八本指は動きだし、セバス達は王国の裏の問題に巻き込まれていくことになる。

彼女はかつて、アインズがモモンという冒険者として活動を始めた当初に共に仕事をしたギルド「漆黒の剣」の一人ニニャの妹であった。
基本的にメリットがなければ助けないというスタンスを取っていたアインズだが、ニニャが遺した日記によって世界のこと学んだという経緯があった為にニニャへの恩返しということで助けることを決める。
ニニャは、モモンが解決した大きな事件の一つであるアンデッドの軍勢の討伐の際に首謀者の一人であったクレマンティーヌに無残に殺されてしまったものの、ニニャが冒険者を始めた理由であった貴族に連れていかれてしまった姉を助けるという目的はセバスによって叶えられたのであった。

ペストーニャ・S・ワンコ

CV:新井里美

犬の顔をしているナザリック地下大墳墓の一般メイド達の長。
語尾に「わん」を付ける設定のようだが、よく忘れて後から慌てて付け足すことがある。
ナザリック地下大墳墓で一般メイドとして働くことになったツアレの教育係でもある。ツアレとセバスの間柄を茶化す等、ナザリック地下大墳墓の中では人間らしい性格をしている。

戦闘メイド「プレアデス」

ユリ・アルファ

CV:五十嵐裕美
二つ名:戦闘メイドたちのお姉さん

役職はナザリック地下大墳墓戦闘メイド。
セバス管轄下であるプレアデスが、プレイアデスとして独立した際のリーダー代行であり戦闘メイド達の姉的な存在でもある。
種族がデュラハンの為、頭が取れる。眼鏡をかけており女教師のようないでたちをしている。
棘付きのガントレットを装備しており、殴るのを主体とした武闘派でゲヘナ作戦の際にはシズと共にイビルアイと戦った。ナザリック地下大墳墓内では珍しく、善悪の指針となるカルマ値が善に傾いている。

ルプスレギナ・ベータ

CV:小松未可子
二つ名:笑顔仮面のサディスト

役職はナザリック地下大墳墓戦闘メイド。
現在は以前アインズが救ったカルネ村を見守る任務に就いている。
種族は人狼である。人間に対しては比較的友好的な態度を取っているものの、実際は人間が裏切られた時の反応や村が滅んでしまうことを期待している生粋のサディスト。

ナーベラル・ガンマ

CV:沼倉愛美
二つ名:まん丸卵の戦闘メイド

役職はナザリック地下大墳墓戦闘メイド。
普段は冒険者ナーベとしてエ・ランテルという街を中心に活動してる。アインズには及ばないものの転移後の世界ではありえないほどの魔法を使えるマジックキャスターであり、冒険者ナーベとして振る舞っている間は、この世界では十分に強いものの違和感が無い程度の能力に絞って力を使っている。
アインズが冒険者モモンとして活動している時には大抵共に行動しており、他の女性NPC達からは嫉妬されているものの、人間のことを下等生物と蔑視しているのが言動に現れてしまう為に肝心のアインズからの評価は微妙である。冒険者としての活動中に出会ったアインズのペットとして飼われているジャンガリアンハムスターのハムスケとは、比較的良好な関係を築いている。

シーゼットニイチニハチ・デルタ

CV:瀬戸麻沙美
二つ名:急襲突撃メイド

役職はナザリック地下大墳墓戦闘メイド。
名前は省略され、シズと呼ばれている。
種族は自動人形であり、主に重火器を使い距離を取った戦闘をする。自動人形である為に、表情を変えることがない。善悪の指針となるカルマ値ではナザリック地下大墳墓内では数少ない善寄りのキャラクターである。
ゲヘナ作戦の際には、ユリと共にイビルアイと戦った。

ソリュシャン・イプシロン

CV:佐倉綾音
二つ名:溶解の檻

役職はナザリック地下大墳墓戦闘メイド。
演技することが得意な為、セバスと共に王国への情報収集に同行している。演技中はわがままな令嬢と執事として、上司であるセバスとの立場が逆転する。
捕食性スライムであり、体内に取り込んだ人間を酸で徐々に溶かしながら捕食する。またそれを楽しんでいるなど人間を強く蔑視しており人格者であるセバスとは少し食い違うところがあるようで、ツアレを拾ってきたセバスに対しても顔を歪ませた。
上司であるセバスからの命令であった為に、ツアレの治療などを行いはしたもののセバスが離反を企てているとアインズに告げ口するなどよく思っていない。

エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ

CV:真堂圭
二つ名:蟲愛でるメイド

役職はナザリック地下大墳墓戦闘メイド。
一見可愛らしい容姿をしているものの、その全てが蟲の集合体。その本当の顔はグロテスクらしい。
人間を食料として扱っているもののソリュシャンのように嬲る趣味はない。虫も食料としており、他の女性階層守護者が嫌っているゴキブリをおやつとして食べるなど蟲である為か少し感覚が違う。
どちらかというと非戦闘要員でプレアデスの中ではそこまで強くはない。それでもこの世界においてはかなりの強さを誇る。

リザードマン

ザリュース・シャシャ

CV:東地宏樹
二つ名:蜥蜴人最強の戦士

リザードマン部族の一つ「緑爪(グリーン・クロー)族」の一員であるものの、世界を見ようと一度村を出て旅人となったため、村での大きな発言権を失っている。しかし、兄は族長であるシャースーリュー・シャシャであり、リザードマン達の四至宝の一つ「凍牙の苦痛(フロスト・ペイン)」の持ち主としてその豊富な経験からナザリックとの戦争の際には意見が大きく尊重された。
旅から戻ったザリュースは、村内に生け簀を作り魚の養殖に着手する。これまでどのリザードマンも行ったことのなかった試みに挑戦した。
五部族連合を作る時には、説得は難しいとされたレッド・アイ族とドラゴン・タスク族への使者を買って出た。レッド・アイ族とは、族長代理のクルシュが話の分かる相手だと見定めるなり同盟案の裏の事情までを隠さずに伝え、説得を成功させた。同時に旅人である為に生涯結婚することは不可能だろうと思っていた彼であったが、クルシュに一目惚れをしてしまい結婚をその場で申し込む。
ドラゴン・タスク族では強さが重視されており、勝つことが出来れば話を聞くという条件で族長のゼンベルとの一騎討ちに応じる。体格差もある上にフロスト・ペインの必殺技を知っていたゼンベルに対して不利に思われたものの、フロスト・ペインの持つ冷気で徐々に体温を奪うという能力によってゼンベルを降伏させた。
スケルトン軍との戦いの時には、司令塔であったエルダーリッチに力量差があったにも関わらず止めを刺すなど、蜥蜴人最強の戦士に相応しい活躍をした。
コキュートスとの戦いでは圧倒的な実力差がありながらも一撃を喰らわせることに成功する。レベル差からダメージを与えることは出来なかったものの、彼の戦いぶりを気に入ったコキュートスは死んだザリュースの復活をアインズに直訴し生き返った。

クルシュ・ルール―

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@shuichi

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