【BTTF】バック・トゥ・ザ・フューチャーに隠された小ネタ・伏線・パロディまとめ【Back to the Future】

バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future)とは、1985年公開のアメリカ映画で、世界中で大ヒットしたタイムトラベルSF映画。バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作の原点となるPart1に焦点をおいて、細かく小ネタを紹介。当時のアメリカを知らないとわかりにくいパロディなど、知ったら思わずもう一度観たくなる小ネタが満載。

1955年に上映中の映画

タイムスリップして変わった街並みを不思議そうに見渡すマーティ。このシーンで写る映画館が上映中している映画は『バファロウ平原 / Cattle Queen of Montana』。1985年では大統領になっているロナルド・レーガンがまだ俳優として活躍しているのがわかる。このあとマーティは1985年からタイムスリップしてきた事をドクに伝えるが、なかなか信じてもらえず、疑ってかかるドクに「じゃあ、1985年の大統領は誰だ?」と聞かれ、「ロナルド・レーガンだよ」と言ったら、余計に信じてもらえなくなるというシーンに繋がっている。

ミスター・サンドマン

マーティが1955年に訪れるとThe Four Acesが歌う「Mr. Sandman」が流れる。
なぜこの曲が選ばれたのかというと、ロレイン役のリー・トンプソンが1955年の10代の若者になりきろうと思いこちらの曲を聞いていたから。
監督であるゼメキスが、リーがよく聞いていたこの曲を映画のどこかで使おうと提案し、ここで使われることとなった。

1955年のガソリンスタンドと選挙カー

ガソリンスタンドでは1台の車に対してスタッフが4人も来て給油するシーンがあるのだが、元々は1人の予定だったのを監督のロバート・ゼメキスが急遽、4人に変更した。1985年のアメリカではガソリンスタンドはセルフが主流だったので、「人が給油してくれる?しかも4人も!?」と、時代格差を強調したのだ。

ミス2

マーティがルウの喫茶店に入る直前に市長レッド・トーマスの宣伝カーが通りすぎる。
最初は拡声器が2つあり、レッドの看板も進行方向を向いていたのだが、画面が変わると拡声器は1つになり看板が横を向いてしまっている。

ビフの車

マーティがルウの店に入ろうとするとき、すでに店の前にビフの車が止まっている。
しかし、ビフがこの店を訪れるのはマーティが入店してしばらくたってからである。
ビフはいないのに、ビフの車は当分前から路駐されているのだ。

喫茶店店主との噛み合わないやりとり

店に入ってすぐ、店主に「船が難破でもしたのか?」と聞かれるマーティ。1955年ではまだダウンジャケットがなく、救命胴衣に見えたのだ。
お店の中の電話を借りるシーンではマーティの時計のアラームがなり、店主に気味悪がられる。1955年ではまだアラーム機能がないからだ。
店主に「何か注文をしろ」と言われ、マーティがまず頼んだのは『タブ(Tab)』。コカ・コーラ社の低カロリー飲料だが、まだ発売されてない1955年では請求書の事を指す為、店主に「請求書?それは注文の後だ。」と言われてしまう。「じゃあ、ペプシのフリー(砂糖なしの意味)ある?』とマーティが聞くと「うちには無料(フリー)の物はねぇよ。」と言われてしまう。そして、最終的に「なんでもいいから砂糖の入ってないものを。」と注文し、やっとコーヒーが出てくる。序盤のペプシフリー推しはここへの伏線だろう。
ちなみに、『タブ』は1970年代に流行った飲み物で、1985年時では古い飲み物だったそうだ。

ウィルソンとの出会い

1955年のウィルソン(右側)

1985年のウィルソン市長

1955年の喫茶店で働く青年ゴールディ・ウィルソンとマーティは出会う。ウィルソンは「自分はそのうち夜学に通って、いつか立派な人物になってみせる。」と将来の夢をマーティに熱く語るが、1985年では市長になっている事を知ってるマーティは、ウィルソンに「市長になるよ!」と明るい未来を示し、ウィルソンをその気にさせる。また、このマーティの一言に影響されたからこそ、ウィルソンは市長になれたとも考えられる。

繰り返しネタ

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