ナイトクローラー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ナイトクローラー』とは、刺激的な映像を求めて夜のロサンゼルスを駆けめぐる報道パパラッチの姿を通し、視聴率至上主義のテレビ業界の裏側を浮き彫りにしたサスペンススリラー。軽犯罪で日銭を稼ぐルイスは、報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知り、自分もやってみようと思い立つ。「ボーン・レガシー」などの脚本家として知られるダン・ギルロイがメガホンをとり、長編監督デビューを果たした。

物語冒頭で工事現場でフェンスの金網を盗みスクラップヤードに売りに言った際、現場監督に自分を売り込むために言ったセリフ。
悪い事をしているその場で、自分を売り込む。サイコパス的な人間性の欠如が少しずつ見え隠れし始めたこの辺りから、物語が突き進む先への不安感を煽られていく。
結局、現場監督には「泥棒を雇う気はない」と断られた。

それが僕の仕事だ。人が破滅する時に現れてカメラを回す。

レストランの銃撃戦が作られたものではないかと、警察の取り調べを受けた際にルイスが言ったセリフ。
殺人事件の情報を隠し、レストランでの銃撃戦を仕組み、カーチェイスの末にリックを見捨てニュースのネタにしたルイス。警察の取り調べでも、それらしい話をでっちあげ「法に触れることは何もしていない」と言い切った。ルイスが殺人行為を行っていると睨んでいるも、証拠がなく警察はルイスを逮捕できなかった。

スキルアップの近道は指示をよく聞いて従うことだ

物語ラスト、ビデオプロダクションニュース社の研修生に向かって言ったセリフ。
「時には戸惑うこともあるだろうが、僕は自分ではやらないことは決して君達に要求しない」とも言い切るルイス。
雇われたばかりの研修生には分からないことだが、ルイスの出す犯罪行為すれすれの指示にも従えば、晴れて正社員として迎えるということだ。

『ナイトクローラー』の関連映像

予告映像

冒頭映像

特別映像

『ナイトクローラー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

12キロ減量で怪演披露

主演のジェイク・ギレンホールはルイスを演じるに当たって12キロもの減量を行い、不気味な存在感と目のくぼみを作りルイスというキャラクターを造形した。
役作りに当たってイメージしたのはコヨーテだそうだ。
ダン・ギルロイ監督は、役柄のイメージとしてコヨーテを例にあげ「コヨーテというのは、夜になると餌を探して山から出てくる動物だ。あの動物は常に痩せこけていて、太ったコヨーテというのは存在しないんだ」と説明したという。
また減量だけでなくナイトクローラーの生活同様、私生活でも昼夜逆転の生活を行っていたと明かしてる。

ジェイクと初めて会った晩、気がついたら5時間も話し込んでいた

監督のダン・ギルロイは「ナイトクローラーの主人公ルイスは普通じゃない役だから、あのキャラクターを心の底からおもしろいと思ってくれて、自分自身が掘り下げてどっぷりと浸かってくれるような役者にしか務まらないと思っていた。」と明かし、役者として「とんでもない才能の持ち主」だと思っていたジェイク・ギレンホールに声をかけたという。
また、ダン・ギルロイ監督とジェイク・ギレンホール双方の家族が映画界に深く関わっている家庭で育ったことから「彼と一緒にいるととても居心地がいいんだ。余計な社交辞令を交わさなくても最初から分かり合えている感じというかね。」と語り、初対面にも関わらず2人だけで5時間以上も話しこんでいたことをインタビューで語っている。

「Into the Woods」の出演を断った

主演のジェイク・ギレンホールは主演だけではなくプロデューサーとして、キャスティングやビジュアルのディレクションまであらゆる面でこの作品に関わることから大作ミュージカルの出演を断ったとされている。

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