ポケットモンスター(ポケモン)の伝説のポケモンまとめ

伝説のポケモンとは、公式の説明文によると「各地方で滅多に見ることの出来ない貴重なポケモン」のことであり、ゲーム中に1匹しか出現しないポケモンたちの総称である。シリーズ20年、7世代に至るシリーズの間にさまざまな伝説のポケモンが生み出されてきた。この記事では、各作品の舞台である地方の特色を色付ける伝説のポケモンたちを紹介する。

「ダイヤモンド・パール」「プラチナ」で初登場した伝説のポケモン。準伝説に分類される。
名前の由来は「ヒート(熱)+ラン(走る)」。見た目のモチーフは実在する両生類の生物「ファイアサラマンダー」と思われる。

プレイヤーからは通称「天井這い回りポケモン」などと呼ばれている。その名前の由来はヒードランの図鑑説明文によるもの。
ヒードラン自体はハードマウンテンという山の最奥で捕獲できる。「峻厳な山の洞窟奥にいる伝説のポケモン」といういかにも威厳のある雰囲気でたたずんでいるヒードランなのだが、その図鑑説明文は威厳も何もないテキストである。その内容は「かざんの ほらあなに せいそく。じゅうじの ツメを くいこませて カベや てんじょうを はいまわる。」というもの。
同作品に初登場した伝説のポケモンたちが「知恵、感情、意志をそれぞれ司るとされている」「時間や空間を操る」「あらゆる悪夢を祓う」など神話や神秘的な伝承が語られているのに対してヒードランはただ「天井を這い回る」というだけのもの。特に何かの象徴であったり支配者というわけでもなく、説明文は「天井を這い回る」だけ。
このことはプレイヤーに大いにネタにされた。
天井をゴソゴソ這い回る様子から、プレイヤーからいつしか「ゴキブロス」(ゴキブリをポケモンのネーミングらしくもじったもの)と呼ばれるようになってしまった。
あまりにも「ゴキブロス」の名前が定着してしまったため、全ポケモンの名前の50音順リストからヒードランの名前を探そうとして「カ」行を見てしまうプレイヤーも多い。

レジギガス

「ダイヤモンド・パール」「プラチナ」で初登場した伝説のポケモン。準伝説に分類される。
レジロック、レジアイス、レジスチルの頂点の存在である。長く太い腕、短い脚、胴と一体化した頭部など、いびつながらも力強さを感じさせる造形。 顔にあたる部分には点字のような意匠があり、その左右には上から茶・水・灰色をした左右対称の目玉模様が3対付いている。
体高は4mほどなのだが、二次創作やあまつさえアニメでも大き目に描かれることが多く、10mメートル以上の身長があるように描かれる。

名前の由来は「レジ(レジェンド)」とギリシャ神話に出てくる巨人「ギガース」。
英語表記が「Regigigas」であることと、身体に文字が刻んであるような風貌から、「Register」(目録・名簿という意味の英単語)も含まれているものと思われる。

オンライン対戦や公式大会で使用可能とされている準伝説に分類されるレジギガスであるが、そのステータスはオンライン対戦や公式大会で出場禁止にされている禁止伝説の面々に並ぶ、もしくはそれ以上に高いものとなっている。
これは専用の特性「スロースタート」によるもの。「スロースタート」はバトルに出てから5ターンの間、自身のステータスが半減するというデメリットしかない効果の特性(5ターン経過すれば本来のステータスに戻る)。
本領発揮のためには5ターンもその場に居座らないといけないという大変扱いにくい特性であり、プレイヤーからは使い勝手がものすごく悪いポケモンとして扱われている。
5ターンも耐えられるほどの防御力にも欠けるため、プレイヤーたちによってレジギガスは「レジワロス」と不名誉な呼び名がつけられてしまった。由来は「レジ+ワロス(嘲笑という意味合いの「笑う」のネットスラング)」

クレセリア

「ダイヤモンド・パール」「プラチナ」で初登場した伝説のポケモン。準伝説に分類される。
多数の三日月が組み合わさったような体形をしており、「三日月の化身」と言われる。クレセリアが発する光には悪夢を祓う効果があるという伝承がゲーム内に登場する。

クレセリアはHP、防御、特防のステータスが高く、敵の攻撃をひたすら耐える耐久型として優秀なポケモンである。
特に特防のステータスは全ポケモントップクラスを誇り、弱点をつかれても平然と耐えることができる。さらには自己回復技なども覚えることができ、生半可な攻撃では到底太刀打ちできないまさに「壁」というポケモンである。
この高い防御性能から、アタッカーのポケモンたちは「クレセリアを何回の攻撃で倒せるか」で攻撃力を競うこともある。

ディアルガ

「ダイヤモンド」のパッケージを飾る伝説のポケモン。禁止伝説に分類される。
胸の中心にあるダイヤモンドの様な核からわかるとおり、モチーフは宝石のダイヤモンド。名前の由来も「ディアマンテ」(イタリア・スペイン語でダイヤモンドという意味)からきている。

ディアルガは時間を操るという伝承を持っている。「ダイヤモンド・パール」「プラチナ」の舞台であるシンオウ地方を創造したとされる神のうちの1体。
「ダイヤモンド・パール」「プラチナ」のストーリーにおいては、その力を利用しようとギンガ団のボスであるアカギに対の存在であるパルキアともども狙われる。
その登場シーンでのディアルガの鳴き声「グギュグバァ!」の独特さは当時のプレイヤーからもネタにされている。

アニメ劇場版「 ディアルガVSパルキアVSダークライ」で主役を務める。
アラモスタウンへ逃げ込んだパルキアを追って出現し、戦いを始めた。伝説のポケモン同士の三つ巴の戦いという内容のストーリーなのだが、彼ら伝説のポケモンたちが争っている原因や理由がいまいち伝わりにくく、「ただ暴れているだけ」という野蛮で凶暴なイメージが視聴者に刻まれてしまった。

ゲーム本編の派生作品である「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊」のラストボスとして「闇のディアルガ」が登場する。
この時に流れるBGM「けっせん! ディアルガ!」はプレイヤーから人気が非常に高く、なんと「第3回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」にて32位、第4回では19位にランクインした。さらには「みんなで決める任天堂ゲーム音楽ベスト100」では1位を獲得した。

パルキア

「パール」のパッケージを飾る伝説のポケモン。禁止伝説に分類される。
モチーフや名前の由来は真珠(パール)。

ディアルガと対の存在であり、こちらは空間を操るとされている。
「ダイヤモンド・パール」「プラチナ」の舞台であるシンオウ地方を創造したと人々に伝えられるポケモンの内の一体。
パルキアが生まれた事で空間が生み出されたとされ、パルキアが呼吸をすることで空間が安定するとも言われており、このことからパルキアは空間を司る神と呼ばれている。
ゲーム内では、その力を利用しようとギンガ団のボスであるアカギに対の存在であるディアルガともども狙われる。

ディアルガ同様、登場時の鳴き声「ぱるぱるぅ!」がプレイヤーからネタにされている。
それよりも有名なのはアニメ劇場版「ディアルガVSパルキアVSダークライ」において「パルキアのバカヤロー!」と罵倒された台詞。
ディアルガとパルキアの戦いに巻き込まれてしまい、アラモスタウンは時空の彼方に飛ばされて壊滅状態になってしまう。戦いが決着し、落ち着きを取り戻したパルキアは巻き込んでしまったアラモスタウンの町並みを空間を操る能力でもって元に戻す。元通りに戻ったアラモスタウンを見届け、いずこかへと去っていくパルキアへ向かって、サトシは「バカヤロー!」と発言する。
この不当な中傷の台詞がネタになり、プレイヤーの間でパルキアの話題が出ると必ず「パルキアのバカヤロー!」という台詞が書き込まれる。

ギラティナ

「プラチナ」のパッケージを飾る伝説のポケモン。禁止伝説に分類される。
名前の由来は「ギルティ(有罪)」+「プラチナ」。

シンオウ地方の伝承では、この世の裏側「破れた世界」に住み、なんらかの原因で世界に歪みが生じた時、元に戻す役割を担っているといわれる。
現実世界では「アナザーフォルム」と呼ばれるボロボロの羽に六本脚という独特の姿をしているが、やぶれたせかいでは脚のない、東洋竜のような姿「オリジンフォルム」になる。 異世界を渡ったことでこのような姿の変化があると作中で説明されている。
不気味で不協和音ながらかっこいい戦闘曲、独特の容姿、自己犠牲的な設定、アニメ劇場版での活躍などからプレイヤーからは人気の高いポケモンである。

劇場版「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」、その続編にあたる「アルセウス 超克の時空へ」に登場。
「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」では物語の鍵を担い、「アルセウス 超克の時空へ」では暴れるアルセウスを食い止めることに協力した。
ゲーム内での不気味な印象に反し、小さなポケモンたちにも優しく接したりとかわいらしい印象を視聴者たちに与えている。
「光輪の超魔神フーパ」にも登場した。「ギラティナと氷空の花束シェイミ」「アルセウス超克の時空へ」では同一個体であったが、「光輪の超魔神フーパ」に登場したギラティナはこれらと同一個体かは不明。

ダークライ

黒いマントを羽織った人間のような幻のポケモン。
実際には細い脚があるが、普段はその脚を収納して宙に浮いた状態となっている。
名前の由来は「ダーク」と「暗い」。

新月の夜に出現し、人々に悪夢を見せるという能力「ナイトメア」を持っており、その力を利用して自分の身や縄張りを守ろうとする。
ダークライ自身は無闇に危害を加えようとはしない大人しい性格。また、この「ナイトメア」の能力は、ダークライ自身の意思に関係なく勝手に発動してしまうものであり、ダークライ自身の意志でコントロールや制御ができない。 そのため、ダークライは、誰とも関わろうとせず自ら孤独に生きている。
しかし、シンオウ地方の人々の間では「月が出ていない夜には、ダークライが恐ろしい夢を見せる」という伝承が伝わってしまっている。
こういった悲劇的な設定やミステリアスな容姿などから、プレイヤーからの人気は高い。

設定から、悪夢を祓う能力を持つクレセリアの対極に位置するポケモンであると思われる。
だが両者が互いに接触したシーンはゲーム、アニメ、その他スピンオフ作品を合わせてもかなり限られている。

アニメ劇場版「ディアルガVSパルキアVSダークライ」にて主役として登場した。
その際には、今までないと思われていた脚部を晒した。

フィオネ・マナフィ

クリオネのような姿をした幻のポケモン。フィオネが進化することでマナフィとなる。

人の体と内面を入れ替えてしまう能力を持つ。
また、すべての水タイプのポケモンの長であり、目覚めれば大雨を起こす伝説のポケモン・カイオーガでさえマナフィの格下にすぎない。
かわいらしい見た目に反してかなりの設定を秘めたポケモン。

アニメ劇場版「ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ」では主役ポケモンとして登場した。
そのタイトルの通り、派生作品「ポケモンレンジャー」シリーズとマナフィは深い関係にある。マナフィの入手は「ポケモンレンジャー」のコラボレーション企画を通じての配信しかなく、セレビィ、ジラーチ、デオキシスと続いてきた「幻のポケモンは映画前売り券のコードを入力して手に入れる」という法則を打ち破った。
「ポケモンレンジャー」シリーズを購入しなければ手に入れることができない幻のポケモンであったため、プレイヤーからは「マナフィを手に入れるためにやりたくもない(興味もない)ゲームひとつ買えっていうのか」と批判が出た。
その後、イベント会場での配信、DVD版「蒼海の王子 マナフィ」の初回特典などの入手方法ができたが、どれも非常にハードルが高かった。
さらにはその後も何年にもわたり日本での配信がなかった。(海外ではイベントなどの特典で配布されていた)
日本でマナフィが配布されたのは、それから7年後のことである。

シェイミ

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