RCサクセション(RC Succession)とは【徹底解説まとめ】

RCサクセション(RC Succession)とは、1970年にデビューした日本のロック・バンド。ヴォーカリストの忌野清志郎とギタリストの仲井戸麗市を中心に、数々の名曲・名盤を残してきた。現在でも多くのミュージシャンが影響を受けたバンドとして名前を挙げている。1991年に活動休止状態に入り事実上の解散。2009年5月2日、忌野清志郎の死去により、RCサクセション復活の夢は永遠に絶たれた。

1976年

1月21日:シングル「スローバラード」

Side A
1. スローバラード

Side B
1. やさしさ

1972年12月20発売の「三番目に大事なもの」以来、約3年ぶりとなるシングル。

「スローバラード」は作詞・作曲:忌野清志郎・みかん、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。

印象的なギターとピアノのイントロによって始まる名曲。RCの代表曲の一つであり、奥田民生、UA、Superfly、ゴスペラーズ、槇原敬之、和田アキ子、世良公則、ほか数多くのアーティストがカヴァーしている。
素晴らしい楽曲であるにも関わらず、この「スローバラード」は発売当初には全く売れず、わずか数か月で廃盤になってしまう。素晴らしい楽曲が必ずしもヒットするとは限らない、という好例の一つだろう。
シングル・ヴァージョンとアルバム・ヴァージョンがあるが、アルバム・ヴァージョンの方がエンディングが30秒程長い、という違いのみである。

みかんさんというのは、清志郎の当時のガール・フレンド。この「スローバラード」は、車が故障してしまったために、八王子市民球場の駐車場で二人で夜を明かすことになった時の実体験が元になってできた歌。車内で寝ていると見回りの警察官がやってきて無理やりに起こされた。最初はその時の怒りがこもった歌詞だったのだが、思った以上に素晴らしい内容だった。そこでみかんさんは警察官のパートを削除すればもっと良くなるとアドヴァイス。そういう経緯で歌詞が完成したため、みかんさんの名前もクレジットされることになった。

星勝は元モップスのギタリスト。井上陽水のデビュー・アルバム『断絶』がアレンジ、プロデュース・デビュー作になる。星勝はアルバム「シングル・マン」にも深く関わってくる。

ホーン・セクションは当時来日コンサートを行っていた「タワー・オブ・パワー」が担当している。「タワー・オブ・パワー」はアルバム「シングル・マン」にも参加している。

清志郎とはデビュー前から親交があり、80年代にはRCのディレクターを行い、現在はオフィスオーガスタの社長をしている森川欣信の回想によると、この「スローバラード」に出てくる車は、清志郎が5万円で買った中古の日産・サニークーペとのこと。森川が清志郎のこのサニークーペに乗り込んで語り合ったのが、二人の親交の始まりだったという。

1991年、堤幸彦(当時は堤ユキヒコ)監督による映画「![ai-ou]」の主題歌に使用される。
2015年、園子温監督による映画「ラブ&ピース」の主題歌に使用される。園子温監督は1990年頃に本映画の脚本を執筆、RCのファンだったことから、清志郎を主役として映画化したいとオファーしたのだが、清志郎は「俳優業はやってない」という理由で断られている。こういういきさつから、20数年後に映画化が実現した際に主題歌として「スローバラード」が起用されることになった。

「やさしさ」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
メロディアスでソフトなパートに挟まれる形で、フリーキーなホーンと不穏な雰囲気を煽り立てるピアノをバックに清志郎がハードにがなり立てるパートが出てくる。曲の構成やアレンジ、歌詞、バック・コーラスも含めて実験的な遊び心に満ちた楽曲。
この曲にもシングル・ヴァージョンとアルバム・ヴァージョンがあり、各楽器のミックスに若干の違いがある。

4月21日:アルバム「シングル・マン」

Side A
1. ファンからの贈りもの
2. 大きな春子ちゃん
3. やさしさ
4. ぼくはぼくの為に
5. レコーデング・マン(のんびりしたり結論急いだり)
6. 夜の散歩をしないかね

Side B
1. ヒッピーに捧ぐ
2. うわの空
3. 冷たくした訳は
4. 甲州街道はもう秋なのさ
5. スローバラード

*****

CD シングル・マン +4
01. ファンからの贈りもの
02. 大きな春子ちゃん
03. やさしさ
04. ぼくはぼくの為に
05. レコーデング・マン(のんびりしたり結論急いだり)
06. 夜の散歩をしないかね
07. ヒッピーに捧ぐ
08. うわの空
09. 冷たくした訳は
10. 甲州街道はもう秋なのさ
11. スローバラード
12. わかってもらえるさ
13. よごれた顔でこんにちは
14. スローバラード(シングル・バージョン)
15. やさしさ(シングル・バージョン)

1972年12月5日発売の「楽しい夕に」以来、3年4ヶ月ぶりにリリースされたサード・アルバム。紆余曲折を経てリリースされたが1年と経たずに廃盤。その後に様々な経緯を経て再リリースされたアルバムである。

名盤、と呼ばれているが、それは万人受けするような耳障りのいいメロディや歌が詰まっているからではない。むしろ意図的に「売れ線」の対極を狙ったようなアレンジや曲構成、実験的な試み、場合によってはファンにケンカを売っているような歌詞、怒りや嘲りに満ちた歌声、それら「つむじ曲がり」的な要素が詰まっていながら、聴く人を魅了して止まない魅力に満ちているからだ。
野心作、と言えるだろうし、本アルバムのレコーディング当時に流行っていた「かぐや姫」や「チューリップ」といったメインストリームに対するアンチテーゼだったのかもしれない。単純に売れないことへの屈折した表れだったかも知れない。
勿論、そういった天邪鬼な感触だけではない。そこには冷笑的な態度の間から覗き込む、たまらなく大きな優しさがあり、どうしようもない悲痛な叫びがあり、若さゆえの打算のない見事な愛がある。耳障りのいいメロディはないが、とびきりに悲しくも、とびきりに美しいメロディがある。
万人向けではないから、聴き手を選ぶアルバムだろう。聴き手が予め持っている、音楽を聴くうえでの安全圏を超越した歌と演奏がそこにあるから、拒絶反応を起こす聴き手だっているはずだ。それでも、一旦このアルバムの魅力にはまってしまったら、もう背をそむけることは決して出来ない。だから名盤なのだ。

●発売までの経緯

1974年11月、RCは契約が切れた東芝から、レコード会社をポリドールに移籍する。当時ポリドールのディレクターだった多賀英典がRCのことをかっていたことから決まった移籍であった。移籍に伴い久々のレコーディングが始まる。これが「シングル・マン」である。ちなみに多賀英典はのちに独立。キティ・グループ創業者であり現在はキティ・フィルムの社長である。

レコーディングが始まってすぐ、当時のRCのマネージャーだった奥田義行が、ホリプロのドル箱スターだった井上陽水を連れて、ホリプロに造反する形で独立。自身のプロダクション会社「りぼん」を設立してしまう。当初はRCも奥田と行動を共にするとみられていたが、ホリプロとの契約がまだ1年残っており、ホリプロ側はRCと契約解除することを拒否。これは多分に奥田への見せしめ、あてつけの意味があったと想像できる。事実、RCはホリプロとの契約が切れるまで、月3万円の給料で拘束されるだけで、仕事はなにもさせてもらえない飼い殺し状態、いわゆる「干される」状態に陥ってしまう。

そのような状態だったので、「シングル・マン」のレコーディングにも十分なサポートを与えられることはなかった。ホリプロからすれば、1年後に契約が切れればRCはホリプロから出ていくことが判っていたので、なんでそんなアーティストのレコーディングに手を貸す必要があるんだ、といったところだった。 RC側は仕方なくホリプロには秘密裡に中断していたレコーディングを続行している。

事務所に秘密裡に進められたレコーディングでは、星勝をアレンジャーに迎え、電気楽器とホーン・セクションによる音作りがなされた。ただし、清志郎はこの星のアレンジを「音がきちんと整理され過ぎていて豪華。聴き易すぎる。(星が以前在籍していた)モップスは好きだった。だからあの感じやヴァニラ・ファッジみたいなものを期待したのに、井上陽水のアルバムみたいにされそうになった」」と語っている。

1975年3月、「シングル・マン」のレコーディング終了。自分たちの納得のいく初めてのアルバムとなった。しかし、秘密裡にレコーディングをしていたために、ホリプロからのリリース許可は出されず、1年間もお蔵入り状態になってしまう。

1976年4月21日、ようやくホリプロとの契約が切れ、奥田が設立した「りぼん」に移籍、「シングル・マン」も無事にリリースされることになった。しかし事務所のプロモーションをあまり受けることが出来ず、売上は伸びずに1年と経たずに廃盤になってしまう。

●シングル・マン再発売実行委員会

1979年、RCはロック・バンドに転身し、ライヴハウスを中心に徐々に人気を集めていた。そんな中、RCの新譜を待ちかねていた音楽評論家の吉見佑子が「新譜が出せないのなら、廃盤となってしまった『シングル・マン』をファンの元へ」というポリシーの元に、「シングル・マン再発売実行委員会」を設立、彼女自身が事務局長に就任し、ポリドールに再発売の働きかけを行った。

この運動は新聞や雑誌でも取り上げられ、世間の耳目を集めることになった。その結果、「自主制作限定300枚買い上げ」という形で、異例の再発売を実現させている。当初は再発売実行委員会のメンバーが関わる、国立の「レコード・プラント」と青山の「パイドパイパー・ハウス」の2店のみでの販売だったが、売れ行きが好調で、計1,500枚を売り上げ、再プレスが追いつかない状況となってしまった。

●シングル・マン正式に再発売

1980年8月1日、前年の「シングル・マン再発売実行委員会」の運動が実を結び、この日めでたく正式にポリドールより再発売された。再発売された際のLPレコードの帯には、ポリドールからの謝罪文が以下のように掲載されていた。

「シングル・マン再発にあたって…このアルバム「シングル・マン」は、4年前に発売されあえなく廃盤になっていたものです。しかし、このアルバムを今一度世に出したいと吉見佑子さん、「パイドパイパー・ハウス」岩永正敏さん、「ART VIVANT」芦野公昭さん、堀田丸恵さんその他数多くの方々のご協力により「再発実行委員会」がつくられ、昨年末より自主限定発売がされていました。プレスされるたびに売り切れとなり、手に入れられない方や、東京以外の方から苦情が相ついでいましたが、このたびどこでも手に入れられるよう再発売できるようになりました。ひとえにRCサクセションを支持して下さるファンの皆様、そして再発実行委員会に直接、間接にご支援いただいた皆様の熱意のおかげと深く感謝しています。レコード会社としまして、こんな素晴らしいレコードを廃盤にしていたことを恥じ入り、反省している次第です。」

●その後

CDの時代になり、何度か再発されている。

1994年12月19日、ボーナス・トラックとして忌野清志郎+坂本龍一のシングル「い・け・な・いルージュマジック」と同シングルのカップリング曲「明・る・い・よ」を追加して再発売(アルバムの世界観を壊すようなボーナス・トラックの追加なので、あまり褒められたものではない)。

2002年10月25日、紙ジャケットで再発売。

現在は2015年5月2日に再発売された「シングル・マン +4 [SHM-CD]」がレギュラー商品となっており、「スローバラード」と「やさしさ」のそれぞれのシングル・ヴァージョンと、シングルのみの発売だった「わかってもらえるさ」「よごれた顔でこんにちは」の計4曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。
また、2015年6月10日には、初回生産限定盤として、オリジナル・マスターからのリマスタリングによるアナログ盤も再発売されている。

●参加ミュージシャン

契約の関係でRCの3人以外のミュージシャンのクレジットはされていない。代わりに歌詞カードに「このレコードは世界的ミュージシャンが豊富に使用されておりますので安心してご利用ください」と書かれている。その後関係者へのインタビューなどで参加ミュージシャンの情報が少しずつ分かってきている。

現在までに分かっている参加ミュージシャンは以下の通り。

・西哲也 - ドラムス:ほぼ全曲でドラムを叩いている。
*桑名正博が在籍していた「ファニー・カンパニー」のドラマーだった人物。

・チト河内 - ドラムス:「冷たくした訳は」でドラムを叩いている。
*「ザ・ハプニングス・フォー」や「新六文銭」のドラマーだった人物。

・ミッキー吉野 - キーボード:「ヒッピーに捧ぐ」でハモンド・オルガンを弾いている
*レコーディング当時は「ミッキー吉野グループ」を結成。1975年から「ゴダイゴ」として活躍。

・柴田義也 - ピアノ:「夜の散歩をしないかね」でピアノを弾いている。
*1980年5月に正式にRCに参加。

・ニューヨーク・フィルハーモニー - ストリングス。

・タワー・オブ・パワー - ホーン及びリズムセクション。
*アメリカ・オークランド出身のファンク、R&Bバンド。彼らはRCとのレコーディングの前に、かまやつひろしの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」(シングル「我が良き友よ」のカップリング曲)のレコーディングにも参加している。

●ジャケットについて
ジャケットに使われているイラストは「幼児児童絵画統覚検査図版(金子出版)」から採用されている。これは、児童心理学の絵で精神状態を判断する資料である。清志郎が探してきたという。ジャケット右上の「RCサクセション」のロゴも清志郎がデザインしたものである。

●「[初期のシングル・マン」について

2016年11月9日リリース予定だったCDに「初期のシングル・マン -The Immortal RC SUCCESSION-」がある。これは2018年2月現在、まだリリースはおろか、発売延期後の情報が何も伝わってきていない。
発売元は「なかよしグループ」で、ここは2016年2月5日に「PLEASE ROCK ME OUT AT 日比谷野外音楽堂 1981.5.30/5.31」をリリースした会社でもあり、「株式会社りぼん」の音楽出版社でもある。

メーカーによるインフォメーションは以下の通り。

1976年に発表された名盤「シングル・マン」。
昨年の再発売に合わせた特別番組などで取り上げられ、発売までの経緯や廃盤から再発などの紆余曲折は語り尽くされてきたが、それ以前に行われていたスタジオ・デモセッションを収録したカセットテープを、当時の所属事務所が発掘。
1970年代初めにモウリスタジオで行われたデモセッションの模様を、ライヴ音源のみで音源化されている未発表曲も含め ほぼノーカットで収録。
さらにボーナスディスクとして、1974年10月31日横浜教育会館にて開催された「邪魔者RCサクセションコンサート」を同梱。
※初回生産分特典として、完全未発表曲を含めた特典CD-Rを付与(封入予定)します。なくなり次第、配布終了となります

楽曲の権利などの関係によりリリースが延期(あるいは中止)されているのだろうが、その辺りをきちんとクリアした形でリリースの発表を行ってほしいものである。

以下は予定されている(予定されていた)内容。CD4枚組である。

Disc 1
01. ファンからの贈り物
02. 大きな春子ちゃん
03. やさしさ
04. ぼくはぼくの為に
05. 夜の散歩をしないかね
06. ヒッピーに捧ぐ
07. うわの空
08. 冷たくした訳は
09.甲州街道はもう秋なのさ
10. スローバラード

Disc 2
01. 夢を見た
02. ベルおいで
03. 弱い僕だから
04. 一日
05. ぼくの情婦
06. マリコ
07. ぼくとあの娘
08. 君が僕を知ってる
09. ダーリン・ミシン
10. お墓
11. 仕事なので
12. 世間知らず
13. 雨の降る日
14. 窓の外は雪
15. ガラクタ
16. ぼくはタオル
17. 君にさようなら
18. ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います

Dsic 3(1974年10月31日:横浜教育会館「邪魔者RCサクセションコンサート」より)
01. 2時間35分
02. 去年の今頃
03. うわの空
04. 日隅君の自転車のうしろに乗りなよ
05. 甲州街道はもう秋なのさ
06. 悲しいことばっかり
07. 大きな春子ちゃん
08. マリコ
09. ぼくはぼくの為に
10. 世間知らず
11. ヒッピーに捧ぐ
12. もっとおちついて

Disc 4
01. 夜の散歩をしないかね
02. ファンからの贈りもの
03. 君が僕を知ってる
04. 弱い僕だから
05. やさしさ
06. ダーリン・ミシン
07. スローバラード

●各曲の概要

「ファンからの贈りもの」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
いきなりクラヴィネットのファンキーな演奏で始まる。詳細なクレジットがいまだに公開されていなので断定は出来ないが、この歯切れの良いリズム・セクションとホーン・セクションはタワー・オブ・パワーだろう。ねちっこいファンクではなく、開放的なファンク。清志郎の詞にはかなり強烈な毒が含まれている。

「大きな春子ちゃん」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
小林がリード・ヴォーカルを取っている。相変わらず良く歌うウッドベースが目立つ。

「やさしさ」作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
先行シングル「スローバラード」のカップリングとしてリリースされているが、本アルバムには各楽器のミックスに若干の違いがあるアルバム・ヴァージョンとなっている。

「ぼくはぼくの為に」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
掻きむしるようなアコースティック・ギターのカッティングと、様々な叫び声に乗って、忙しなく突き進むナンバー。

「レコーデング・マン(のんびりしたり結論急いだり)」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:RCサクセションによる楽曲。編曲に星勝が参加していない。
タイトルの「レコーデング・マン」は打ち間違えた訳ではない。アナログ盤にはしっかりと「レコーデング・マン」と記載されている。ただしCDでは「レコーディング・マン」になってはいるが。
音のコラージュ的な作品。マザーズ・オブ・インヴェンションを思い起こさせるアヴァンギャルドな小品。

「夜の散歩をしないかね」作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
ピアノはのちにGee2woとしてRCのメンバーとなる柴田義也。スローでジャジーなムードいっぱいの楽曲だが、バックで女性の甘い囁き(「ちょっと待って……今、いくから)「大好き」など)や笑い声が入っている。

「ヒッピーに捧ぐ」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
ホリプロ時代にRCのサブ・マネージャーをしていたオオシロ氏の死を悼んだ歌。彼のあだ名が「ヒッピー」だった。清志郎はこの曲に関して後日、こう語っている。
「サブ・マネージャーやってたオオシロくんってのがいて、彼のあだ名がヒッピーだったんだよ。彼は頭もいいし、不遇時代の俺たちに対して、『オレがおまえらを有名にしてやる』なんていって、すごくいいやつだった。そしたらさ、夏に死んじゃったんだよ。ポックリ病だった。そりゃもうショックだったよ……。葬式の後にジァンジァンかどこかでライヴがあって。当時は電車で通ってたんだけど……。ちょうど新しいギターを買った頃だったんだ。中古だけど、ギブソンのハミングバード……。この歌はね、そんな彼に捧げたナンバー。確かレコーディングにはミッキー吉野がいてハモンドを弾いていたと思う。」

「うわの空」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
やさしいメロディに少々辛辣で切ない歌詞。バックには美しい調べのストリングス。エンディングには不穏な空気が漂う。

「冷たくした訳は」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
歯切れの良いホーン・セクションが再び顔を表す。今度はファンクではなくR&Bか。清志郎の歌声もソウルフルで「ガッタガッタガッタ!」とオーティスのように叫んでいる。

「甲州街道はもう秋なのさ」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
星勝のアレンジによるストリングス・パートはトラック・ダウン時にメンバーによって除かれている。小林によるアルコ弾きでのベースがここでも聴ける。清志郎による「嘘ばっかり!」のシャウトが胸を締め付ける。

「スローバラード」は作詞・作曲:忌野清志郎・みかん、編曲:星勝・RCサクセションによる楽曲。
先行してリリースされたシングルよりもエンディングが30秒程長くなっている。

10月11日:シングル「わかってもらえるさ」

Side A
1. わかってもらえるさ

Side B
1. よごれた顔でこんにちは

「本当にもうどん底!」といった時期にリリースされたたシングル。キティ移籍第一弾シングルでもある。
ジャケットと歌詞は清志郎の手書。A面・B面ではなくD面・S面となっているが、これはポリドール・レコード独自の表記によるもの(1976年までこの表記だった)。
破廉ケンチの名前がクレジットされているが、この時期にはすでに欝状態でギター演奏は出来ず、清志郎が全てのギター・パートを弾いている。
A面・B面ともに1981年6月1日リリースの「EPLP」に収録されるが、その際には「ベース:小林やわお」とクレジットされていた。

「わかってもらえるさ」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一による楽曲。
ドラムスを「UTAN(ウータン鈴木)」、キーボードを佐山雅弘が担当している。
RCのその後の活躍を知っている現在では、非常に予言的な歌詞と受け取ることが出来るが、リリース当時は「どう受け取られたか」と考える以前に全く売れなかった。「僕ら何も間違ってない」と清志郎が歌っているが、それが嘘ではなかったことは数年後に証明されることになる。

「よごれた顔でこんにちは」は作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一による楽曲。
ドラムスを「UTAN(ウータン鈴木)」、キーボードをGee2woこと柴田義也が担当している。ピアニカを演奏しているのは清志郎。

1979年

7月21日:シングル「ステップ!」

Side A
1. ステップ!

Side B
1. 上を向いて歩こう

1976年10月11日リリースの「わかってもらえるさ」以来、2年9ヶ月ぶりのシングル。
ジャケット写真は仲井戸の奥さんのおおくぼひさこ。

「ステップ !」は作詞・作曲:忌野清志郎、編曲:椎名和夫による楽曲。
シングルはこのクレジットであるが、「EPLP」に収録された際には作曲・編曲:椎名和夫とクレジットされている。また、「肝沢幅一」というペン・ネームを使わなくなった最初のシングルでもある。
この時期のRCのメンバーは清志郎、小林、小川銀次、新井田耕造。仲井戸は正式には参加していないが、古井戸と掛け持ちで本格的に行動を共にしている。
事務所側はバンドの演奏力に懐疑的であったため、レコーディングには以下のスタジオ・ミュージシャンを起用している。

ドラムス:上原裕
*「村八分」や「シュガーベイブ」に在籍。のちに清志郎のバンド「ラフィータフィー」に参加。
ベース:田中章弘
*「はっぴいえんど」解散後の鈴木茂と「ハックルバック」を結成。
エレキ・ギター:椎名和夫
*本シングルの編曲も担当。「ムーンライダーズ」の初代ギタリスト。
エレキ・ギター:今剛
*「PANTA&HAL」やフュージョン・バンド「パラシュート」に在籍。
アコースティック・ギター:安田裕美
*井上陽水のデビュー当時のバックでギターを担当。山崎ハコの旦那。
キーボード:難波弘之
*「金子マリ & バックスバニー」や「センス・オブ・ワンダー」に在籍。
シンセサイザー:乾裕樹
*フュージョン・バンド「カリオカ」に在籍。
パーカッション:ペッカー
*数多くのレコーディングに参加。「オルケスタ・デル・ソル」のオリジナル・メンバー。
パーカッション:鳴島英治
*数多くのレコーディングに参加。

このようにRCからは清志郎のみが参加。ホーンやストリングスの入ったディスコ風の楽曲なので、清志郎の声が聞こえなければRCの作品とは気が付かれないかも知れない。

「上を向いて歩こう」は作詞:永六輔、作曲:中村八大、編曲:椎名和夫による楽曲。
ご存知、アメリカでも「スキヤキ」のタイトルで大ヒットした坂本九の曲を、ロック・ナンバーに大胆にアレンジした楽曲。ライヴでは「日本の有名なロックンロール !」と紹介していた。

1980年

1月21日:シングル「雨あがりの夜空に」

Side A
1. 雨あがりの夜空に

Side B
1. 君が僕を知ってる

仲井戸参加後初のシングル。また「thanks to musicians」として「春日博文」がギターとしてクレジットされている。

「雨あがりの夜空に」は作詞・作曲:忌野清志郎・仲井戸麗市、編曲:RCサクセション・椎名和夫による楽曲。

仲井戸がギター・リフとコード進行を生み出し、それに清志郎が歌詞とメロディをのせて完成させた。
歌詞は当時清志郎が乗っていた中古の日産・サニークーペが雨により故障してしまったという実話と、女の子との情事の様をダブルミーニングにしてある。この車が「スローバラード」の時と同一のものかは不明。清志郎はこの時期、サニークーペを中古で何台か買い換えている。

歌詞の一部は事務所の意向によって書き換えられている。1回目のサビ「Oh どうぞ勝手に降ってくれ ポシャる迄 Woo…いつまで続くのか見せてもらうさ」がその箇所である。

1980年6月5日リリースの初のライヴ・アルバム「RHAPSODY」では
1回目のサビを「Oh どうぞ勝手に降ってくれ ポシャる迄 Woo…いつまで続くのか見せてもらうさ」
2回目のサビを「Oh 雨あがりの夜空に輝く Woo…雲の切れ間にちりばめたダイヤモンド」
3回目のサビを「Oh 雨あがりの夜空に流れる Woo…ジンライムのようなお月様」
とシングル盤の歌詞の通りに歌っている。

1983年12月5日リリースの「The KING of LIVE」では
1回目のサビを「Oh 雨あがりの夜空に輝く Woo…ジンライムのようなお月様」
2回目のサビを「Oh 雨あがりの夜空に輝く Woo…雲の切れ間にちりばめたダイヤモンド」
3回目のサビを「Oh 雨あがりの夜空に吹く風が Woo…早く来いよと俺たちを呼んでる」
と歌っており、この「Oh 雨あがりの夜に吹く風が Woo…早く来いよと俺たちを呼んでる」がオリジナルの歌詞になる。

1986年10月21日リリースの「the TEARS OF a CLOWN」では
1回目のサビを「Oh 雨あがりの夜空に輝く Woo…雲の切れ間にちりばめたダイヤモンド」
2回目のサビを「Oh 雨あがりの夜空に輝く Woo…ジンライムのようなお月様」
3回目のサビを「Oh 雨あがりの夜空に吹く風が Woo…早く来いよと俺たちを呼んでる」
と歌っていうる。
また「Oh 雨あがりの夜に輝く Woo…ジンライムのようなお月様」もシングル盤とは微妙に違っている。シングル盤では「Oh 雨あがりの夜空に輝く」ではなく「Oh 雨あがりの夜空に流れる」である。

清志郎とはデビュー前から親交があり、80年代にはRCのディレクターを行い、現在はオフィスオーガスタの社長をしている森川欣信は、2015年にハイレゾ化された「雨あがりの夜空に」を聴いてこう発言している。

「楽器が多すぎますね。シンセとか全然いらないと思うし、ピアノもうるさい。小川銀次がサビの後ろで素晴らしい対旋律のフレーズを弾いているんですけど、それがあんまり聴こえない。あのときにもっと勇気を出して、音をいっぱい入れるのはやめようって言ったほうがよかったな。ハイレゾで聴くと恥ずかしくなるね(笑)。屋根裏でやってたときのRCってほんとに良かったんですよ。そこに、例えば僕もそうだけど、レコード会社のスタッフが意見を言うし、事務所の人もいろいろ言うでしょ? あの屋根裏のライブのすごさをそのままパッケージするには、僕らが余計なことを言わないほうが良かったのかもしれないという気はしますね。まぁ、お互い遠慮もありましたから。僕がやらないほうがRCはもっと売れたのかもしれない(笑)。」
「(前作の「ステップ!」が本人たちの演奏ではなかったことを受けて)次の『雨あがりの夜空に』は強引に自分たちで演奏したんだけど、かといって自分たちの思うような音にはならなかったんですよ。RC主導ではないし、変なオーバーダビングはされちゃうし。歌詞の一部はいじられるし。なにより当時のエンジニアは、まだロックのレコーディングに慣れていなかったこともあったし。聴きやすくバランスを取るというか……。そういうことで、清志郎たちは不満があったみたいですね。」

このように、「日本で最も知られているロック・ナンバー」(最高のロック・ナンバーのひとつ、といってもいいかも知れない)であるにも関わらず、まだまだメンバーにとっては納得のいく結果は得られていなかった。

なお、2017年9月7日には配信限定リリースで、仲井戸が「雨あがりの夜空に」をセルフ・カヴァーしている(「仲井戸“CHABO”麗市」名義)。

「君が僕を知ってる」は作詞・作曲:忌野清志郎、編曲:RCサクセション・椎名和夫による楽曲。
スリー・フィンガーによるアコースティック・ギターでC&W風に始まる楽曲。間奏でも印象的なフィンガー・ピッキングでのリード・ギターを聴くことができる。

5月21日:シングル「ボスしけてるぜ」

Side A
1. ボスしけてるぜ

Side B
1. キモちE

Gee 2woこと柴田義也が正式に参加してからの初のシングル。また「thanks to musicians」として「小川銀次(SIDE-1)、春日博文(SIDE-2)」がクレジットされている。

「ボスしけてるぜ」は作詞・作曲:忌野清志郎、編曲:RCサクセションによる楽曲。
ヘンリー・マンシーニによる「ピーター・ガンのテーマ」のフレーズを引用したバックに、清志郎による「給料を上げてくれ」と懇願する平社員と「俺の方こそ上げてもらいてえな」と言い返すボス、という一人二役のヴォーカルを聴くことができる。
この歌詞の内容に対し、「中小企業の経営者たちから苦情があり、赤坂や銀座近辺の有線放送で放送禁止になった」という話があるが、これはレコード会社による「販売促進」のための嘘だったそうだ。

「キモちE」は作詞・作曲:忌野清志郎、編曲:RCサクセションによる楽曲。
スピード感のあるロック・ナンバーで3分ちょっとであっという間に駆け抜けていってしまう。清志郎によれば「ヘロインをやったときの気持ちを歌った曲」ということだが、真意のほどは不明。

6月5日:アルバム「RHAPSODY」

Side A
1. よォーこそ
2. エネルギー Oh エネルギー
3. ラプソディー
4. ボスしけてるぜ

Side B
1. エンジェル
2. ブン・ブン・ブン
3. 雨上がりの夜空に
4. 上を向いて歩こう
5. キモちE

*****

CD RHAPSODY
*アナログ盤と同一

1980年年4月5日、今はなき虎の門・久保講堂で行われたライヴの実況録音盤。
1976年4月21日リリースの「シングル・マン」以来、約4年2ヶ月ぶりのアルバムでもあり、キティ・レコードに移籍してからの初のアルバムでもあり、仲井戸麗市と新井田耕造が参加後初のアルバムでもあり、サックスの梅津和時が参加した初のアルバムでもあり、ロック・バンドに転身してからの初のアルバムである。そんな「初」づくしのアルバムが、これまた「初」のライヴ・アルバムというのも、以降の「KING OF LIVE」な活躍を見せることになるRCらしい、といえばらしいだろう。Gee 2woもこのライヴが行われた1ヶ月後にRCに正式に参加することになる。

このライヴ・アルバムが作成された経緯を、当時のディレクターだった森川欣信はインタビューでこう回想している。
(シングル「雨あがりの夜空に」が自分たちの思い通りの音に仕上がらなかったことに対して)
「スタジオでは自分たちが思うような音が録れない。ライブはあんなにいいのに。カセットで録ったライブの音を聴くと、すごく迫力があっていいんですよ。ピーク・レベル超えてるようなラフな感じでやかましくて。テープ・リミッターが自然にかかってて。それで清志郎たちは、ああいう感じにならないのかなってずっと言ってて。だから、アルバムを作る話になったときに、ライヴ・アルバムにしようということになったんです。ライヴ・アルバムの制作のアイディアは僕じゃないです。メンバーからですね。それで久保講堂を押さえて、16か24チャンネルのレコーダーを持ち込んで録ったんです。あのライブはツアーでもなんでもないんですよ。レコーディングのためのライブでした。それをあとでスタジオで、ものすごく修正しました。歌詞を間違えたところだけじゃなくて、ギターもベースもかなり入れ替えてます。だから、このアルバム・ジャケットにはどこにも“ライブ”って書いてないんですよ。」

一方、ライヴ・アルバムが作成された経緯を、清志郎はこう語っている。
「キティ・レコードとしてはスタジオ盤を出したかったんだけど、なかよし(原盤制作会社)としてはライヴ盤の方が安上がりじゃない? そんで、話がこじれたんだよね。それで俺が呼ばれてさ。『清志郎から言ってくれれば話がつくから』って。俺、言ったんだよ『「シングル・マン」は最高傑作だから、あれ以上のものはスタジオに入ってもちょっとできない』ってね。で、久保講堂のライヴを録ることになった。」

この日のライヴで披露されたのは全18曲(2005年10月26日リリースの「RHAPSODY NAKED」のクレジットを見ると全20曲になっているが、解説で森川氏は全18曲と記述している。これは「Opening MC」と「まりんブルース」を曲数に数えていないからであり、ここでもそれに従うこととする)。このうち既存の曲は4曲。残り14曲は未発表であり、「ブン・ブン・ブン」と「エンジェル」はこのライヴ直前に完成した曲である。この日のライヴの全貌は前述の「RHAPSODY NAKED」で披露されている。本アルバムに収録されている楽曲のうち既存のものは「ボスしけてるぜ」「雨上がりの夜空に」「上を向いて歩こう」「キモちE」の4曲であり、残りの5曲は未発表である。実に半分以上の楽曲が本アルバムで初お目見えすることになる。再び森川氏の回想によれば「メンバーの誰かが言ってた『LIVEっていうより会場をスタジオに見立ててレコーディングしてるんだと思えばいいじゃないか』」という言葉がそのまま当てはまるような内容になっている。それにしても半分以上を未発表で固めてくるライヴを行うなんてのは、大胆不敵であり、よほど自信がないと尻込みして実行できないことである。

「初」づくしのアルバムではあったが、このライヴを最後に小川銀次はRCを脱退しており、彼が参加している最後のアルバムになってしまった。残念ながらすでに脱退が決まっていたので、彼の姿はジャケットにもない。

「ようこそ」は作詞・作曲:忌野清志郎による楽曲。
メンバー紹介をかねたバンドからの挨拶代わりのR&B・ナンバー。ご機嫌なショーの始まりを告げるご機嫌な楽曲である。
フジテレビ系で放送されていた「堂本兄弟」のオープニング・テーマ・ソング「堂本兄弟のテーマ」はこの曲と「雨あがりの夜空に」をモチーフにして作られたと思われる。

「エネルギー OH エネルギー」は作詞・作曲:忌野清志郎による楽曲。
チャック・ベリー・スタイルのギター・リフで始まるロック・ナンバー。オーソドックスなロックのスタイルだけれど、体が自然とリズムに乗ってしまう躍動感がある。

「ラプソディー」は作詞・作曲:忌野清志郎による楽曲。
レゲエのリズムを取り入れたミドル・テンポのロック・ナンバー。「バンドマン歌ってよ」と歌っている清志郎そのものが根っからのバンドマンである。

「ボスしけてるぜ」は作詞・作曲:忌野清志郎による楽曲。
既発曲のうちの一つ。芝居っ気たっぷりの清志郎のヴォーカルを聴くことができる。

「エンジェル」は作詞・作曲:忌野清志郎による楽曲。
スローな失恋ソング。ザ・ビートルズの「You Never Give Me Your Money」のコード進行を借用しているとのこと。楽曲の雰囲気や楽曲の構成、ピアノ、ギターの使い方などはザ・ローリング・ストーンズの「Angie」を下敷きにしていると思われる。

「ブン・ブン・ブン」作詞:忌野清志郎、作曲:忌野清志郎・仲井戸麗市による楽曲。
ご機嫌なロック・ナンバー。警察や国家に対しても決して怯みはしないぜ! といった決意表明のような歌。「絶対捕まらないぜ 俺のダチを傷めつけた奴には」のダチとは1977年9月10日に大麻所持容疑で捕まった井上陽水のことかも知れない。

「雨上がりの夜空に」は作詞・作曲:忌野清志郎・仲井戸麗市による楽曲。
まだこの時点ではシングル・リリース時と同じ歌詞で歌っている。

「上を向いて歩こう」は作詞:永六輔、作曲:中村八大による楽曲。
「日本の有名なロックンロール ! ワン! トゥ! ワン! トゥ! サン! シィ!」の掛け声で始まる。

「キモちE」は作詞・作曲:忌野清志郎による楽曲。
ライヴ・ヴァージョンになると、清志郎のヴォーカルはよりオーティスが乗り移ったように感じられる。

yamada3desu
yamada3desu
@yamada3desu

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