岸辺露伴は動かない(ジョジョスピンオフ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『岸辺露伴は動かない』とは、荒木飛呂彦による漫画、及びそれを原作とするアニメ、ドラマ作品であり、荒木の代表作『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場する岸部露伴のスピンオフである。リアリティを追求する漫画家の岸辺露伴が、作品の取材で奇妙な現象に巻き込まれ、持ち前の知識、機転、スタンドと呼ばれる超能力で危機を回避する。日常に潜む恐怖や、意外な真実との遭遇を奇抜なアイディアで描く。派生作品『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の他、短編小説集もある。

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』に登場。
作品のキーアイテムでもある「この世で最も黒く、邪悪な絵」。江戸時代の絵師山村仁左右衛門により描かれた。ルーヴル美術館のZ-13倉庫に所蔵されており、正式名称は野口がデータベースを検索するシーンに、一度だけ登場した。
白抜きで藤倉奈々瀬に似た女性が描かれており、仁左右衛門の怨念によるものか、絵に近づいた者の縁故のある死者(先祖など)が現れ、それに触れるとその人物と同じ死に方をする。作中では、野口が溺死した息子に触れて同じく(その場に水がないにもかかわらず)溺死した。
露伴の推測によると、絵に使われている黒い顔料の正体は仁左衛門が切り倒した樹齢2000年の木の内部のような、安定した暗闇の中だけで眠り続ける蜘蛛のごとき「どす黒い生物」で、人の気配を察知すると仁左右衛門の怨念に呼応するかのように絵から離れて周囲の人間に取り憑き、その人物の体に刻まれた祖先の罪を見せ、攻撃している。
露伴と共に絵の調査を行い、絵の呪いで死亡した4人と、かつて1989年に黒い絵を日本で購入した当時のルーヴル美術館学芸部長は、行方不明者として今も捜索が続けられている。黒い絵はその後焼却されたとの報告がなされたが、露伴はそれを信じてはいない。

Z-13倉庫

使われていないはずのZ-13倉庫で異変が起きる。

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』に登場。
黒い絵の所蔵場所とされる倉庫。ルーヴル美術館が建設されたナポレオン皇帝時代に作られた地下倉庫で、30年ほど前まで拝承されていたが、現在は地球温暖化によるセーヌ川の反乱で所蔵品が被害を受ける可能性がある為、水害防火対策が施された最新の倉庫に所蔵品を全て移されており、Z-13倉庫は見捨てられた倉庫として使用はされていないはずだった。

実際のルーヴル美術館には同じ理由で使用されていない倉庫があるが、Z-13倉庫自体は創作である。

くしゃがら

『くしゃがら』に登場。
志士が担当から渡された禁止用語リストに載っていた単語。辞書にはなく、スマホで検索しても見つからない。そもそもなぜ禁止されているのかも分からない。この単語に興味を持った者は、知ろうとするあまり他のことが手につかなくなる。
単に意味が不明なだけの単語ではなく、末期症状のようになった志士の喉の奥にいる何者かが会話に割り込ませるように「くしゃがら」と連発していた。露伴が志士を本にすると、彼の人生の記憶の中に袋とじのようなものがあり、その中にうごめく何かが袋を破って外に出ようとしていた。
「くしゃがら」という単語そのものが「世界の禁止用語」とも言えるものなのでヘブンズ・ドアーでも書き込めず、志士は「一か月間のことを忘れる」と書かれ「くしゃがら」から解放された。
露伴は、「くしゃがら」の正体を人の好奇心を刺激し、調べている者の口から病原菌や伝染病のごとく広がっていくものと推測した。
作中の「くしゃがら」という単語は、実際の禁止用語の代わりという説明がされている。

河豚食の誘い

『血栞塗』に登場。
明治中期に書かれたフグ料理に関する本。料理本というより、フグの禁食令が敷かれていた時代、命がけでフグを食べていた武士たちの話や中毒リスクを負いながら安全な治療法を模索した挑戦者たちの記録といったフグ料理の歴史が書かれている。
再版されていない稀覯本で、杜王町の図書館にもない為、露伴はS市の図書館まで探しに来ていた。

真っ赤な栞

『血栞塗』に登場。
S市の図書館にある都市伝説。図書館の蔵書に真っ赤な栞が挟まっており、それを見つけた者は不幸になるというもの。
司書が言うには、その噂のせいで客が減ったとのことだが、露伴は関心を持って真っ赤な栞を探し、求めていた『河豚食の誘い』のくっつきあったページの中にあった。
本性を現した司書が言うには、その栞はそこで読むのをやめた証であり、それ以上読むなとの警告だった。ヘブンズ・ドアーで本にされた彼女にも大量の真っ赤な栞が挟まっていた。
司書が消えた後、栞も消えており、露伴は栞やそれにまつわる出来事は、全て彼女が仕組んだものだと推測した。

別次元に干渉する為の数式

『検閲数式』に登場。
近森の恋人が発見した物理学者の手記をヒントに組み立てた方程式。これを解けば、別次元に干渉できるとされる。
近森の恋人の記憶によると、コンピューターでの演算は不可、解こうとすると非難のこもった視線を感じる、数式の解説を動画として残そうとすると様々な言語で警告を発する自分の姿しか映っていないなど不可解な事象が起きる。
それでも、2年に渡る計算で数式と解を導き出せたが、周囲の文字や自分の思考が数字に代わり、カウントダウンを開始。0になったとたんに倒れてしまう。彼女の記憶を読んだ露伴にも同じ現象が起きるが、「解を知ったら忘れる」と書き込んだことで難を逃れた。
露伴は、高次元の存在により、この数式が解けないよう検閲が行われていると推測する。

オカミサマ

『オカミサマ』に登場。
税理士や、金融関係の、それも一握りの人間だけが知る一種の裏技。領収書の相手先を「オカミサマ」にすると、支払いをスルーできる。といっても無料になるわけではなく、コガネムシのような色をした赤子に似たオカミサマにより取り立てが行われる。使った分の返済期限は当日。手数料として、使った額の3割が加算されるほか、清算が済むまでは使用者の意思とは無関係に支払いを肩代わりし、領収書に加算していく。返済が済めばオカミサマの名は消え、金額も0になる。
返済の当てがない場合は、その人物の生きた時間を取り立てる。そのレートは、1円につき1日。生きた時間を徴収された者は若返っていき、すべて奪われるとこの世から消える。本人で返済できなかった場合は親から取り立てる。
領収書は使用者の過去と未来を記録したものなので、破り捨てようとすると自分にダメージが返ってくる。現金を手に入れる未来が確定することでも返済は可能。露伴の場合は、10万円分の原稿料が入る漫画を描けばいいのだが、帳尻合わせとして漫画は没になってしまう。描き直したとしても、その漫画での金儲けはできない。

幸福の箱

『幸福の箱』に登場。
五山一京が露伴に示した、中に幸福が詰まっているという箱。登場時は、バラバラの破片であった。組み立てることで完成し、露伴はそれぞれの破片がスタンド使いのように惹かれ合うような不可視の法則、見えない設計図が存在しており、人を選ぶパズルだと評した。
千波の実家に代々伝わっていたもので、中を覗いた者に幸せな夢を見せ、魂と体を閉じ込めるという。蓋をすることで完成し、二度と開かなくなる。

夕柳台(ゆうやなぎだい)

『夕柳台』に登場。
杜王町の駅の西側、山手にある住宅街。公園もあるが、騒音を嫌う老人たちの苦情で遊具が撤去され柳の木だけが残っている。住民の老人たちが言うには、昔は他所の土地と同じく騒がしい土地だったがある日をきっかけに子供のいる世帯は引っ越し、騒音を出すバイクも寄り付かなくなったという。

杜王情報通信大学(もりおう じょうほう つうしん だいがく)

『シンメトリー・ルーム』に登場。
杜王町にある私立大学。それなりに歴史があり、就職率も高い。オープンで明るい校風とも相まって生徒数は多いらしい。学部の新設に伴い、新校舎を設けたが、学長がアジの開きのようになり内臓が抜かれた状態で死んでいるのが発見された。事件は公にされておらず、露伴は学生の記憶を読んでこの事実を知った。

シンメトリー・ルーム

『シンメトリー・ルーム』に登場。
杜王情報通信大学新校舎5階に設けられた多目的ホール。かつて、土山が見たシンメトリー神殿の建築技法が最も限りなく活かされた部屋で、設備、内装、室内の気流、音響、差し込む光りに至るまですべてがシンメトリーになるよう設計されている。
シンメトリーであることが絶対的なルールであり、ホールのシンメトリーを崩す、それ自体がシンメトリーでないものはシンメトリーの手による攻撃を受ける。滞在時間が長いほど、求められるシンメトリーの水準は高くなっていく。
露伴はこの部屋を「相手にシンメトリーを敬うことを強要し、できない者を殺す神殿」と称したが、攻撃を受ける中で「一切の寛容もなく、生まれ持った人間の造形にさえ修正を強いる伏魔殿と言った方が近いのではないか」と新たな推測を立てた。

シンメトリーの手

『シンメトリー・ルーム』に登場。
シンメトリー・ルームの秩序を保持する存在。中指を中心にシンメトリーとなった手の影。シンメトリーではない者や、ホールのシンメトリーを崩すと現れて攻撃してくる。人間の場合は、体を中心線から割り開いて殺す。ある程度、部屋に入って時間が経つと手だけではなく全身像が現れる。
ヘブンズ・ドアーで本にすることはできるが、内容は左右対称の謎の文字が並んでおり、情報を読み取れない上左右非対称な字を書くと攻撃条件に合う為書き込めない。露伴は、この手を部屋の自浄作用と分析した。後に土山の記憶を読んだところによると、彼のスタンド能力ではない。

えどまち
えどまち
@edono78

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引っ越し大名!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『引っ越し大名!』とは、土橋章宏原作小説の『引っ越し大名三千里』をもとにした、2019年に公開された時代劇映画である。監督は犬童一心。姫路藩の書庫番・片桐春之介は、藩の国替えに伴い「引っ越し奉行」に任命されてしまう。しかし春之介には国替えの経験が全く、幼馴染の鷹村源右衛門や前引っ越し奉行の娘・於蘭の力を借りて引っ越しの成功へ向けて奔走する。この作品は、引っ込み思案な春之介が国替えという一大事に直面し、成長していく姿がコメディ調に描かれている。

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天国と地獄 ~サイコな2人~(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

天国と地獄 ~サイコな2人~(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『天国と地獄 〜サイコな2人〜』とは2021年冬にTBS系日曜劇場枠で放送されたサスペンスドラマである。手柄を上げたい女性刑事の望月彩子と敏腕経営者でサイコパスな殺人鬼の日高陽斗が、ある伝説のように魂が入れ替わってしまう。そしてお互い全く違うタイプの人間として生活しなくてはいけなくなる。困惑するが、元の姿に戻れるように最善を尽くしながら、お互いの人生を理解し、本当の殺人犯を見つけていく過程は、今までに見たことのないスリリングな内容である。

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恋なんて、本気でやってどうするの?(恋マジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

恋なんて、本気でやってどうするの?(恋マジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『恋なんて、本気でやってどうするの?』とは2022年春にフジテレビ系の月曜日に放送されていたテレビドラマ。主演は広瀬アリスである。食器ブランドのデザイナーでチーフの桜沢純(さくらざわじゅん)。職場の人にはとても信頼されている。27歳で順調な人生にみえるが、恋愛経験は一切なく興味もない。そんな純と出会うイケメンの長峰柊磨(ながみねしゅうま)と本気で恋をするという楽しさや苦しさやもどかしさなどを経験していき、同世代の2人の親友と共に繰り広げるそれぞれの恋愛の物語である。

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