岸辺露伴は動かない(荒木飛呂彦)のネタバレ解説・考察まとめ

『岸辺露伴は動かない』とは、荒木飛呂彦による漫画、及びそれを原作とするアニメ、ドラマ作品であり、荒木の代表作『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場する岸部露伴のスピンオフである。リアリティを追求する漫画家の岸辺露伴が、作品の取材で奇妙な現象に巻き込まれ、持ち前の知識、機転、スタンドと呼ばれる超能力で危機を回避する。日常に潜む恐怖や、意外な真実との遭遇を奇抜なアイディアで描く。派生作品『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の他、短編小説集もある。

橋本陽馬(はしもと ようま)

CV:内山昂輝

俳優志望の男。「美とは有酸素。なめらかな動作」を座右の銘とする。新幹線で原宿まで遊びに行った時、モデル・プロダクションにスカウトされて担当者に勧められたのがきっかけで、肉体を鍛えることに没頭する。21歳、身長178㎝。
初めのうちは彼女の早村の部屋でトレーニングをしたり、ボディビルダーと同じ生活を送る程度だったが、次第にエスカレートしていき早村の部屋中にボルダリングの設備を設置し、彼女の貯金をトレーニングに使い込むようになり、遂には自分のトレーニングを邪魔するものを殺害するようになる。
杜王グランドホテル8階のトレーニングジムで、トレッドミルを使った勝負の再戦を露伴に申し込まれる。前の勝負の時、露伴がテーブルを叩いて自分に有利な状況にしたことを指摘し、公正な勝負にする為、既定の速度に達していない状態でリモコンを取ろうとした露伴の指を折り、背後の窓をダンベルで割って、負けた方が落下するようにしむけるなどした。
ヘブンズ・ドアーで露伴が見た記憶では、自分のトレーニングの邪魔になると判断して元恋人の早村ミカ、指示を仰いだトレーナーから指導を受けていたジムの客、就寝時に配達に来た配達員などを殺していた。露伴のことも窓から転落死させるつもりだったようだが、リモコンを手にする勝負には勝ったものの「リモコンを露伴にマシンに向けて押す」と書き込まれており、窓から転落した。
露伴は、勝負の最中陽馬の体に浮かんだ羽のような模様から彼をヘルメス神の化身と見て、転落死はしていないと確信したが、確認の為に覗き込めば殺されると考えその場から逃走した。

早村ミカ(はやむら みか)

声:赤﨑千夏

陽馬の彼女で、22歳。陽馬が体を鍛え始めた頃は、彼の肉体を称賛したが、次第に常軌を逸していく彼についていけなくなり、貯金を勝手に使われたことで別れを告げ、家から追い出した。その後、同棲中に言われた小言や、自分の指示した食事を出さなかったことへの恨みで殺される。遺体はボルダリング部屋の壁の裏にセメントで塗りこめられていることがヘブンズ・ドアーで発覚した。

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

藤倉奈々瀬(ふじくら ななせ)

露伴の祖母が経営するアパートに越してきた女性。既婚者であり、本来なら露伴の祖母の決めたルールでアパートに住めないはずだが、離婚の予定があるため特別に許可された。21歳。
気さくな性格で、アパートに泊まり込んで漫画を描いていた露伴とも打ち解けていき、露伴も自分から漫画を見せたり、彼女の心を読むことをためらうなど、奈々瀬に特別な感情を抱いていると思われるような行動をとるようになる。
奈々瀬自身は気さくな一方、情緒不安定な面もあり、携帯で通話中突如泣きながらアパートを飛び出して何日も帰らない、戻って来たと思ったら露伴に抱き着く、「下らない」と言って露伴の漫画原稿を引き裂くといった行動を見せる。
露伴に黒い絵の存在を教えた人物。露伴の漫画を切り裂いた後、謝罪の言葉を述べて姿を消し、アパートにも戻らず消息不明となる。
10年後、ルーヴル美術館での体験と山村仁左右衛門に関する調査から、奈々瀬の正体が処刑された仁左右衛門の妻・山村奈々瀬(旧姓・岸辺)であり、遠い子孫である露伴に黒い絵に宿った夫の怨念を止めてもらおうとしたのではないか、と推測された。

露伴の祖母

露伴の母方の祖母。かつて、杜王町で旅館を経営していたが、夫の死をきっかけに廃業し、賃貸アパートにして貸し出していた。「喫煙不可、夫婦は不可、子供連れはもっと不可、ペットは不可、料理は不可、家具の持ち込み不可、バイクは不可、楽器及びマージャン不可、ドライヤー不可、門限は夜の10時まで」と言う異様に厳しい入居条件により、入居者はあまりいなかった。
露伴がルーヴルに行く1年前に死去しており、黒い絵の力でZ-13倉庫に姿を現している。

山村仁左右衛門(やまむら にざえもん)

黒い絵の作者。言い伝えによれば、彼しか知らない樹齢一千年以上の大木の幹から、最も美しい漆黒の黒を発見し、それを顔料に絵を描いたが、大木を切り倒した罪で領主に処刑された。
呪いがかかっていると噂された為、仁左右衛門の絵はすべて焼却されたが、生前一枚だけ隠していたものが奈々瀬の生まれ故郷の地主の家にあり、ルーヴル美術館に買い取られた。

野口(のぐち)

ルーヴル美術館出版部職員で、日本語通訳の担当。露伴の問い合わせに応じて、仁左右衛門の作品について調べ、その所蔵場所に不審な点があった為東洋美術学部門に連絡を取り、そこの責任者であるゴーシェらの調査に自らも同行した。
所蔵先であるZ-13倉庫で、自身の不注意で溺死した息子のピエールと再会し、彼に触れたことで後悔と謝罪の意を口にしながら溺死した。

ゴーシェ

ルーヴル美術館東洋美術学部門の責任者。野口の報告を受け、山村仁左右衛門の作品の実態を確認する為、所蔵場所のZ-13倉庫へ調査に乗り出す。
ところが、露伴を含めた調査団しかいないはずのZ-13倉庫で消防士の一人が怪死し、同時に現れた人影にうろたえている間に突如車にひかれたような傷を負い死亡した。

消防士

消防士(左と中央)。

えどのゆうき
えどのゆうき
@edono78

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