しろくまカフェ(アニメ・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『しろくまカフェ』とは、2006年に第22回コミックオーディション銀の花賞を受賞した、ヒガアロハのデビュー作。漫画は「月刊flowers」(小学館)にて連載中。アニメは2012年4月5日から2013年3月28日までテレビアニメが放送されていた。カフェを営むしろくまと常連客のパンダや動物たち、それを取り巻く人々が繰り広げるほのぼの系ギャグ漫画。動物たちはごく自然に人間社会に溶け込み、種族間の隔たりなく会話をしている。

ヤマアラシ

CV:宮野真守(タテガミヤマアラシ)、近藤孝行(カナダヤマアラシ)、伊藤陽佑(オマキヤマアラシ)、藤原祐規(フサオヤマアラシ)
メンバーはタテガミヤマアラシ、カナダヤマアラシ、マレーヤマアラシ、フサオヤマアラシ、オマキヤマアラシの5匹。女の子たちに人気のアイドルグループ。パンダママ、キングペンギンさんも大好き。

MC469MA

CV:櫻井孝宏
多くのファンを魅了して突然姿を消した伝説のラッパーということになっているが、正体はシロクマくん。オオカミくんやトラさん、ライオンさんにとって永遠のヒーロー。

『しろくまカフェ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「最近女性としゃべった?あ、お母さん以外だよ。」

第10話のパンダくんのセリフ。半田さんのお弁当を勝手に食べてしまったパンダくん。そんなパンダくんは常勤パンダさんに「半田さんのお弁当はおいしかったけど、男が男のために作ったような弁当」「おばあちゃんがおばあちゃんのために作ったお弁当」で半田さんはもてなさそうだと報告する。それを半田さんに聞かれてしまい、「失礼だな」と半田さんはパンダたちに反論。するとパンダくんから「最近女性と話した?」と質問されてしまい、半田さんは困ってしまう。のんびりとしていながらもモテないことがコンプレックスの人の痛いところを鋭く突くパンダくんのこのセリフは印象的。

「人生は昼もあれば夜もある。明るい時もあれば暗い時もある。暗い時にも楽しいことはたくさんある」

第11話のグリズリーさんのセリフ。夜遊びをしたことがないパンダくんはシロクマくんとグリズリーさんの夜遊びに混ざり、バッティングセンターに行き、銭湯で汗を流し、帰りに焼き鳥屋へと行く。「夜遊びって最高」というパンダくんに対し、グリズリーさんが「人生は昼もあれば夜もある。明るい時もあれば暗い時もある。暗い時にも楽しいことはたくさんある」と言う。それに対しパンダくんは「パンダも白いところもあれば黒いところもあるものね」と返す。ワイルドで強面だけれど面倒見が人一倍いいグリズリーさんが言うと、渋くてかっこよく聞こえるセリフ。

「一人いれば十分じゃない。たった一人の運命の人。その人と出会えればそれだけで幸運でしょ?」

第12話の常勤パンダさんのセリフ。毎日雨が続いている中でパンダくんと常勤パンダさんは暇を持て余していた。動物、子ども、お年寄りにはモテるのに女性にはモテない半田さんは「半田さん、一生彼女できなくていいの?」とパンダたちから言われてしまう。最初は相手にしていない半田さんだったが、「彼女というかお嫁さんが欲しい年ごろなんだよね」と言い出す。パンダくんたちは「半田さんはいい人だけれど、いい人で終わるよね」「半田さんの良さを分かってくれる人が宇宙に一人くらいはいる」という励ましにならない励ましをする。「宇宙に一人だけ…」とうなだれる半田さんに対して常勤パンダさんは「一人いればいいじゃない。」と励ます。人から好かれたい、異性にモテたい、人気者になりたいと誰しも少なからずもっている気持ちだと思うが実際はそうはいかない。人気者の誰かと比べて「どうして自分はモテないのか」と半田さんのようにうなだれてしまう時、常勤パンダさんの「一人いれば十分じゃない」という言葉は心強く感じる。

「半田さんのおねがいがかないますように」

第13話のパンダくんのセリフ。しろくまカフェで七夕祭りをすることになる。しろくまカフェの常連客は短冊に一人一枚お願いを書いて笹につるしていたが、パンダくんはまだ短冊にお願いを書いていなかった。短冊にどのようなお願いを書こうかと迷っていたところ、笹子さんを目当てにしろくまカフェに来ている半田さんの姿を見て、パンダくんは「半田さんのおねがいがかないますように」と短冊に書くことにする。自分のことしか関心がなさそうなパンダくんが、自分以外の人の幸せをお願いするのが心に残るシーン。

「パンダくんの親友だよ!」

第44話のペンギンさんのセリフ。シンガポールに転勤になってしまった常勤パンダさんの代わりに週7日働くことにしたパンダくん。しろくまカフェにも来なくなり、しろくまカフェの面々はパンダくんのことを心配し始める。そんな中、ペンギンさんは「毎日働くことは当たり前のことじゃないかな」と言うものの、パンダくんの様子が気になって雨の中の動物園へといく。パンダコーナーには毎日疲れてへとへとで眠ってしまったパンダくんの姿が。その日はバレンタインデーだった。カップルは眠っているパンダくんに「つまらない」と言い捨てて、立ち去ろうとする。そんなカップルに対し、ペンギンさんは「パンダくんは最高にダメな奴だけれど、そのパンダくんがどれだけ頑張っているのか知っているのかよ!」と怒る。「なんだこいつ」と訝しむカップルにペンギンさんは「パンダくんの親友だよ!」と言い、パンダくんのために傘を置いていく。いつもお互いに辛辣なことを言い合う2人だが、パンダくんのことをとても大切に思っているペンギンさんの言葉に胸が打たれる。

『しろくまカフェ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

実際にある「しろくまカフェ」

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