機動戦士ガンダムAGE(エイジ)のネタバレ解説・考察まとめ

「機動戦士ガンダムAGE」とは2011年10月から2012年9月までMBS・TBS系列にて放送されたテレビアニメである。突如あらわれた謎の勢力との戦争の中で、主人公(フリット、アセム、キオ)が世代交代していくのが特徴だ。子供向けの絵柄とは裏腹に、敵との戦争の中で各々の異なった葛藤を描いているのも魅力の一つであり、子供から大人まで楽しめる作品となっている。

『機動戦士ガンダムAGE』の概要

キャッチコピーは「三つの運命が 歴史になる___」である。
キャッチコピー通り主役機であるガンダムをフリット、アセム、キオと受け継いで行き主人公が変わるたびに機体もその姿を変えていく。
「機動戦士ガンダム」(宇宙世紀シリーズ)とは世界観が異なるため過去の機体などは登場しない。
本作はゲーム化を前提とした企画だったためゲーム会社のレベルファイブの社長である日野晃博が企画段階からかかわっている。

『機動戦士ガンダムAGE』のあらすじ・ストーリー

人類が宇宙に進出し数百年、人々は宇宙の覇権をめぐり戦争を続けていたが、地球連邦政府が樹立され地球圏には平和が訪れることとなる。

その百年後のA.G.101年、突如地球圏に謎の敵勢力が襲来しスペースコロニー「エンジェル」が破壊されてしまう。(天使の落日)
この事件をきっかけに、地球圏と謎の敵勢力との終わりの無い戦いが再び始まってしまう。

第一部 フリット編

A.G.108年に主人公フリット・アスノがいた故郷のコロニーであるアーヴァロンが敵に襲われてしまう。
そこで母親にアスノ家秘伝のメモリーユニットAGEデバイスを渡される所から物語は動き始める。

A.G.115年14歳に成長したフリットは、AGEデバイスを基にガンダムAGE-1を完成させる事に成功する。
そんな折、移り住んだコロニー「ノーラ」に再び敵勢力が襲来し、はからずともフリットは自らAGE-1に乗り込み戦うこととなる。
苦戦を強いられはするが、襲撃中出会った謎の少女ユリン・ルシェルの助けを借り敵の撃退に成功する。
その後宇宙要塞ディーヴァに乗り様々な人々と触れ合い出会いと別れを繰り返していく。

最初は戦いが不慣れだったフリットだったが幾度の戦闘を経て、徐々に戦闘に慣れていく。
またXラウンダー(敵の行動の先読み、テレパシー等いわゆるニュータイプのそれに近い)への覚醒、戦力の増強も完了し敵の基地と推測される宇宙要塞アンバットへの進行を決意する。
そんな中、敵の手によってユリンが誘拐されてしまう。
宇宙要塞アンバットに進行したフリットたちだったが、フリットのライバルであるデシル・ガレットはフリットに勝てない事を悟りXラウンダーであるユリンを機体のパーツとして組み込むことで強化を図り、フリットに再選を挑むがユリンはフリットを庇う形で戦死してしまう。
宇宙要塞アンバットに乗り込み、敵の司令官であるギーラ・ゾイから、敵の正体が地球連邦政府が見捨てたヴェイガン呼ばれる火星移民の末裔であることを知る。

第二部 アセム編

コウモリ退治戦役(宇宙要塞アンバット侵攻作戦)から25年。
火星に本拠地を持つヴェイガンと地球連邦軍との戦争はいまだ続いていた。
フッリトの息子であるアセム・アスノはコロニー「トルディア」で学生生活を謳歌していたが、ヴェイガンのスパイであるゼハート・ガレットが転校してくる。
ゼハートはアセムと同じMS(モビルスーツ)クラブに入り、学園のアイドルであるロマリー・ストーンやアセムとの関係を深めていく。
しかし、卒業式の日にゼハートがヴェイガンのスパイであることを知ってしまったロマリーとアセムは彼ともう一度会って話をするために連邦軍に入ることを決意する。

アセムとロマリーは戦艦ディーヴァに配属されアセムはガンダムAGE-2を受領する事となる。
その頃ゼハートはヴェイガンの指導者であるフェザール・イゼルカントより地球制圧軍の総司令に任命される。

数々の戦闘をこなしていくアセムであったが、自分にXラウンダーの適性がないこと知り、疑似的にXラウンダーを体験できる装置の無断使用などの違反行為を繰り返すようになる。
しかし、AGE-2ダブルバレットの完成や、ヴェイガンのXラウンダー部隊「マジシャンズ8」との戦闘、また先輩であるウルフ・エニアクルから助言をもらいスーパーパイロットになることを決意する。

一方、ゼハートはイゼルカントから新作戦を聞き、「移動要塞ダウネス」を中心とした大部隊による侵攻作戦を開始する。
連邦側も戦略兵器である「フォトンリング・レイ」を使用するなど総力戦へと発展する。
アセムも出撃し激闘の末にデシルを撃つことに成功するが、ウルフもこの戦いで戦死してしまう。
最終的には連邦軍がヴェイガンを退却させることに成功したが、移動要塞ダウネスが地球に落下してしまう。
ゼハートとアセムはこれを阻止するという共通の目的で彼らは手を取り合い、ダウネスの爆破に成功する。

第三部 キオ編

A.G.151年。アセムとロマリーの息子、キオ・アスノがこの世に生を授かる。
しかし、父のアセムはキオを一目見た後に最後の任務へと赴き、その任務中に消息を絶ってしまう。

A.G.164年。
13歳となったキオは地球のオリバーノーツと言う都市で幼馴染であるウェンディ・ハーツと共に平和に暮らしていた。
そんな折、ヴェイガンの指導者イゼルカントにより宣戦布告がされ、ヴェイガンのMSが地球各地で行動を開始する。
オリバーノーツも例外ではなくキオはフリットが起動させたガンダムAGE-3に登場しゼハート率いる隊と戦う事となり、フリットは軍を退役してはいるものの過去の地位などから軍を動かせることができたためディーヴァに発進命令を出すが、もと司令官であるとはいえ退役している身で軍を動かしいる事が気に食わない基地司令はディーヴァクルーを問題児で固めて出航させる。
戦闘後キオはディーヴァに乗りロストロウランへ向かう。

ロストロウランに到着した一行だったが基地はヴェイガンの降下部隊に攻撃されていた。
ディーヴァの乗組員であるシャナルア・マレンがヴェイガンに機密を漏洩していることを知ったキオだったが彼女を追う途中で危険にさらされたキオを庇う形で戦死してしまう。
ゼハートの目的は基地の破壊であったため実行に移そうとするが連邦軍の人海戦術とキオのXラウンダー能力によって爆弾は排除されてしまう。
戦闘後、ゼハートの元に女性士官フラム・ナラが着任する。

ディーヴァは月のルナベースに向けて行動していたが暗礁宙域サルガッソーにてキャプテン・アッシュ率いる宇宙海賊ビシディアンと遭遇するが、ヴェイガンの乱入によりキャプテン・アッシュがキオの父アセムであることをフリットから知らされる。
その後、ヴェイガンの奇襲を受けキオはAGE-3の新形態オービタルで出撃するも敵につかまってしまいヴェイガンの本拠地であるセカンドムーンに連行される。
フリットは海賊に成り下がったアセムを嫌っていたが苦悩の末、キオの救出をアセムらビジディアンに任せる。

セカンドムーンにて捕虜となったキオは、イゼルカントから火星の現状を知り火星圏にはびこる病「マーズレイ」に苦しめられているアノン兄妹に出会う。
こうして火星圏での生活を続けていくうちにキオはヴェイガンに対する認識を改め、AGE-3のデータと引き換えにマーズレイの病状抑制の薬を手に入れ妹のルウの病状を軽くすることに力を尽くした。
ビシディアンのキオ救出作戦が始まりキオはセカンドムーンを脱出することに成功したが、時を同じくしてルウは息を引き取ってしまう。
セカンドムーンを脱出し地球圏に戻ろうとするビシディアンだったがAGE-3の解析データを元に開発された新機体「ガンダムレギルス」が行く手を阻んでいた。
敵の増援部隊とビシディアンの戦いのさなかレギルスに登場していたイゼルカントはキオに「プロジェクトエデン」なる作戦を話す。
戦いはビシディアンが劣勢だったがビシディアンが用意していた奇策によりキオたちは窮地脱し地球圏に帰還する。

第四部 三世代編

キオが地球圏に帰還してから一か月。家族や友人などと久しぶりに再会したキオは火星圏での出来事をフリットに話すが、フリットのヴェイガン殲滅の意思は変わらず、アセムもフリットととは違う戦い方をすると宣言する。

そしていよいよルナベース奪還作戦が始まる。
キオはAGE-3を基に開発された「ガンダムAGE-FX」を受領し、連邦もヴェイガンも両方の人々を助けながら戦う道を選ぶ。

ルナベース攻防戦は連邦側の勝利に終わるが、裏でイゼルカントはセカンドムーンを地球に向けて移動させていた。
連邦軍はつぎのもくひょうを宇宙要塞ラ・グラミス攻略とし、予備役から軍に復帰したフリットを作戦の総指揮官に任命する。
しかし、ヴェイガン殲滅路線のフリットとヴェイガンとの和解を目指すキオとの溝は深まるばかりであった。

一方、ゼハートは一度セカンドムーンへ帰還し、イゼルカントにガンデムレギルスと全権を委託される。
しかし、一向に好転しない戦況といままで散っていった仲間たちの無念など焦りを覚え始めたゼハートは味方を犠牲にしてでもディグマゼノン砲(戦略兵器)の使用を決意する。
そのための囮としてフラムに出撃させるが、Xラウンダー能力でそれを予知したフリットはディーヴァからクルーを退艦させる。
ガンダムを撃破できなかったことを知ったゼハートはレギルスで出撃するが、アセムとの激闘の末敗れ最後は地震の苦悩、想いなどをアセムに吐露しながら戦死する。

ゼハートの戦死のしらせをきいたラ・グラミスの司令官ファルク・オクラムドは、最後の切り札としてイゼルカントのクローンである、ゼラ・ギンスをヴェイガンギアで出撃させる。
ヴェイガンギアでセカンドムーンと接触すると、エネルギーの逆流でラ・グラミスが崩壊をはじめ分離すらできなくなってしまう。
これを機にプラズマダイバーミサイルをセカンドムーンに打ち込みヴェイガン殲滅を達成させようとするフリットだったが、キオやアセム、幻のユリンとの会話で考えを改め宙域にいる全軍へセカンドムーン救援作業の援助要請を行う。

それから37年後、AGEシステムとEXA-DBを利用して開発された「イヴァースシステム」により、火星間に住む人々が苦しめいた死病「マーズレイ」が無効化される。
A.G.201年ヴェイガン出現から100年の月日が流れ、首都ブルーシアに建てられたガンダム記念館はフリットの銅像を前にアセムとキオは「地球は元気になった」と世界の現状を報告するのであった。

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