あしたのジョー(アニメ・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『あしたのジョー』とは、高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや画による日本の漫画作品、もしくは漫画原作のアニメーション。講談社の『週刊少年マガジン』に、1968年(昭和43年)1月1日号(発売日は1967年(昭和42年)12月15日)から1973年(昭和48年)5月13日号にかけて連載された。
野生の本能を持った孤児矢吹丈が、ボクシングの才能を買われ孤独な戦いを繰り広げる。ボクシングにかける男の美学が、美しくも切なくもある。

葉子の祖父、白木 幹之介が自分の趣味で作ったジム。
国内で最大級規模の設備投資がされている。 力石が所属しておりジョーにも編入しないかと白木翁と葉子から声がかかったが、同じジムの選手とは試合ができないルールなのでジョーはその話を断っている。 力石の死後、白木翁はジムを売却する気でいたが、力石の遺志を守りたい葉子が後を引き継いだ。

クロスカウンター

物語中盤までのジョーの必殺技。
相手がパンチを打ってくると同時に、多くの場合相手の左(右)ストレートに合わせて、その左(右)ストレートの外側から右(左)フックを打撃するテクニック。 右に対して左、もしくは左に対して右という風に両者の腕が交差することになるため、この名がある。 成功すればダメージが大きい(相手の打撃力を使えるというより、相手の防御反応を間に合わせない)が、失敗するリスクも高い高等技術である。

段平の説明では、向かってきた相手のパンチに自分のパンチの勢いがつき、自分の腕が相手の腕をクロスしてすべることで、てこの原理を応用してさらに勢いが増すということだ。 実際の有効打として決まった場合においては相手のパンチをスリッピングなどでかわしていることがほとんどだが、ジョーと力石が相打ちとなった描写が強烈だったので、ボクシングを知らない層にはクロスカウンター=相打ちという誤解が根強く残っている。

コンニャク戦法

特等少年院でのトーナメント戦で、ジョーの対戦相手青山に段平が仕込んだ防御の方法。 コンニャクのようにゆるゆるとした身のこなしとフットワークで相手のパンチをかわし、相手のスタミナ切れを待って威力の低いパンチを延々と撃ち続ける戦法である。 初めてジョーがこの攻撃を食らった時は力石でさえジョーは負けると思っていたが、この攻撃のおかげでジョーは防御やフットワークの重要さを身をもって会得した。

ジョーVSホセ・メンドーサ戦のクライマックスで、満身創痍のジョーが本能的にホセの攻撃をかわした時にこのコンニャク戦法を用い、起死回生の反撃につながった。

トリプルカウンター(トリプルクロス)

ジョーのクロスカウンター封じとしてウルフ金串は、クロスカウンターをわざと打たせ、相手のパンチを自分の腕で弾き返し、もう片方で相手にパンチを繰り出すダブルクロスカウンターを編み出した。 ジョーはそのダブルクロスカウンターをかわしてクロスカウンターを食らわせたので、ダブルの上のトリプルとなり、その勢いはダブルの倍以上になった。 この技は、ジョーVS力石戦や、ジョーVSホセ・メンドーサ戦でも使われた。

テレビの解説者は、クロスカウンターは普通のカウンターパンチの4倍、ダブルクロスだと8倍、トリプルだと12倍の威力になるといっているが「用語:クロスカウンター」にあるように、実際のクロスカウンターは相手のカウンターをよけながらパンチを出すので、てこの原理も関係なく自分のパンチの威力も倍増はされない。

ノーガード戦法

ぶらり戦法ともいう、ジョーの必殺技。
ファイティングポーズをとらずに両手を下ろした棒立ちのまま相手の攻撃をガードしないまま立ち尽くし、相手の一瞬の隙を見出し、または相手の動揺を誘い隙を作らせ、最大限の攻撃(クロスカウンター)を放つという戦法である。

舞々(チョムチョム)

バンタム級東洋チャンピオン金竜飛の必殺技。 相手をロープに追い詰めてダウンさせないようにひたすら殴り続ける。 踊りを舞っているように見えるので舞々と命名された。

コークスクリューパンチ

ホセ・メンドーサの必殺技。 腕に回転をかけて威力を高めたパンチである。 ジョーと互角に戦ったカーロス・リベラをパンチドランカーに追い込んだ威力を持つ。
ワインのコルク抜きのような回転のパンチという意味を持つ。

パンチドランカー

頭部への衝撃から生じる脳震盪を起因とする神経変性疾患及び認知症に似た症状を持つ進行性の脳障害疾患のこと。 また、そのような状態にある人間を指す。 ボクサーに多く見られる疾患であること、最初に見つかった発症者がボクサーだったことから、慢性ボクサー脳症、外傷性ボクサー脳症、拳闘家痴呆、慢性ボクシング外傷性脳損傷、パンチドランク症候群などの別称がある。 回復したとしても再びプロボクシングができる可能性は皆無に等しい。

ジョーとカーロスも、度重なる死闘の影響でパンチドランカーとなった。 カーロスは葉子のつてで日本のサナトリウムで療養し、ジョーは作中では語られないが、葉子に引き取られて療養している。 ジョーの場合は初期症状は軽いめまいや千鳥足程度だったので気に留めていなかったが、葉子はジョー本人より先にパンチドランカーについての知識を取得していた。 葉子はジョーの意思や力石の遺志をを尊重してジョーの治療よりもボクシングへの情熱を優先させたため、ジョーのパンチドランカーの症状は重篤化した。

『あしたのジョー』の登場人物・キャラクター

丹下ジム

矢吹 丈(やぶき じょう)CV:あおい輝彦

この物語の主人公。 擦り切れたベージュのコートと、赤い(オレンジにも見える)ハンチング帽をいつも身につけている。
生まれてからずっと施設で育ち、施設の退屈な暮らしに嫌気がさし脱走を繰り返し、やがて物語の舞台であるドヤ街にふらりと現れた。 原作内で一度も幼少時の回想シーンがなく、施設暮らしという割には特等少年院を脱走する際アレクサンドル・デュマ著「巌窟王」を比喩に使う知性もあるという謎に満ちた半生を送っている。

粗野でケンカっ早い性格だが、時折明るくお調子者の一面ものぞかせる。 不遇な生い立ちからか孤独な不良少年だったが、後に人間的にも成長をみせた。 女心に鈍感で細やかな人付き合いは苦手だが、本質的には義理堅く弱者に優しい人柄である。 しかし心の中に野獣のような荒々しい、恐ろしい一面が住んでいるのは事実で、丈と付き合いの長いチビ達や紀子など、その野獣の一面を感じて離れていってしまう悲劇も経験している。

階級はバンタム級。 一打必倒の威力を誇るクロスカウンターと、ノーガード(両手ぶらり)戦法を得意とする。

丹下 段平(たんげ だんぺい) CV:藤岡重慶

坊主頭で左目に黒の眼帯、顔や頭に古傷がある出っ歯の中年男。 いつも腹巻をつけ、杖をついて歩いている。

かつては日本タイトルに挑戦するほどの強豪プロボクサーであったが、左目の怪我が元でタイトルマッチを直前にしながら引退。 ジムを経営するも軌道に乗らず、巨額の負債を抱えて解散に追い込まれる。
自暴自棄になり、ドヤ街でわずかな日銭を稼いでは酒に溺れる日々を送っていたが、偶然出会ったジョーの天性のパンチ力に惚れ込んだ段平は、彼を一流のボクサーに育てることを決意。 ジム再建のために酒をやめ、昼夜を問わず働きながらジョーにボクシングの基礎を叩き込んでいった。 ジョーのことはかわいがっているが、あくまで自分の夢をかなえるための道具として見ているに過ぎない。 ジョーが内心どう思っているかについて段平が知ろうとした描写はないのだ。そのため、ジョーにとって力石がどれほど大きな存在だったのか知らないので、ジョーが力石の死から立ち直るのにかなりの時間を要したことに対して戸惑っている。 策士な一面もあるが、ジョーに指示を無視されたり、大舞台に呼ばれると舞い上がってしまうなど、セコンドとしては未熟な面も見られる。

へたくそな浪花節を素面でも飲んでる時でもところかまわず歌うので、周囲は迷惑をしている。 あまりにもへたくそで、聞いた人がその場に昏倒するほどだが、段平本人は全く気にしていない。

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