ももいろクローバーZ(ももクロ)とは【徹底解説まとめ】

「ももいろクローバーZ」とは、スターダストプロモーション所属のアイドル・グループ。2009年8月5日「ももいろパンチ」で「ももいろクローバー」としてインディーズ・デビューを飾る。結成当初は6人組だったが、2011年に早見あかりが脱退して5人組となり、「ももいろクローバーZ」として再始動。激しい振付のダンスを口パクなしの生声歌唱で魅せるひたむきなパフォーマンスを評価され、ミュージシャン・タレントからも多くの支持を得ている。

2月17日:サード:アルバム「AMARANTHUS」

01. embryo -prologue-
02. WE ARE BORN
03. モノクロデッサン
04. ゴリラパンチ
05. 武陵桃源なかよし物語
06. 勝手に君に
07. 青春賦
08. サボテンとリボン
09. デモンストレーション
10. 仏桑花
11. 泣いてもいいんだよ
12. Guns N' Diamond
13. バイバイでさようなら
14. HAPPY Re:BIRTHDAY

2016年2月17日に発売されたサード・アルバム。フォース・アルバム「白金の夜明け」と同時発売されている。
本作は「起きて見る夢がテーマで、人の一生を扱う。生演奏の比重が高く、リアルな人生を表現」という世界観を持ち、一方のフォース・アルバム「白金の夜明け」は「寝て見る夢がテーマで、ファンタジーを扱う。打ち込みの比重が高く、妄想世界を表現」という世界観を持つ。
アルバム・タイトルの「AMARANTHUS(アマランサス)」は、メキシコで行われている「死者の日」という祭りの日に、ドクロの形のおこしを作る際に用いられる穀物の一種。本アルバムの初回限定盤のジャケットでメンバーの顔にドクロのメイクが施されているのもここからきている。このタイトルからも判るように人の死生観が反映されているアルバムでもある。「embryo -prologue-」で母体に発生し、「WE ARE BORN」で「オギャー」と生まれて、「モノクロデッサン」で仲間と出会い、「武陵桃源なかよし物語」で喧嘩や仲直りを経験し、「青春賦」で青春の1ページに卒業を告げ、「サボテンとリボン」で恋をし、「仏桑花」で嫁いでいき、「泣いてもいいんだよ」で人生の試練を味わいながらも前に進み、「Guns N'Diamond」で死を迎え、「バイバイでさようなら」で天国への階段を登り、「HAPPY Re:BIRTHDAY」で死後の世界を観たあとに「またね」といって「Re:BIRTHDAY(生まれ変わり)」へ向かう、という曲の流れになっている。
百田夏菜子は「ももクロらしく、暗くならずに伝えている」と語っており、確かに表面だけを何の気なしに聴いている限りは、バラエティに富んだクオリティの高い楽曲が並んでいるアルバムだ、くらいにしか感じないが、じっくりと膝を交えて取り組むと、とんでもなく深くて内容の濃い凄い作品になっている。
玉井詩織は2013年11月6日に発売されたシングル「GOUNN」について、「前回のアルバムの最後の曲 (セカンド・アルバム『5TH DIMENSION』に収録の『灰とダイヤモンド』)に、輪廻って言葉が入っていて、そこからこの『GOUNN』に繋がっているのかな」「輪廻転生で、ももクロがまったく新しい旅をスタートするという意味があるのかな」という発言をしている。また「GOUNN」のミュージック・ビデオのラスト・シーンが、本アルバムの「WE ARE BORN」のミュージック・ビデオの冒頭に繋がっているので、「GOUNN」はセカンド・アルバムと本サード・アルバムを繋ぐリンクの役割を果しているのかも知れない。事実、セカンド・アルバム「5TH DIMENSION」以降に発売されたシングル(限定販売は除く)は「GOUNN」以外、すべて本作、あるいは同時発売されたフォース・アルバムに収録されている。「GOUNN」のみが、現在のところ、シングルとしてのみ存在している。
有安杏果はこのことについて、「輪廻転生とか、『GOUNN』からつながる世界観もあるんですが、切り口がまったく違う。あの世界の“続き”的な意味合いもあるので、新作には『GOUNN』が入っていないんです。前回のアルバム『5TH DIMENSION』以降にリリースされたシングルは基本的に収録されているんですけど、『GOUNN』だけが入っていないのは、そういう理由なんです」と語っている。
本作が、人の誕生から死、そして生まれ変わりまでを描いていることを考えると、「GOUNN」で一度「輪廻転生」した後、「AMARANTHUS」で再び「輪廻転生」する、つまり永遠に「輪廻」し続ける、ということになる。2013年4月10日発売の「5TH DIMENSION」から始まる、約3年にも渡る長大なストーリーの完結が本作(及びフォース・アルバム)なのだろう。

2013年4月10日発売のセカンド・アルバム「5TH DIMENSION」以降に限定以外で発売されたシングルは以下の通りである。

2013年11月6日:シングル「GOUNN」
2014年5月8日:シングル「泣いてもいいんだよ」
2014年 7月30日:シングル「MOON PRIDE」
2015年1月28日:シングル「夢の浮世に咲いてみな」
2015年 3月11日:シングル「青春賦」
2015年4月29日:シングル「『Z』の誓い」

このうち、「起きて見る夢がテーマで、人の一生を扱う。生演奏の比重が高く、リアルな人生を表現」という世界観を持つ本作に収録されたシングルは、「泣いてもいいんだよ」と「青春賦」で、どちらも実写による映画の主題歌であり、ある意味「リアルな人生を表現」に合致している。「寝て見る夢がテーマで、ファンタジーを扱う。打ち込みの比重が高く、妄想世界を表現」という世界観を持つフォース・アルバム「白金の夜明け」に収録されたのは、「MOON PRIDE」と「『Z』の誓い」、そして「夢の浮世に咲いてみな」で、アニメの主題歌と、タイトルに「夢」が付く楽曲であり、こちらは「妄想世界を表現」に合致している。つまりシングルを収録する際の振り替え方法にも、こだわりがあると言えるだろう。
2016年2月29日付のオリコン週間アルバム・ランキングで、フォース・アルバム「白金の夜明け」が1位(初週売上8万1254枚)、本サード・アルバム「AMARANTHUS」が2位(同8万783枚。471枚差の僅差)を獲得し、1位と2位を独占した。ももクロが1位、2位を独占したのはこれで2度目であり(2013年4月2日付のチャートで「5TH DIMENSION」1位、「バトル アンド ロマンス」2位)で、TM NETWORK(当時はTMN名義)、Mr.Children、ポルノグラフィティ、ゆずに次ぎ史上5組目。女性アーティストでは初。また、今までに藤圭子、井上陽水、小椋佳、サザンオールスターズ、BUCK-TICK、TUBE、L’Arc~en~Ciel、GLAYがそれぞれ1回、オリジナル・アルバムで1位、2位を独占しているが、2回ともオリジナル・アルバムで達成したのはももクロが初めてとなる。

「embryo -prologue-」は、タイトルとおりの序章。心臓の鼓動音と、泣き叫ぶ赤ん坊のような声が飛び交うなか、声楽家・後藤裕美による多重録音のコーラスとシンセサイザーによる神秘的な演奏が続き、鼓動音だけを残して次の曲に突入する。
embryo(エンブリオ)とは、胎芽という意味。「胎児」と呼ばれる前の状態のことで、受胎してから7週間と6日までと決まっており、8週目から「胎児」と呼ばれる。

「WE ARE BORN」は、大槻ケンヂ率いる筋肉少女帯や特撮で活躍する三柴理のピアノで勢いよく始まる楽曲。「オギャー」という鳴き声とともに5人のメンバーが生れ落ちる。「生」に対してかなり辛辣な内容の詞になっている。
ドラムスは、2015年4月29日発売のシングル「「『Z』の誓い」Z盤」のカップリング曲「CHA-LA HEAD-CHA-LA」でもプレイしていたBABYMETALの「神バンド」のメンバーでもある青山英樹で、ここでも非常に歯切れのよいドラムスを披露している。
ラップやコール&レスポンスを含む、ちょっとクロッっぽいロックといった楽曲になっている。

「モノクロデッサン」は、2018年1月21日、幕張メッセ 国際展示場 9~11ホールにおけて開催された「ももいろクローバーZ 2018 OPENING ~新しい青空へ~」、つまり有安杏果の卒業ライヴでも披露された楽曲。メンバー各自の担当カラーが織り込まれ、モノクロで描かれたデッサンにそれぞれの色を落としていく、という詞の内容になっている。「モノクロ」=「モモクロ」なのだ。「どの色が欠けてもこの夢の続きは描けないから」と歌われるこの曲を、有安を始めとするメンバーは、彼女の卒業ライヴで一体どんな心境で歌ったのだろう。
冒頭のカウントに使用されている「3,4,5,6、」は、メンバーの生まれ年の下一桁を表している。つまり1993年生まれの高城れに、1994年生まれの百田夏菜子、1995年生まれの玉井詩織、有安杏果、1996年生まれの佐々木彩夏である。途中このカウントが再び現れ、曲調が賑やかなロック調に変わる(「ちょっとまってちょっとまって」なんてお笑いのネタが出てきたりする)」が、全体としては昭和のフォーック・ロック的な佇まいであり、ラストにはフォーク・ソングそのものなハーモニカも出てくる。

「ゴリラパンチ」は有安杏果をメインにフィーチャーした楽曲。冒頭で力のこもった有安のコブシを聴くことができる。
曲のタイトルからすると、ノベルティ・ソングに思われそうだし、実際にコミカルなパートが出てきたり、ウッホウッホという掛け声があったりするのだが、演奏は力のこもったロックそのものである。ギター・ソロはヘヴィ・メタル・バンド「SEX MACHINEGUNS」のギタリスト・ヴォーカリストの ANCHANG。

「武陵桃源なかよし物語」は、久しぶりとなる前山田健一の作詞・曲による楽曲。
2015年7月31日と8月1日、エコパスタジアムにおいて開催された「桃神祭2015 エコパスタジアム大会」の初日で、川上アキラと電流爆破デスマッチで対決し、勝利。キング・レコードの宮本純乃介とも握手・抱擁し、それまでの因縁が瓦解してからの作品なので、前山田健一の復帰第一段、と言ったところか。この出来事ともリンクしたような、「ケンカと仲直り」をテーマとした、前山田らしい遊び心満載の曲になっている。
クラリネットを含むホーン・セクション(実際にはサンプリング)のアレンジはスウィング・ジャズ風になっており、編曲は前山田ではなく橋本由香利。彼女は「PUSH」、「My Dear Fellow」、「Moon Revenge」、そして本アルバムでもう1曲「勝手に君に」の編曲を担当してきている。
タイトルの「武陵桃源」は「ぶりょうとうげん」と読み、「俗世間から離れた別天地。理想郷」の意味である。

「勝手に君に」は、前年2015年のヤンキー・スタジアムにおける田中将大の登場曲として起用されていた楽曲。今まで未音源化だったのが、このアルバムで初音源化されたことになる。
作詞でももいろクローバーZと連名でクレジットされている「NAGAE」は次の「青春賦」でも作詞を手掛けている「桑原永江」の別名義である。

「青春賦」は、2015年3月11日に発売されたシングル・ヴァージョンが収録されているが、本アルバムに収録されたことにより、その意味合いが大きく変わった1曲と言える。
佐々木彩夏は、「例えば“青春賦”は映画の主題歌っていう印象がものすごく強いと思うんですけど、“AMARANTHUS”の流れの中で聴くと、人生で必ず通る青春の1ページを描いた曲という印象が強くなっていて。……シングル曲がアルバムの中で新しく生まれ変わっているところにも注目してほしいです」と語っている。
受胎し、胎芽の状態から(embryo -prologue-)、オギャーと生まれ(WE ARE BORN)、仲間と出会い(モノクロデッサン)、ゴリラの強さとパンダの優しさを身に付け(ゴリラパンチ)、ケンカして仲直りして(武陵桃源なかよし物語)、友に勝手に声援を送り(勝手に君に)、そしてこの「青春賦」において青春の1ページに卒業を告げる。2016年8月13日に限定発売された本アルバムの2枚組アナログ盤では、ここまでが1枚目に収録されていた。人生の第一章が終了し、2枚目から第二章が開始される、ということなのだろう。

「サボテンとリボン」は、佐々木彩夏をメインにフィーチャーした楽曲。2016年の全国高校野球選手権 岐阜大会の入場行進曲にも起用された。途中、リズムがワルツに変わり、ファンタジーな世界が展開されるが、全編を通じてマーチング・ブラス・バンドをバックにあーりんがキュートに歌う、といったコミカルで明るくてハッピーな気持ちにしてくれる曲。
2016年4月2日と3日、西武プリンスドームにおいて開催された、MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK 2016 “AMARANTHUS / 白金の夜明け”」の初日では、岐阜県立岐阜商業高等学校吹奏楽部、駒澤大学附属苫小牧高校吹奏楽局SHELTIES、明治学院高等学校吹奏楽部Queenstar、福岡大学附属大濠高等学校、若葉高等学校吹奏楽部、神奈川県立湘南台高校吹奏楽部、White Shooting Starsといった吹奏楽部に加え3B junior がステージに勢揃いする、という大団体でこの曲が披露された。
この曲に関しては作詞を担当した只野菜摘とメンバーの間で「恋愛について」ということで事前に打ち合わせを行っている。ただし、只野菜摘に言わせると「恋愛についてのメンバーの意見はまったく参考にならなかった」そうだ。
百田夏菜子は、「はっきり言われたよね。『恋についての話は、まったく参考になりませんでした』って(笑)。でも仕方ないよ、現実味がなさすぎるもん。だって映画を観て、妄想してるだけじゃん(笑)。で、できあがった歌詞を見たら『恋愛映画』って出てきて、『ああ、バレてた』って(笑)」と語っている。
作詞を担当した只野菜摘は、「『恋をしたらこんなことをしてみたい』と年頃の女の子らしい話がいろいろ聞けるかなって思ってたんですけど……そういうのが全然出てこなくって(笑)。でも彼女たちはすごくしっかりしてるんですよ。『心がつながったら、それは恋だ』とか、『恋をしたらいつか結婚して、子供を産んで。そして寂しくなるからできれば相手より先に死にたい』とか。意見をまったく反映してないってことはないんです、ただそのときに歌詞の参考にするために聞きたかった年頃の女子っぽい意見が皆無だったから『本当になんにもないんだね』って言っちゃったっていう。『サボテンとリボン』には『最初の恋』『最後の恋』という言葉があって、そこにメンバーの思いを込めました。恋をしたら、その人とずっと一緒に人生を歩んでいきたいという気持ち。あとは普段楽屋で恋の妄想をしたり、日頃から恋愛映画をよく観たりしてるって話は聞いていたので、『恋愛映画』も今の彼女たちが持っている恋に対するイメージとしては大切だろうなって思って、歌詞に採用しました」と語っている。

「デモンストレーション」は、清竜人による楽曲。清竜人はこの当時「一夫多妻制」のアイドル・ユニット「清竜人25」のプロデューサ兼メンバーだった人。ソロとして2009年3月4日に、清竜人25として2014年11月12日にそれぞれシングル・デビューしている。清竜人25は2017年6月17日解散。
バックのストリングスの目まぐるしいまでのアレンジが印象的なミュージカルを彷彿とさせる楽曲となっている。清竜人自身、ミュージカルが大好きで、「清竜人25」の楽曲にもミュージカル調のものがあった。

「仏桑花」はさだまさしによる楽曲。「ぶっそうげ」と読み、ハイビスカスの一種。メンバー自身がさだまさしに曲の依頼を直談判している。
百田夏菜子は、「実はまだアルバムの内容が決まっていないときに、さださんとお話をする機会があったんです。そのとき、スタッフさんに小声で『お前たちから、ちゃんと「曲を作ってください」ってお願いして』って言われて(笑)。お願いしてみたら『いいよ』って即答していただけたので、びっくりしたんです。ただ、その段階では『本当に実現するの?』ってまだ半信半疑で。でも新作の収録曲が決まる瞬間に立ち会ったのはこれが初めてだったから、貴重な経験ができたなあって」と語っている。
いかにもさだまさしらしい楽曲で、嫁ぐことが決まった娘が、父と母に感謝する、という暖かくもちょっと切ない雰囲気いっぱいのロッカバラード風の曲になっている。ももクロ版「秋桜」といったところか。

「泣いてもいいんだよ」は2014年5月8日発売のシングル・ヴァージョンが収録されているが、「青春賦」と同じように、本アルバムの流れの中で聴くとまた違った表情を見せてくれることになる。前の曲のホンワカとした雰囲気をあっさりとぶち壊してしまうような、この曲の不穏なイントロを聴くと「平和な新婚生活になにかあったのか!?」と思わず勘ぐってしまう(考えすぎか?)。人生の試練に直面して、戸惑いながらも「泣いてもいいんだよ」と弱さを見せることを良しとし、それでも彼女たちの力強い歌声は、負けないで前進していこう、という決意の曲のようにも聴こえる。
2016年4月2日と3日、西武プリンスドームにおいて開催された、MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK 2016 “AMARANTHUS / 白金の夜明け”」の初日では、佐々木彩夏のエレキ・ギターの伴奏でこの曲が披露された。

「Guns N' Diamond」はついに死を迎える描写が登場する楽曲。
タイトルはアメリカのロック・バンド「Guns N' Roses(ガンズ・アンド・ローゼス)へのオマージュと思われる。Guns N' Rosesとは1986年8月21日にレコード・デビューしたハード・ロック・バンド。1991年9月17日には、2枚のアルバムを同時発売しているが(「Use Your Illusion I」「Use Your Illusion II」。キング・レコードの宮本純乃介はこのGuns N' Rosesの信望者であり、今回のももクロの2枚同時発売も、このGuns N' Rosesからの影響を示唆している。
4拍子のスウィングするイントロからすぐにストリングス付きのロック・ビートに移り変わる。メンバーの歌が始まったバックでファズが効いているベースを披露しているのは須藤優。最近では米津玄師やゆずのライヴ、及びレコーディングに参加しているプレイヤー。
命がけの戦いが続く間は、マイナー調でロック・ビートにのった演奏が続くが、いざ「死」を迎える段になると、テンポがゆるやかになり、メジャー調の明るくスウィングする曲調に急転。「僕らは また会う その日まで グッバイ しばしの お別れよ」と「Re:BIRTHDAY(生まれ変わり)」をほのめかしたまま曲は終了する。

「バイバイでさようなら」では天国への階段を登り始める。自分に起こった出来事をまだ受け入れることが出来ずにいて、それでも覚悟を決めて一歩一歩登っていく様が描かれている。
作詞は只野菜摘。「サボテンとリボン」と同様に事前にメンバーと死生観について話し合っており、その時の内容がかなり詞に反映されている。
玉井詩織は、「ただ、私たちの意見だけじゃなくて、実際に病気になってしまった方の意見も入っているから、すごくリアルなんですよ。私たちは死ぬことに対して、すごく前向きな考え方をしていたんです。『死んじゃっても、また次があると思います』みたいな。でも実際に病気になってしまった方は『(病気になってしまったのが)なんで私なの』とつらい思いを語っていて。そういう意見が入ったことで、すごく深みのある曲になりました」と語っており、佐々木彩夏は、「人の死に触れたりすることはあっても、まだ“自分の死”については考えたことがなかったから、確かに私たちの意見には現実味がなかったかもしれない。この曲が死について、これからの私たちの人生について、改めて考えるきっかけになったし、聴いていただいた方にとってもそういう1曲になればいいなって思います」と語っている。
ベースとドラムスにハンドクラッピング、そして「シャンシャン」と金属系の音を鳴らす打楽器をメインとした、一風変わったアレンジをバックに歌われるイントロから、滑稽でありながら不気味な雰囲気を持つ世界が始まる。ホーン・セクションも加わった「死」にしては豪華なバック演奏が出てくるが、同時に死神を模した男性コーラスも演奏に加わってくる。途中、ユニークでブラックな演奏から明るくてポップな曲調に変わり「だけど一人じゃない気がする」と諦念と希望が入り混じった心情が歌われ、最後にリズムがワルツに変わると「ありがとう バイバイでさようなら」とあっけらかんと別れが告げられる。曲は死神コーラスも含めた「ラ~ラ~ラ~」の大合唱のあと、「チーン」という仏具の音で終了する。
楽曲の持つメロディ、アレンジ、構成、歌唱が、歌詞の内容と乖離しているようで、実は乖離させることで最もふさわしい「死」の世界を表現しているといった逆説的な手法が取られた楽曲、と言えるかも知れない。もはやアイドルの域を脱している。

「HAPPY Re:BIRTHDAY」はティカ・α、つまりやくしまるえつこ作詞・曲による楽曲。2012年6月27日発売のシングル「Z女戦争」以来の作品になる。美しいピアノとストリングスに導かれて始まるこの曲は、死後の世界を描いており、フワフワとした感触の曲調のこの曲は、サード・アルバムの「リアルな人生を表現」している世界観とフォース・アルバムの「妄想世界を表現」しているファンタジーな世界観への橋渡し的な役割をしている。終盤にメンバーの台詞が「走馬灯」のように右に左にと飛び交うパートがあるが、作者のやくしまるえつこによると、「生まれ変わりに向かう段階を表している」とのこと。
曲は最後に百田夏菜子の「またね」という一言で終わり、次のフォース・アルバムに引き継がれる。

2月17日:サード:アルバム「AMARANTHUS」初回限定盤

Disc 1
01. embryo -prologue-
02. WE ARE BORN
03. モノクロデッサン
04. ゴリラパンチ
05. 武陵桃源なかよし物語
06. 勝手に君に
07. 青春賦
08. サボテンとリボン
09. デモンストレーション
10. 仏桑花
11. 泣いてもいいんだよ
12. Guns N' Diamond
13. バイバイでさようなら
14. HAPPY Re:BIRTHDAY

Disc 2 (Blu-ray)
01. WE ARE BORN (Music Video)
02. モノクロデッサン (Music Video)
03. Documentary of "AMARANTHUS"

「WE ARE BORN」「モノクロデッサン」のミュージック・ビデオ、及び「Documentary of "AMARANTHUS"」と題された映像が収録されたBlu-ray付きの2枚組初回限定盤。

2月17日:フォース・アルバム「白金の夜明け」

01. 個のA、始まりのZ -prologue-
02. 桃源郷
03. 白金の夜明け
04. マホロバケーション
05. 夢の浮世に咲いてみな
06. ROCK THE BOAT
07. 希望の向こうへ
08. カントリーローズ -時の旅人-
09. イマジネーション
10. MOON PRIDE
11.「Z」の誓い
12. 愛を継ぐもの
13. もっ黒ニナル果て
14. 桃色空 (ピンクゾラ)

2016年2月17日に発売されたフォース・アルバム。サード・アルバム「AMARANTHUS」と同時発売されている。本作は「寝て見る夢がテーマで、ファンタジーを扱う。打ち込みの比重が高く、妄想世界を表現」という世界観を持ち、一方のサード・アルバム「AMARANTHUS」は「起きて見る夢がテーマで、人の一生を扱う。生演奏の比重が高く、リアルな人生を表現」という世界観を持つ。
アルバム・タイトルの「白金」はプラチナのこと。さびることがない物の象徴であり、末永く続くグループの「幕開け」という意味が込められている。「時間軸を超えたパラレルワールドやファンタジーを描いた」アルバムであり、玉井詩織は「現実ではあり得ないような世界観だけど、どこか現実と通じるものもある」と語っている。初回限定盤のジャケットはくり抜かれた顔面の中に、さらにくり抜かれた顔面が奥に続いていく中、各メンバーが「くり抜かれた自分の顔」の中で眠っているという、「夢を見る」という行為を具現化したようなデザインになっている。
サード・アルバム「AMARANTHUS」にあったような強いストーリー性はこのフォース・アルバムではそれ程には感じられない。それぞれの楽曲のつながりはあるものの、一つの大きなストーリーの流れを構成している訳ではないので、連作短編集的な作品と言えるかも知れない。サード・アルバムが生演奏の比重を高くしていた分、ロック的要素の強い作品であったのに対し、打ち込みの比重が高い本作品は、ポップな印象が強くなっている。どちらもももクロであり、このふり幅の大きさが彼女たちの魅力のひとつになっている。
2013年4月10日発売のセカンド・アルバム「5TH DIMENSION」とサード・アルバム「AMARANTHUS」をリンクさせる役割を2013年11月6日発売のシングル「GOUNN」が担っていたが、サード・アルバムと本アルバムのリンクは、サード・アルバムの最後の曲「HAPPY Re:BIRTHDAY」のメロディを、本アルバムのオープニング曲「個のA、始まりのZ -prologue-」が引き継ぐことで担っている。シングル「GOUNN」はリンクの役割があるため、今回の両アルバムのどちらにも収録されていないが、残りのシングルは2枚のアルバムに振り分けられて収録されている。

2013年4月10日発売のセカンド・アルバム「5TH DIMENSION」以降に限定以外で発売されたシングルは以下の通りである。

2013年11月6日:シングル「GOUNN」
2014年5月8日:シングル「泣いてもいいんだよ」
2014年 7月30日:シングル「MOON PRIDE」
2015年1月28日:シングル「夢の浮世に咲いてみな」
2015年 3月11日:シングル「青春賦」
2015年4月29日:シングル「『Z』の誓い」

このうち、「起きて見る夢がテーマで、人の一生を扱う。生演奏の比重が高く、リアルな人生を表現」という世界観を持つサード・アルバムに収録されたシングルは、「泣いてもいいんだよ」と「青春賦」で、どちらも実写による映画の主題歌であり、ある意味「リアルな人生を表現」に合致している。「寝て見る夢がテーマで、ファンタジーを扱う。打ち込みの比重が高く、妄想世界を表現」という世界観を持つ本アルバム「白金の夜明け」に収録されたのは、「MOON PRIDE」と「『Z』の誓い」、そして「夢の浮世に咲いてみな」で、アニメの主題歌と、タイトルに「夢」が付く楽曲であり、こちらは「妄想世界を表現」に合致している。つまりシングルを収録する際の振り替え方法にも、こだわりがあると言えるだろう。
2016年2月29日付のオリコン週間アルバム・ランキングで、本フォース・アルバム「白金の夜明け」が1位(初週売上8万1254枚)、サード・アルバム「AMARANTHUS」が2位(同8万783枚。471枚差の僅差)を獲得し、1位と2位を独占した。ももクロが1位、2位を独占したのはこれで2度目であり(2013年4月2日付のチャートで「5TH DIMENSION」1位、「バトル アンド ロマンス」2位)で、TM NETWORK(当時はTMN名義)、Mr.Children、ポルノグラフィティ、ゆずに次ぎ史上5組目。女性アーティストでは初。また、今までに藤圭子、井上陽水、小椋佳、サザンオールスターズ、BUCK-TICK、TUBE、L’Arc~en~Ciel、GLAYがそれぞれ1回、オリジナル・アルバムで1位、2位を独占しているが、2回ともオリジナル・アルバムで達成したのはももクロが初めてとなる。

「個のA、始まりのZ -prologue-」は、タイトルとおりの序章。曲の冒頭、オルゴールのような音で奏でられるのは、前作であるサード・アルバムのラストの曲「HAPPY Re:BIRTHDAY」。作・編曲を担当したNARASAKIは、「新作について宮本くんと話しているときにリンカーネーション、輪廻転生というキーワードがあったので、2作がつながるようにフェードインから始まる形で作りました」と語っている。作詞は只野菜摘。「眠って 起きたら また始めよう 夢の中で まだZzz あんまり のんびりしていられない 早いきたい でもZzz」と歌われているので、生まれ変わってきた瞬間と、これから再び行動を始める狭間の世界なのかも知れない。
曲のタイトルの「始まりのZ」は「夢の中で まだZzz」とかかってると同時に、水木一郎が以前メンバーに語っていた「Zはアルファベットの最後の文字なので、究極や無限を表し、Aに戻ることができるので、初心に帰るという意味もある」という言葉も思い出す。

「桃源郷」は、ファンキーなチョッパー・ベースに導かれて始まる曲。打ち込み全開でハウス調のスペーシな演奏のせて、夢と現実の間を行ったり来たりしているような、夢の意味を問い合せているような、あるいは夢から覚めて前へ進む覚悟を表しているような、そんな内容が歌われる。途中で現れるラップは七五調でとても調子よく響いてくる。作詞は森由里子で、「Neo STARGATE」を手掛けた人。秀逸なメロディとアレンジを作り上げたNARASAKIが作・編曲。

「白金の夜明け」はアルバム表題曲。アコースティック・ギターとエレキ・ギターのみの演奏だけで、百田夏菜子が歌う「僕の心が今 どんなに地獄でも」というちょっとドキっとする歌詞で始まる。掴みどころがない、フワっとした雰囲気のまま、各メンバーのソロを中心に曲は進行していく。佐々木彩夏のソロと一緒にバンドとストリングスが加わるが、このストリングスのアレンジも夢見心地な雰囲気を醸し出している。曲が半分ほど進むと、曲調は急転。リズムが加速し、それまでの世界から現実味が増した世界へと変貌する。
作曲を担当した横山克は、「この曲は、本質的な歌の表現力が求められるストレートな曲だったんですが、それがすごくいい形でまとまっていたので、メンバーには感謝してます。ライブでは振り付けもあるから大変だと思うけど、この曲を歌う5人の姿を早く観たいなって思いました。で、ライブで歌い続けてもらって、さらに表現力豊かに歌ってくれる姿も楽しみにしています」と語っている。

「マホロバケーション」はどファンクな1曲。「まほろば」とは「素晴らしい場所、住みやすい場所」という意味で、「素晴らしい場所でのバケーション(休暇)」という造語になっている。作詞を担当した六ツ見純代は、「きっとファンの方にとってももクロちゃんのライブはそういう場所であろうという発想から」と語っている。
ミュージック・ビデオを見る限り、この「マホロバケーション」という場所は、各メンバーの口から解き放たれた「色つき魂」が行き着く先、「ももクロ天国」のことでもあるのだろう。「ももクロ天国☆ももクロ天国☆一度はおいで!」というフレーズは、1967年12月25日に発売され、大ヒットしたザ・フォーク・クルセイダーズの「帰って来たヨッパライ」の一節「「天国良いとこ一度はおいで」のオマージュ。そういえば「帰って来たヨッパライ」も天国へ続く階段の途中で、神様に怒られて地上に墜落して、生き返ってしまうという歌だった。このあたりももクロのサード・アルバムあたりと繋がっている印象もある。
強靭なドラムスとベースのリズム隊は、2013年11月6日発売のシングル「GOUNN」と同じピエール中野とハマ・オカモト。ピエール中野は「凛として時雨」のドラマー、ハマ・オカモトは「OKAMOTO'S」のベーシストで、ダウンタウン・浜田雅功の長男である。

「夢の浮世に咲いてみな」は、2015年1月28日発売のシングルと同じヴァージョンが収録されている。

「ROCK THE BOAT」は、ブリトニー・スピアーズが"Dangerous"というタイトルで歌う予定であった楽曲。デモ段階で制作を保留してもらい譲り受けたという経緯がある。
音楽プロデューサーの宮本純乃介は、「(2年くらい前から温めていた曲で)でも2年前のタイミングだとそのときの本人たちにハマらなかったから、もう少しメンバーたちが成熟してから使いたいなと。だから『近い将来、ももいろクローバーZというアーティストに歌わせたい』と、ももクロの資料をお送りさせていただいたうえで、作家さんに許諾を取って、デモの段階で制作を保留してもらっていたんです。機が熟したところで新作に入れることが決まり、岩里さんに日本語歌詞をお願いしたんです」と語っている。また、日本語の詞を担当した岩里祐穂は、「曲をいただいたときからサビに『ROCK THE BOAT』ってフレーズがハマると思っていたんです。だから宮本さんに“ラスボス”がどうのこうのってイメージを言われたんだけど、無視して作っちゃいました」と語っている。ちなみに岩里祐穂は、「夢の浮世に咲いてみな」でも外国の曲に日本語の詞を付けている。作曲を手掛けたグレッグ・カースティンは、グラミー受賞歴もある人で、アデルの「ハロー」の作詞・作曲・プロデュースを行った人でもある。イントロが前の曲「夢の浮世に咲いてみな」に似ていたりする。
タイトルの「ROCK THE BOAT」とは、ボートを揺らす、つまり波風を立てる、事を荒立てるという意味。曲の雰囲気も危険な香りの漂う調子になっている。サビなどは外人が作曲したにも関わらず昭和歌謡を思い出す。
佐々木彩夏は、「(この曲には)英語版の歌詞もあるんだよね。レコーディングの前に『こういうイメージでお願いします』って英語版を聞かされて、カッコいいなあって。ももクロで英語といえば玉井さんですからぜひ、英語でも歌ってほしい」と語っている。

「希望の向こうへ」は、高城れにをフィーチャーした楽曲。「青春賦」をより素朴にストレートにした王道フォーク・バラードといった印象。高城れには本当にピュアで清涼感が漂う素晴らしい歌声を披露してくれる。他のメンバーのソロもそれぞれ澄んだ歌声を聴かせてくれる。特に百田夏菜子はいつも以上に幼いイノセントな感じの歌声を聴かせくれる。次の「カントリーローズ -時の旅人-」がとんでもない展開を見せる曲なので、この曲でちょっと落ち着いて、心の準備をしてよ、といった感じかも知れない。

「カントリーローズ -時の旅人-」はORANGE RANGEのNAOTO作詞、作・編曲による楽曲。プログラミングと、ギター、ベースもすべて彼が手掛けている。
鐘の音と男性コーラス、スタッカートで奏でられるストリングスで始まるイントロは不穏な雰囲気満載だが、歌が始まるといきなり「ヤーレンソーラン どっこいふるさと」とおちゃらけたフレーズが飛び出してきて、約5分30秒に及ぶカオスが始まる。玉井詩織が歌う「突き進め 突き進め いばらの細道かきわけてぇ~」の「てぇ~」の音がとても不安な位置にあり、耳にこびりついて離れなくなる。途中で沖縄民謡が飛び出してきたり(歌はもちろん高城れに)、バックでは色々なフレーズが忙しなく飛び回っていたり、シタールが流れてきたり、曲調もコロコロと変わったりと、とにかく混乱状態が続き、不穏な雰囲気は継続するのだが、最後のパートになって一瞬だけだが明るい兆しが垣間見えたりする。前山田健一とは違ったタイプの遊び心満載の楽曲、といったところ。
玉井詩織は、「この曲は故郷を離れてもがんばっていますってことを歌にしていて、歌詞がとても素敵なんですよ。これさ、夏菜子ちゃんが上京するようなことがあったら、ものすごく共感するんじゃない?」と語っている。
NARASAKIは、「作家が到達できないところにいるというか……ほんとすげえっす」と称賛している。

「イマジネーション」は、サード・アルバム「AMARANTHUS」で「デモンストレーション」を提供していた清竜人の作詞、作・編曲による楽曲。プログラミングとギターも彼が担当している。「デモンストレーション」では生のストリングスを使用していたが、こちらでは打ち込みを使用している。聴き比べてみるのも面白いと思う。
曲調はその「デモンストレーション」の続編のようなミュージカル仕立て。「デモンストレーション」では「止まれ地球 回るな地球 わたしが地球を止めてやる」という台詞が、各メンバーのソロで語られていたが、こちらの「イマジネーション」では、「もしも地球が回ることを止めたなら わたしは その瞬間に 胸いっぱい息を吸い込んで 最後の一人になるまで生き残ってやる」という台詞が、メンバー全員によるユニゾンで語られている。
百田夏菜子は、「(『デモンストレーション』と『イマジネーション』では)どっちもセリフから始まるから『不思議な曲、来た! 新しい感じの曲、来た!』って(笑)。でもメロがキャッチーで、歌詞がかわいいから、すごく入りやすかったんですよね。しかも歌詞の割り振りがすごく細かくて、ワンフレーズごとにどんどん変わっていく。実はこういうのをちょっとやってみたかったので『細かい割り振り、キターッ!』ってみんなで喜んでました」と語っている。

「MOON PRIDE」は、2014年 7月30日に発売されたシングルと同じヴァージョンが収録されているのだが、本アルバムに収録されたことで、違った表情を見せている。
直前の「イマジネーション」の最後、「会いたくても 会えない夜は 夢の中で 声を聞かせて」と歌ったあと、百田夏菜子の「待ってるね」の囁くような台詞で終わるのだが、直後にこの「MOON PRIDE」のイントロが流れてきて、「Moon Pride あなたの力になりたい」と歌い始めることによって、シングル単体で聴いたとき以上に力強い前向きな要素が加わっている。「この広い宇宙で 何度生まれ変わっても あなたに恋をする」のフレーズがより強い意味を持ってくるのだ。

「「Z」の誓い」は、2015年4月29日に発売されたシングルと同じヴァージョンなのだが、「セーラームーン」と「ドラゴンボール」が連続して登場する、というこの豪華さは本アルバムならでは。

「愛を継ぐもの」は前山田健一作詞・作曲による楽曲。編曲はTom-H@ck(トム-ハック)。Tom-H@ckは、でんぱ組.incやテレビ・アニメ「けいおん!」に楽曲を提供している作・編曲家、ミュージシャン。
「時を超え 続いてゆく 愛は 愛で 愛のまま」とイントロなしで勢いよく飛び出してくるナンバーで、「カントリーローズ -時の旅人-」「イマジネーション」「MOON PRIDE」「「Z」の誓い」そして本作と続く乱痴気騒ぎ的な流れは、心地良い疲労感を誘発することになる。
曲中に登場する年号は、「B.C.2million:アウストラロピテクス(この時代に生存したとされている)」、「B.C.69 to 30:クレオパトラ(生存期間を示している)」、「A.D.1793:マリー・アントワネット(1793年10月16日に刑死している)」、A.D.1997:マザー・テレサ(1997年9月5日、87年の生涯を終える)」を意味している。前山田健一らしく曲調がコロコロと代わったり、5拍子という変拍子も飛び出してくる。
高城れには、「そういえばさ、この曲の歌詞で、いろんな時代について歌う部分があって、有安さんが歌ってるのはアウストラロピテクスの時代じゃん? で、『AMARANTHUS』に収録されている『ゴリラパンチ』は有安さんがメインの曲なんですよ。新作で有安さん、終始ゴリラじゃん(笑)」と語っている。

「もっ黒ニナル果て」は、2015年12月23日・24日・25日、軽井沢スノーパークにおいて開催された「ももいろクリスマス2015 ~Beautiful Survivors~」の会場、及びキング・レコードの通販サイト「KING e-SHOP」での通販のみで限定販売されたアナログ盤7インチレコードに収録されていたヴァージョンが使用されている。ももクロのラップ曲の中ではバックトラック、ライミング、メロディ、とどれをとっても最高の仕上がりになっている。
「もっ黒」とは「ももクロとモノノフの一体感が最高潮になった状態」を指している。
作詞をMURO、BOO、作・編曲、プログラミングをMURO、SUIが担当している。作・編曲のMURO、SUIは「5 The Power」も手掛けている。この曲のタイトル「もっ黒ニナル果て」は、1999年12月22日に発売されたMUROのシングル「THE VINYL ATHLETES -真ッ黒ニナル果テ-」から取られている。

「桃色空(ピンクゾラ)」は、KinKi Kidsの堂本剛が作詞・作曲した楽曲。堂本剛はギターでも参加している。音楽番組などで度々共演している縁から、堂本剛が声をかけたことがきっかけとなって曲提供が実現している。
百田夏菜子は、「番組のロケの合間に、剛さんといろいろと仕事の話をしていたんです。その中で『ももクロも変な曲を歌いたかったら、いつでも言ってね。作るからさ』みたいな言葉がポロッと出たので『あっ、来た!』と。これはチャンスだと思って『いいんですか、そんなこと言って。本当に話を進めちゃいますよ』なんて言ったら、それがきっかけでどんどん話が進んでいったんですよ」と語っている。
野外ライブで、空がピンク色になる時間帯に5人が歌っている姿を思い浮かべて書き下ろした曲で、佐々木彩夏は、「この曲は、私たちがライブで歌うことまでイメージして作っていただいた曲なんです。ライブでは夕焼けが綺麗なときに歌ってほしいって。そこまで考えてくださるなんて思ってもみなかったので、すごくうれしかった」と語っている。
レコーディング時には堂本剛本人がメンバーへのディレクションも行っている。有安杏果は、「「ディレクションしていただいたとき、最初は緊張しちゃったけど、すごく曲のイメージが伝わってきて、本当に歌いやすかったなあ。英語の歌詞とか、ちょっとカッコつけて歌っていたら『もうちょっと鼻歌みたいに。お風呂で口ずさんでいる感じで』みたいにアドバイスしてくださるんですよ。で、そうやって歌ってみたら『ああ、こんな伝え方もあったのか!』って。すごく勉強になりました」と語っている。また玉井詩織は、「時間の関係で私とれにちゃんはディレクションを受けられなかったんですけど、レコーディングやボイトレの合間にお会いしたときは、私たちにもいろいろ説明してくれて。この曲のことだけじゃなくて、これからの私たちについても真剣に考えていてくださっていて、『ファンの人が求めることだけをやるんじゃなくて、自分たちから発信していくことも大事。そうすることで、きっと長く続けていくことができるよ』っていうお話をしていただきました。性別こそ違いますけど、同じアイドルとして活躍している先輩の言葉はとても胸に染みました」と語っている。
抑制の効いたメロディのクールでソウルフルな楽曲。詞、曲、歌唱、ホーン・アレンジから渋いギター・ソロ、ゴスペル風のコーラス、ドラムスのハイハットを刻む音まで、すべてが出色の出来栄えになっている。最後に「Life is one time ... 誰も いのちを 夢に連れ去らないで Life is one time... 語ろう いのちの夢から 覚めた 今日を...」と歌われて、サードとフォースの2枚のアルバム(あるいは、セカンド・アルバム「5TH DIMENSION」からシングル「GOUNN」をも含めた)に渡って繰り広げられてきた物語は完結する。

2月17日:フォース・アルバム「白金の夜明け」初回限定盤

Disc 1
01. 個のA、始まりのZ -prologue-
02. 桃源郷
03. 白金の夜明け
04. マホロバケーション
05. 夢の浮世に咲いてみな
06. ROCK THE BOAT
07. 希望の向こうへ
08. カントリーローズ -時の旅人-
09. イマジネーション
10. MOON PRIDE
11.「Z」の誓い
12. 愛を継ぐもの
13. もっ黒ニナル果て
14. 桃色空 (ピンクゾラ)

Disc 2 (Blu-ray)
01. マホロバケーション (Music Video)
02. 白金の夜明け (Music Video)
03. Documentary of “白金の夜明け”

「マホロバケーション」「白金の夜明け」のミュージック・ビデオ、及び「Documentary of "白金の夜明け"」と題された映像が収録されたBlu-ray付きの2枚組初回限定盤。

2月24日:ベスト・アルバム「ドラゴンボール」放送30周年記念 ドラゴンボール 神 BEST」

Disc 1
01. 魔訶不思議アドベンチャー! / 高橋洋樹
02. ロマンティックあげるよ / 橋本潮
03. CHA-LA HEAD-CHA-LA / 影山ヒロノブ
04. WE GOTTA POWER / 影山ヒロノブ
05. でてこいとびきりZENKAIパワー! / MANNA
06. 僕達は天使だった / 影山ヒロノブ
07. 光の旅 / 影山ヒロノブ、KUKO (Waffle)
08. 青い風のHOPE / 影山ヒロノブ
09. ドラゴンボール伝説 / 高橋洋樹
10. 戦(I・KU・SA) / 影山ヒロノブ
11. まるごと / 影山ヒロノブ、Ammy
12.「ヤ」なことには元気玉!! / 影山ヒロノブ
13. とびっきりの最強対最強 / 影山ヒロノブ、Ammy
14. HERO(キミがヒーロー) / 影山ヒロノブ、YUKA
15. GIRIGIRI-世界極限- / 影山ヒロノブ、YUKA
16. バーニング・ファイト-熱戦・烈戦・超激戦- / 影山ヒロノブ、YUKA
17. 銀河を超えてライジング・ハイ / 影山ヒロノブ
18. 奇蹟のビッグ・ファイト / 影山ヒロノブ
19. ドラゴンパワー∞ / 影山ヒロノブ

Disc 2
1. DAN DAN 心魅かれてく / FIELD OF VIEW
2. Blue Velvet / 工藤静香
3. 錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう / WANDS
4. Dragon Soul / 谷本貴義(Dragon Soul)
5. Yeah! Break! Care! Break! (ヤブレカブレ) / 谷本貴義 (Dragon Soul)
6. 心の羽根 / チームドラゴン from AKB48
7. 空・前・絶・後 Kuu-Zen-Zetsu-Go / 谷本貴義 (Dragon Soul)
8. 拝啓、ツラツストラ / グッドモーニングアメリカ
9. Oh Yeah!!!!!!! / Czecho No Republic
10. GALAXY / キュウソネコカミ
11. Don't Let Me Down / Gacharic Spin
12. 超絶☆ダイナミック! / 吉井和哉
13. ハローハローハロー / グッドモーニングアメリカ
14. スターリングスター / KEYTALK
15. 薄紅 / LACCO TOWER
16. 最強のフュージョン / 影山ヒロノブ
17. 俺がやらなきゃ誰がやる / 影山ヒロノブ
18. CHA-LA HEAD-CHA-LA / FLOW
19.「Z」の誓い -Movie ver.- / ももいろクローバーZ

歴代のアニメ『ドラゴンボール』シリーズのテレビ主題歌及び映画主題歌を集めたベスト・アルバム。
ももいろクローバーZは「『Z』の誓い」の「Movie ver.」を収録している。

3月9日:高城れに:シングル「しょこららいおん」(配信限定販売)

1. しょこららいおん

2016年3月9日、日本特殊陶業市民会館フォレストホールにおいて開催された、「高城れに ソロコンサート さくさく夢楽咲喜共和国 ~笑う門にはノフ来る~」を記念して制作された高城れにの配信限定ソロ・シングル。作詞を只野菜摘と高城れにが担当、高城はジャケットの絵も描いている。作曲をしほりが担当している。
作詞に関して高城れには「どうしてもこれを入れてほしいって言った言葉がひとつあって。『言わなくても通じあう アイコンタクトは絆』っていう歌詞は私は絶対入れてほしいって言ったんですけど。普段こうやってライヴをしていると、なかなかこう、一人ずつとお話しすることって難しいじゃないですか。ライヴ中に私たちはアイコンタクトをとることしかできないじゃないですか。アイコンタクトって一番大事だなって思ってて、本当に信頼していたら、多分言葉っていらないと思うんですよ。私たちはこうやって目と目があって、ちゃんと信頼してるんだなっていうのが判るっていうのがライヴ会場だなって。私にとってのライヴ会場ってそういうことなんじゃないかなって思ってて。私の本当にみんなに伝えたい言葉です」と同ライヴで語っている。
曲はピアノを主体としたスローなバラード。高城れにの素直でピュアで綺麗な歌声と相まって、配信限定にしておくのが非常にもったいない、とても素晴らしい作品に仕上がっている。

5月25日:オムニバス・アルバム「Ms.リリシスト~岩里祐穂作詞生活35周年Anniversary Album~」

Disc 1
01. PIECE OF MY WISH / 今井美樹
02. サラバ、愛しき悲しみたちよ / ももいろクローバーZ
03. うつし絵 / 新垣結衣
04. 幸せになるために / 中山美穂
05. How? / 深田恭子
06. MESSAGE / 上戸彩
07. Love is Changing / 西田ひかる
08. 抱きしめたい / 崎谷健次郎
09. Skinny / 中川勝彦
10. 夜に傷ついて / アン・ルイス
11. つかのまの虹でも / May J.
12. アイサレ / 矢野まき
13. 冬のめぐり逢い / ル・クプル
14. 想いびと / 城南海
15. 愛をとめないで~Always Loving You~ / 新妻聖子
16. Come Rain Come Shine / 布袋寅泰

Disc 2
01. プラチナ / 坂本真綾
02. 創聖のアクエリオン / AKINO
03. ノーザンクロス / シェリル・ノーム starring May'n
04. ドリドリ / 中川翔子
05. ロッタラロッタラ / Buono!
06. 恋する惑星 / 花澤香菜
07. マーブル/ 中島愛
08. ライヴ/ 唐沢美帆
09.THE REAL FOLK BLUES / 山根麻衣
10. さよならの物語 / 堀ちえみ
11. SHOCK! / 宇沙美ゆかり
12. そうしましょうね / 森尾由美
13. ティラノザウルスロック / 生稲晃子
14. さよならの風 / 新田恵利
15. ダーリン今をせめないで / 早見優
16. 初戀 / さんみゅ~
17. 海賊戦隊ゴーカイジャー/ 松原剛志(Project.R)

作詞家、岩里祐穂の活動35周年を記念したアルバム。
ももいろクローバーZからは「サラバ、愛しき悲しみたちよ」が収録されている。

6月22日:シングル「ニュームーンに恋して」

Disc 1
1. ニュームーンに恋して / ももいろクローバーZ
2. 永遠だけが二人を架ける / タキシード仮面(CV.野島健児)
3. ニュームーンに恋して (off vocal ver.)
4. 永遠だけが二人を架ける (off vocal ver.)

Disc 2 (DVD)
1. ニュームーンに恋して (ノンテロップTVサイズ映像)
2. 永遠だけが二人を架ける (ノンテロップTVサイズ映像)
3. ニュームーンに恋して (フルコーラスダイジェスト映像)
4. 永遠だけが二人を架ける (フルコーラスダイジェスト映像)

ももいろクローバーZ名義としては通算12枚目にあたるシングル。

「ニュームーンに恋して」は、2016年4月4日から6月27日までTVQ九州放送やTOKYO MXなどの6局で放送されていたアニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal』の第3期デス・バスターズ編のオープニング・テーマ・ソング。この「ニュームーンに恋して」はももクロが歌うヴァージョン以外に、作詞・作曲を手掛けたティカ・αことやくしまるえつこが歌うヴァージョン、そして声優の堀江美都子が歌うヴァージョンが存在し、それぞれ期限を区切ってオープニングに使用されている。ももクロに関連する作品としては本シングルと、2016年7月22に発売されたやくしまるえつこが歌うシングルで、このやくしまる盤には「Z女戦争」のセルフ・カヴァーが収録されている。

「永遠だけが二人を架ける」は同アニメのエンディング・テーマであるが、歌をタキシード仮面(CV:野島健児)が担当しているため、ももクロとは関連がない。
付属されているDVDに収録されている映像は、全編がセーラームーンのアニメ映像であり、ももクロは登場しない。あくまでも「セーラームーン」の作品なのである。

yamada3desu
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ジャンプの歴代ヒロインまとめ

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日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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ドラゴンボール(DRAGON BALL)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ドラゴンボール(DRAGON BALL)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

鳥山明による日本の漫画作品。略称は「DB」。 西遊記をモチーフにした中国風の世界にSFの要素を取り入れた独特の世界観を形成している。 長期連載と作者の鳥山明のセンスが相まって、様々な名言を生み出しており、これらの名言は、インターネットはもちろんのこと、様々なエンターテインメント作品に影響を与えている。

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銀魂(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂」(実写版)は、2017年7月に公開された福田雄一監督による日本映画。空知英秋作画の漫画「銀魂」の実写化作品で、原作の長編「紅桜編」がベースです。「紅桜編」は、妖刀紅桜を利用して国の転覆を目論む鬼兵隊と、それを阻止しようとする主人公坂田銀時と仲間たちの戦いを描いたもの。原作はSF時代劇コメディです。実写版はそれを忠実に再現し、ギャグ満載、時にほろりとさせる内容になっています。

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シン・ウルトラマン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シン・ウルトラマン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シン・ウルトラマン』とは、脚本・庵野秀明、監督・樋口真嗣による、人類のために戦う異星人ウルトラマンと、その周囲の人々の活躍を描いた映画作品。日本を代表するクリエイターによる伝説的な特撮作品のリブートということで、公開前から大きな話題となった。 突如日本に出現し始めた巨大生物、禍威獣。その脅威に対抗するため結成された禍特隊の前に、銀色の巨人が現れる。ウルトラマンと名付けられたその巨人は禍威獣から人々を守るように振る舞い、禍特隊がその謎を追う一方、地球にはかつてない危機が迫っていた。

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人造人間18号/ラズリ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

人造人間18号/ラズリ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

人造人間18号/ラズリとは、『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、世界征服を企むレッドリボン軍の科学者ドクター・ゲロの作り出した人造人間である。元は普通の人間だったがドクター・ゲロによって改造されてしまい、双子の弟であるラピスも同様に改造され人造人間17号となる。同じくドクター・ゲロによって作り出された人造人間セルが倒された後、本作品の主人公である孫悟空の友人クリリンと結婚。マーロンという女の子を授かり、クリリンの師匠である亀仙人と共に暮らしている。

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人造人間16号(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

人造人間16号(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

人造人間16号(じんぞうにんげん16ごう)とは『ドラゴンボール』(DRAGON BALL)シリーズのセル編に登場する、ドクター・ゲロが作り出したすべてが機械でできている人造人間。ゲロ自身が最後まで起動を許さなかったほど危険な力を保持している。 人造人間17号・18号によって起動すると唯一プログラムされていた「孫悟空の殺害」という同一目的のため、行動を共にすることになる。セルが完全体へ進化後は悟空たちと共に「セルゲーム」に参加する。自然や動物を愛する心優しい性格。

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破壊神ビルス(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

破壊神ビルス(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

破壊神(はかいしん)ビルスとは、鳥山明監修のアニメ作品『ドラゴンボールZ 神と神』及び『ドラゴンボール超』に登場する破壊の神である。第7宇宙で宇宙の摂理に従い破壊を行うのが役目で、その戦闘力は「強い」という次元ではない。気に入らないことがあると周辺の星を破壊するなど子供っぽく我が儘な面から、立場としては対等な神の界王神にも恐れられている。「超(スーパー)サイヤ人ゴッド」が自分の強敵になるとの予知夢を見て主人公の孫悟空と戦った。邪悪な存在ではなく、それなりの良識や神としての威厳も持ち合わせている。

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セル(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

セル(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

セルとは、『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、世界征服を企んだレッドリボン軍に所属していた天才科学者のドクター・ゲロが作り出した人造人間。同じくドクター・ゲロが作り出した人造人間17号・18号を吸収して究極の生命体となり、世界を恐怖に陥れることを計画していたが、孫悟空親子や他の戦士達の活躍により、その計画は阻止された。 冷静で話し方にも知性が感じられるが、自分が劣勢になると激昂し冷静さを失ってしまう。また、人間が恐怖に怯える顔を好むような冷酷さも持っている。

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銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。

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孫悟空(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

孫悟空(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

孫悟空(そんごくう)とは、『ドラゴンボール』シリーズの漫画・アニメにて主役を務める人物。戦闘民族サイヤ人として生まれたことから強い相手との戦闘を好み、幼少の頃より数々の相手との戦いを経てきた。やがて地球の平和を脅かす強敵たちとも対峙し、地球の危機を何度も救うことになる。持って生まれた朗らかさと純粋さが悟空の人間性に不思議な魅力を添えており、戦った後に仲間となる人物も多い。悟空自身も非常に仲間想いであり、強いだけではなく優しさも併せ持った戦士である。なお、私生活では妻チチの他、2人の息子がいる。

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ベジータ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ベジータ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ベジータとは、『ドラゴンボール』シリーズの惑星ベジータの誇り高き王子であり、主人公・孫悟空(そんごくう)の最大にして最強のライバル。その生まれからエリート意識が非常に強く、他人から指図されることが大嫌い。地球に定住後は、悟空を目標としながら自己鍛錬の日々を送る努力の人でもある。他人にも自分にも厳しく、当初は冷酷な態度が目立った。しかし、悟空や仲間たちと過ごす中で少しずつ人間らしい感情を見せ始め、愛する者のために戦う強さも身に付けていく。私生活では妻ブルマの他、息子と娘が1人ずついる。

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ドクター・ゲロ/人造人間20号(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ドクター・ゲロ/人造人間20号(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ドクター・ゲロ/人造人間20号とは、鳥山明の人気漫画『ドラゴンボール』に登場するレッドリボン軍の元科学者。世界征服を目論む超悪名高い組織の中で殺戮マシーン「人造人間」を開発し、勢力を増強させていった。しかし、孫悟空のたった1人の進撃によりレッドリボン軍は壊滅し、野望を絶たれてしまう。生き延びた後は悟空に復讐する為、秘密基地に身を隠し、より強力な人造人間の研究開発に没頭する。そして長い年月を経て自身を人造人間に改造し、再び悟空の前に姿を現したゲロは、その研究成果を存分に発揮してゆく。

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魔人ブウ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

魔人ブウ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

魔人ブウとは『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、本作品の主人公である孫悟空の敵キャラクターである。はるか昔、ビビディという魔道士に生み出されるものの手に負えず、封印されてしまった。時が経ち、ビビディの子供バビディが地球にて魔人ブウを復活させ世界を恐怖に陥れた。その後、魔人ブウは善と悪の2人に分かれ、悪の魔人ブウは孫悟空たちの活躍によって倒される。善の魔人ブウは孫悟空たちと協力し、悪の魔人ブウを倒したあと、地球で暮らしている。

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孫悟飯(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

孫悟飯(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

孫悟飯(そんごはん)とは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、主人公孫悟空(そんごくう)の長男である。初期は泣き虫で甘えん坊だったが、強敵たちとの戦いの中父を超える潜在能力を見せ、戦士として成長を遂げた。全ての潜在能力を引き出された「アルティメット悟飯」は、単体で最強の戦士である。戦闘民族サイヤ人の血を引いているものの、悟飯自身は争いを好まない穏やかな性格で、平和な時代が訪れると幼い頃からの夢だった学者の道を歩むようになる。

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亀仙人(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

亀仙人(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

亀仙人(かめせんにん)とは、『ドラゴンボール』に登場する主人公、孫悟空にできた初めての師匠。 初登場時の年齢は319歳であり、亀の甲羅を背負った陽気でスケベなおじいちゃんだが、実際は武天老師と呼ばれる亀仙流武術の達人である。 少年時代の悟空とクリリンを修行し、時に厳しく、時に孫のように愛情をもって弟子を育てる広い心の持ち主。『ドラゴンボール超』では弟子たちと肩を並べて戦っており、武術家としては生涯現役である。

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全王(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

全王(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

全王(ぜんおう)とは、鳥山明原作のアニメ『ドラゴンボール超』のキャラクターで、12の宇宙の頂点に立つ最高位の神である。純粋な性格だが、それゆえの恐ろしさもまた持っている。何でも一瞬で消し去ってしまう能力も相まって、破壊神たちですら全王に逆らうことはできない。とはいえ基本的には無邪気であり、機嫌を損ねなければ善側に位置する。自分に物怖じしない主人公の孫悟空(そん ごくう)を気に入り、彼と友達になった。

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ミスター・ポポ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミスター・ポポ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミスター・ポポとは、鳥山明原作の漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品『ドラゴンボールシリーズ』の登場人物で、地球の神に仕える付き人である。愛嬌のある顔つきながら、ピッコロ大魔王という脅威から地上を救った孫悟空(そん ごくう)を簡単にあしらえる強さを見せる。単なる戦闘力だけではなく、無駄を省いた動きや視覚以外の感覚を研ぎ澄ませた結果の強さで、悟空にもその戦い方を伝授した。後々のエピソードでも、サポートの役割で登場し、活躍している。

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ピッコロ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピッコロ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピッコロとは、大人気漫画『ドラゴンボール』シリーズに出てくるキャラクター。初登場時は、主人公・孫悟空の敵として地球の命運をかけた戦いを繰り広げた。悟空に敗れてからは、地球を征服しに来たサイヤ人に対して悟空と共闘するようになり、今では仲間として頼もしい存在となっている。悟空の息子・孫悟飯の師匠でもあり、普段はなかなか感情を表に出さないが、悟飯の前では優しい一面を見せている。

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