バカとテストと召喚獣(バカテス)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「バカとテストと召喚獣」は、井上堅二によるライトノベル作品。
主人公「吉井明久」が在籍する文月学園では、科学とオカルトの偶然によって開発された「試験召喚システム」が採用されていた。己の試験結果に応じた強さの召喚獣を駆使し戦う試験召喚戦争で、勝利報酬である待遇の向上を目当てに、成績最底辺である明久達のFクラスは上位クラスへ立ち向かう。主にバカらしく滑稽な名言が数多い。

ふむふむ、表面はゴリゴリでありながら中はネバネバ、甘すぎず辛すぎる味わいがとってもんゴバッ!!

Fクラスの出し物は中華喫茶に決定し、飲茶や胡麻団子を売ることになった。
試しに、と作ってみたらしい団子を試食した際の、明久の食レポである。直後、明久には走馬灯がよぎった。
明久が食べた団子は姫路が作ったものだった。彼女の料理の殺人的な腕前は留まるところを知らない。姫路の料理は、明久たちの馬鹿っぷりに並んで、「バカとテストと召喚獣」にとって欠かせない要素の一つである。

葉月ちゃんはぬいぐるみが欲しくて、おっちゃんは売ってあげたいけど半額じゃ売れない。そこで僕からの提案です。ぬいぐるみを半分に裂いて右半身だけを売ってもらえれば、あれ、どうして僕をそんなバカを見るかのような目で見てるの?

島田の妹である葉月が、姉にぬいぐるるみをプレゼントしたいという折、明久が偶然通りかかった。そのぬいぐるみは高価で、葉月の持ち金では到底届かない。明久も協力してあげたいと思うものの、明久の全財産と合わせても半額程度にしかならない。そこで明久が閃いて、ぬいぐるみ店の店主に提案したもの。
この時明久は、葉月が島田の妹とは知らないため、見ず知らずの少女のために親身になる明久の優しさが垣間見えるシーンではあるものの、その感動を打ち消してしまうくらい衝撃的な、とても高校生とは思えない馬鹿な提案である。

いいか、俺達の目的は一つ! 理想郷への到達だ! 途中何があろうとも己が神気を四肢に込め目的地まで突き進め! 神魔必滅・見敵必殺! ここが我らが行く末の分水嶺と思えッ!

第二学年の勉強合宿に来ていた折、雄二がFクラスの面々を鼓舞する力強いセリフである。
しかしこれからやろうとしていることは女子風呂の覗きであり、女子風呂の覗きにこれほど全力になるFクラスの、己の欲望に素直すぎる馬鹿っぷりが分かる。

たとえ許されない行為であろうとも自分の気持ちは偽れない。正直に言おう、今僕は…純粋に欲望のために女子風呂を覗きたいッ!!

Fクラスの面々はともかく、明久、雄二、秀吉、ムッツリーニは、どの女子生徒のお尻に火傷があるのかを確認することが目的で「覗き」を計画した。
合宿の前、「周りの異性に近付くな」という旨の、明久の女装写真を添えた脅迫状が明久の下駄箱に入っていた。ムッツリーニの調査により「犯人はお尻に火傷の痕がある女子」という情報が手に入り、そのために覗きに全力を尽くすも、教師陣や多数の女子生徒に妨害を受けてしまう。その戦力は膨大で、明久たちは圧倒的不利な状況に陥っていた。
そんな状況になってもなお必死な明久に、秀吉は「たかが写真一枚のために何故そこまで頑張るのか」と疑問を呈す。それに対する明久の回答である。
もはや犯人特定などどうでもよくなり、明久の心は「女子風呂の覗き」にのみ集中していた。欲望に忠実な馬鹿である。

……生徒が教師に勝てないなんて誰が決めた?

保健体育の教師、大島と、Aクラスの工藤が明久たちの女子風呂覗きに立ち塞がる。そこでムッツリーニは明久を先に行かせて、一人で足止めを決意した。
性欲の権化であるムッツリーニは、保健体育の成績なら学年トップ。しかし目の前にいるのは教師である。文月学園の方針で教師も試験を受けており、その点数は召喚獣に反映される。到底かなうわけがない、そう言う大島に対する、ムッツリーニの言葉である。
ムッツリーニはムッツリスケベであるにも関わらず、同時にこうしたクールなセリフも多い。しかしそうしたセリフは大抵、スケベ関係のシーンで発される。己の欲望に全力で生きるクールな男である。

……信念は不可能を可能にする。

文月学園の試験は時間内であればいくらでも問題を解くことができ、点数の上限が無い。そのため、Aクラスの平均点数は200点弱という恐ろしい数字となっている。
女子風呂覗きのため、大島と工藤を足止めするムッツリーニは、二人を相手に保健体育の試験召喚バトルという流れになる。Aクラスの中でも保健体育が得意と豪語する工藤は383点。教師の大島は501点。到底勝ち目など無いと思われる強さの召喚獣を召喚した二人の前に、ムッツリーニの召喚獣は774点という、かつて前例のないほどの点数を見せつけ、彼はこのセリフを呟く。
字面だけ見ればクールなセリフであり、状況だけ見れば教師をも圧倒するかっこいいシーンでもあるが、しかしその背景が女子風呂の覗きであることが残念でならない。

(底辺)×(高さ)=(三角形の面積)!! いい加減僕をバカ扱いするのはやめなさいッ!

雄二が明久のことを「三角形の面積の求め方に躓いている奴」と馬鹿にした時、それに憤った明久のセリフ。
二で割るのを忘れているため、これは不正解である。咄嗟のこととはいえ小学生レベルの問題を間違える明久は、バカ扱いも何も事実バカでしかない。純粋に頭の悪さが滲み出るセリフである。

努力とは結果のための過程に過ぎずいくらその行動が尊いものでも、過程自体を誇るようになっては何の意味もないのです。

一人暮らしだった明久の家には、姉が越してきていた。姉の監視もあり、明久は珍しく期末テストを真剣に勉強したのだが、世界史で、単語を覚えることに必死なあまり、名前の欄に「アレクサンドロス大王」と書いてしまうミスをしてしまった。
テスト勉強の努力は認める姉だったが、それとこれとは別に、明久に厳しい言葉を投げかけたもの。
結果を出せなければ意味が無い、社会の厳しさを知っている姉の言葉である。

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