X(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『X』とは、CLAMPによって1992年から『月刊ASUKA』にて連載が開始された漫画。
劇場版やアニメが公開され、ゲーム等も発売された。不定期更新中で現段階では休止中。
劇中には他のCLAMP作品のキャラクターも登場している。
ストーリーの内容に生死の選択がありグロテスクなシーンやBL要素を含む描写もある。
主人公の神威は母の遺言により幼い頃に過ごしていた東京に戻ってきた。
神威は地球の未来を左右する運命を背負っており、幼馴染の封真や小鳥も戦いに巻き込まれていく。

神威の選択

昴流は中野にて星史郎と出会う。昴流が結界を張り、激しく戦う二人。決着が着かぬまま突如星史郎が姿をくらませる。戦いの後昴流は空汰と嵐に出会う。

神威、封真、小鳥は神剣を安置するためにCLAMP学園に来ていた。ほとんど何も伝えないまま亡くなった時鼓であったが、神威へのメッセージをCLAMP学園に残していた。それは「『天の龍』となって『今』を守るか」「『地の龍』となって『変革』を望むか」神威自身が自分の運命を選択しなさいというものであった。

「封真と小鳥が幸せに暮らしていける場所を守りたい」。ついに神威は天の龍としての未来を選んだのだった。その瞬間、封真は地の龍の神威となり神威に襲いかかる。ワイヤーに絡まれ磔になる小鳥。ついに封真は小鳥の心臓に神剣を突き立てその命を奪ってしまった。

なおも神威を殺そうとする封真。その瞬間、既に亡くなった小鳥の体を使い牙暁が封真の邪魔をする。そして封真は神威に「『神威』お前は…俺が殺す」と告げるとその場を去ってしまった。

神威の帰還

封真によって小鳥を失うという惨劇に神威は心を閉ざしてしまった。空汰が何をしても反応しない神威。昴流は神威の意識の中に潜る決意を固める。混濁した意識の中に入ることは危険を伴う。ついに神威の意識の中に潜り込む昴流。

一方、封真は牙暁と邂逅を果たしていた。そして封真は牙暁に「俺の為に『夢を』紡げ」と言う。

昴流は夢の中で子供の姿をした神威と出会う。昴流は自分の境遇を交えながら神威を説得する。「このまま思い出の中で自分を責めて生きるか」「自分だけの『望み』の為に目覚めるか」選択を迫る昴流。神威の望みは封真という人格を取り戻すことだった。ついに神威は目覚める決意をしたのだった。

母の真実

それぞれの思いを胸にCLAMP学園に集結する天の龍達。ついに神威はCLAMP学園に神剣を安置し、封印するのであった。また、時を同じくして地の龍も都庁へ集結しようとしていた。

再び丁の元に訪れ、自身の母について問う神威。神威は丁の見せる夢の中で、6年前封真の母紗鵺が神剣を産みバラバラになるビジョンを見た。さらに続きを見ようとする神威。紗鵺の死の直後、様子のおかしい封真が映し出される。一本目の神剣が誕生した瞬間から封真はもう一人の神威となる道を歩いていたのだ。そしてついに母の死の真相へとたどり着く神威。突然、母斗織の腕が発火する。何故だと問う神威に丁は答える。「貴方の母上は『真神』家の跡取り」「真神一族の生業は『影贄』」であると。影贄とは守るべきものの影となり、全ての厄災を受ける贄のことである。斗織は地球の影贄だったのだ。

動き出す地の龍

小鳥の死から三か月後、地の龍達に動きはなく神威達はCLAMP学園に通っており、他の天の龍たちと共に平穏な学生生活を過ごしていた。

しかし、ついに地の龍が動き出す。池袋のサンシャインで封真、哪吒と対峙する神威。封真と哪吒は、哪吒の生命を維持をする為のデータを手に入れるため為、サンシャインの地下ある研究所に来ていたのだ。

異変を感じ駆けつけた神威は傍らに倒れていた老人を助ける。ついに神威と封真の戦いが始まる。封真による一撃を受けてしまった神威。そのとき昴流が加勢に駆けつける。結界を張り応戦する昴流。昴流と哪吒の戦闘が始まる。封真は昴流が強敵だと覚ると神威を術で拘束し、昴流と哪吒の間に割って入るのであった。術を駆使し応戦する昴流であったが、次第に封真に追い詰められる。封真の力の前に、ついに昴流は瀕死の重傷を負ってしまい、昴流の結界は崩壊してしまう。

一命を取り留めたものの、片目を失明してしまった昴流。

池袋での昴流と封真との戦いを見ていた星史郎は、封真の前に姿を表す。昴流にはある願いがあった。そしてその願いは星史郎の考えているものとは違うと封真は星史郎に告げ、その場を去っていった。

結界の創世

大切なものを守る為、神威は結界を創りたい。しかし未だに結界を創世できない神威は、結界の創り方を知る為、丁の元を訪れる。しかし結界の創り方は丁には分からないと言う。丁の元を去る神威に、砕軌は以前征一狼から聞いた結界を創るアドバイスをする。以前のわだかまりが消え、和解する二人。

その後神威と砕軌はあるホテルを訪ねる。そこにはサンシャインで助けた老人が治療を受けていた。老人は塔城製薬の会長であり、地の龍である哪吒の祖父である。

塔城と会話する神威達。その時、東京の街で地震が発生する。異変を感じた護刃が結界を張るのであった。結界を張った護刃に颯姫のビーストが襲い掛かる。互いに問答をする二人。颯姫の「どうして『人間を殺しちゃいけない』の」という問いに答えられない護刃。ビーストは護刃に照準を合わせ襲い掛かる。犬鬼が護刃を庇いビーストに貫かれてしまう。街の建物が崩壊し気を失ってしまう護刃。そんな護刃を草薙が救出する。
護刃を一人探しに行く神威。街に被害が出る中、砕軌は封真に出会う。護刃を見つけることができなかった神威は砕軌の元へ戻る。しかし神威が砕軌の元へ戻ると、そこには惨殺された砕軌の遺体が横たわっていた。

神威は姿を現した封真を倒そうとするが、親友を倒すことができず逆に重傷を負わされてしまう。神威は駆けつけた空汰と嵐に救出されるが新宿の結界石が破壊されてしまう。

火煉と哪吒

火煉は征一狼を自宅へと呼び出していた。それは街に何かあった時、次は自分が行くと伝える為だった。そして再び地の龍が動き出す。哪吒が山手線を狙ったのだ。お茶に仕掛けをされて眠りにつく征一郎。火煉は一人、哪吒の元へと行くのであった。哪吒の前にが立ちはだかる火煉は、火の力を使い哪吒を追い詰めていく。勝負は決まったかに思われたが、遊人が火煉の前に立ちはだかる。激しい戦いの中、征一狼が火煉の元に駆けつけるのであった。体調が万全でない征一狼を見た遊人は火煉に休戦を提案するのであった。

もう一人の丁

神威の夢に現れる牙暁。封真を取り戻すと決めた神威に、牙暁は神剣を使えば封真に会えると告げた。しかし、それはさらなる悲劇を生むとも。

神威が目覚めると、そこには心配する仲間達がいた。そして目覚めた神威は砕軌の一件を丁に謝りたいと言う。

夢の中で丁に会う神威。そこで神威は丁の様子がおかしいことに気づく。

一方封真は街を破壊し続けている。

神威が去った後、夢の中で丁は己と対峙していた。そして、ついにもう一人の自分が夢から抜け出てきてしまう。丁はもう一人の自分を抑えられなくなってしまったのだ。

更に破壊される街。再び哪吒が動き出す。

昴流の因縁

封真と邂逅した護刃。戦闘が始まるが犬鬼を失ったままの護刃は、次第に追い詰められていく。神威が加勢に駆けつけるが、逆に封真に捕らわれてしまう。神威を守るため護刃は新たな犬鬼を生み出し、封真を撃退する。

丁によって集められた神威、空汰、嵐、護刃。丁は神威達に次に壊される場所を靖国神社と伝えた。靖国神社へと向かう神威達。不気味な笑みを浮かべる丁。丁は天の龍を殺すため偽りの場所を教えていたのだ。そして神威達とは別に昴流を呼び出していた。ついに天の龍を殺す為もう一人の人格の丁が動き出した。昴流は次に壊されるのはレインボーブリッジだと聞かされたのだ。

レインボーブリッジに向かう昴流。そこには星史郎の姿が。結界を張る昴流。それぞれ天の龍、地の龍として戦う二人。激しい戦いが始まる。しかし、ついにその戦いの決着が着く。昴流の手刀が星史郎を貫いたのだ。それは星史郎によってかつて殺された昴流の姉皇北斗(すめらぎほくと)の術が発動した為だ。北斗の術は、星史郎が北斗を殺した方法と同じ殺し方をしたときそれが自分の元に帰ってくるというものだった。

星史郎の死によって守りたいものを失った昴流は天の龍としての資格を失った。そして昴流は行方をくらますのであった。

空汰の運命

神威と空汰、嵐と護刃は東京を守る為それぞれ銀座と井の頭に向かうのであった。井の頭に向かった嵐と護刃は井の頭公園でビーストを操る颯姫と戦闘を始める。戦闘に気づいた神威達は二人の元へ向かおうとするが、丁に銀座を守るようにと止められるのであった。

しかし丁に疑問を持った神威はその違和感について空汰と話す。銀座に残るか迷う二人であったが、嵐と護刃がいる井の頭へと向かうのであった。

一方、ピンチの嵐を突然現れた護法童子がを守る。護法童子は空汰が付けていたもので、空汰が身代わりにダメージを受け瀕死の重傷を負ってしまう。

哪吒の願い

丁に呼び出された征一狼と火煉は、次に壊される結界は銀座だと告げられる。

その頃行方をくらましていた昴流は封真と会っていた。封真の目的は星史郎の願いを叶える事だ。征四郎の願いは昴流の目を元に戻すことだった。封真は回収した星史郎の目を昴流に渡す。

銀座へと向かった征一狼と火煉は互いに結界を張る。ついに哪吒が結界を破壊する為に現れた。火煉へと攻撃をする哪吒であったが様子がおかしい。哪吒はわざと攻撃を外していたのだ。

そんな中、封真は哪吒達の元に現れる。封真は結界を破壊する為に邪魔な火煉に攻撃を仕掛ける。火煉をかばった哪吒であったが、直後封真の手刀に貫かれたのであった。哪吒の望みは火煉を守り、封真の手によって死ぬことであった。封真は哪吒の望みを叶える為、その手で哪吒を貫いたのだ。哪吒の意思を尊重し、火煉と封真は互いに矛を収めるのであった。

哪吒殺害後、封真は昴流に会っていた。昴流は桜塚護を継いだと同時に地の龍となっていたのだ。

更に嵐は伊勢の巫女としての能力と、同時に天の龍としての力を失ってしまい、空汰の前から姿を消えてしまう。

東京を守る結界は残り二つ。ついに最後の戦いが始まろうとしている。

『X(エックス)』の登場人物・キャラクター

メインキャラクター

司狼神威(しろう かむい)

1syuntatann
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【X】サイコパスが登場するオススメ漫画!物語を彩るおぞましい狂気!【HUNTER×HUNTER】

数年前から話題になっているサイコパス。知性が高く、狡猾で、自分の利益のために平気で他人に害を成すという隣人には居てほしくないタイプですが、フィクションの世界では物語をおもしろくする最高のエッセンスとなります。サイコパスのキャラクターが出てくる漫画をまとめてみました。

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