キング・コング(King Kong)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

映画史に残る1933年制作の怪獣映画の古典「キング・コング」を「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督がSFXを駆使してリメイクしたのが、この2005年版「キング・コング」。映画撮影のため南海に浮かぶ海図には乗らない神秘の島・髑髏(どくろ)島に到着した撮影隊がキング・コングを初め様々な怪獣や恐竜たちと遭遇する、ラブロマンスとホラー要素もある痛快アクション・アドベンチャー。

アンと一緒にボードビルの舞台に立っていた彼女の親しい老優。
劇場が経営困難で仕事を失い故郷のシカゴに戻る際、アンにオーディションを受けてみたらとアドバイスする。

髑髏島の怪物

キング・コング(演:アンディ・サーキス<モーション・キャプチャー>)

髑髏島に棲む最後の生き残りである巨大類人猿。
原住民から生贄として捧げられたアンに興味を持ち、それまで捧られた生贄のように食い殺そうとはせず、自分にそば置こうとする。
最初はコングを恐れていたアンも、恐竜から救ってくれたコングに不思議な愛情を感じ、コングも同様に彼女に惹かれていく。
ニューヨークで見世物にされたが、劇場の舞台で再会できたと思った金髪女性が別人だったことから怒りが爆発し、街に出て金髪女性を見つけては手に掴み、彼女を探し求める。
エンパイアステービルの上では、アンを安全な場所に置くなどフェミニストぶりを見せ、最後はビルの頂上から飛行機の攻撃を受け真っ逆さまに地上に向かって落ちていく。

バスタトサウルス・レックス

コングの棲み家から逃げ出したアンに襲いかかる肉食恐竜。
ティラノサウルスが独自進化を遂げた生物で、髑髏島の生態系の頂点に立つ生物である。
3匹(メス、オス、子供)が登場し、アンを追い詰めるが、彼女を救いに来たキング・コングと壮絶な死闘を繰り広げる。

ベナートサウルス

草食恐竜ブロントサウルスを襲った小さいが凶暴な肉食恐竜。
プロントサウルスを撮影していたカール達が巻き添えを食って逃げるが、逃げそこなったハーブが食い殺されてしまう。

テラプスモルダックス

コウモリとハダカデバネズミをミックスしたような髑髏島の飛翔生物。
jキング・コングの棲み家で群れをなして彼に襲いかかる。キング・コングがテラプスモルダックスを迎撃している隙に、アンを救いに来たジャックがテラプスモルダックスの足に捕まって棲み家から飛び去る。

ブロントサウルス

温厚な草食恐竜。カール達がカメラを向け撮影しても、気にすることなく草を食べている。
だが、ベナートサウルスに襲われた際にカメラの方に逃げてきたので、カール達も捜索隊のところまで逃げ、その後からプロントサウルスが群れをなして人間達が逃げる方向に押し寄せる。

フィートドン

アンがキング・コングの棲み家から逃げ出した時に、最初に出会うワニのような肉食爬虫類。
アンを朽ちた大木の中に追い詰めるが、バスタトサウルス・レックスに捕まり食われてしまう。

オムニマテルシメックス ハルペフォルセプス

フィートドンから朽木の中に逃げ込んだアンが目にした巨大なムカデ。
アンの体を這いずり回り、おぞましさにアンは身震いする。

ウェタ・レックス

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