ソレミテ〜それでも霊が見てみたい〜(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ソレミテ〜それでも霊が見てみたい〜』とは、漫画家小野寺浩二と総合プロデューサー石黒正数が「実際に心霊体験をしたい」という目的の下、様々な心霊スポットを巡る「心霊スポット探訪ガチレポート漫画」である。
『月刊ヤングキングアワーズ』で2012年9月~2015年2月まで連載。
メジャーからマイナーまであらゆる心霊スポットへ赴き心霊体験とその証拠を掴むため東奔西走する、ホラーを取り上げつつも全くホラー要素を感じさせない新感覚な心霊漫画。

大野が八甲田山の感想を述べている。
とにかく夏なのに寒かったらしい。そして、大野の基本的な役割はヤンキーに絡まれた時の盾役であり、その役割を大野も忘れてはいなかった。

絡まれたときに標準語では恰好がつかないと思った大野は、下北弁・南部弁・津軽弁で「おめ、なんしたば?」と格好よく言い放とうと準備していたらしい。
しかし、出番はなく終わり、翌日マグロで有名な大間町に行ったときに有名なマグロ像を見ていると、気が付くとまたがっていたらしい。
自分が怖いお兄ちゃんになってしまったと後日談を語っていた。

第28夜 旅の思ひ出より 石黒Pがおすすめスポットとして「恐山」を語る

ここでは石黒Pが「恐山」にいった感想を話している。
「死んだらこんな場所へ来ると思う」と話し、一度は足を運んでみて損はない場所ではないかとお勧めしている。

第29夜 旅の思ひ出より 樹海でのテントの様子を語る星野

星野はついに心霊スポットで有名な樹海に突撃する日が来るとは、と語る。
運転手で同行し今回一番不遇な目に会った筆谷編集長だが、出発前から働きづめで徹夜での運転だったらしい。
追い打ちのように職質を受けた事に対して本当に気の毒だったと述べている。

疲労の所為か帰り道を間違え甲府まで行ってしまい、引き返すことになったと話している。
筆谷編集長は「武田信玄の霊に呼ばれているんだ!!!」との言葉にソレミテメンバーは何も言えなかったと語る。

テントの中では星野はかなりくつろいでいたようでずっとクリアできなかったゲームのクエストを2つもクリアしたと、満喫していた様子を話している。
青木ヶ原樹海は幽霊が出る感じはしなかったが、日常からの脱却感はあったとの事で昼間での散策を勧めている。

ソレミテ番外編 生霊VS石黒P

石黒Pは同じマンションに自宅と仕事場を分けており、普段仕事場への要件は一切取り次がないようにしているので滅多にチャイムはならない。
しかし、一仕事を終えアシスタントも帰り一息ついていた時、その仕事場でチャイムが鳴る。

玄関先にいたのは配達員だった。どうやら自宅のインターホンを押したら、女性から仕事場へ荷物を渡すようにと言われたの事。
この日石黒Pの嫁さんが風邪をひき人前に出られる格好では無かった。それで仕事場に回すように言ったに違いないと推測し嫁さんにメールをする。
すると、「何か荷物きたの?ありがとーもうすぐ帰るよ」と会話がかみ合わない。どうやら嫁さんは午後から出社し自宅を出ていたようだ。

「じゃあ、インターホンに出た女性は誰なんだ?」
混乱した石黒PはとりあえずTwitterにあげる事にした。
帰ってきた嫁さんと合流し自宅を確認するが誰もいない。2人で話すが、結局結論はよくわからなかった。

Twitterでは石黒Pがあげた体験が「生霊騒ぎ」と軽く話題になっており、有力なのが配達員は嘘をついて荷物を届けたというものだった。
石黒Pは仕事場へ届ける口実で嘘をついた線で推測するが、後々デメリットがあると考え一度その線を捨てる。
が、実際に対面した配達員の戸惑ったような反応に「お届け先の指示ならもっと堂々としているのでは」と違和感を覚え、ある可能性を思いつく。

それは、インターホンではなく偶然すれ違った女性に指示されたのでは、と。そこで真相は帰ったアシスタントが配達員に話した事が判明する。
それを石黒Pがインターホンで聞いたと勘違いしたとなり、生霊騒ぎが生まれてしまったと発覚した。
石黒Pとアシスタントがお詫びをしオチとなっている。

8xmikosi321
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@8xmikosi321

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