ここはグリーン・ウッド(GW)のネタバレ解説・考察まとめ

「ここはグリーンウッド」は那州雪絵による少女漫画作品。白泉社「花とゆめ」に連載された。単行本は全11巻。少女漫画ながら男性ファンも多い作品。
私立緑都学園に入学し、変人の巣窟と噂される緑林寮(通称:グリーン・ウッド)に入寮した蓮川一也が、個性的な先輩・同輩に囲まれて過ごす学園生活の日常を描く作品。

立山 君子(たてやま きみこ)

CV:三谷悦代

緑都学園の古文教師。緑都学園の三婆と呼ばれる古参教師。一弘も教わったことがある。彼女のモットーは授業時間を1秒たりとも無駄にしないことである。心臓に持病があるため、夫が送り迎えをしている。生徒にも自分にも非常に厳格。
厳しすぎる授業と多すぎる課題に物申す者は何年かに1人でるらしい。(2年前に光流が野山と同じように意見している。)3年に一度くらい立山教諭の授業で居眠りする生徒が現れる(1年時の一也がやった)
生徒からは恐れられつつも尊敬され慕われている。

新田 美恵子(にった みえこ)

画像左は変装している新田美恵子、右はアイドル活動中のもの

CV:深津絵里

人気アイドル歌手。本名は新井田美恵。
普段は地味で病弱なのだが、スポットライトを浴びるととたんに元気になる。
ステージの舞台ソデで酸素吸入を施されたりするほど病弱である。コンサート終了後は救急車で搬送されたりしている。
光流と忍、一也の3人で出歩いている時に目立つ光流と忍に目を付けナンパした。3人には写真週刊誌の記者から助けてもらい、アイドルとして疲れていた時に励ましてもらったことで知り合った。
自身が出演しているCMに光流を出演させている。
バレンタインの時には寮に光流宛にチョコを送っている。

五十嵐 巳夜(いがらし みや)

CV:本多知恵子

光流の中学時代の後輩。スケバン風の女子高生。
不良グループに付け回されて、光流に助けを求めて緑林寮にやって来た。当時寮長であった一也に助けられ、緑林寮内に一時匿われた。
不良グループに呼び出され、仲間も呼べず1人で向かってみるとそこにはスケバングループの他に、男たちまでいた。女装した光流が助けに入ろうとするが、多勢に無勢、諦めかけたところ、忍や瞬に集められた寮生や緑林寮OBや忍の姉が駆けつけ、事なきを得た。
幼い頃から家族同然の付き合いをしている小泉典馬とは、親公認の付き合いをしていた。一也に惹かれていながら、親とも典馬とも争いたくないと思い、気持ちに蓋をしようとするのだが、一也からまっすぐな気持ちをぶつけられて心が揺れた。典馬に一也が好きだと告げて、母親とも大喧嘩したが、一也との交際を決めた。
幽霊を怖がったり、一也の前で泣き出したりと女の子らしい弱い一面を持っている。

小泉 典馬(こいずみ てんま)

CV:山口勝平

五十嵐巳夜の幼馴染で一也の恋敵。幼い頃から巳夜の面倒を見て親からの信頼も厚い。巳夜を自分のもとに置いておくために、一也からの手紙を巳夜に見せず握りつぶした。
「ぼくが巳夜ちゃんのこと一番よくわかってるからね。これからだってずっと巳夜ちゃんのこと守ってあげるから、巳夜ちゃんは今までどおりでいいんだよ」と言ったところ、巳夜から一也が好きだと告白され、別れのきっかけとなった。

六条 倫子(ろくじょう のりこ)

CV:松井菜桜子

手塚旭の元婚約者。黒い長い髪が特徴的な美女。美大に通っていたが卒業後は絵の仕事をしている。
幼い頃から父に連れられ手塚家に行っており、手塚家の誰かと結婚するのだと思っていた。倫子は旭なら良いと思っていたのだが、旭が出奔してしまったため、後継と目されている忍との婚約話もあるという。
忍とは6歳差。
一人暮らしのため、家で息が詰まった忍が度々泊まりに来るようになった。しかし、高校に入った忍が光流との出会いや寮での生活を経て変化してきたことに対して苛立ちを見せ、忍に「ダメよ忍くん、今さらおりようなんて。ちゃんとあなたに負けた旭の分までギスギスした人生送ってよね」と言っている。
忍から旭がテレビ局のカメラマン助手をしていると教えられ、旭に会いに行ったが、その後、いろいろなしがらみと決別し、忍や旭の前から失踪している。

『ここはグリーン・ウッド』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

蓮川一也が同室の如月瞬が女と言われて騙されたシーン

入学式前日に胃潰瘍を発症し、入学が1ヶ月遅れてしまった蓮川一也。入寮すると寮長から同室の如月瞬は事情があって女であるにも関わらず男としてここで生活していると教えられた。確かに瞬は長髪で可愛い顔をして声も甲高い。信じられない気持ちもあったが、それを信じた一也は、瞬に気を遣いながら寮での生活を始めた。彼女の着替えの時は部屋の外で待っていたり、2段ベッドのカーテンを閉めて絶対見ないようにしたり、気を遣っていた。
入寮して3日目の午後、たまたまトイレで瞬と出会ったことで、瞬が男であるとわかった。騙されたと知った一也は瞬を問い詰めると黒幕は寮長・池田光流と同室の手塚忍であるとわかった。
一也が光流の部屋に押し入ると、一也がいつ嘘に気づくか、という賭けをして一也の歓迎会の資金を集めていたという。
怒り狂った一也は光流を拳で殴りつけた。
先輩を殴りつけるという骨のある一也を気に入った光流は、これ以降一也をおもちゃとして構い倒すことになる。

この一件で、緑林寮内での一也の立ち位置(光流と忍のおもちゃ)が決まった名場面。一也にとってみても、緑林寮がどういう所なのか身にしみて理解できたシーンだった。

引用:ここはグリーン・ウッド 1巻

「弱みというのはね、失いたくない物のことなの。弱みがないということは何も愛していないということだわ」

出来の良すぎる弟を持った手塚渚は、自分が血の滲むような思いをして必死に努力し、勉強でもスポーツでも結果を出したにも関わらず、弟の忍が涼しい顔をして当たり前のように成し遂げる姿に苛立ちを感じていた。弟を痛めつけてやらねばどうしても気が収まらない渚は、本人を攻撃しても効果はなく、忍の持ち物を壊しても隠しても全くなんの効果もないばかりか、物を大事にしろと自分が親から怒られる始末で、忍への恨みが募る一方だった。
しかし、忍が帰省している時に珍しく友人・光流のことを話しているのを小耳に挟んだ渚は、光流を誘拐して忍にダメージを与えようと考えた。

何事にも動じない忍に初めて出来た弱味(友人)を利用し、忍の鼻をあかしたかった渚だが、この後助けに来た忍や一也たちに痛い目に合わされてトラウマを植えつけられている。

忍を恨んでいるからか、よく忍を観察している渚のセリフ。冷酷無比だった忍をよく表している。

引用:ここはグリーン・ウッド 2巻

光流が誘拐され、忍が感情をあらわにするシーン

光流が誘拐され、それが自分の姉の仕業であるとわかった忍は、姉に呼び出され後輩の蓮川一也と如月瞬を連れて高級マンションに向かった。
到着するとそこには光流誘拐に使ったとされる高級外車が停めてあった。
光流誘拐の一報を受けてから、ずっと冷静に対処していた忍は、一也から「光流先輩がつれてかれたのは忍先輩のせいなんですよ!!いつまでばっくれるつもりですか!!」と言われてしまった。それでも冷静に振舞っていたが、光流を連れ去った車を見ると、拾った釘で思いっきり深く長く傷をつけた。

顔だけ見ると冷静であったが、実は一報を聞いてから忍はずっと怒っていたのではとようやく気づいた一也と瞬だった。

滅多に感情を表さない忍の怒りが伝わる珍しいシーン。

引用:ここはグリーン・ウッド 2巻

「兄なんてもんはなあ…弟を同じ人間だなんて思ってないんだ!」

夏休み、如月瞬が実家に帰省中に瞬の弟が、家出をしてきた。静岡で旅館を営む如月家は代々女性が社長を務めていたのだが、瞬と麗名の男しか生れず、長男である瞬が家を継ぐものとされてきた。しかし、12年ぶりに待望の女子が生まれ、瞬は後を継がなくても良い立場となった。
瞬自身は社長になりたくなかったため、妹の誕生を喜んでいたのだが、兄がずっと努力してきたのを見てきた弟・麗名は反発し、緑林寮に家出をしてきたのだ。
瞬が迎えに来ても麗名は我が儘ばかりで、瞬の言うことに耳を貸さない。側で2人の様子を見ていた一也は思わず麗名を蹴り飛ばしていた。そして、瞬に弟を甘やかすからこういう赤子少年ができると苦言を言った。小さい子は守ってやりたいという瞬に対して一也は、「守られてばっかりいたら弱くなるのが当たり前だろう!!他人はやっちゃいけないことなのにおまえがやらなかったら誰がこいつを泣かすんだよ!そんでそんときは嫌われても恨まれてもほんとの気持ちはいつかはちゃんと伝わるんだーから…」と言った。

自分は弟として、兄に色々ひどいことをされてきたけど、そのおかげで強くなったし、今は兄の気持ちもきちんと伝わっている、という一也の主張を瞬は聞き入れ、今後は麗名に厳しく接すると誓った。
一也の兄・一弘に対する愛情が伝わって来る名セリフ。

引用:ここはグリーン・ウッド 3巻

体育祭で一也が爆走するシーン

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents