機動武闘伝Gガンダム(Gガン)のネタバレ解説・考察まとめ

機動武闘伝Gガンダムとは、1994年より地上波で放送されたテレビアニメ作品。
未来世紀60年、スペースコロニー間の代理戦争として行われるガンダムファイトを戦う、ファイターたちの成長を描く。
ガンダムシリーズの監督である富野由悠季以外の手によって製作されたアニメで、従来とのシリーズ作品との繋がりはなくなっている。

『機動武闘伝Gガンダム』の概要

機動武闘伝Gガンダムとは、サンライズによって製作され、1994年より地上波で放送されたテレビアニメ作品。
全49話、監督は「ミスター味っ子」などで知られる今川泰宏。
人類が宇宙に進出した未来世紀60年、覇権を賭けてスペースコロニー間で行われていたガンダムファイトに参加するファイターたちの戦いと成長を描く。
戦闘はモビルファイターによる格闘によって行われ、当時流行していた格闘ゲームの要素が取り込まれている。
他のガンダムシリーズとの繋がりはなく、当初は破天荒な設定が受け入れられなかったものの、魅力的なキャラクター描写などにより、熱烈なファンを生み出すこととなった。
また、従来のシリーズ作品の設定に囚われず、自由な発想でオリジナルのガンダム像を生み出したことが、「新機動戦記ガンダムW」などの他のガンダムシリーズへの架け橋となった。

『機動武闘伝Gガンダム』のあらすじ・ストーリー

未来世紀60年、地球では、機動兵器モビルファイターを用いたスペースコロニー間の代理戦争であるガンダムファイトが4年に一度行われていた。
ガンダムファイトはコロニー間に全面戦争を引き起こさないために制定されたもので、ガンダムファイトに勝ち残った国は、次のガンダムファイトまでの4年間、コロニー国家の代表となると共に、その主導権を手にすることとなるのだ。
ガンダムファイト第13回大会において、ネオジャパン代表となったドモン・カッシュは、ネオジャパンを裏切り、強大な力を持ったモビルファイターであるアルティメットガンダムを持ち去った兄キョウジ・カッシュを捕まえるために、パートナーであるレイン・ミカムラと共にガンダムファイトへと参加する。
シャイニングガンダムを操り、各国の代表である強敵たちを倒していくドモン。
ドモンは戦いの中、ネオアメリカ代表チボテー・クロケット、ネオチャイナ代表サイ・サイシー、ネオフランス代表ジョルジュ・ド・サンド、ネオロシア代表アルゴ・ガルスキーらと拳を重ねることで、お互いを信頼できる仲間となっていく。
そんな中、ドモンは自らの師匠である東方不敗マスター・アジアと、廃墟となった新宿で再会する。
再会を喜ぶドモンだったが、東方不敗は既に、アルティメットガンダムが変貌した姿であるデビルガンダムの手先となっていた。
デビルガンダムは自己再生・自己増殖・自己進化の能力を持ち、感染した相手を自らの支配下に置く能力を持つDG細胞(デビルガンダム細胞)を植え付けることで、各国の代表であるガンダムファイターたちを洗脳していったのだ。
東方不敗の操るマスターガンダムとデビルガンダムの前になすすべもなく膝を折るドモンとシャイニングガンダム。
その時、レインがネオジャパンの新型機ゴッドガンダムを持参し駆けつける。
ゴッドガンダムに乗り込んだドモンは、東方不敗とデビルガンダムを退け、ガンダムファイトの決勝へと勝ち進む。
勝ち残った猛者たちを倒し、決勝を勝ち上がるドモン。
決勝戦のバトルロイヤルに臨むドモンであったが、自己再生能力によって修復されたデビルガンダムが再び立ちふさがる。
そのコクピットには、デビルガンダムの生体コアとなり、既に廃人同然となっていた兄キョウジ・カッシュの姿があった。
キョウジは、ネオジャパンの軍人ウルベ・イシカワによる、アルティメットガンダムを用いた世界征服の陰謀を阻止するべく、コロニーを脱出し地球へ降下した。
しかし、アルティメットガンダムは、着地時の衝撃によるプログラム異常のせいでデビルガンダムへと変貌してしまい、キョウジはそのままデビルガンダムに取り込まれてしまう。
ウルベは事実を隠蔽し、兄が裏切ったとドモンを騙してデビルガンダムを回収しようとしていたのだ。
ネオドイツ代表でありキョウジのクローンでもあるシュバルツ・ブルーダーの捨て身の助けもあり、辛くもデビルガンダムを撃破するドモンだったが、それに激昂した東方不敗がドモンへと襲い掛かってくる。
東方不敗は、度重なるガンダムファイトによる地球破壊を憂いており、自然の再生手段としてデビルガンダムを用いようとしていたのだ。
ドモンは人類もまた自然の一部だと訴え、東方不敗を撃破すると同時に、ガンダムファイト第13回大会の勝者となる。
ガンダムファイトを終え、共に戦いを潜り抜けてきたパートナーのレインへと自らの想いを伝えようとするドモン。
しかしレインは、ウルベによって捕まっており、ひそかに回収されていたデビルガンダムの生体コアにされてしまう。
ネオジャパンコロニーを取り込み、巨大な姿となったデビルガンダムを用いて、世界を征服しようと企むウルベ。
かつて敵として戦った盟友たちの手助けにより、ドモンはウルベを撃破するが、未だにレインはデビルガンダムにとらわれたままだった。
苦戦するドモンであったが、愛の告白により、レインはデビルガンダムから解き放たれ、二人の一撃により、デビルガンダムはついに消滅する。
こうして世界に平和は戻り、ドモンとレインは地球へと戻っていくのだった。

『機動武闘伝Gガンダム』の登場人物・キャラクター

ドモン・カッシュ

CV:関智一

ネオジャパン代表のガンダムファイターであり、コロニー格闘技のチャンピオン。
幼いころに研究に打ち込む親に反発し、家出をしたところを東方不敗に拾われ、そのまま弟子となる。
当初は自己中心的な性格であったが、強敵たちとの戦いや大切な人の死によって、人間的に成長を遂げた。
共にガンダムファイトを戦うパートナーであるレインとの絆を重ね、レインに対する自らの想いに気づき、最終的に結ばれる。

レイン・ミカムラ

CV:天野由梨

ネオジャパン代表のメカニック。
ドモンとは幼馴染で、公私を共にするパートナー。
メカニックでありながら、時にはファイターとして戦うこともある。
父であるミカムラ博士がウルベと共謀し、デビルガンダムの奪取事件に加担していたことを知り、結果としてドモンの一家を崩壊させてしまった後ろめたさからドモンの元を去るが、そこをウルベに付け込まれ、デビルガンダムの生体コアとされてしまう。
愛の告白によってドモンと和解し、共にデビルガンダムを撃破した。

東方不敗マスター・アジア

CV:秋元羊介

ドモンの師匠であり、ネオホンコン代表のガンダムファイター。
流派東方不敗を完成させた達人で、第12回ガンダムファイトにおいてはネオホンコン代表として優勝した。
ドモンとは良い師弟関係にあったが、ガンダムファイトによって地球が破壊されていく姿を見て、デビルガンダムによる自然再生を企てる。
病により自らの命が残り僅かということを自覚しており、身体能力に衰えは見られるものの、その強靭な精神力により、デビルガンダムの洗脳からは逃れていた。
ガンダムファイト決勝戦において、ドモンのゴッドガンダムにより乗機のマスターガンダムを破壊され、ドモンの腕の中で息絶える。

キョウジ・カッシュ

CV:堀秀行

ドモンの兄であり、ネオジャパンの科学者。
ウルベの魔の手からアルティメットガンダムを守るべくコクピットに乗り込むが、そのまま生体コアとして取り込まれてしまう。
デビルガンダムによって肉体を乗っ取られ意識を失う直前に、キョウジは自らのクローンであるシュバルツを生み出し、ドモンとデビルガンダムの抹殺の使命を託した。
ガンダムファイト決勝戦において、自らの意識を取り戻したキョウジは、デビルガンダムの動きを止め、ドモンの手によりデビルガンダムと共に消滅した。

シュバルツ・ブルーダー

CV:堀秀行

ネオドイツ代表のガンダムファイター。
神出鬼没な謎の覆面戦士だが、その正体はドモンの兄キョウジ・カッシュのクローン。
時に厳しく、ドモンに対し戦士としての心構えを教えた。
ガンダムファイト決勝戦に現れたデビルガンダムを食い止めるべく、キョウジと最期を共にした。

チボデー・クロケット

CV:大塚芳忠

ネオアメリカ代表のガンダムファイターであり、コロニーボクシングのチャンピオン。
幼いころにサーカスでテロに遭い、人質にされたことがきっかけで、ピエロにトラウマを持っている。
陽気で飄々とした性格で、ドモンのことを「ジャパニーズ」と呼ぶ。

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