『龍が如く』シリーズにおいて"堂島の龍"と呼ばれた伝説の極道・桐生一馬の人生

セガが送る人気作品「龍が如く」。この歴代主人公を務める極道・桐生一馬。不器用だが実直で、けっして曲がらない「信念」を持つ、作中屈指の「漢」。彼は圧倒的な強さとまっすぐな心で、極道や警察、犯罪組織を巻き込んだ数々の事件を解決に導いていく。「堂島の龍」と呼ばれた伝説の極道の人柄、人生について解説する。

「龍の伝説」の終わり

出典: yukarigame.net

遥が守り続けた少年・ハルトの父親を探す桐生。彼にとって「堂島の龍」として、最後の戦いが始まる

「5」のエンディングで倒れ、遥の声によって目を覚ました桐生。
「龍が如く6 命の詩。」では、その後、病院に彼が運ばれたところから、物語が動き出す。
多くの陰謀を食い止めた桐生だったが、東城会側の代表として警察に暴行傷害及び器物破損の罪で逮捕される。アサガオにいる子供達と幸せな暮らしを送るため、彼は自ら刑務所に収監される道を選んだ。
2016年12月(当時48歳)に出所し、潔白の身としてようやくアサガオに戻った桐生だったが、今度は遥が失踪したという事実を知る。
遥はアイドルとしての知名度が上がったことで、一緒に暮らしていた桐生が極道だったということも知れ渡り、マスコミに追いかけられる日々を送っていた。このままではアサガオの子供達に迷惑がかかると思った彼女は、黙って行方をくらましていた。
桐生は彼女の行方を捜しに神室町へと向かうも、そこで事故にあい昏睡状態になった遥と、彼女が最後まで守り続けていた少年・澤村 ハルトの存在を知る。
桐生は遥が意識不明になるまでの経緯と、ハルトの父親を探すため、ハルトを連れて手掛かりを元に単身、広島の尾道仁涯町へと向かう。たまたまスナックで出会った極道・広瀬一家の若頭である南雲 剛との対峙をきっかけに陽銘連合会の広瀬一家と接点を持つ。
中国マフィア「祭汪会」や舛添組といった組織と関わりを持っていく中で、桐生はハルトの父親の手掛かりを掴む。
マスコミの目から逃れるために尾道に身を隠していた遥が、広瀬一家の若衆である宇佐美 勇太との間に授かった子供。それこそが、澤村 ハルトの真実だった。
更に、ハルトの父親である勇太が実は中国マフィア「祭汪会」の総帥であるビッグ・ロウの血を引く息子であることを知り、ハルトもまた組織の実権を欲する者達に狙われていることを知る。
ハルトに目を付けた祭汪会の構成員・達川が遥を追いかける際に起こした事故。それが、遥が昏睡状態になった理由だった。
勇太は尾道を去ってしまった遥の行方を知らず、更に彼女が子供を身ごもっていたことも知らなかった。桐生が尾道にやってきたことで、勇太もまた自身の生まれを知り、自身がハルトの父親であることを知った。

「尾道の秘密」を知る極道・広瀬

遥に起こった事件の真相を掴んだ桐生。
そんな中、宇佐美 勇太は自身が「祭王会」幹部の男・ロウの息子であると共に、ハルトの父親であるということを知り、二度と遥、ハルトに危害が及ばぬよう、父親のロウを道連れにしようと一人、特攻を仕掛けた。
勇太の凶行をなんとか食い止めた桐生だったが、その中でロウの口から、勇太を影で操り、復讐に駆り立てた人物がいたことを知る。
その人物こそ、共に戦っていた広瀬一家の組長・広瀬 徹であった。広瀬は「尾道の秘密」を守るために、裏で暗躍を続けていた、ということを聞いた桐生。時を同じくして行方不明となった広瀬を探すと共に、今度は「尾道の秘密」とは何かを探るべく動き出した。
やがて広瀬だけでなく、陽銘連合会会長「来栖 猛」の名を継ぐ男、巌見造船の会長・巌見 兵三までもが姿を現し、その真実を明らかにした。
かつて巌見造船が戦時中、巨大戦艦「超大和級」の建造を依頼されたことが、事の発端であった。この巨大戦艦を作り上げるために広島と国内の政治家達は癒着を行っていた。だが、戦争が終結することで戦艦は不必要となってしまい、国は戦艦作成のための資金の代わりに、巌見造船に有利な法案を次々と可決させていくようになる。
国と巌見造船の癒着が世に明らかになってしまうと、尾道を支配する陽銘連合会の存続も危ぶまれる。このけっして明かすことのできない癒着問題こそが「尾道の秘密」の正体であった。
このため、広瀬は来栖の部下として兼ねてから暗躍を続け、癒着についての事実を探る人間を、次々と殺していた。

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巌見造船の社長・巌見 恒雄。桐生の最後の敵となる

桐生達が「尾道の秘密」を暴いた頃、昏睡状態に陥っていた遥もようやく目を冷ます。一件落着に見えたが、「来栖 猛」こと巌見 兵三の息子・巌見 恒雄の手によって遥とハルトが誘拐される。
巌見 恒雄は父・巌見 兵三を超えるほどの功名心を持っており、父が持つ陽銘連合会、そして代々受け継がれてきた「来栖 猛」の渡世名を手に入れるという野心を抱いていた。父・兵三からはその野心を見抜かれていたが、その裏で韓国マフィアの「真拳派」を抱き込み、東城会と祭汪会の同士討ちを図るなど、今回の抗争の裏で暗躍を続けていた。
桐生達が「尾道の秘密」を暴いたことにより、陽銘連合会のバックについていたフィクサーであり、戦争当時海軍に所属しており「巨大戦艦」の製作を巌見造船に依頼した張本人・大道寺 稔は、巌見 恒雄に「秘密を暴いた者全ての抹殺」を依頼する。
巌見 恒雄はこの命を受け、父である巌見 兵三を殺害し、巌見造船・会長の座を手に入れた。
そして遥とハルトを人質にして桐生達をおびき出し、まとめて抹殺しようと企む。罠だということは承知の上で、二人を取り戻すため桐生は広瀬一家の面々と共に巌見造船へと乗り込んだ。
遥達を盾に取られ、リンチ同然の仕打ちを受けるも、広瀬一家の活躍により二人を奪い返すことに成功。
桐生は満身創痍になりながらも、巌見 恒雄とも拳を交え、彼を打ち倒す。

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厳見達を倒した桐生だったが、戦いの中で満身創痍の傷を負い、意識を失う。
病院で一命はとりとめるも、桐生は遥やハルト達の幸せを守るため「自分を死んだことにしてほしい」と依頼する。
自身が死ぬことで「堂島の龍」の伝説は完結し、これ以上、遥達が極道の争いに巻き込まれることもなくなる、と考えた。
しかし、それは二度と遥達に会うことはできず、影で一人で生きていく道を選ぶ、ということでもあった。
仲間達にも一切真実を伝えず、完全に桐生 一馬の名を抹消することに成功。
事件が終わり、遥と勇太は夫婦としてアサガオに帰り、息子であるハルトと共に暮らすことに。
だが、桐生は遥達にも真実は告げず、影から見守ることしかできない。楽しげに過ごす遥達を見て、何も言わずに立ち去る桐生。
こうして「堂島の龍」の伝説は、幕を下ろした。

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