ツクヨミ／常闇踏陰（僕のヒーローアカデミア）とは【徹底解説・考察まとめ】

社会の裏で異能解放軍と呼ばれる個性の自由使用を権利として主張する巨大組織がうごめいていた。異能解放軍はヴィラン連合と協力することとなり、超常解放戦線と呼ばれる悪の巨大組織が誕生する。超常解放戦線を一斉に掃討するために、プロヒーローと常闇たちインターン生は敵のアジトに突入するのであった。この技は、敵のアジトの制圧のために放たれたものだ。常闇は林間合宿などの周囲が暗い状況では、黒影を制御することができなかった。しかし個性強化訓練やインターンを通じて、暗闇での黒影の制御ができるようになった。そして、超常解放戦線が潜伏していたアジトの隠し通路を塞ぐために、必殺技「終焉」を使った。この技は、異能解放軍リーダー、リ・デストロをも吹き飛ばす破壊力を持っている。

ツクヨミ／常闇踏陰の来歴・活躍

雄英高校体育祭

日本中が注目する雄英高校体育祭が開催される。このイベントは全国中継されており、スカウト目的でプロヒーローたちが見学をする。生徒にとっては絶好のアピールの場である。
第1種目は障害物競走。上位42人が通過するが、常闇は7位で余裕の通過となった。
第2種目は騎馬戦。常闇は、クラスメイトの緑谷、麗日、サポート科の発目とチームを組んだ。この騎馬戦は、第1種目の順位によって、与えられるハチマキのポイントが違う。チームメイトの緑谷が第1種目1位であったため、他のチームの標的になる。麗日の無重力の個性と発目の開発したサポートアイテムで移動能力は高い。しかし、戦闘力が低い。そこを常闇の個性「黒影」で補う形で、騎馬戦序盤を上手く戦うことができた。終盤に差し掛かり、轟チームに追い込まれる。緑谷と轟の一騎打ちに思われた。しかし、轟チームの騎馬、飯田が必殺技「レシプロバースト」を使い、目にも止まらぬ速さで緑谷のハチマキを奪われてしまう。残り時間わずかで緑谷が反撃に出たが、奪取したハチマキのポイントは緑谷の高得点ハチマキではなかった。予選敗退と思われた緑谷チームだったが、緑谷が反撃に出ている隙に、常闇の個性「黒影」が他のハチマキを奪い取っていた。常闇と黒影のファインプレーにより、緑谷チームは決勝トーナメントに進むこととなった。決勝トーナメントは、1対1のガチバトル。相手を戦闘不能にするか、場外に追いやるかで勝利である。常闇の1回戦の相手は八百万だ。彼女は、想像した物質を作ることができる個性を持っていた。試合開始直後から、常闇は、黒影を駆使し、速攻を仕掛ける。速攻に対処する八百万は反撃する手段を見出す時間を与えられなかった。そして、常闇は八百万を場外に追いやり、圧勝に終わった。
2回戦の相手は、芦戸であった。ここも常闇は、順当に勝ち上がる。そして、準決勝の相手は爆豪勝己だ。今まで同様、常闇は黒影を駆使し、攻撃を仕掛けた。爆豪はその攻撃を爆破で防ぐ。さらに、黒影の弱点は光であるため、爆破による発光で弱体化してしまう。相性の悪い相手に当たってしまい、常闇は爆豪に敗北することとなった。結果は3位で体育祭を終えた。

職場体験

体育祭を終えたA組の生徒のもとにプロヒーローからのスカウトが届いた。常闇は、当時ナンバー3ヒーロー、ホークスからの指名で職場体験へ参加することになる。ホークスは職場体験において指名をしたのは、常闇が初めてであった。しかし、その指名の理由は、常闇本人が目的ではない。先日雄英高校に侵入し、A組の生徒たちを襲撃した謎の組織ヴィラン連合について、ヴィラン連合襲撃事件の被害者である常闇から情報を聴取するために指名をしたのだ。また、A組の生徒の中でも、常闇がホークスについてこれるような鳥人間ゆえの指名であった。
そして、職場体験が始まるものの、常闇は事件について話を聞かれるばかりであった。さらにホークスのヒーロー活動が迅速過ぎて常闇はついていくこともままならなかった。常闇は、悔しさと怒りを滲ませて職場体験を終えることとなった。

期末試験

期末試験は筆記だけでなく実技試験も課されることとなった。実技試験の内容は、生徒2人対雄英高校教師のバトルである。ルールは、教師に拘束具を取りつけるか、ゲートから脱出するかのどちらかで生徒側の勝利である。常闇は、蛙吹（あすい）とペアを組むこととなった。蛙吹の個性は「蛙」。蛙らしいことなら何でもできる。相手教師はエクトプラズムであった。エクトプラズムの個性は、「分身」。口から分身を作り出す。その分身は神出鬼没であったため、近接戦闘が苦手な常闇にとって、嫌な相手である。ペアである蛙吹は冷静な性格をしており、常闇の弱点を補う立ち回りを意識していた。しかし、エクトプラズムによって2人とも拘束されてしまい、敗北の危機に陥る。そのとき、蛙吹が咄嗟の判断で拘束具を飲み込んでいた。それを黒影に渡し、ひそかにエクトプラズムに拘束具を取り付けることに成功する。蛙吹の機転の利いた判断と黒影により、無事に試験に合格したのであった。

林間合宿

期末試験も終わり、夏休みに入るA組の生徒たちは林間合宿を行うこととなった。林間合宿は個性強化を目的としており、とてもハードな訓練が続いた。
合宿3日目訓練が終わり、唯一のお楽しみである肝試しが開催される。生徒たちは、森の中に散らばり、肝試しがスタートする。しかし、生徒たちがバラバラになったタイミングを見計らったかのように、ヴィラン連合が襲撃してきた。この林間合宿は厳戒態勢を敷いていたはずだったが、ヴィラン連合は出現した。ヴィラン連合は毒ガスや炎の個性を駆使し、生徒たちを混乱に陥れる。
緑谷の得た情報により、ヴィラン連合の目的は爆豪の誘拐であった。そして、緑谷は爆豪の元へ向かう。一方、常闇はクラスメイトの障子と共に行動していた。2人はヴィランに襲われ、障子がその攻撃から庇った。その行動が常闇の個性「黒影」を発動させた。闇の深い夜は、黒影の力が強大化し、常闇自身は制御することができなかった。黒影の暴走が始まってしまう。緑谷が爆豪の元へ駆け付ける途中、黒影の暴走に遭遇してしまう。そこで緑谷は黒影の弱点である爆豪の爆破を頼りにして、そのまま爆豪のもとへ暴走した黒影を誘導する。その頃、爆豪は轟と共に、ヴィラン連合のムーンフィッシュと戦っていた。ムーンフィッシュは極悪死刑囚で、2人をもってしても苦戦を強いられていた。そこに黒影を引き連れてた緑谷たちがやってくる。黒影はムーンフィッシュを一瞬で倒してしまう。そして、爆豪と轟の個性で辺りを明るくし、黒影の暴走を止めることができた。
そして、常闇たちは、爆豪を安全な場所へ誘導する。しかし、ヴィラン連合のMr.コンプレスによって、いつの間にか爆豪、常闇を誘拐されていた。本来の目的は爆豪だけであったが、常闇の強力な個性を評価し、Mr.コンプレスが独自の判断でさらっていた。その後、何とかしてヴィラン連合を追いかける。クラスメイトの青山の必殺技ネビルレーザーで、Mr.コンプレスが捕らえていた爆豪と常闇を助けるチャンスが生まれる。しかし、ヴィラン連合荼毘によって、爆豪は誘拐されてしまう。常闇は障子によって救出された。

インターン編

ヒーロー仮免許を取得した常闇は、職場体験の時と同じくホークスの元でインターン活動を行うこととなった。職場体験のときは、得るものが何もなかったことを受け、インターン活動では、ホークスに必死にくらいついていた。そして、インターン活動の途中、常闇はホークスに連れられ、夜の街を飛んで移動していた。そこで、ホークスから「個性の弱点を補うことも良いが、長所を伸ばすことも大事」「飛べるやつは飛んだ方が良い」と助言を受けた。この助言により、弱点にばかり目が向いていた常闇は自分の長所に気付くこととなった。常闇はこのインターンで多くのことを学んだのであった。

A組B組合同戦闘訓練

常闇たちA組はB組と合同戦闘訓練を実施することになった。訓練内容は、4対4あるいは5のバトルで先に4人を牢屋に入れたチームの勝利だ。常闇のチームは八百万、青山、葉隠であった。
試合開始直後、遠距離攻撃の得意な常闇の個性「黒影」を使い、攻撃を仕掛けた。しかし、相手チームの黒色は黒に溶け込む個性「ブラック」を所持しており、黒影に取り入り、操ってしまう。そして、そのまま常闇たちの元へ向かい、襲撃した。意表を突かれた青山が黒色にさらわれてしまう。そこで、常闇は黒色を追いかけた。インターン先ホークスのもとで編み出した必殺技「黒の堕天使」を使い、青山の救出に成功する。形勢逆転かと思われたが、B組拳藤の冷静な判断と指示で、B組小森、吹出の個性によるA組の分断が行われた。B組からみて1番厄介な八百万を孤立にして拳藤との一騎打ちの状況を作られる。結果、八百万は敗れてしまうが、常闇に小森の個性を対策する道具（ゴーグルと滅菌スプレー、エタノール）を授けた。それを受け取った常闇は反撃にでる。必殺技「深淵暗躯 夜宴」を使い、黒色を捕まえることに成功する。反撃成功かに思われた常闇は突然咳をし始め、苦しみ始めた。それは、小森の個性によって、引き起こされたものであった。A組の反撃はここまでに終わり、常闇たちは敗北してしまった。

超常解放戦線

ヒーロー免許を所持していない者の個性使用を禁止している現代社会において、個性の自由行使を権利として主張する組織異能解放軍が秘密裏に動こうとしていた。異能解放軍は、思想的に敵対するヴィラン連合が邪魔な存在だと判断し、ヴィラン連合を倒そうとする。異能解放軍の構成員は全国に約11万人潜伏しており、人数的にヴィラン連合は不利であった。追い込まれたヴィラン連合であったが、リーダー死柄木の個性が覚醒し、異能解放軍のリーダー、リ・デストロを倒した。そして、異能解放軍はヴィラン連合と協力することとなり、超常解放戦線と呼ばれる巨大な悪の組織が誕生する。
この組織にスパイとして潜入していたホークスにより、この情報がヒーローたちに伝えられる。そして、超常解放戦線を一斉に討伐するために、大勢のプロヒーローとインターン生が出動することになった。敵のアジトは、死柄木が複数個性を所持したオール・フォー・ワンの個性を受け継ぐための準備をしている蛇腔総合病院と超常解放戦線メンバーが集まっているアジトの2か所であった。
常闇は関西のプロヒーロー、ファットガムらと共に超常解放戦線が潜伏しているアジトへ突入することとなる。そして、一斉にヒーローたちが敵のアジトに突入する。常闇は敵専用の隠し通路を必殺技「終焉」（ラグナロク）で塞ぐ。通路に潜伏していたリ・デストロをも吹き飛ばしてしまう破壊力だ。広域制圧、遠距離攻撃を担当した常闇の出番は終わり、ファットガムに連れられ、後衛に回ることとなった。しかし、その途中師匠ホークスがピンチに陥っている場面を見てしまう。そして、常闇はファットガムの制止を振り切り、ホークスの救出に向かった。そこには、倒れているホークスとヴィラン連合荼毘の姿があった。荼毘の個性「蒼炎」で、黒影は弱体化してしまう。ピンチかと思われたが、そこに超常解放戦線の外典（げてん）の広域攻撃が常闇たちの元にも迫り、荼毘の攻撃が偶然止まった。常闇は間一髪のところでホークスを救出したのであった。

ツクヨミ／常闇踏陰の関連人物・キャラクター