ハヤテのごとく!の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「ハヤテのごとく!」は、畑健二郎による漫画作品。
平凡な高校生「綾崎ハヤテ」は、博打好きのダメ両親の借金一億五千万の肩代わりにヤクザに売り飛ばされてしまった。ヤクザから逃亡中、誘拐された三千院財閥の令嬢「三千院ナギ」を劇的に救い出したハヤテは、そのお礼として「三千院家の執事」の職を与えられ、執事としての生活を始める。ハヤテや個性豊かな周りの人々は数々の名言を残している。

幼きハヤテの泣き虫を改善すべく、剣術のトレーニングをしているときのアテネの言葉。
現在のハヤテの身体能力や信念は、この頃のアテネに受けた影響が大きい。

力があれば人は変わる。変えられる。自分も――世界も――。

幼きハヤテが剣術トレーニングをしているときのナレーション。
ハヤテはアテネのおかげで自分が変わったように、どうしようもない両親を自分の手で変えようと決意した。その力を得るために必死で訓練しているときのものである。

金ではどうにもできないからこそ、そこに本当の価値が生まれるのだ。

ナギがアルバイトを始めてから初の給料を貰い、その金で記念に何か買い物することになった。
商店街のバザーで売られていたカメラを買ったときのナギのセリフ。クセの強いカメラなので慣れるまで厳しいという旨の忠告をハヤテがしたときの返答であり、金持ち令嬢のナギも金より大切なものを知り成長している様子が窺える。

女、子供の一人や二人海外ぐらい連れていけねー男に…未来なんざねーんだよ!!

ワタルがサキを海外旅行に連れて行くことになったものの、旅行資金がワタルの想像より高く、経済的に厳しい。そこでサキが遠慮の言葉を口にしたときに、返ってきたワタルの返答である。
意地や強がりだとしても、一度言った約束は曲げないという、十三歳ながら男らしいワタルの一面が見えた。

落ちつけハヤテ!! まずは落ちついて因数分解をするんだ!!

ゴールデンウィークに休暇でミコノス島に来ていたハヤテ達だったが、そこでハヤテは肌身離さず持っていた石を奪われてしまう。その石は三千院家の遺産を相続するために必要なものである。その石を三千院家に恨みを持つシスターに奪われ、もしそのまま逃げ切られてしまえばナギが遺産相続の権利を失ってしまうという状況で、焦るハヤテに西沢がかけた言葉である。
個性豊かなキャラ揃いの「ハヤテのごとく!」内で西沢は「普通」の少女であり、特に深い意味も無く因数分解などと言ってみるなど、この危機的局面においても日常の域を逸脱しない彼女のおかげでハヤテは落ち着きを取り戻した。

人と人の関係は、何かと誤解がつきもの…でも誤解を恐れていては…人と人との関係は、 永久に何もかわりませんわ。

ゴールデンウィークの旅行でハヤテ達一行はミコノス島からアテネへ移動し、そこでハヤテは偶然、十年前に喧嘩別れしたままの天王洲アテネと再会する。しかしアテネはハヤテのことを初対面の他人のように振る舞い、覚えていないフリをして去った。「それほどに嫌われているのだろう」と落ち込み、一日中憂鬱な表情をちらほら見せるハヤテに、マリアがかけた言葉である。
しかしこの時、ハヤテは夜にヒナギクとのディナーの約束があり、「それが嫌で憂鬱になっているのではないか」という勘違いが生まれていた。マリアは「誤解を恐れずヒナギクと話し合ってこい」という大人の対応をしたつもりだった。
「ハヤテのごとく!」の専売特許である勘違いギャグであるが、マリアは勘違いでありながらもハヤテを元気づけることには成功している辺り、さすがである。

たしかにテンションで買い物をすると…失敗もするでしょう…。家に帰ってから後悔する事もあるでしょう…。しかし後悔は……!! 決して前には出来ないのです!!

旅行も佳境ということでみんなで買い物をしている際、西沢が変てこなデザインのサングラスを買っていた。日本に戻ればサングラス自体使う機会もない。絶対に後悔するような買い物だが、西沢がそれでも強気で言ったセリフ。
名言のようで、言っていることは普通のことである。何故かナギだけは共感し、その後全力で買い物を楽しんだ。

言葉にはしなくていい。言葉は不完全だから。言葉にすれば誤解を生む。勘違いの元となる。そうだろ?

アテネは強力な悪霊に取り憑かれ、ハヤテの持つ「王玉」を破壊することで祓うことができるという。祓わなければアテネは悪霊と融合し全く別の人間になってしまう。しかし王玉とはナギが三千院家の遺産を継ぐために必要な石のことであり、壊せばナギは遺産を失ってしまう。
たった一日の猶予でそのどちらかを選択しなければならなくなったハヤテは、みんなとの買い物を表面上楽しみながらもずっと苦しみ悩み続ける。
ハヤテが王玉に関して悩んでいると見抜いたナギが、見抜かれて戸惑うハヤテに続けてかけたセリフ。言葉にしなくとも、隠していてもちゃんと伝わる、二人の絆である。

ここから先の未来は、お前が私を守ってくれ。お前が守ってくれるなら、だったらお金はいらないよ。お金にかわって…お前が私を守ってくれるなら…。守って…くれるんだろ?

詳しく説明されたわけじゃないが、王玉がハヤテを苦しめていると伝わったナギは、躊躇うことなく王玉を破壊してしまう。
王玉が壊れれば、ナギが遺産を継げず、これまで通りの優雅な生活はできない。ずっとお金を頼りに金任せに生きて来たナギの生活は一変する。ナギをずっと守って来たお金が、将来手にする何兆円という金が全て消え去った。
そんな一瞬の出来事に狼狽えるハヤテに、ナギが放ったセリフ。
世の中お金が全てじゃない。そんな言葉を最大限に表したシーンである。

gacgac0202734
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