ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story(ときメモGS3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story(ときメモGS3)』はコナミデジタルエンタテインメントがニンテンドーDS向けに発売した女性向けの恋愛シュミレーションゲーム。その後PSP版も発売された。主人公が高校生活を送りながら恋愛をして卒業式に告白されることを目指す。10人の男の子と恋愛出来る。シリーズ初の三角関係システムで2人の男の子が主人公を奪い合ったり、W大接近モードで大画面に映し出される2人の男の子の顔にタッチして反応を楽しんだりという新しいシステムも魅力である。

主人公に「さよなら、ジュリエット」と別れを告げた琉夏が向かったのは埠頭だった。そこには見覚えのある車が何台か止まってた。
どの車もデカイ音でギャングスタラップをウーハーから響かせてる。そこにいたのは中学時代から荒れていた琉夏とケンカして負けたり琉夏に恨みを持っている者がたくさんいた。
先日この一味の2人が琉夏への恨みから主人公に手を出してきそうになったのだ。そこで琉夏は主人公に手を出させないようにするために1人乗り込んできたのだ。

琉夏が来ると思い乗り込んできた琥一

するとそこに琥一が来て2人で戦うこととなる。しかし大勢対2人という圧倒的不利な状況から2人は負けてしまう。

陽の当たる場所

柔らかな風が吹く病院の屋上

ケンカで負った傷で入院することになった琉夏。そこに母親がお見舞いにきた。琉夏の実の両親は無くなっており琥一の家族に引き取られたので継母ということになる。引き取られた後継父の暴力で琥一と共に家を出ていたのであまり交流が無く久しぶりの再会だった。サンドイッチを作ってきてくれており家族の温かさを知らなかった琉夏はそこで初めて継母父も琉夏のことを大切に思っていたことを知ってこれからは家族と向き合っていこうと決める。
そして学校帰りにお見舞いに来た主人公を、病院の屋上で抱き寄せ今までの悪さや無謀な行動からは足を洗い真面目に生きていくことを決意する。

告白エンディング

昔教会で会った男の子は自分だったと告白する琉夏

主人公は卒業式の日に昔遊んでいた教会に行く。あの日サクラソウをくれた男の子が琉夏だったことを思い出したのだ。そして急いで教会に向かうと誰もいなかった。しかし教会に琉夏が来て琉夏はずっと主人公のことを昔遊んでいた女の子ということも分かっており入学式の日に教会で再会してまた好きになったとのことだった。「オマエの事が好きなんだ」と告白され、主人公は私も好きだと返す。すると琉夏はサクラソウを主人公に手渡す。
「いつまでも2人が一緒にいられるところにきっとこのサクラソウが連れて行ってくれる」と言いキスを交わしエンディングとなった。

桜井琥一ルート・エンディング

West Beachにて

”Diner West Beach”
”テナント募集中”

ボロボロのDiner West Beach

琥一はあまりにボロボロなお店を見て呆気に取られて、潮でやられた看板と入り口に貼られた募集広告をしばらく眺めていた。

「West Beachってあるじゃん?あそこに住もうと思って」入学式の前の日、琉夏が琥一に教えた新しい住処がここのはずだった。
ここへはずいぶんお父さんに連れられて琉夏と3人でご飯を食べに来たことがある場所だった。琥一の父の知り合いが店を開くということでお父さんも融資させられたという話だった。景気が悪くなって、あっという間に潰れたって話も聞いていたのだ。夜逃げ同然で、お父さんのものになったのだった。

しばらく放置されていたので金属は錆びて外壁はところどころはげ落ちている。外よりはましだが人が住むような所ではなくなぜ琉夏がここに住もうと言っているのか分からない。
琉夏が出てきて「中を見てみろよ」と言ってきて中を見てみる。

Diner West Beachの内装

「コウ、こういうの好きだろ」と琉夏が言う。
細かいことを言い出せばキリがないが、確かにDinerというだけあって、店の装飾は大まかに言えば60年代アメリカ風だ。
「電気と水道はあるんだ。なんとかなる」と更に琉夏が言う。琉夏は1人で住むつもりだったが琉夏が心配な琥一は自分も一緒に住むといい2人で実家を出て生活を始める。

子供たち1

絡んでくる余多門高校のヤンキー

ある日琥一と主人公が一緒に帰宅していると余多門高校(よたもんこうこう)のヤンキーに絡まれた。そしてケンカになり、主人公はどうしてケンカなんかと琥一に聞く。
中学時代からの因縁で、有名な悪ガキ兄弟で喧嘩を売られることが多かった。上級生だろうと関係なくケンカした。負けることもあったが勝つまで何度もケンカを挑んでいた。
高校に入り悪い噂も薄れてきてケンカだらけの日々が終わったかと思ったが余多門高校のヤンキーだけは忘れていなかった。いつか必ず兄弟に復讐することを誓って琉夏と琥一に会うとケンカをふっかけてくる。余多門のヤンキーも勝つまでやめないのでずっとケンカが終わらない。琥一はこんな日々は嫌だと思いつつも今までそうやって生きてきたので今更どうにもならないと悲しそうに話すのだった。

警察沙汰

警察に連行される琥一

主人公と琥一が下校していると人だかりが出来ていて警察がいた。すると警官が「君は桜井琥一君だろ?桜井兄弟の、上の」と琥一に話しかけてきた。琥一が「だったらなんスか」と返すと「いやぁ、今そこで喧嘩があってね?余多門高校の生徒が、重傷を負ったんだ」と話してきた。それを聞いた琥一は琉夏がやったのかもしれないと瞬時に思った。
そして警官は執拗に琥一に話を聞かせてくれと疑ってかかる。主人公は必死にここを通りかかっただけだと説明しても警官は「君、この辺りで彼らとケンカしたことがあったろ?付近の人が見てるんだよ。確か、弟もーー」と琉夏のことも話に出した。その瞬間琥一は「俺です」と嘘をついた。琉夏がやったと思い込んで罪を背負ったのである。そして主人公のことも巻き込むまいと知らないの一点張り。

そして主人公は琉夏に連絡し、琉夏が関わっていないことも知った。結局余多門高校の生徒同士のケンカだったということが判明して琥一は釈放される。そして琉夏はなぜ琥一はウソをついたのかという主人公に「責めないでやって。コウはさ、俺をかばったんだ。俺、信用ないから」と言い「アイツはさ、バカで乱暴で、自分の気持ちもよくわからなくて、でも…… いいヤツなんだ。きっと、誰かのためにしか生きられない。そして、その誰かは、もう、俺じゃない。……俺たちはもう、大人にならなきゃ」と言い残し去って行ったのだった。

ケンカは卒業

主人公と出会ったことによってケンカをする生活から離れようと余多門のヤンキーに「俺たち兄弟にもう関わらないでくれ」と告げた琥一。
琉夏も琥一も余多門の挑発をかわしてきていたが、最近は1人のところを狙われるようになってきた。学校の前に車を横付けして琥一を連れ去ろうとしていることを琥一は確信した。琉夏と主人公を守りたい琥一はもうすぐここに到着してしまう琉夏と後ろから青ざめながら「琥一くん!」と震える声で呼ぶ主人公を巻き込むまいと「カンケーねぇ。行くぞ」と1人でその車に乗り込んでしまう。
複数の相手に蹴られてフラフラになりながら「許してくれ」とこの因縁を終わらせようとプライドを捨てて頼みこむが聞き入れてもらえない。
なんとか解放された琥一は主人公に会いたくなり主人公の自宅近くの公園まで来たが動けなくなる。

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