ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story(ときメモGS3)のネタバレ解説・考察まとめ

『ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story(ときメモGS3)』はコナミデジタルエンタテインメントがニンテンドーDS向けに発売した女性向けの恋愛シュミレーションゲーム。その後PSP版も発売された。主人公が高校生活を送りながら恋愛をして卒業式に告白されることを目指す。10人の男の子と恋愛出来る。シリーズ初の三角関係システムで2人の男の子が主人公を奪い合ったり、W大接近モードで大画面に映し出される2人の男の子の顔にタッチして反応を楽しんだりという新しいシステムも魅力である。

『ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story』の概要

『ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story』はコナミデジタルエンタテインメント(コナミ)が2010年6月24日に発売した女性向け恋愛シュミレーションである。その後新キャラクター追加や最新画像技術のLive2Dや新イベント等を追加して2012年3月15日にPSP版の『Girl's Side Premium 3rd Story』が発売された。ゲームジャンルは女性向けの恋愛シュミレーションゲームである。

本作の特徴はキャラクターの多さとイベントや機能の多さだ。まず基本キャラクターとして6人のキャラクターがいる。この5人だけでも選ぶ選択肢によって無数の物語が生まれる。更にそれぞれがゆかりのあるバイト先や好きな服の好みも違うので、キャラクター攻略によって主人公もな部活やバイトやファッションを変える必要がある。キャラクター攻略毎に主人公も全ての設定を変えて楽しめるのもゲームの魅力だ。そしてこのゲームには更に隠しキャラが4人もいるのである。出現する条件が難しかったり初期から登場する6人に比べイベントや会話が少ないことも特徴である。非常に作りこまれた内容で、好感度があがっていくごとにキャラクターとの会話も変わっていき単調にならず最後のエンディングまで楽しめる作品となっている。選ぶ選択肢によっては誰とも結ばれずにエンディングを迎えてしまうこともある。また、友達として登場する2人の女子キャラクターとの友好度をあげていくことにより友情エンディングという恋愛シュミレーションゲームと少し離れたエンディングを迎えることが出来るのも珍しい要素で楽しみの1つである。

また、ファッションを自由に楽しめるのも魅力の1つである。自分でバイトをして様々なブティックから自分好みのアイテムを見つけ、デート時に着用するといった着せ替え要素もよく作りこまれている。攻略するキャラクターによって様々なコーディネートを楽しむことが出来るので女性は楽しめる作品となっている。

女性主人公が男性キャラクターと恋愛するシリーズで、この作品群により「乙女ゲー」が広く世間に知られることとなる。また、新たな三角関係モードの採用によりユーザーからは「どちらか片方とお別れするのは辛すぎる」や「せつなすぎる」という声が多数寄せられた。

『ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story』のあらすじ・ストーリー

物語の舞台

オープニング

「遠くにいっても、きっとまた会える…お祈りするんだ、また会えるように。」
小さな男の子2人と女の子1人が花畑で遊んでいて、花に願いを込めているところから物語は始まる。男の子は女の子に桜草を手渡しながら女の子に言う。
「このお花に願いを込めれば心に思い描く人の所にきっと連れて行ってくれる。これは妖精の鍵だから。」
その姿はシルエットのみで誰か分からない。その後主人公は引っ越してしまう。しかし高校生になる際に再びこのはばたき市に戻ってくる。

高校に入学し、様々な男性キャラクターと出会いあの日桜草を渡してくれた男の子の真実にたどり着いていく物語である。主人公は登校しようと外に出るとある兄弟に出会う。長髪で金髪のイケメン桜井琉夏(さくらい るか)と短髪の黒髪の強面の桜井琥一(さくらい こういち)である。人懐っこい弟の琉夏と無口でクールな琥一。両極端の兄弟との出会いである。琉夏はデートを重ねていき仲良くなってくると様々な無茶をし主人公を心配させる。惹かれていっているのに距離が縮まらず琉夏の心が掴めない。琥一と仲良くなっていくにつれて琉夏と琥一は両親を亡くし2人だけで暮らしていることを知る。時折見せる寂しそうな顔や自分の命を顧みない行動の理由を知り琉夏を助けたいという気持ちから主人公が行動し琉夏の心の壁も外されていく。一方琥一と仲良くなっていくと始めは無口でケンカが強く不良で主人公にも怖く映っていた琥一だが仲良くなっていくと優しい面も見えてきて義理人情に厚い姿も見えてくる。琉夏の行動を心配し、兄として出来ることを考えている琥一はとても優しい人物と気付くのだ。

桜井兄弟との出会いの次に出会うのが同級生の不二山嵐(ふじやま あらし)だ。柔道部に入部している体育会系の男の子だ。男らしくて頼りがいがある、でも少し抜けているという一面もある。夏にはプールでバイトもしているアクティブなキャラクターである。
次に出会うのがひとつ年上の先輩の設楽聖司(したら せいじ)だ。彼の実家は上流階級でかなりのお坊ちゃまだ。すぐれたピアノの才能がありときおり放課後どこかからピアノの音が流れてきて見に行くと設楽が弾いていたというエピソードもある。普段は紳士的だが、冷静に対応出来ないことが出てくると口が悪く神経質な一面を見せることもある。
次に生徒会執行部に入部したら出会うのがひとつ年上の紺野玉緒(こんの たまお)だ。彼ははばたき学園の生徒会長をしている。温厚で優しい性格から生徒からの人気も高い。はばたき学園を卒業した姉を持つ。
最後に出会うのが新名旬平(にいな じゅんぺい)だ。ひとつ年下の彼は主人公が2年生になったときに出会う。ノリがいいので軽く見られがちだ。明るい性格で誰とでもすぐ打ち解けるので主人公ともすぐ仲良くなった。はばたき市出身のモデル葉月珪(『ときめきメモリアル Girls side 1st Love』のキャラクター)の大ファンだという。

桜井琉夏ルート・エンディング

屋上渡り

屋上の塀を綱渡りする琉夏

主人公が昼休みに屋上でご飯を食べようと向かうとなにやら屋上が騒がしい。
屋上にいる男子生徒がしきりに騒いで騒ぎのある方向を指さして見ている。主人公も騒がしい方向を見ると琉夏が綱渡りのように屋上の塀を渡っていた。
琉夏が「ん? あれ、おっと……ヤバ……」と落ちそうになり思わず主人公が「危ない!」と声をかけても琉夏は焦ることも無く「失敗だ~」と言いあっけらかんとしている。
なにをしているのか尋ねると屋上一周チャレンジだという。主人公がなぜそんなことするのか聞くと「今月苦しいから、みんなから昼飯代おごってもらおうとーー」と琉夏は言う。
主人公はそんなことを聞いているんじゃなく、落ちたら死んじゃうから心配だと伝えても琉夏は「落ちないよ?俺、不死身だし」と言い返してくる。
もしものことがあったらどうするんだと少し強い口調で主人公が伝えても「もしものことは…… もしものことは、ふざけなくても、起きるだろ?」と言われ主人公はなにも言えなくなる。

琉夏はただの冗談だと言って空気を変えようとするが主人公は笑えなくなっていると琥一が屋上へ来た。
琥一は「学校で目立つことすんなっつってんだろーが!こっち来い!」とすごい剣幕で怒るが、琉夏は「そんなに怒んなよ。……飯おごって」とひょうひょうとしているように見える。
しかしその後琉夏は辛そうな顔をして黙り込んでしまう。なぜそんな危険なことをするのか主人公には理解出来なかったが何かあるんだと琉夏が心配で気になり始める主人公であった。

タイトロープ

ある日また琉夏が屋上でお昼ご飯を賭けて塀を歩いていた。
それを目撃した主人公は泣き出しそうな顔で「どうして、そんなことするの?」と言った。
琉夏はどうしてか答えようとして、別に意味なんてないことに気がついた。昼飯代を賭けて屋上の塀の上を歩くのは、ときどきやる悪ふざけだった。
お金がなくて腹は減ってたけど、まさか死にそうなワケでも無い。命を賭けるにしては分が悪すぎるだろう。やっぱりただの悪ふざけだ。だからおどけて見せた。
主人公は「どうしてふざけるの?落ちたら死んじゃうんだよ?」と尋ねた。
すると琉夏は「ふざけてなくても人は死ぬよ」と言って主人公は何も言えなくなる。なぜそんな事を言うのか理解できなかった。主人公は琉夏が笑いかけてきても笑うことが出来なかった。
琉夏は悲しませるために言ったわけではなかったが、そう思っているのも本心だった。

怒りながら琉夏の元へ行く琥一

そうしていると琥一が怒りながら琉夏に近づいてくる。まだ琉夏を悲しい顔で見つめたままの主人公には気付かず琉夏のもとへ怒りながら向かっていく。
琉夏はこんなことをしている自分が馬鹿だと思う反面ダメだと分かっていてやっていることをダメと言われることに腹を立てている。自分でもどうしようもない感情が琉夏と琥一と主人公全員を傷付けて悲しませてしまうことになる。

ヒーローのお面

レンジャーのお面を嬉しそうに見つめる琉夏

琉夏との夏祭りデートに出かけた主人公。
すると琉夏が「あ、レンジャーのお面売ってる。まだあんのか、ああいうの。俺、買ってくる。そこ、座って待ってて」と言ってヒーローの仮面を買いに行ってつけて主人公に見せてくれる。
あまりに嬉しそうにつけている琉夏に主人公が子供の頃ヒーローになりたかったのか聞くと琉夏は「そう…… 約束だったから」と言う。
理由を聞いてみると昔琉夏はケンカが弱く琥一にいつも助けられていたそう。よく学校で泣かされていた琉夏を見て琥一が2人でヒーローになるという約束をしたのだ。
琉夏がレッドで琥一がブラック。兄弟の仲の良い思い出に微笑ましい気持ちになった主人公だった。

ロミオとジュリエット

主人公が寝ようとしたある日の晩、琉夏から「起きてる?」とメールが届く。そして窓に、こんっと石が当たったので見てみると琉夏が窓の下に立っていた。
こんな時間にどうしたのか尋ねると顔が見たかったからという理由で来たのだという。

ジッと見つめる琉夏

ジッと見つめてくる琉夏に恥ずかしそうに主人公は顔を逸らすと更に琉夏は見つめてくる。

更に見つめてくる琉夏

「あぁ…… 俺、この顔が好きだな」と優しい口調で呟く。
「オマエが笑ってる顔。こうしてると、何もかも、許せる気がする」と続けて話す。
いつもと違う琉夏に違和感を覚えていると「このまま、あなたをさらってしまいたい…… 忘れちゃった、ジュリエット?」と琉夏が言ったところで2人が文化祭で『ロミオとジュリエット』を演じたのを思い出して続きのセリフを言う。

そしてその後も演じた言葉を順番に言う。
すると突然琉夏が「なぁ……今までケンカとかさ、いろいろ、怖い思いさせて、ゴメン」と言う。
主人公はそれを言いに来てくれたのかと尋ねると「ああ。もう、そういうの、ぜんぶ終わりにする」という言葉に安心する主人公。
続けて琉夏が「うん…… なぁ、もし、もしも俺がーー」と意味深な発言をして主人公は不安になる。主人公がなんだと聞くと「なんでも。さよなら、ジュリエット」と言うのに対して主人公は「”さよなら”じゃなくて、”おやすみ”だよ、ロミオ?」と言うとなにも言葉を返さずに帰って行った。琉夏の意味深な言葉とわざわざ夜に会いに来たことで主人公の心配と不安は膨れ上がっていく。

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