魔法使いの嫁(第3話)のあらすじと感想・考察まとめ

今回は「魔法使いの嫁」第3話『The balance distinguishes not between gold and lead.』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
聖職者サイモンから依頼を受けたエリアスと共に智世はドラゴンの国を訪れた。智世はそこで一匹の年老いたドラゴンと出会う。そのドラゴンは命を終えようとしていた。

「魔法使いの嫁」第3話『The balance distinguishes not between gold and lead.』のあらすじ・ストーリー

智世はドラゴンにくわえられて空を飛んでいた。
彼女がなぜこんな目にあっているかというと、神父の依頼でドラゴンの様子をを見に来たのだ。その途中でドラゴンにさらわれてしまったのである。
さらった竜の上にはマントを被った若い男が座って竜を操っている。
「だ…誰なんですか貴方~!」
「それは我らが国にて語るとしよう。…そら見えてきたぞ。ドラゴンの最後の地だ」
彼が指さした方向を見るとそこには巨大な谷が見えていた。空の上から見ると、とても深い渓谷が幾重にも重なったこの世のものとは思えないとても美しい景色だった。その上にはドラゴンたちが空を飛んで遊んでいるようにも見える。
智世をくわえていたドラゴンは地上に降り立った。目の前にはとても大きな泉があり、近くに滝の音が響いていた。
ドラゴンは地上に降りて役目は終わったというようにその場でボーっとしている。見かねた若い男はドラゴンに向かって、「おい。離せ!」と命令した。すると、ドラゴンは、はっとして智世を泉の方にぽいっと落としてしまった。
彼女は泉の中に落ちて沈んで行った。遠くでエリアスの声が聞こえる。その声を頼りに智世は水の中から上がってきた。
泉の岸辺には年老いたドラゴンがたたずんでいる。その体には苔が森のように生えていた。
「それはウーイルという種のドラゴンだ。森の父にして母。朽ちゆく巨体に緑を宿すものよ。」
若い男が智世のほうに歩きながら話してくれた。
「手荒にしてすまんな。ドラゴンの国へようこそ。ゾーン(影の茨)の娘よ」
「なんで…私を!」
「エアリエル(風の精)たちが騒いでおったのでな。あのゾーンがとうとう弟子をとったと。あやつらの噂はまさに風の如しよ」
そして彼は智世の陰に向かって声をかけた。
「…此度は素早かったの。いつまで弟子の陰に引っ付いておるゾーン…いや、エインズワース」
すると影の中からエリアスが現れた。
「年寄りの下らない話が終わるまでだよ。他人を玩具にするのは三百年前から変わらないなエコーズ(白花の歌)」

「智世、あいつはリンデル。このドラゴンの巣の管理者で僕と同じ魔法使いだ。ドラゴンの国を普通の人間から隠す役目をしてる。こんな形をしているが僕よりずっと年上の悪戯ジジイだから気をつけてね」
「え!!」
リンデルという魔法使いがお爺さんにはとても見えないくらい青年に見えていた智世は絶句してしまっていた。
智世の周りにはドラゴンの子供たちが興味津々で集まってきている。エリアスはリンデルと話があるということで竜の子供たちと遊んでいるように言われ、智世は彼らと近くを散策することにする。
空を見上げると谷と谷の合間に空が小さく見えていた。しばらく子供たちと遊んで疲れたのか子供たちが寝てしまったので、ここで会った大きな岩のような竜が気になり傍に行ってみた。彼は寝ているようだ。触ってみると皮膚がボロボロとこぼれ剥がれてしまう。
「竜を見るのは初めてかい?」
「すっ…すみません!勝手に…」
怒られたのかと思いビックリした智世にドラゴンは違うよと優しく言ってくれた。
「わたしはもうすぐ還る身だから転がる雛を見ている方が楽しいんじゃないかなとね」
年寄りの竜はそういった。
子供たちはもうすぐ年寄りの竜は死んで樹になるのだと教えてくれた。竜は皆樹や草や岩になるのだという。
「竜は人間のように死ぬことを恐れない。全てはこの星の生き物に等しく与えられたものだと知っているからだ。生きることの苦痛も楽しさも、死ぬことの寂しさも、悲しさも、次の命は次の世代が引き継ぐ。君が悲しむ必要はない。」
智世が顔を俯かせているのを悲しんでいると思われたのかもしれない。人間は誰でも死ぬことを怖いと思ってしまう。でも、この竜は死んでいくことを恐れていないので”羨ましい”と思ったのだった。
「生きるものが死者を羨むものじゃない。飛べない君が飛ばなくて良かった。君に会えなかったら彼は誰を弟子にしていいのかわからなかっただろうからね。」
智世の記憶を覗かれてしまった。ビルから飛ぼうとした彼女の姿を見られたのだ。
「飛べない君には本当に飛ぶ楽しさを教えた方がよさそうだ。今の私には飛ぶ力はないけれど、私の心にある空は見せることができる」そう言って智世の心の中に入ってきた。光が体に纏わりつくようにまぶしさに目を瞑るとそこは空の上であった。真正面に太陽があり、それに向かって飛んでいるようだ。そして年老いた竜は話してくれた。
「我々の一族は空を捨てたが、いつだってこの空の下で生きてゆく運命だ。その名にある鳥のように、君も生きるためにこの空の下を飛びなさい。」
しばらく飛んだ後、徐々に彼の体がボロボロに崩れ始め智世も一緒に砕けていった。智世が目を開けると竜から樹が生えはじめていた。樹はあっという間に大きくなり巨木になってしまい、その樹から白い花が咲いていた。
「ありがとう。君が来てくれたおかげで…最後に…飛べた。君の魔力でとても鮮やかな夢を見ることが…できた。少し前に…リンデルが小さな種を…体に植えてくれた。この地では樹木は育ちにくいが私の体を苗床にするならきっと…大きく育つだろう。白い…きれいな花が咲くらしい…。君は…魔法使いだろう。いつか杖が必要になる…だろうから、私の…枝から…作ると良い。おやすみ、ちいさな魔法使い。」
彼は亡くなってしまった。
巨木の名前は菩提樹(セイヨウシナノキ(Tilia x europaea)など、シナノキ属の植物。)というそうだ。エリアスが教えてくれた。これは摂理なのだと、はるか昔から竜たちが育んできた精神をこれからの竜たちも皆穏やかに他の生物の苗床になるのだからと。
「必要になったら杖に使う枝をもらいに来よう。」
「これが自然か。悲しくは…ない。通りすがりに優しくしてもらっただけようなヒトだし」あの穏やかな帰りかたは少し羨ましいとも智世は心の中で思ったのだった。

「魔法使いの嫁」第3話『The balance distinguishes not between gold and lead.』の感想・考察

「魔法使いの嫁」の動画放送情報

地上波・BS・CS 放送スケジュール

・TOKYO MX 土曜 25:30~(初回:2017年10月7日)
・毎日放送 土曜 27:38~(初回:2017年10月7日)
・AT-X 日曜 21:00~(初回:2017年10月8日)
・テレビ愛知 月曜 26:05~(初回:2017年10月9日)
・テレビ埼玉 水曜 23:00~(初回:2017年10月11日)
・チバテレビ 水曜 23:00~(初回:2017年10月11日)
・BS11 水曜 25:00~(初回:2017年10月11日)
・北海道放送 水曜 26:26~(初回:2017年10月11日)

その他配信系 配信スケジュール

・AbemaTV 2017年10月8日(日)23:00~
・dアニメストア 2017年10月10日(火)12:00~
・バンダイチャンネル 2017年10月10日(火)12:00~
・フジテレビオンデマンド 2017年10月9日(月)24:00~
・Amazonプライム・ビデオ 2017年10月9日(月)24:00~
・ビデオマーケット 2017年10月9日(月)24:00~
・ひかりTV 2017年10月9日(月)24:00~
・アニメイトチャンネル 2017年10月10日(火)12:00~
・TSUTAYA TV 2017年10月10日(火)12:00~
・HAPPY!動画 2017年10月10日(火)12:00~
・U-NEXT 2017年10月10日(火)12:00~
・アニメ放題 2017年10月10日(火)12:00~
・ビデオパス 2017年10月10日(火)24:00~
・J:COMオンデマンド メガパック 2017年10月10日(火)24:00~
・GYAO! 2017年10月12日(木)24:00~
・ニコニコ生放送 2017年10月12日(木)24:00~
・ニコニコチャンネル 2017年10月12日(木)24:30~

「魔法使いの嫁」アニメ全話のネタバレ解説まとめ

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