ウィッチャー3 ワイルドハント（The Witcher 3: Wild Hunt）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

怪物退治のスペシャリスト・ウィッチャーにはいくつかの流派があり、彼は狼流派である。『リヴィアのゲラルト』という名の他に、『白狼』や『ブラビケンの殺し屋』と呼ばれることもある。ウィッチャーは長命であり、ゲラルトも100年程の時を生きている。それゆえに知り合いも多く、色恋の経験も豊富なようだ。
ウィッチャーは人間離れした能力を持っていることから、感情に乏しく残忍であると人々から恐れられている。しかしゲラルトは人と同じように怒り、喜び、人を愛し、酒に酔って馬鹿なことをしたりもする。友人のダンディリオンはゲラルトのことを「歩く矛盾のようなもの」と作中で記しているが、それは噂や見た目に反した、人間味のある男という意味なのかもしれない。

シリ（CV：沢城みゆき）

正式は名はシリラという。
シリラは優れたウィッチャーでもあり、数多くの王家の後継者で、最後の『古き血脈』にして、図抜けた魔法の才能を備える『源流』であり、『時空を操りし者』だ。
彼女はゲラルトの養女でもあるが、単なる養女ではない。シリは彼にとってそれ以上の存在だ。彼女は彼の『運命』であり、『驚きの子』であり、切り離せない絆が絡みついている。
ゲームの中ではシリを操作するパートがあり、瞬間移動のような能力を使って戦闘を有利にすることができる。シリの力は非常に強力で、それを利用しようとする者も多い。幼少の頃はいたずら癖があり、ヴェセミルをよく困らせていた。

イェネファー（CV：田中敦子）

ヴェンガーバーグのイェネファーは、かつてゲラルトの恋人であった。ゲラルトとの出会いは、ジンという願いを叶える魔神がきっかけであったが、たとえジンの魔法が解けたとしてもイェネファーの想いは変わらないだろう。
イェネファーは過去に、ワイルドハントに捕まったことがあった。しかし、ゲラルトが自分の身と引き換えにして彼女を助けたのだった。ゲラルトはワイルドハントの一員となった後、記憶を失ってしまった。そしてウィッチャー2の物語の中で、彼はイェネファーとの記憶を取り戻したのだ。ウィッチャー3の世界はゲラルトが完全に記憶を取り戻した直後、イェネファーを探すところから幕を開ける。

ヴェセミル（CV：小形満）

ヴェセミルはゲラルトと同じ狼流派のウィッチャーだ。現在、世界で最年長のウィッチャーだと思われる。その歴史はケィア・モルヘンと同等の300年程か、またはそれ以上になる。老練なこのウィッチャーは、ゲラルトやシリの師であり、養父のような存在だ。時に厳しく、時には優しく、彼は幼少のシリにウィッチャーの知識を教え込んだ。そしてシリは彼の教えを忘れることなく、この旅で活かした。ちなみにダウンロードコンテンツの『無情なる心』では、彼の昔の恋人が登場する一場面もある。

トリス・メリゴールド（CV：あいざわゆりか）

魔術師狩りが盛んになっているノヴィグラドで、トリスは仲間たちをノヴィグラドから逃がすために裏で活動していた。女魔術師たちは気の強い野心家な性格の者が多く見受けられるが、彼女はどちらかと言うと控えめな性格の部類に入るだろう。ゲラルトは記憶を失っていた時、トリスと恋愛関係になった。ゲラルトが記憶を取り戻した今では元恋人という立場だが、彼を想う気持ちは未だ強いようだ。時には積極的な一面を見せることもある。

アヴァラック（CV：大川透）

エルフの賢者。長い年月を生きる彼は、シリの先祖であるララ・ドレンというエルフの女性の婚約者だったが、彼女は人間の男と駆け落ちした末に殺されてしまう。しかし、アヴァラックは今でも彼女を愛している。ララの血が流れている者であれば、誰でも守りたいと思うほどに。

エレディン（CV.秋元羊介）

ワイルドハントの王であり、本作の黒幕となる男。エレディンの率いるワイルドハント達は異世界に生きる存在だ。彼らの住む世界は滅びかけているため、こちらの世界を奪おうと画策したのだった。ワイルドハント達も時空を超えることができる。しかし少人数でしか次元移動ができないため、より強い力を持ち、自由に次元を行き来できるシリの力を利用しようとしたのだった。

『ウィッチャー3 ワイルドハント』のゲームシステム

ウィッチャーの感覚

ウィッチャーは聴覚、視覚、嗅覚が超人的に優れている。この能力によって手掛かりを探すことや追跡などが容易になる。