GUILTY GEAR(ギルティギア)のネタバレ解説まとめ

アークシステムワークス制作の対戦格闘ゲームシリーズのひとつ。「ギア」と呼ばれる生体兵器と人間の戦い、そしてギアを巡る主人公のソルとライバルのカイたちの物語を描いている。後に開発された対戦格闘ゲーム「ブレイブルー」と並ぶ同社の象徴となった。さらに2D開発ゲームの金字塔として有名にもなり、今なおその人気を不動のものとし続けている。

『GUILTY GEAR』の概要

ファンタジー系の世界観、キャラクターやその必殺技を彩る派手なビジュアル、そしてハードロックを基調としつつもファンタジー系の音楽を取り入れ、ミックスさせたサウンドなど、1990年代の格闘ゲームにはない要素を取り入れることで数多くのファンを獲得しており、海外にまで進出するヒットシリーズともなっている。
そしてストーリーは、「ギア」と呼ばれる生体兵器と、そのギアを巡って主人公のソル=バッドガイやカイ=キスクを始めとする多くの人間の戦いを主に一貫して描いている。

また、本シリーズの開発のトップ的存在となるゼネラルディレクター石渡太輔は、システム、シナリオ、キャラクターデザイン、BGM、ボイスキャストと数多くの部分に関与しており、さらにキャラクターや技名は石渡の趣味としてハードロックやヘビメタのバンドや音楽の名前に由来しているものが多いのが特徴となっている。

作品紹介

GUILTY GEAR(ギルティギア)

シリーズ1作目のタイトルで、1998年5月にPlayStationで発売され、その翌年の9月に廉価版がリリースされた。さらに2007年5月にはPlayStation StoreのゲームアーカイブスとしてPSP、PS3、Psvita向けにダウンロード版が発売されている。

舞台は22世紀の地球で、その時代の人類は無限のエネルギーを生み出す方法として「魔法」の発明に成功し、さらには強大な力を持つ生体兵器「ギア」を発明してしまったところからこのシリーズの物語は始まる。
そんな中で最強と呼ぶにふさわしい力を持つギア「ジャスティス」が、他のギアたちを統率して人類に対して宣戦布告をかけてきて、世界各地への攻撃を開始する。これに対して人類はギアに対するための防衛軍として「聖騎士団」を結成し、「聖戦」と呼ばれる100年にも及ぶ戦いが始まる。そしてその長い戦いの末に人類がジャスティスを封印することに成功し、辛くも勝利を掴んだ。しかしその5年後、ジャスティスの復活を予感させる妖気が世界を包み始め、これに気づいた人類は新たな聖騎士団結成を考え、その人員選考の為に武道大会を開催する。そして、その武道大会に主人公のソル=バッドガイと、聖騎士団の団長であるカイを始めとする多くの力のある人物たちが集まり、参加してきたのだった。

こうした独特なストーリーと世界観、そしてキャラクターといった設定面によって口コミでは好評価だったが、アーケード版は勿論家庭版でもCPU戦は難易度が高く設定されており、難易度を変えることもできないため、初心者にはハードルが高いゲームに感じられた。
サブタイトルにある『the missing link』はドイツのヘビメタバンド・レイジがリリースした楽曲『The Missing Link』に由来している。

GUILTY GEAR X(ギルティギア ゼクス)

本シリーズ2番目の作品で、通称「GGX」。サブタイトルの「BY YOUR SIDE」はハードロックジャムバンド、ブラック・クロウズが1999年にリリースした同名のアルバムに由来している。

物語はジャスティスが倒されてから1年後、「人に危害を加えないギアが現れる」という噂を耳にしたカイはそれを確かめる為、そのギアがいると言われている「悪魔の住む地」と呼ばれる森へ向かった。
その森にいたのは人間とギアの間に生まれたハーフの少女・ディズィーであり、ジャスティスに負けず劣らずの強大な力を持っていたために高額の懸賞金をかけられていた。その力を危険視したカイはディズィーに戦いを挑むが成す術もなく敗北してしまう。
そこへ続けてギアを狩る目的で森を訪れたソルはディズィーと戦い、激闘の末に勝利。しかしソルはディズィーに止めを刺さずその場を後にし、ディズィーはというと空賊のジェリーフィッシュ快賊団のリーダー・ジョニーによって保護され、快賊団のメンバーとなる。この事実を知ったカイと、「ツェップ」と呼ばれる空中国家のガブリエル大統領はこれを黙認し、賞金稼ぎの少女・蔵土縁紗夢がディズィーを倒したということにして彼女に賞金を獲得させ、ディズィーは人類がマークしている危険度の高いギアの記録から抹消された。

本シリーズの看板娘であるディズィーも含めた個性的な容姿と性能を持つ14人のキャラクターと、そのグラフィックと必殺技などの派手なエフェクトが明細なものとなった。
さらに前作の家庭用版を踏まえてグレードアップした多彩なゲームシステムが搭載されており、これらの特徴が主にカプコンとSNKの作品が大半を占めていたアーケードの2D対戦型格闘ゲームに新たな流れを呼び起こす要因となっている。

GUILTY GEAR XX THE MIDNIGHT CARNIVAL(ギルティギア イグゼクス ザ・ミッドナイト・カーニバル)

本シリーズ3番目の作品で、一般的な略称は「GGXX」。ディズィーの事件から数週間後、聖戦に密かに干渉し、操っていたと思われる謎の組織「終戦管理局」が、カイをモデルにして作り出した戦闘ロボット「ロボカイ」を使い、世界中にいる戦士たちの調査、抹殺、捕獲を目的に大きく動き出す。
これをいち早く察知した吸血鬼の末裔で「アサシン」と呼ばれる犯罪組織の指導者であるスレイヤーはこの事を戦士たちに伝えるべく各地を移動する。その一方、ギアを生み出したことから、「ギア・メーカー」と呼ばれて世界各国から最重要人物としてマークされている「あの男」の配下のひとりであるイノは、独断でソルやカイのように「あの男」の邪魔になりそうな人物を排除、もしくは利用する為に凶悪な策謀を張り巡らせていく。

前作「GUILTY GEAR X」からスレイヤー・イノ・ザッパ・ブリジットの4人の新キャラクター、さらに新たなゲームシステムを追加した作品で、凝りに凝ったデモやアニメーションのオープニングなどの演出もあって、新たなGGファンを
それからアバやクリフ=アンダーソンといった新キャラクターの追加やゲームバランスの調整などが行われた続編作として「#RELOAD」「SLASH」「ACCENT CORE」の3タイトルが発表されており、各バージョンごとに毎年のペースで数々の全国規模の対戦大会が行われているなど、ゲームセンターでの対戦ツールとしてもロングランヒット作品となった。

GUILTY GEAR 2 OVERTURE(ギルティギア2 オーバーチュア)

2007年11月でXbox360で発売された4番目の作品で、第1作以来9年ぶりの更新となるゲームタイトル。

物語は前作「GGXX」から6年後の世界に推移しており、聖戦が終わっても世界各地で頻発する形でなおも続いていた人類とギアの戦いも完全に終わりを迎え、世界は復興の時を迎えていた。そんな中、突如としてギアが消えるという謎の事件が勃発し、世界で最も栄えている国家のひとつである「イリュリア連王国」を治める国王となったカイがこの事件の真相を究明するためにソルを呼び寄せたが、その矢先に謎の少女・ヴァレンタインが率いる「サーヴァント」と呼ばれる異形の存在たちが襲撃をかけてきて、カイはヴァレンタインの魔法によって封印されてしまう。さらにイリュリア連王国を目指していたソルの前にもサーヴァントの軍団が現れて攻撃を仕掛けてきて、その最中でソルは封印されたカイを救う為に、ソルは奔走する。

この作品のみでグラフィックは3Dとなり、ジャンルも今までの対戦型格闘ゲームから独自のジャンルである「メーレーアクション」と呼ばれるアクションタイプのシミュレーションゲームとなった。ちなみに「メーレー」とは乱闘、混戦を意味する“melee”と、「命令」をもじった名前となっている。
具体的には「マスター」と呼ばれるプレイヤーキャラクターを上手く動かし敵を倒すことも重要だが、最終的には「サーヴァント(兵士)を生産し、拠点を制圧し、リソースを確保する」というシミュレーションゲームとしての流れも重要視され、対戦型格闘ゲームの時とは違う戦術性も要求されるという、まさにプレイヤーを選ぶ「とっつきにくさ」を感じさせるのが特徴的となっている。

GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(ギルティギア イグザード サイン)

本シリーズの5番目の作品で、GGXXから10年ぶり、シリーズとしてはGG2から7年ぶりの続編となる。通称「GGXrd」。

「GG2」によるギア消失事件から数ヶ月後、かつて「日本」と呼ばれた場所にラムレザル=ヴァレンタインと名乗る謎の少女が出現し、全人類に対して宣戦布告を宣言。かつて「GG2」でのギア消失事件の黒幕であり、イリュリア連王国で破壊活動を行った実行犯である「ヴァレンタイン」と同じ名を冠した人物の声明に、ソルやカイら事態を知る者達はそれぞれに行動を開始する。

これまでのGGシリーズは、GG2を除き2Dグラフィックによる対戦格闘ゲームであったが、このGGXrdではキャラクターを含め全てのビジュアルを3Dポリゴンにて描写している。一方でゲームシステムも3Dグラフィックを用いているが、2D格闘ゲームと同系統となっている。

ゲームシステム

従来の2D対戦型格闘ゲームにはない特殊なものを数多く持っており、それらを駆使することで自由度が高い攻防を繰り広げられるのが特徴となっているが、一方でその多すぎる特殊なシステムの把握には初心者、中級〜上級者でも時間がかかってしまう。そのため、格闘ゲーム初心者にとってはハードルが高いことでも知られている。

牽制技や先制攻撃で主導権を取り合うなど、積極的に攻めることに重点が置かれているのが本シリーズの大きな特徴。特に相手がダウンからの起き上がり状態を攻める「起き攻め」のパターンが非常に豊富で、そのパターンから派生し、1回で体力の半分以上を奪う連続技もある。正面からの立ち回りが苦手でも起き攻めが強いだけでも強力なキャラクターとなる。

ガトリングコンビネーション

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