バジリスク〜甲賀忍法帖〜(Basilisk)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』とは、山田風太郎の小説「甲賀忍法帖」をせがわまさきが漫画化した作品。2005年にTVアニメ化もされている。この物語は徳川将軍家の世継ぎ問題に巻き込まれた伊賀と甲賀、その両家の跡取りが愛し合いながら殺し合いをする運命をどのように受け止めるかを描く時代劇漫画。

破幻の瞳

朧の瞳に宿っている力。見ただけで相手の忍法を無効にしてしまうが制御はできない。

瞳術

甲賀弦之介と室賀豹馬が使える力。敵意を持った相手を目を合わせただけで自滅に追い詰めることができる。ちなみに室賀豹馬は夜しかこの力が発動できない。

七夜盲の秘薬

お幻が朧に渡した秘薬で七夜盲(ななよめくら)と読む。七日七夜目が閉じて開かぬ秘薬。

『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』の名言・名セリフ集

「願わくば、甲賀と伊賀と…今こそ両一族手を携えて共に表の世に出でんことを…」

甲賀弦之介の言葉。
弦之介が初めて(幼少時に会ったのを合わせると2回目だが覚えていない)朧と対面する前に弾正に言った言葉である。帰る際にも同じ言葉を弾正に言っている。弦之介の本心(因縁を無くし共に繁栄して行きたいと思う心)がわかりやすくはっきりとして出ている言葉である。

「ともに風に吹かれしとき、ともに夢を刻みしとき。ふと、思うことがあるのでございます。弦之介様とわたくしとは遠い昔、一つの魂だったのではないのかと。二つに分かたれた魂が、あるべき姿に戻りたがっているのではないのかと。なればこそ私はこんなにも弦之介様を…」

朧のセリフ。
アニメ版で朧が自害する際、弦之介に向けた最後の言葉で、朧が弦之介をどれだけ愛していたかわかる言葉である。その後、弦之介が「一つの魂ならば必ずあいよるじゃろう。たとえ幾瀬を隔たれようと、たとえ幾夜を生きようと、必ず。」と言った。

「あやつの目…あの不可思議なる瞳術は敵ながらおそろしい」

薬師寺天膳のセリフ。
弦之介が伊賀の鍔隠に来ていた時に雨夜甚五郎が討ち取ってもいいか天膳に聞いた時に時に言った言葉であり、余り弱みを見せない天膳が伊賀十人衆に放った一言。それほどまでに弦之介の瞳術を警戒していたのがわかる言葉である。

『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』の漫画にはなくアニメに大きく追加された部分

アニメ版には漫画にない追加して描かれた部分が多数存在する。

第一話、甲賀弾正とお幻の若かりし頃の思い出

アニメ版では弾正とお幻が戦う前に回想が入る。織田が伊賀を襲うシーンや若い弾正が刀で銃を弾きお幻を助けるシーンがあり、また織田に便乗した甲賀衆が伊賀衆に手を出した為、お幻は弾正に謀られたと思い二人の仲が割かれた理由となるシーンもある。

第四話、弦之介の笛と朧の舞

土岐峠で弦之介と朧が二人で会い、祝言の為に笛と舞の練習をしていた場面が追加されている。伊賀に行った際、和睦の為にと食事の時にお披露目した部分も追加されている。

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