のだめカンタービレ(漫画・アニメ・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『のだめカンタービレ』とは二ノ宮知子による日本の漫画作品。クラシック音楽をテーマにしており、講談社『Kiss』にて連載された。第28回講談社漫画賞少女部門賞を受賞。ドラマ、アニメ、映画、小説、ゲーム、CD、韓国でのドラマ化など、多種多様にメディア化され、世間にクラシック音楽ブームを起こした。千秋とのだめが音楽を通じて出会った人々との交流で成長していく様を描いている作品。主人公「のだめ」こと野田恵とエリート音大生・千秋真一が音楽を通じて出会った人々と交流し、成長していく様を描く。

CV:堀内賢雄

千秋真一の父。無名の頃に資産家の娘・征子に出会い、そこからピアニストとして成功。世界を飛び回る有名なピアニストになった。マネージャーとの浮気現場を息子に見られた事がある。真一が12歳の頃に離婚した。
真一がパリに留学中住んでいたアパルトマンにかつて家族で住んでいた。管理人のアンナや最上階に住む長田とは長年の友人。

コンセルバトワール

シャルル・オクレール

CV:清川元夢

5月9日生まれ。血液型O型。身長173cm。フランス人ピアニスト。指導者としても優秀で有名なピアニストを何人も育てている。のだめと同時期にコンセルバトワールに編入してきたフランクや既に有名なピアニストである孫ルイが指導を希望していた。審査員を務めた「マラドーナ・ピアノ・コンクール」でのだめの演奏を聴き、コンセルバトワールに留学を勧めた。のだめの指導教官を務めている。
のだめからは「マスター・ヨーダ」と呼ばれている。のだめのことは「ベーべちゃん(赤ちゃん)」と呼び、音楽性の未熟さを指摘している。のだめが数々の課題をこなし、音楽家として成長してくると「メグミ」と呼ぶようになった。
甘いお菓子が大好きで、のだめとの初めての授業でのだめが持っていった「博多とおりもん」を気に入りたくさん食べていた。
個人レッスンに通ってくる孫ルイに「チョコレートを買ってきて」と頼むほどチョコレート好き。
音楽が好きでも音楽業界が嫌いなのだめを真のピアニストにすべくコンクール禁止を言い渡し、数多くの作曲家や曲に触れさせる指導をしてきた。シュトレーゼマンとの共演後失踪したのだめを心配しつつ、のだめが戻ることを信じて待っていた。

孫 Rui(ソン・ルイ)

CV:大原さやか

米国育ちの中国人ピアニスト。10歳から演奏活動を始め、世界中で活躍して「神童」の名を欲しいままにしている。リストの超絶技巧曲など難曲を弾きこなす実力派ピアニスト。

シュトレーゼマンと共演するはずだった公演で代役の千秋と知り合った。おねだり上手で周囲の人を自分の都合で振り回してしまうこともある。
カーネギーホールでの演奏会において酷評を受け、マネージャーである母の制止を振り切って演奏活動を休止してコンセルバトワールに留学することを決めた。
コンセルバトワールに留学した直後は、今までしてこなかった青春を取り戻そうと無理にはしゃいだ様子を見せていたのだが、のだめの演奏を聞いて危機感を持った。
オクレール先生に師事したかったのに、別の先生が担当になり、納得できずオクレールに頼み込んで個人レッスンをしてもらうようになった。
コンセルバトワールでは、音楽以外のことも楽しもうと思っていたのだが、結局ピアノ漬けの毎日を送っている。
千秋とのラベルの協奏曲で演奏活動に復帰を果たしている。練習中に千秋に恋をしてしまうが、のだめとの仲も知っているため失恋。

のだめが夢としていた千秋との共演や、やりたいと思っていたラヴェルの曲をのだめより先にしてしまうルイはのだめにとって「鬼門」であり「障壁」。
ルイが絡むとのだめは過剰反応を示してしまう。

フランク・ラントワーヌ

CV:浅沼晋太郎

のだめと同時期にコンセルバトワールに入学したフランス人。ピアノ科所属。以前はエコールノルマルの学生だったが、課外授業で受けたオクレールの指導に心酔し、コンセルバトワールに編入を決めた。しかし、担当から外されショックを受けた。
日本のアニメが大好きで、のだめが好きな『プリごろ太』のフランス語版も全て持っている。千秋の指揮者コンクールの日程がアニメフェスに被っていたためアニメフェスを優先した程のオタク。のだめとはオタク友達になった。
室内楽の伴奏が得意で、他の演奏者からよく共演を頼まれる。同じアパルトマンに住むターニャやユンロンと同じようにコンクールに出た方がいいのかと迷う時期もあったが、ヤドヴィカのテルミンと合奏したことにより他人と演奏する楽しさを改めて感じ、自分の進むべき道を見出した。

タチヤーナ・ヴィシニョーワ/ターニャ

CV:伊藤静

コンセルバトワールピアノ科に所属するロシア人留学生。男好きで厚化粧、ヒョウ柄など動物柄を好みよく着ている。元カレに「君はダサい」と言われ振られた。
音楽よりもいい男を見つけてフランスに永住することを夢見ていたため、試験を甘く見ていて、1年時の成績は芳しくなかった。うっとりとねっとりと自己陶酔型の演奏をする傾向にある。
コンセルバトワールで初めて黒木と会った時、あまりの地味さに「C'est glauque!(暗ーい)」(直訳すると「青緑」)と評し、印象は最悪だった。
のだめのリサイタルに付いて行き、黒木に再会、趣味も会話も噛み合わなかったが、リサイタル後のパーティーで演奏する黒木の姿に惹かれるようになった。
マルレオケのオーディションでは黒木の伴奏を務め、黒木が預かったマルレオケの団員の子供の面倒など、黒木の協力をしている。
卒業を間近に控え、どうしても母国に帰りたくないとコンクール出場を決意、実力を上げコンクールに望むが、本選に残ることができなかった。母国に帰ると言ったターニャを引き止めるため、黒木にただでルームシェアを提案されるが拒否。結局、三善からの援助を受け、室内楽のクラスに残った。
黒木が出場したドイツのコンクールで伴奏を務め、黒木から交際を申し込まれ付き合うことになった。
黒木が帰国した際同行し、ドイツについてきてほしいとプロポーズを受けたが、教職の資格を取るためパリに残ろうと考えている。

李 雲龍(リ・ユンロン)

CV:日野聡

エコールノルマルのピアノ科に通う中国人留学生。千秋やのだめと同じアパルトマンに住む。神経質でお金に厳しいが、のだめがナンパに困っている時に助けたり、ターニャが黒木にのめり込む様を見て案じたりする優しい一面も持っている。
家族が大好きで、時折ホームシックになる。同じ中国人ピアニストであるルイに憧れている。
ターニャも出場したカントナ国際コンクールに出場するが、緊張のあまり演奏が空回り、一次予選で敗退した。母国に帰ることになり、叔父のピアノ教室の先生になることが決まった。

その他

トマ・シモン

CV:津田英三

ルー・マルレ・オーケストラのコンサートマスターを務めている。気に入らない指揮者には従わず、追い出すような行為を繰り返していた。気に入らないメンバーに対する態度も高圧的で「マルレの独裁者」と言われている。
シュトレーゼマンとカイ・ドゥーンが在籍していた頃のマルレに憧れ入団した。
千秋が楽団の立て直しを真剣にする様を見て千秋を認めるようになった。

テオ

CV:興津和幸

マルレオケのたった1人の事務局員兼ライブリアン。かなりのうっかり者で楽譜の用意や演奏者の手配など忘れることも数多くあるが、要領の良さと運の良さで数々のピンチを乗り越えてきた。のだめを千秋の妻と認識している。よく変なTシャツを着ている。

ニナ・ルッツ

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