いぬやしき(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『いぬやしき』とは奥浩哉による漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品。
冴えないサラリーマンの犬屋敷壱郎と高校生・獅子神皓はある日、公園で謎の光に包まれた。その光は宇宙人が起こした事故であり、命を落としていた二人は事故を無かったことにするために改造されて意識を取り戻す。
「人を助けることで生を実感する男」と「人を殺すことで生を実感する男」の戦いが描かれる。

手前の男の子が剛史

CV:朝井彩加
演:福崎那由他

寡黙で暗い性格をしている。
新居に移った際も「ちっさ」「昼なのに真っ暗だよ」と愚痴をこぼしていた。
学校ではカツアゲをされていた。

犬屋敷万理江(いぬやしき まりえ)

CV:西宏子
演:濱田マリ

犬屋敷家の母親。スーパーで働いている。
夫婦関係は冷めているようで、子供達が新居の文句を言った時は簡単に子供達を制しただけで、父親の味方などはしなかった。

はな子

犬屋敷が会社の帰りに見つけた捨て犬。漫画だと動物愛護センターで出会う。
家族に相手にされない犬屋敷にとって唯一心を許せる存在である。拾われた時にはすでに成犬だったがすぐに犬屋敷になついている。

獅子神の関係者

安堂直行(あんどう なおゆき)

CV:本郷奏多、北川里奈(小学生)
演:本郷奏多

獅子神の幼稚園からの友達。麻里ともクラスメイトである。
学校でリンチを受け、不登校になっている。
「GANTZ」のファンらしく、部屋にポスターが貼ってある。
獅子神から機械になったことを明かされるが、当初はマジックだと思っていた。
しかし、獅子神の力を見せつけられ、簡単に人を殺す獅子神についていけなくなり、絶縁した。

『いぬやしき』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

壱郎「僕は人間だ。心がある人間だ。生きている感じがする。犬屋敷壱郎だ」

1話の終わり、ホームレスを不良少年たちから救った犬屋敷が泣きながら発したセリフ。
犬屋敷は家族から相手にされていなかった。そして突然、自身が機械になってしまったことで自分が何者なのか、そして何のために生きているのかがわからなくなっていた。そんな時に少年たちに花火をぶつけられるホームレスを見て思わず助けに入る。自身がまだ知らなかった機械の力でホームレスを救った犬屋敷は泣いて感謝される。犬屋敷はこの行動によって自身の存在理由を知る。そして機械の体を人助けのために使おうとするのであった。

獅子神「あー、生きてる。俺、生きている感じがする」

幼馴染の安堂の家から帰る途中、思い立ったように一軒の家に入って行った獅子神はその家の人間を惨殺し始める。
風呂に入っていた男と子供を脅し、何か話せと詰め寄る。男が子供を助けてくれと懇願するが、獅子神は「ダメ、子供も殺す。」と無残に告げる。
男が泣き叫ぶところを獅子神は撃ち殺した。そのあと、笑みを浮かべながらこのセリフを呟く。
人助けで生の実感を得る犬屋敷とは対照的に、獅子神は人を殺すことで生の実感を得ていた。

獅子神「ばんっ」

犬屋敷と同じく機械の体に改造された獅子神は手で銃の形を作り、子供の遊びのように「ばんっ」と言う。その行為は子供の遊びではなく、実際に人間を殺すことができた。表情を変えずに人間を殺す獅子神はこのセリフを何度も発する。獅子神の異常性を際立たせるセリフとなっている。

獅子神が見た夢

shuichi
shuichi
@shuichi

Related Articles関連記事

MAN WITH A MISSION(マンウィズ・MWAM)とは【徹底解説まとめ】

MAN WITH A MISSION(マンウィズ・MWAM)とは【徹底解説まとめ】

MAN WITH A MISSIONとは、日本で活躍する5人組ロックバンド。日本語に訳すと「使命を持った男」という意味を持つ。人間の体に狼の頭という「究極の生命体」の5人で構成される。デビュー当初は独特のビジュアルからコミックバンドなどと捉えられることもあったが、完成されたサウンド、圧倒的なライブパフォーマンスで、今や世界にも通用する日本が誇るロックバンドである。結成時期は公開されておらず、5人の素顔も謎に包まれている。マンウィズ、MWAM、オオカミバンドなどと呼ばれている。

Read Article

GANTZ(ガンツ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

GANTZ(ガンツ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『GANTZ』とは、奥浩哉による『週刊ヤングジャンプ』で2000年から2013年まで連載された日本のSF漫画である。高校生玄野計は幼馴染の加藤勝と出会うが、交通事故に巻き込まれてしまう。目が覚めると、そこはマンションの一室だった。部屋の中央には大きな黒い球があり、見知らぬ男女がいた。黒い球の「星人をやっつけてください」という指令に、玄野たちは強制的に参加させられる。そこに待っていたのは想像もつかない死闘だった。戦うこと、愛する人を守ることをテーマにした本格SFアクションストーリーである。

Read Article

GIGANT(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

GIGANT(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『GIGANT』とは、奥浩哉による漫画作品で、男子高校生とAV女優の恋愛を軸に街を襲う破壊神との戦いを描いたSF作品である。小学館の雑誌『ビッグコミックスペリオール』で2018年1号から連載が開始された。映画監督を目指す横山田零(よこやまだれい)は大ファンであるAV女優パピコと思わぬ形で出会い、付き合い始める。その一方で、ETEと呼ばれる謎のwebサイトの出現、頻発する超常現象、パピコの身体が巨大化するといった怪現象が次々と起きる。そして突如現れた巨大な破壊神が街を蹂躙しはじめる。

Read Article

『PSYCHO-PASS(サイコパス)新編集版』追加シーンまとめ

『PSYCHO-PASS(サイコパス)新編集版』追加シーンまとめ

【新編集版を見逃した方必見!!】サイコパス1期に無かったシーンが「新編集版」に追加されているのをご存知ですか?本編の補足を兼ねた追加シーンでは、分かりづらかったキャラクターの心理が細かく描かれています。狡噛と対峙する直前の槙島は何を考えていたのか?狡噛はどんな思いで事件捜査にあたっていたのか?などなど…。見れば見るだけ、本編の面白さが濃密に感じられる新規カットについて迫ります!

Read Article

彼らの素顔に迫る!覆面バンド特集!

彼らの素顔に迫る!覆面バンド特集!

覆面をしているバンドってありますよね?お面だったり、被り物だったり。中には全く顔出しをしないバンドもあれば、途中から堂々と顔を出したり、覆面を辞めたり。ライブでは外しているバンドもあれば、絶対に顔出ししないバンドもあり。そんな魅力ある覆面バンドをいくつか集めてまとめてみましたので、ご覧下さい!

Read Article

アニメ『PSYCHO‐PASS』とは?人工知能が支配する近未来…凶悪犯罪を追う刑事達の物語をご紹介

アニメ『PSYCHO‐PASS』とは?人工知能が支配する近未来…凶悪犯罪を追う刑事達の物語をご紹介

平和なはずの社会に突如現れた凶悪な殺人犯たち。彼らは一様に「マキシマ」という男の名を口にする。しかしマキシマは、人工知能でも裁くことができないイレギュラーな存在だった…。人工知能が絶対正義となった社会で、刑事は葛藤する。コンセプトは「近未来SF・警察もの・群像劇」。ノイタミナの大人気アニメ『サイコパス』のあらすじや見所をご紹介。

Read Article

人工知能の支配は終わらない。シビュラの支配下で葛藤する刑事の物語『PSYCHO-PASS2』とは

人工知能の支配は終わらない。シビュラの支配下で葛藤する刑事の物語『PSYCHO-PASS2』とは

一人前の刑事に成長した常守朱のみが知るシビュラシステムの秘密。人工知能と思われていたシビュラの正体は、凶悪犯罪者の脳だったのだ。恐ろしい事実を知りながら、それでも現状世界を維持することを決めた常守朱。しかし彼女の前に、新たな謎と事件が立ちふさがる。

Read Article

10月放送の新作ガンダムの主題歌を担当する「MAN WITH A MISSION」の代表作3選!

10月放送の新作ガンダムの主題歌を担当する「MAN WITH A MISSION」の代表作3選!

2015年10月より放送が始まる「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の主題歌担当に抜擢されたロックバンド「MAN WITH A MISSION」。狼男の姿でロックを奏でる異色のバンドとして急激に人気を集めている通称・マンウィズは、これまでにも有名な作品の主題歌として楽曲を提供してきました。 今回はそんなマンウィズの代表作を3曲ご紹介致します。

Read Article

もはやハロウィン仮装?カッコイイ覆面バンドを紹介【MAN WITH A MISSIONなど】

もはやハロウィン仮装?カッコイイ覆面バンドを紹介【MAN WITH A MISSIONなど】

もはやハロウィンの仮装では?と思ってしまう、被り物が特徴的な覆面バンドをまとめました。オオカミの被り物が印象的なMAN WITH A MISSIONや、ウサギの仮面をつけたCRAZY N’ SANE、をはじめ、一度聴いたらファンになること間違いなしなカッコイイバンドのメンバーや代表曲などを紹介していきます。

Read Article

【スタジオジブリ】2011年に公開された東宝映画のタイトルをまとめて紹介!『GANTZ』『コクリコ坂から』『名探偵コナン』など注目作品が目白押し

【スタジオジブリ】2011年に公開された東宝映画のタイトルをまとめて紹介!『GANTZ』『コクリコ坂から』『名探偵コナン』など注目作品が目白押し

本記事では2011年に公開された東宝映画のタイトルを、公開順に並べてまとめて紹介している。この年は『GANTZ』『コクリコ坂から』『阪急電車』『岳-ガク-』や、『名探偵コナン』『ドラえもん』などの新作が多数公開されており、映画界が非常に盛り上がっていたのだ。ぜひ最後までチェックして作品を思い返してみてはいかがだろうか。

Read Article

目次 - Contents