ナランチャ・ギルガ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

ナランチャ・ギルガとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のメンバーにして、レーダーで二酸化炭素を探知して攻撃する戦闘機型スタンド「エアロスミス」の使い手。イタリア人の17歳。
普段は天真爛漫な性格だが、ひとたび戦闘に突入すれば恐れ知らずで凶暴になる。幼少期、浮浪者同然に生活していて学校に通っておらず、その事にコンプレックスを持つ。
ブチャラティのチームに属し、ブチャラティに心酔している。最終決戦でディアボロに殺害される。

アバッキオがリプレイし、デスマスクとして遺したボスの顔をインターネットで調査中、同じくボスを倒す事を目的とする謎の人物(後に判明するが、第3部にも登場したポルナレフである)がネット上で接触してくる。彼はローマのコロッセオで待つと言い、ジョルノたちはローマへ向かう。
ボスはチョコラータとセッコの二人組を刺客として差し向けてくる。チョコラータのスタンド「グリーン・ディ」はカビを撒き散らし、カビに取りつかれた生物が下に向かうと増殖して朽ちさせる能力を持ち、セッコのスタンド「オアシス」は殴ったものを泥化する能力を持つ。ナランチャは「グリーン・ディ」の攻撃に晒され身体中をカビに侵されるが、ミスタと「セックス・ピストルズ」の機転でどうにか一命を取り留める。重傷を負ったナランチャは「亀の中」でジョルノの治療を受けるため戦線を離脱する。
激しい闘いの末、チョコラータはジョルノが、セッコはブチャラティが倒す。

シルバーチャリオッツ・レクイエム

正体を現すディアボロ(中央)

セッコがブチャラティに敗北する寸前、悪あがきで人質に取った少年は、ボスの腹心にしてもうひとりの人格であるドッピオだった。ドッピオは感覚が失せつつある瀕死のブチャラティを助けるフリをして、コロッセオで待ち受けている協力者(ポルナレフ)の正体を突き止めようと画策する。ディアボロは視力を失ったブチャラティが「魂の形」しか見えていない事を利用し、娘であるトリッシュの「魂の形」を真似る事でドッピオをトリッシュだとブチャラティに誤認させ、二人でコロッセオに行く作戦を取った。
しかしポルナレフは用心深く、十分な距離を保ったまま「トリッシュのスタンドを見せてくれ。そうすれば彼女のデータは無いが信用する」と持ち掛けてくる。ディアボロはポルナレフの持っている矢を見て、ようやくブチャラティの協力者が10年前に始末したはずのポルナレフだと気づき、ディアボロとして「キング・クリムゾン」の能力で確実に始末するために、ドッピオの肉体から正体を現す。
ポルナレフは一度ディアボロに敗北し、半身不随となって車椅子で生活する羽目になっていたが、スタンド「シルバーチャリオッツ」は衰えておらず、自ら指を噛み、垂れた血の滴が途切れた瞬間に「時間を飛ばす」能力が発動したのを見抜き反撃する「血の探知法」を編み出していた。
しかしこの方法も二度は通用せず、ディアボロは時間を飛ばしている間に、ポルナレフに血の目潰しをして作戦を封じる。ディアボロはポルナレフを殺し、勝利したかに見えた。が、ポルナレフは「矢」を奪われないため、自分のスタンドに矢を突き刺していた。すると真っ黒な謎の人型スタンドが現れ、ディアボロは一度手にした矢を奪われ、眠りに落ちてしまう。ディアボロだけでなく、ジョルノたちやコロッセオ周辺にいたあらゆる生き物が眠ってしまった。
謎の黒い人型スタンドの正体は、矢に貫かれた「シルバーチャリオッツ」が新たな能力「レクイエム」に目覚めた姿であった。レクイエムは周囲の人々を眠らせ、ランダムで魂を入れ替える能力を持っており、これによりミスタとトリッシュ、ジョルノとナランチャ、ブチャラティとディアボロ、亀とポルナレフの間で魂がそれぞれ入れ替わっていた。

ナランチャの最期

ディアボロの「キング・クリムゾン」に襲われ、死亡するナランチャ(肉体はジョルノ)

ディアボロの肉体に入ったブチャラティが「矢」を入手できそうになると、ナランチャ(肉体はジョルノ)は突然「オ…オレ…故郷に帰ったら学校行くよ…」と、戦いが終わった後の事を語り始めた。しかし「シルバーチャリオッツ・レクイエム」から矢を取り上げようとすると、矢に手を出したスタンド使いのスタンド自体が暴走して本人に向かって襲いかかってくるため、矢を手にする事はできない。
ブチャラティの肉体が動き出したため、中にディアボロの魂が入っていると思ったミスタは「セックス・ピストルズ」で狙撃する。狙撃は成功、ブチャラティの肉体は身動きが取れなくなったにも関わらず「キング・クリムゾン」で時間が飛んだ。そしてジョルノたちが見たものは、鉄格子に身体を突き刺されて死亡するナランチャ(肉体はジョルノ)であった。鉄格子から下ろし「ゴールド・エクスペリエンス」で治療するも、死亡したナランチャとジョルノの魂の交換が終わっただけであり、ナランチャの魂が戻ってくる事はなかった。ジョルノはナランチャの死体を「ゴールド・エクスペリエンス」で生み出した花で隠し、「きみを必ず故郷へ連れて帰る」と約束する。
その後「シルバーチャリオッツ・レクイエム」の秘密を解き明かしたジョルノたちは、ディアボロを出し抜いて「矢」を入手し、ジョルノは矢の力によって新たな能力「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」を発現させ、決戦に勝利するのだった。

ナランチャ・ギルガのスタンド:エアロスミス

スタンドとは

「スタンド」とは、その人を守ってくれる守護霊のようなものである。スタンドはひとりの人間につき一能力。スタンドを自由自在に意志で操れる人間を「スタンド使い」と呼ぶ。
スタンドを傷つけられると、スタンド使いも傷つく。またスタンドはスタンドでしか倒せない。スタンドという名称は「そばに立つ(スタンド・バイ・ミー)」という意味から来ている。
スタンドは基本的に普通の人間には見る事ができず、スタンド使いから離れれば離れるほどスタンドのパワーは弱くなる(『ジョジョの奇妙な冒険』15巻124ページより抜粋)。

ステータス

破壊力 - B / スピード - B / 射程距離 - C(数10メートル) / 持続力 - C / 精密動作性 - E / 成長性 - C
(A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ)

戦闘機型の小型スタンドで、コックピットにいるパイロットの名はスミス。
射程距離が数十メートルと長く、二酸化炭素レーダーをもつため偵察に使われることも多い。手足がなく、精密な動作には向いていない。
武装はスタンド能力でつくられた弾丸を放つ両翼の機銃と胴体下部の小型爆弾で、プロペラで敵を切断するといった応用技も使う。
本体ナランチャの頭部にはスタンドでできた浮遊型の二酸化炭素レーダーを装着、生物が吐き出す二酸化炭素を探知して攻撃をしかける。その有効範囲は半径100メートル程度あるが、二酸化炭素の量の多さしか探知できず、生物が何かといった区別はできない。

スタンド名の元ネタは、アメリカのロックバンド「エアロスミス」より。

能力

空中を飛行

飛行する「エアロスミス」(上)

空中を飛行できる数少ないスタンド。遠くの敵はレーダーで探し、大ざっぱな位置をつかんで機銃で攻撃する。

両翼に機銃を装備

機銃でホルマジオを攻撃するエアロスミス(右下)

両翼の機銃は鉄板程度なら軽くぶち抜く威力があるが、精密な照準ができないので弾丸を撃ち続けないと命中しない。
ナランチャが機銃のラッシュを繰り出す時の掛け声は「ボラーレ・ヴィーア(飛んで行きな)」である。

本体に二酸化炭素レーダーを装着し、呼吸を探知

二酸化炭素レーダーを通じて、ナランチャは敵の位置を割り出す事ができる

レーダーは二酸化炭素の探知レベルを調節して、野ネズミやカエルといった小動物の呼吸を探知することも可能。

ナランチャ・ギルガの関連人物・キャラクター

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