Home Sweet Home(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Home Sweet Home』とは、2017年9月にタイのゲームメーカーであるYggdrazil groupが制作し発売したサバイバルホラーゲームである。
実話と神話に基づいた独特な世界観と恐怖心を煽る薄暗い陰湿さを見事に表現した映像はじわじわとプレイヤーの精神を蝕んでいく。徐々に明かされる物語の中で、襲い来る悪霊から身を隠し各所に散りばめられた謎を解きながら消息を絶った妻を見つけ、この悪夢のような状況から抜け出すために奮闘する。

CHAPTER6 闇が招く

暗闇の中で彷徨うジェーン

雨が降りしきる日の夜、ジェーンは一人ろうそくと身を守るために僧侶からもらった短剣を持ち、お経が絶え間なく流れる暗い建物内を歩いていた。
辺りからはガタガタとものが倒れるような音が聞こえてくる。時折、雷により照らされる室内はとても不気味だった。
しばらく進むと民族衣装を着たマネキンが立っていた。一旦通り過ぎたジェーンだが、気配を感じ後ろを振り返る。
すると雷に照らされたマネキンの顔が一瞬、目から血を流した人間の顔に見えた。
恐怖を押し殺し先へと進むが、突然行く手を遮るように扉が閉まり始め、先に行く事が不可能な状況になってしまったジェーン。
あまりの恐ろしさに震えが止まらないジェーンは逃げ道を探すため振り返るが、そこには先ほど通り過ぎたはずのマネキンが立っていた。
立ち尽くすマネキンに震えた声で「私に関わらないで!」と叫ぶジェーンをあざ笑うように、マネキンは動き出し少しずつ近づいてくる。
ジェーンはとっさに短剣を構え切りつけた。すると次の瞬間、マネキンはジェーンに掴みかかった。
床に倒れてしまったジェーンは落とした短剣に手を伸ばすが、何者かに闇の中へと引きずり込まれてしまった。
この時からジェーンはティムの前から姿を消してしまった。
たくさんの謎を残したままだが本作はここでENDとなっており、物語は続編の『Home Sweet Home EP2』に続いていく。

『Home Sweet Home EP2』

謎めいた不気味な森

妻であるジェーンが失踪して以来、ティムはジェーンを見つけ出すため精力的に行方を追っているが、真相には一向に近づけていない。
不気味な謎の森で目を覚ましたティムは、この不思議な環境を探索するが、悪霊に憑りつかれたような村人や目では見えない踊り子に襲われることになる。
森を抜け出し、邪悪なものに憑りつかれたティムは、行方不明のジェーンを見つけるための手がかりを集め、限られた時間の中で奮闘する。

『Home Sweet Home』のゲームシステム

ステージ内を探索するティム

生き延びる手段

幽霊(ベル)から逃れるためロッカーに隠れるティム

本作は武器など、敵を攻撃したり破壊するような要素は一切なく、ロッカーや物陰に隠れる事以外に敵を欺くことは出来ない。
それに加え回復や体力の概念もなく、幽霊に見つかり捕まってしまうと一瞬で殺されゲームオーバーになってしまう。

各所に落ちている日記や新聞

各ステージ内にある新聞

事件の真相や概要の直接的な説明は基本的になく、道中で拾える日記や新聞、写真の切れ端をつなぎ合わせていく事で物語の内容が明らかになっていく。

謎解き要素

ステージ内に散りばめられたヒント

主人公が向かう先のドアに鍵がかけられていたり、道がふさがっている場合がいくつもある。
液体を組み合わせて溶剤を作り鍵の錆びを落としたり、ナンバー式のダイヤルロックのヒントを探し解くなど様々な謎解きが用意されている。

『Home Sweet Home』の登場人物・キャラクター

『Home Sweet Home』

ティム(Tim)

主人公であるティム

CV:下野紘
本作の主人公である。見知らぬ場所で目覚めた彼は自分の家に帰るため建物内を探索するが、その途中でベルに会ってしまい追われることになる。
その後、家に帰る事が出来たがそこにいるはずの妻ジェーンの姿はなく、ジェーンの悲鳴が聞こえたためティムは再び危険地帯へと向かう。

ジェーン(Jane)

消息不明になったジェーン

8lrin1003
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@8lrin1003

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