虹村億泰(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

虹村億泰(にじむら おくやす)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使いである。主人公の東方仗助の友人で相棒。右手で触れた物を削り取るスタンド「ザ・ハンド」を持ち、杜王町に次々現れるスタンド使いや、殺人鬼の吉良吉影と戦う。硬派を気取ることはあるが基本的には単純かつノリのいい性格で、甘いもの好きという一面を持つ。幼い頃から兄に従ってきたため、彼の死後は決断力のなさを度々見せるが、父の異形化や兄の死といった不幸な境遇故に義理人情に厚い。

ある朝、億泰と仗助は康一が学校とは違う方向へ向かうのを目撃する。恋人でもできたのではないかと勘繰った億泰は、仗助共々康一の後をつける。着いたのは見知らぬ豪邸だった。康一は「ここは岸辺露伴(きしべ ろはん)という漫画家の家」だと紹介し、いい人だからと億泰らも中に入るよう勧めてきた。億泰は「男の漫画家に興味はないから」と言って(本当は康一が女性と会っているのではないかと踏んでいたがそうではないと知り安心して)、「有名人相手は緊張する」と言った仗助共々露伴の家には入らなかった。
しかし、床をはいずった際にできた康一の手の血に気付いていた億泰は学校へ行ったふりをして露伴の仕事部屋に侵入した。「妙な動きをするな」と忠告した億泰だが、露伴は動じなかった。露伴には他者を本にして記憶を読み、命令を書き込んで相手の行動を操るスタンド「ヘブンズ・ドアー」があり、億泰と仗助のスタンドや彼らの性格も熟知していた。康一が露伴の家に来たのは、表裏がなくいざという時に勇気を出す康一の性格を気に入った露伴が彼を漫画の資料にする為に「翌朝自分の家に来る」よう命じていたからだった。
死んだ兄形兆へのコンプレックスを言い当てることで億泰の精神を乱し、動揺を誘うことに成功した露伴は、攻撃をしてきた億泰をも「資料にする」と言い、億泰の体を紙状にした。露伴は仗助が物陰に隠れていることを言い当て、「何故彼が出てこないのか」と康一に尋ねた。
露伴の能力は、彼の原稿を見ることで発動する。億泰が露伴の術中にはまるさまを見た仗助は、原稿を目にしない為にも迂闊に出られなくなっていた。露伴は「仗助がこのまま逃げ出すかもしれない可能性」を口にする。仗助が仲間を見捨てる性格ではないことは、康一の記憶を呼んでおり露伴も把握していた。しかし、漫画家という職業柄あらゆる可能性を考える癖がついている露伴は、仗助が逃走して他のスタンド使いに自分のことを知らせたらまずいと思っていた。
億泰は仗助に「早く他のスタンド使いに知らせろ」と言ったが、露伴は「マヌケかっ!それをさせないためにお前らに説明してるんだよ!」と言い、既に億泰に書き込んでいた命令を康一に読ませた。それは、「仗助が露伴を困らせたら、億泰が焼身自殺をする」という内容だった。
「俺がそんなことをするわけない」と言った億泰だが、手は既にライターを持ち、自身の手に火をつけていた。そこに、仗助が引きずり出されるといった形で現れる。しかし、原稿を見ないよう目はつぶったままだった。ペン先を投げられても目を開けない仗助に対し、露伴は康一の記憶をあさり、仗助の目を開かせる方法を知る。
それは、「髪型を貶されると怒る」というものだった。案の定、髪型を馬鹿にされた仗助は目を開けたが、怒り過ぎて何も見えない「プッツン状態」にあった。露伴がダメージを受けたため、康一、億泰共にヘブンズ・ドアーが解除され元に戻る。
康一は、仗助が幼い頃に出会った恩人に憧れて同じ髪形をしていること、その人物を貶すのと同じという考えから髪型を貶されると怒るようになったと語る。するといつの間にか露伴がペンを握っていた。億泰は「まだやる気か!」と露伴に攻撃を加えようとしたが、露伴は気絶する前に仗助の過去話をメモしておくのだと言った。
「漫画を描くのに必要なのはリアリティ」という考えを持つ露伴は、仗助に殴られて血だらけになりながらも「いい話が聞けた」「貴重な体験ができた」と喜びメモを続ける。億泰は「死なない限りどんな目に遭わせても漫画のネタにしちまうぞ」と半ば呆れつつ康一と共に露伴のプロ根性に感心するのだった。
尚、露伴は仗助により一カ月間仕事を休むほどの重傷を負わされた。

後に、康一と露伴は今は存在しない小道に住む幽霊の少女・杉本鈴美(すぎもと れいみ)と愛犬アーノルドに会う。彼女らは15年前異常者に殺されており、それからずっとこの小道に住んでいた。鈴美は、「渡したちを殺した異常者はいまだ捕まっておらず、今でも杜王町に住んで人を殺し続けている」という。犠牲者の魂が飛んでいく様を見続けてきた鈴美は、康一と露伴に「この街の誇りを取り戻してほしい」と訴えてきた。
億泰、仗助は康一からその話を聞くが、「殺人鬼がスタンド使いかどうかも分からない以上、承太郎たちは動かないだろう」と言った。

守銭奴・重ちーとの出会い

自販機で飲み物を買おうとした億泰は、小銭を落としてしまう。「ミツケタゾ!シシッ!」と言いながらその小銭を拾ったのは、手のひらに乗るくらいの小さなスタンドだった。同じくそのスタンドを追ってきた仗助と合流すると、スタンドもあとからあとから同じものが現れ合流していった。
広い公園にはスタンドの本体と思しき中学生がいた。その中学生・重ちーこと矢安宮重清(やんぐう しげきよ)は仗助と億泰に気付き、自身のスタンド「ハーヴェスト」が見える人間に初めて会ったと感激する。ハーヴェストは、色々な場所で拾っても交番に届ける必要のない50円以下の小銭を拾い集めていた。スタンド能力が目覚めてから、重ちーはこうして小銭を集めて小遣い稼ぎをしていたのだった。億泰は小型のスタンドの使い道に感心する。
「同じ能力を持つ仲間」と言い、重ちーが差し出してきた小銭入りの缶を受け取ろうとした億泰だが、仗助は二人を止める。重ちーを説得した仗助は、どこかに捨てられているポイントカード等をハーヴェストに集めさせ、それを現金化する方法を思いつき実行させた。集めた物は半分こする約束を取り決める。結果、集めたスタンプで6万1千500円の現金を手に入れることができた。重ちーは「半分こ」との約束に対し「そんなこと言ったっけな~」ととぼけ、1万円だけを「友情の証」と言って手渡した。「集めたのは自分のスタンドで、あんたたちは何もしなかった」と重ちーは言うが、億泰は「仗助がアイディアを出したおかげで集められた、お前の頭じゃ思いつかなかった」と食ってかかった。仗助は重ちーが精神的に未熟と見て、億泰に「俺たちが大人になって引くとしようぜ」と言った。億泰は仕方なくその承諾を飲む。
ハーヴェストが拾ってきた中には、億泰が頼んでいた年賀はがきや福引券などもあった。当たっているのを見落として換金に行かなかったことを見越してのことで、億泰は重ちーに「当たったら今度こそ半分もらう」と言い、重ちーはそれに承諾した。
結果、500万円の宝くじの当選券が見つかり3人で換金に向かう。「本当にあなたたちが当てたのか」と銀行員に疑われたが、仗助のスタンドでくじの裏に書かれていた購入者の名前を破壊し、一部だけを直す方法を使って疑いの目を逸らすことに成功した。
ところが、500万円という金額に目が眩んだ重ちーはまたも「半分ずつ」との約束をしていないととぼけ、「あんたたちは大したことしてない」「友達としての情け」と2万円だけを差し出す。億泰は怒り、「半分って約束したんだから半分なんだよ!欲張ってんじゃねえぞ馬鹿!」と怒鳴りつける。仗助がとりなし、億泰と共にその場を去る。
小遣い稼ぎに利用しようとしたことは反省すべきかもしれないと思いつつ、自分たちの手に渡る大金のことを想うと笑いが止まらない億泰と仗助だったが、いつの間にかハーヴェストが近くにいた。ハーヴェストは億泰の耳を攻撃し、当たりくじの手形を奪っていった。
「それ以上追ってきたら殺す」と更にハーヴェストを出す重ちーに対し、億泰は応戦しようとしたが、今度は急に足がむずがゆくなった。ズボンをめくると無数のハーヴェストが億泰の足に取り付き、噛みつく、肉を抉るといった攻撃をしていた。
クレイジー・ダイヤモンドでハーヴェストを蹴散らすが、数体倒した程度では本体には影響がないようだった。逃走した重ちーを追うが、自分の体の下に次々とハーヴェストを出すことでバケツリレーのように自分を運ばせるなど、重ちーは巧みなスタンドの使い方を見せる。
ビルの上にまで逃げた重ちーを追い詰めるが、ハーヴェストが億泰と仗助の乗ったパイプを止めるネジ、ボルトを外したため二人は落下した。クレイジー・ダイヤモンドでパイプを直し、戻ってはこれたが今度は平衡感覚が保てなくなった。
酒屋からかっぱらった酒をハーヴェストによって直接仗助たちの血管に注入し、口からの飲酒以上に酔っぱらう状態にしたのだった。何とか起き上がろうとする億泰だが、ハーヴェストによって眼球を攻撃された。億泰は金を払うふりをして重ちーを捕まえさせようとしたが、作戦は見抜かれてしまう。
「もう許さん」と激高する重ちーだったが、億泰は「重ちーがザ・ハンドの射程距離に入った」と言い、空間を削り取って当たりくじの手形を奪い返した。仗助は手形を破り捨てる。慌てた重ちーはハーヴェストにくじの破片を拾いに行かせるが、これも作戦だった。
ハーヴェストに拾いに行かせた分、自分を守るスタンドはもういない。破片を集めるのはハーヴェストだが、直すのは仗助のクレイジー・ダイヤモンドであり、手形を取り戻したのは億泰のザ・ハンドであった。そのことを改めて聞かされた重ちーは目を覚まし、「みんなで集めたくじだから、山分けしよう」と平等に分けることに合意した。
後日換金に向かい、3人はそれぞれ166万円を手に入れる。

重ちーの死と殺人鬼逃走

杜王町のスタンド使いは、重ちーの死を知らされる。

ある日、重ちーと会った億泰と仗助は、彼に昼食代を借りる。宝くじの当たり金額は銀行口座の中にあり、昼食を買うのに下ろしに行くのはのは面倒、という理屈であった。「二人合わせて1000円でいい」と言われ仕方なく金を貸す重ちーだが、後でとぼけられないよう借用書を書いている最中、自分の昼食であるサンドイッチの袋が何故か少し移動していた。袋を手にした重ちーは、借用書に拇印を押させるべく億泰と仗助を追う。
億泰、仗助は人気のパン屋「サンジェルマン」のサンドイッチを買おうとしたが、すでに売り切れていた。店から出たところで再び重ちーと会い、「何ならこの(自分が持っている)サンドイッチを1万円で売ってやってもいいど」と言われるが、その守銭奴ぶりに呆れた億泰はホカ弁にしようと提案する。仗助は「飲み物をつけて一人500円以内だとパッとしない昼食になりそうだ」と難色を示す。学食ならたくさん食べられるが、質が悪い上に食べ飽きたとの理由で諦める。
重ちーは、「自分の通う中学になら飲み物がいっぱいある」と言った。体育倉庫にコーヒーやココアが備蓄されており、体育教師がこっそり飲んでいるという。昼休みは教師は皆職員室にいるため、ゆっくり食事ができるから「弁当だけ買って一緒に来ないか」と提案する重ちーだったが、泥棒のような真似だと呆れて億泰と仗助はその場を去った。
しかし、一人500円の幕の内弁当を購入したため、億泰と仗助はやはり重ちーの中学の体育倉庫に行き、飲み物をごちそうになろうと考え、3人で体育倉庫で昼食を取ることになる。重ちーが飲み物を持ってくると、サンドイッチの袋が消えていた。怒った重ちーは部屋中にハーヴェストを放ち、袋を探す。
そこに体育教師がやってきたため、億泰と仗助は重ちーを連れて慌てて体育倉庫を後にした。時を同じくして、中学校の敷地から出てくる若い男がいた。手にはサンジェルマンの袋を持っている。その後を追ってきた重ちーはその男・吉良吉影(きら よしかげ)と袋の奪い合いをし、結果、中に入っていたものが落ちる。それは女性の手首だった。
吉良には美しい手を持った女性を殺し、その手首を持ち歩く奇癖があった。重ちーが昼食と間違えて持ち去ったのは、吉良が「恋人」と呼ぶ手首を入れたもので、吉良はずっと「恋人」を回収するために重ちーの後を追い、回収に成功したのだった。
吉良はハーヴェストを見ることができた。自らのスタンド「キラークイーン」を出した吉良に対し、重ちーは数の利で勝とうとする。「その気になれば、ハーヴェストで頸動脈を切ることはできる」と重ちーは言った。それに対し、吉良は自らのスタンド能力を教える。キラークインの能力は、どんなものでも爆弾に変えるものであった。
吉良から取り上げた10円玉が爆弾に変えられていることを知った重ちーはハーヴェストに10円玉を捨てさせようとしたが間に合わず爆発する。群体型のハーヴェスト数体が爆破されたが、本体の重ちーは重傷こそ負ったものの致命傷には至らなかった。
重ちーは、杉本鈴美を殺した殺人鬼を町中のスタンド使いが探していると言い、両親を吉良から守る決意を持ってハーヴェストを動かし一時吉良の前から姿を消す。助けを求めて仗助たちのいる高校に行くが、先回りしていた吉良によって、仗助たちがいる部屋のドアノブが爆弾に変えられており、それをつかんだ重ちーは爆殺される。
仗助、億泰は血だらけになったハーヴェストが洋服のボタンを持って消滅するさまを見、ただならぬ空気を察して中学校へ向かう。

スタンド使いが集結し、鈴美の口から重ちーの死が告げられた。彼女を殺した者のしわざであること、「ハーヴェストに勝てる奴なんか考えられねーぜ」という仗助の言葉から、殺人鬼がスタンド使いであることが断定された。
話を聞いていた億泰は、兄の死のこともあり、がめついが放っておけないタイプだった友人の重ちーが死んだことに対し怒っていいのか哀しんでいいのか分からない気持ちを抱いてその場を去る。

後日、重ちーが遺言としてもぎ取ったボタンを元に捜査を始めた康一と承太郎は吉良と交戦。彼の名前を知るが、吉良は追跡者を消すためのキラークイーン第2の爆弾「シアーハートアタック」を放ち逃走する。シアーハートアタックはキラークイーンの左手部分であり、本体である吉良は自らの左手を切断した上で逃げた。
仗助の能力で左手を直して吉良の居場所を突き止めようとしたが、吉良は他者の顔を変えるスタンドを持った辻彩(つじ あや)の目の前で背格好が似た男を殺し、彼の顔と指紋を自分のものと交換させ完全に逃げ切った。
以降、スタンド使いたちによる別人に成り代わった吉良探しが始まる。

吉良吉廣現る

吉廣を閉じ込めた写真(右)を封印する。

億泰は、仗助、承太郎、康一と共に吉良の家を捜索し始める。異常殺人鬼が被害者の遺体の一部をしまっておくことがあるとの話を思い出した億泰は、康一に「冷蔵庫とかに殺した女の体の一部があったらどうする?」などと聞きながら家探しを始める。
そんな中、仗助と承太郎が敵スタンド使いに襲われた。そのスタンド使いとは、既に故人となっている吉良吉廣(きら よしひろ)。吉良吉影の父親の幽霊だった。室内にあったポラロイドカメラから出てきた写真に写った吉廣は写真の中で動き、包丁を持った。途端、仗助たちの前にも包丁が現れる。吉廣は、幽霊ながらスタンド能力を持っていた。自分が写った写真の空間を支配するスタンド「アトム・ハート・ファーザー」により、同じく写真に写り込んだ仗助、承太郎は一見現実にいるものの「写真の中」に閉じ込められており、億泰のザ・ハンドで空間を削ることはできなかった。
写真に写っている範囲は触れることができず、腕を伸ばすと写真の枠の外から手が出るという現象が起きる。息子の凶行を知りながら、それでも愛する息子を守るべく、吉廣はここで邪魔なスタンド使いである仗助らを始末しようとしていた。
承太郎の機転により、吉廣一人の写真を取り直したことで吉廣の能力から逃れると、承太郎は写真を折ってセロハンテープでぐるぐる巻きにし、画鋲で柱に貼り付けた。そのまま皆で家探しを続けるが、吉廣が「息ができない、苦しい」と言い出した。
「穴を空けてほしい」と言われた億泰は、たくさん画鋲を刺した。画鋲で止められているらしいことを知った吉廣は、「逃げるいい手を思いついた」と言い、大きな音を出すと急に静かになった。逃げられたと慌てた億泰が写真を開くと、吉廣は写真の中にいた。「わしの心理勝ちって所じゃな!」と勝ち誇る吉廣は、仗助が別室で見つけたスタンド能力を引き出す弓と矢を奪い逃走する。
以降、仗助たちは吉廣が増やしたスタンド使いと戦うこととなる。

スーパー・フライ戦

鉄塔を破壊し、囚われた仗助を出そうとする。

学校へ向かう途中、億泰は道端に落ちた双眼鏡を発見する。それは、何にでも化ける能力を持った自称宇宙人の支倉未起隆(はぜくら みきたか)の変身したものだった。「未起隆が宇宙人というのは嘘で、本当は宇宙人だと思い込んでいるスタンド使いではないのか」と問い詰める億泰だが、未起隆はあくまで「自分は宇宙人」だと言い張る。
双眼鏡に化けていたのは、「奇妙なものを見つけたから」だと未起隆は言った。未起隆が指さしたのは、電線を外されて使われなくなった鉄塔だった。よく見れば、ヤカンなどの日用品が鉄塔にある。鉄塔の上には男がいて料理をしていた。
バランスを崩しても落下せず、むしろ飛んだように見えたため、仗助たちは鉄塔にいる男がスタンド使いであると断定する。とはいえ、敵か味方かは分からなかった。敢えて近づくと、男は「近づくな」と言った。用を足した男の糞尿が野草の肥料として降り注ぐためであった。
鉄塔の下の地面に生えているのはすべて食べられる野草で、薬草もある。野草を求めてやってくるウサギを捕まえるための罠もあり、その男、鋼田一豊大(かねだいち とよひろ)は完全な自給自足の暮らしをしていた。自給自足であるため会社勤めはしなくてよく、鉄塔の中を歩くだけで運動不足になることもない。鉄塔そのものは10万円で買い、あとはすべて自給自足で理想の家にしたという。「鉄塔に住み始めてもう3年になる」と豊大は言った。
億泰は豊大を敵ではない、「ただの変人野郎だ」と口にした。仗助は承太郎に報告するだけにしようと言ったが、その時、豊大のポケットから何かが落ちた。豊大は「拾わなくていい、入るな」と言うが、落ちたのは吉廣の写真であった。思わず鉄塔の中に入ると、豊大は仗助が自らのスタンド「スーパー・フライ」に入ったと勝ち誇る。
吉廣を追って鉄塔の外に出ようとした仗助は、体が鉄になってしまう。スーパー・フライとは、鉄塔の中にいる人物を閉じ込めて本体とし、そのエネルギーで動くスタンドであった。無理に出ようとすればその人物は鉄塔の一部になってしまう。自分のスタンドに閉じ込められていた豊大は、「新しい誰かが来るまで決して出ることはできない」と言った。
未起隆は、億泰に「自分にできることはないか」と尋ねるが、「怪我をするからすっこんでな。おめーの役目はもう終わったぜ」と言われた。億泰は仗助共々鉄塔を破壊し、仗助を外に出そうとした。しかし、スーパー・フライには攻撃を受けるとその攻撃と同じエネルギーをそっくり返す能力もあった。
反撃エネルギーを受けた億泰はわき腹をえぐられてしまう。するといつの間にかワイヤーに化けていた未起隆が鉄塔に上り、「あなた(豊大)が鉄塔に残ればいいんですよ」と言った。億泰は思わず未起隆に「オメー、役に立つじゃねえか」と賛辞を贈る。
仗助は出られたが、豊大は「私は、鉄塔に出ることしか考えていなかった男だぞ!」と言い、鉄塔の反撃エネルギーを使って未起隆を傷つける。仗助は「こうなったのは自分の責任だから、自分が鉄塔に残る」と言った未起隆を救う為、再び鉄塔に入った。鉄塔を熟知している豊大による反撃エネルギーを受けるが、豊大がつけた傷を直し、反撃エネルギーを逆行させて豊大を撃破する。
重傷を負った豊大は戦意を失い、「昔から計画通りにいったためしがない」「知り尽くしているはずの鉄塔でさえこんなことが起きるんだから、外に出たらと思うと恐ろしくて」「鉄塔に帰らせていただけないでしょうか」と言ってきた。
「詫びがしたい」と言う豊大に対し、仗助たちは写真の親父から何か聞いてないかと尋ねる。豊大は、康一の名を出し、「写真の親父は詳しく言わなかったし、自分も深くは尋ねなかった」と念を押した上で「今朝新手のスタンド使いが康一を始末した」と告げた。
尚、豊大は「鉄塔に住む男」として杜王町の名所となる。
億泰は単独で康一を探しに行ったが、康一のことは鋭い嗅覚を持ったスタンド使い噴上裕也(ふんがみ ゆうや)の助力を得た仗助が新手のスタンド使いを倒し、救出した。

川尻早人

吉良が化けている人物の目星がついた。それは川尻浩作(かわじり こうさく)というサラリーマンだった。露伴が駅前で撮った写真に、ビデオカメラを持って誰かを隠し撮りしているような少年が写り込んでいた。その少年の名前は川尻早人(かわじり はやと)といい、露伴は気づかなかったが、「(吉良が化けているであろう人物の一人である川尻浩作と)名字が同じ」だと鈴美に指摘される。
早人が父親を隠し撮りしているらしいことから、仗助たちは早人に接触を試みる。早人は異常に怯えていた。仗助はその場にいた億泰や康一、承太郎について紹介をし、「聞きたいことがあるだけなんだ」と優しく声を掛ける。
早人は写真について尋ねられると「鼻血が出た」などと誤魔化し、うずくまってしまう。承太郎が助け起こすと、小型のキラークイーンが、早人が自害しようと喉元に突き立てたカッターを抑え、守っていた。皆一斉にスタンドを出し、キラークイーンに攻撃を仕掛けるが、早人以外の全員が爆殺されてしまった。

吉良との決戦

スタンド使いたちが川尻浩作にたどり着くよりも先に、その正体に勘付いていたのは他ならぬ早人だった。「子供ができたから」と結婚をした川尻夫妻の中は冷え切っており、一人息子の早人は冷えた両親に対し冷徹な目を向けていた。メカに詳しい早人は両親の寝室にカメラを仕掛けており、「父」が自分のサインを練習し、大きな鉢植えとキャットフードを持って寝室に入るさまなどを撮影していた。
その観察力と行動の結果、「父」だと思っていたのが父と同じ顔をした別人であり、屋根裏で猫とも植物ともつかない生物を飼っていること、奇妙な力を持ち、たやすく人を殺すような人物であることを突き止めた。
吉良にカマを掛けられて殺人現場を撮影したことを知られるが、「僕も殺すのかい?今だって撮っているのに」「ビデオは僕しか知らない場所に隠してある。でも、僕が死ねば誰かが見つけるだろうね」「僕に手を出すな!ママにも手を出させない!」と言った早人だが、吉良により殺されてしまう。世間的には息子ということになっている早人を殺してしまった上に、父の吉廣から「露伴が川尻浩作のことを探っている」と聞き、吉良は追い詰められたと感じる。その時、吉良に吉廣が持っていた矢が刺さり、新たな能力が芽生えた。
キラークイーン第3の爆弾「バイツァ・ダスト」であった。これにより早人が死ぬ前に時間が戻った。スタンドを持たない者(この場合は早人)を爆弾とし、もし誰かが早人に吉良のことを聞くか、早人が誰かに口述、筆記の形で吉良の正体を伝えると自動的に対象を爆破し、1時間程度時間を遡るというものだった。一度爆破された人物は、新たな時間軸で早人に接触せずとも同じ時間に爆死する運命が固定化されてしまい、吉良が死ぬかバイツァ・ダストを解除しない限り何度時間が戻ってもその運命が繰り返される。
早人は運命を変えるため、猫のような植物「ストレイ・キャット」の空気を操る能力を使い、吉良を殺そうとした。殺害には失敗するが、吉良が自分自身の口で自分の名前を言い、それを通りかかった仗助と億泰に聞かせることに成功する。偶然でも運命でもなく、早人の賭けだった。
仗助は「同姓同名の別人なら治せる」と言い、クレイジー・ダイヤモンドで吉良を殴りつけた。吉良は身を守るためにバイツァ・ダストを解除し、仗助たちが爆殺される運命は回避された。「激しい喜びはいらない。その代わり、深い絶望もない。植物の心のような人生を…。そんな平穏な人生が私の目標だったのに」と語る吉良は、争いなどはストレスの元であり、無意味な行為だと語った。
友人を失った仗助、億泰は吉良の手前勝手な主張に怒る。億泰は、キラークイーンの手に触れないように言い、早人を自分たちの後ろに庇った。一対一のスタンドでの殴り合いでは、キラークイーンは不向きなようだった。
億泰はザ・ハンドで吉良に触れずに攻撃を仕掛ける。その瞬間、空気が爆発し、億泰は重傷を負った。キタークイーンの腹には、早人が持ち出したストレイ・キャットが収容されていた。ストレイ・キャットが作る空気の弾丸を爆弾化し、それで億泰を吹き飛ばしたのだった。
吉良の攻撃をかいくぐりながら億泰を治そうとした仗助だが、爆弾にされている可能性もあった。スタンドが見えないながらも、仗助と吉良の戦いから、彼らが見えない力で戦っていること、仗助に怪我を治す力があることを知った早人は、自分が億泰に触れて爆発した。
クレイジー・ダイヤモンドで素早く直されたため、早人は無事だった。早人の機転と度胸に感謝しつつ、仗助は億泰の傷を治すが、億泰は目を覚まさない。

形兆との再会と決着

億泰は、暗闇を歩いていた。すると光が見え、死んだ兄の形兆と再会を果たす。形兆は「どこへ行くんだ億泰」と弟に尋ねた。億泰は、いつだって頼りになった兄の決断に間違いはないと安心し、「兄貴についていく」と言った。しかし、形兆は「自分で決めろ」「億泰。行き先を決めるのはお前だ」と口にする。少し考え、億泰は「杜王町に戻るよ」と答え、目を覚ました。

今まさに、重傷の仗助が空気爆弾でやられそうになっているところで目覚め、億泰はザ・ハンドで空間を削り、空気爆弾を引き寄せる。「いっつもよー。不思議に思うんだぜ。俺のザ・ハンドで削り取った物は一体どこへ行っちまうんだろうってな。ま、俺頭悪いから深く考えると頭痛がするんだけどよ」と言い、あっさりと空気爆弾を削って消滅させる。形兆との再会を「寂しい夢」と言った億泰に、仗助は泣きながら「生きてんならよーさっさと目を覚ませコラぁ!」と悪態をついた。
運命が自分に味方していると確信していた吉良は、なおも空気爆弾を発射しようとしたが、ザ・ハンドによりストレイ・キャットを抜き取られる。
爆発音を聞いた承太郎たちが集まり、吉良は完全に追い詰められた。同じく爆発音を聞いて駆け付けた救急隊員の女性を爆弾にしてバイツァ・ダストを再び作動させようとした吉良だが、スタンド使いたちにより阻止され救急車に轢き殺される。
魂は鈴美とアーノルドのいる小道に送られ、彼らのコンビネーションによって振り向いた吉良は、小道にあるルールである「振り返った者をいずこかへ連れ去る」無数の手に捕まれ「安心なんかないところ」へと送られ消滅した。

吉良を倒したことで、鈴美とアーノルドはこの世にとどまる理由がなくなった。杜王町のスタンド使いたちは鈴美たちに別れを言い、彼女らの成仏を見送り、それぞれの日常へと帰って行った。
億泰は父と友達となったストレイ・キャットを新たに同居人として迎えるのだった。

虹村億泰のスタンド能力:ザ・ハンド(手)

えどのゆうき
えどのゆうき
@edono78

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ディオ・ブランドー/DIOとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物であり、吸血鬼にして時間を数秒間止めるスタンド「ザ・ワールド」の使い手。 歴代主人公であるジョースター一族の血統と、一世紀以上にも渡り因縁の宿敵となる、シリーズ最大の敵役にして悪のカリスマ。 第1部で吸血鬼となり、主人公ジョナサンと敵対する。第3部ではスタンド能力を身につけるが、主人公である空条承太郎に敗死する。死亡後も何らかの形で間接的にストーリーに関わってくる、最重要キャラクターである。

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岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

岸辺露伴(きしべ ろはん)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』に登場するスタンド使いにして人気漫画家である。自己中心的かつ尊大な一面が目立つが、プライドが高い分決して他者に媚びない強さもある。漫画に対する真摯な姿勢や、自分が認めた人物への敬意など、傲慢なだけの人物ではない描写も多い。高いプライドに見合う実力やクセの強さが独特の魅力となり、読者からも「露伴先生」と呼ばれ親しまれている。作者も気に入っているキャラクターである。

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広瀬康一(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

広瀬康一(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

広瀬康一(ひろせこういち)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びPart5『黄金の風』冒頭に登場するスタンド使いにして主人公の東方仗助の友人であり、語り部でもある。気弱な面もあるが、成長するスタンド「エコーズ」が目覚めてからは勇気を振り絞って敵に立ち向かうようになる。その姿勢は、戦い慣れしている空条承太郎にも一目置かれるものであった。普段は優しい性格で、読者を含めて共感を得やすいキャラクター。そのためか作中では癖の強い人物にも好かれる傾向にある。

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吉良吉影(ダイヤモンドは砕けない・ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

吉良吉影(ダイヤモンドは砕けない・ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

吉良吉影(きら よしかげ)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の敵キャラクターで、スタンド使いである。高い知能を持つが、目立つことを嫌いひっそりと生きてきた。その一方で強い殺人衝動を持ち、特に美しい手を持つ女性を殺すことに異常な執着を見せる。触れたものを爆弾に変えるスタンド「キラークイーン」を持ち、15年前から誰にもバレずに殺人を続けてきた。異常殺人鬼ではあるが、性癖を抜きにすれば「平穏に生きたい」という吉良の人生観に共感する読者も少なくない。

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川尻早人(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

川尻早人(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

川尻早人(かわじり はやと)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物であり、杜王町に住む川尻家の長男で、11歳の小学生。 父親の浩作を殺人鬼である吉良吉影に殺害され、なりすまされた事にビデオカメラ撮影による観察を重ねて見抜くが、吉良吉影のスタンド能力「バイツァ・ダスト」により過酷な運命に巻き込まれていく。 スタンド能力を持たない非力な一般人であるが、実は家族想いで芯が強い性格。母親を殺人鬼から守ろうと孤軍奮闘し、最終的には運命に打ち勝つ事になる。

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東方仗助(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

東方仗助(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

東方仗助(ひがしかた じょうすけ)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の主人公で、スタンド使いである。怪我を治し、壊れた物を直す「クレイジー・ダイヤモンド」という能力を持つ。基本的にはお調子者かつ温厚で優しい性格だが、憧れの人を真似た自身の髪形を貶されると激怒する直情型でもある。ズルをすることもあるが根は強い正義感を持っており、自分の怪我を治せないのを承知で友のために体を張る。仗助は、スタンド使いの仲間と共に街に潜む殺人鬼と戦うこととなる。

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キラークイーン(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

キラークイーン(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

「キラークイーン」とは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part4に登場する殺人鬼吉良吉影(きら よしかげ)のスタンドである。何でも爆弾に変え、好きな時に起爆する能力を持つキラークイーンは、平穏に生きたいという願望と強い殺人衝動を併せ持つ吉良の精神の具現化といえる。指定したものを無に帰す恐ろしい能力だが、無機質ながらもスタイリッシュなキャラデザインと後に得る無敵の能力「バイツァ・ダスト」も相まって、Part4のスタンドの中でも人気が高い。

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噴上裕也(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

噴上裕也(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

噴上裕也(ふんがみ ゆうや)とは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使いである。臭いで相手を追跡するスタンド「ハイウェイ・スター」を持つ。暴走族に所属する不良だが受けた借りは返し、3人のレディースに平等に愛情を注ぐ律儀な一面もある。ナルシストで自身のカッコよさを追求する傾向にあり、時にそれは「カッコ悪いこと」を許さない誇りとして現れる。戦わないと決めた相手に立ち向かうなど随所でその誇りを見せ、仗助にも「カッコよさ」を認められた。

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杉本鈴美(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

杉本鈴美(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

杉本鈴美(すぎもと れいみ)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物で、吉良吉影の最初の犠牲者となった女性であり幽霊。享年16歳。 杜王町の住人であり、15年前交流のあった当時4歳の岸辺露伴を逃がし、愛犬のアーノルドと共に吉良吉影に殺される。以来「決して振り返ってはいけない小道」で幽霊として過ごす。 杜王町を誇りに思う正義感の強い性格で、露伴や康一に殺人鬼から杜王町を守るよう涙ながらに懇願する。最後には仗助らに追い詰められ死亡した吉良吉影を裁き、成仏する。

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トニオ・トラサルディー(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

トニオ・トラサルディー(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

トニオ・トラサルディーとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場する料理人で、スタンド使いである。イタリア出身のトニオはあらゆる国の料理を学び、修行の果てに食べられることで体の悪い所を内側から治すスタンド「パール・ジャム」を開花させた。料理人としての高い能力と強い信念を持ち、治療効果も相まって彼の料理を食べたがるファンは多い。本編での登場回数は数える程度だが、温厚で紳士的な態度から人気は高く、『岸辺露伴は動かない』を始めとするスピンオフ作品に多数登場している。

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虹村形兆(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

虹村形兆(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

虹村形兆(にじむら けいちょう)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物であり、虹村億泰の兄にして、小型の軍隊型スタンド「バッド・カンパニー」の使い手。 本人も自ら言及しているが、几帳面な性格。父親がDIOの手先となり、DIOの死後、「肉の芽」が暴走して不死身の怪物と化してしまった。そんな父を殺すため形兆は、杜王町の住人を次々と「弓と矢」によってスタンド使いにする。 東方仗助との戦いに敗れた後、「レッド・ホット・チリ・ペッパー」に「弓と矢」を奪われて死亡。

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吉良吉廣(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

吉良吉廣(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

吉良吉廣(きらよしひろ)とは、荒木飛呂彦による漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場するキャラクターで、ラスボス吉良吉影の父親。元々は息子である吉影を溺愛する子煩悩な父親だったようだが、吉影が殺人に手を染めるようになると、その行為を黙認するどころか、息子の身の安全のため自ら隠蔽を手伝うようになった。スタンド使いを発現させる矢を持っており、吉影の素性を調べあげていく東方仗助達を抹殺するための刺客を送り出していく。

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山岸由花子(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

山岸由花子(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

山岸由花子(やまぎし ゆかこ)とは、荒木飛呂彦による漫画及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物で、自身の髪の毛を自在に操る能力「ラブ・デラクス」の使い手である。美少女だが思い込みの強い激しい性格で、想い人の広瀬康一(ひろせ こういち)を自身の能力で追い詰める。同じくスタンド使いである康一に逆転された由花子だが、そのタフな精神性で後に彼の愛を勝ち取るに至った。

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音石明(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

音石明(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

音石明(おといし あきら)とは、荒木飛呂彦による漫画及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物で、電気を操り、電気と同化するスタンド「レッド・ホット・チリ・ペッパー」の使い手である。自身の能力を悪用し、5億円相当の窃盗に手を染めた。平気で悪事を行う一方臆病で小心者の面もある。それでも追い詰められて凄まじいパワーを発揮するなど、侮れない精神性もまた持っている。ギタリストを目指しており、その情熱と腕前は本物である。

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スティール・ボール・ラン(ジョジョ第7部)のスタンドとスタンド使いまとめ

スティール・ボール・ラン(ジョジョ第7部)のスタンドとスタンド使いまとめ

荒木飛呂彦の作品である「ジョジョの奇妙な冒険」の7部は「スティール・ボール・ラン」という、乗馬でのレースの名称を冠した作品である。アメリカ大陸を馬だけで横断すると言う過酷なレースに、主人公「ジャイロ」と「ジョニィ・ジョースター」が挑む。そのレースの最中、彼ら二人を妨害する大量のスタンド使いが現れる。二人は力を合わせて妨害者のスタンド使いを倒し、ゴールへと向かう。そんな大量のスタンド使いとスタンドを紹介する。

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『ジョジョの奇妙な冒険』に受け継がれる「人間讃歌」というテーマ

『ジョジョの奇妙な冒険』に受け継がれる「人間讃歌」というテーマ

連載を開始から30年という年月を経ても根強いファンをもち、ゲーム、アニメなど様々なメディア展開を行い続けている、名作漫画。絵柄、言い回し、擬音など、強烈な作風の中でも、時代を経て人々に愛される、シンプルな「人間讃歌」というテーマ、そこに描かれる唯一無二の世界観と、世代を超えて受け継がれていくキャラクター達の生きざまについて解説する。

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ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦によるアクション・アドベンチャー漫画及びそれを原作としたアニメ・小説・ドラマ・映画などのメディアミックス作品。この記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、その他の劇場アニメ、OVAなどの主題歌を紹介していく。

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『ジョジョの奇妙な冒険』×「資生堂」になんだかワクワクさせられた!

『ジョジョの奇妙な冒険』×「資生堂」になんだかワクワクさせられた!

資生堂といえば日本が誇る化粧品メーカー。ところが資生堂が“本気”を出した「ジョジョ」のコスプレ(?)を、それも18人にも及ぶキャラクターを披露していた事実をご存知でしょうか? その本気クオリティたるや「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」レベルなうえに、実はコスプレをしたモデルやスタッフなどにも大きな秘密があったのです。

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名言、迷言多し!第六部までの『ジョジョの奇妙な冒険』歴代ジョジョとラスボスを網羅

名言、迷言多し!第六部までの『ジョジョの奇妙な冒険』歴代ジョジョとラスボスを網羅

第一部冒頭より名言と迷言、そして名シーンの宝庫である『ジョジョ』。まさにタイトル通り、「ジョジョ」の異名を持つ者が過酷な運命に身を投じるというサーガ。「宇宙が一巡りする」前の第六部までの「ジョジョ」と、各部を盛り上げてくれたラスボス、並びに名言と迷言をまとめました。ジョジョ立ち、スタンド戦、頭脳戦ばかりがジョジョの魅力ではない!?

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子供、動物、ゾンビまで?『ジョジョの奇妙な冒険』異質のスタンド使いまとめ(第六部まで)

子供、動物、ゾンビまで?『ジョジョの奇妙な冒険』異質のスタンド使いまとめ(第六部まで)

『ジョジョ』のスタンドバトルは知略戦、意外な能力などで見ていて白熱します。基本的にスタンド使いといったら10代半ば以降の人物、人間が多いのですが、中には「こいつがそうだったのか!」となるような「スタンド使い(本体)」も。動物だったり子供だったりと、そんな異色のスタンド使いをまとめました。能力を操れていなかったり、修行の果てに能力が目覚めた人までいて、奥の深いスタンド道です。

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怖ぇぇぇよ!ジョジョ第4部のトニオ・トラサルディーが怖すぎるw

怖ぇぇぇよ!ジョジョ第4部のトニオ・トラサルディーが怖すぎるw

トニオ・トラサルディーは『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物で、杜王町でイタリア料理店を開いた一流シェフだ。料理を食べた人の体の不調を回復させるスタンド「パール・ジャム」の使い手。テレビアニメでトニオが料理を振舞う回は美味しそうな料理の作画が話題となったが、同時に「トニオが怖すぎる」という感想も多くあがった。

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