チャージマン研!(チャー研、Chargeman Ken!)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「チャージマン研!」とは、1974年にテレビ放送されたナック製作のアニメーション作品。略称は「チャー研」。極端な低予算で作られた低クオリティの作品であるが、2000年前後にネットの動画サイトなどで存在が広まったことでブームが起こる。低クオリティな所が斬新且つシュールで面白いと、愛好家は多い。主人公「泉研」は「チャージマン研」に変身し、地球を侵略しに来たジュラル星人を倒して行く。

26話「記憶を無くした少女」より。

ある日、研の父・博は車で少女を轢いてしまう。
博は医者であるため少女は助かったが、記憶喪失になってしまったのであった。
研は少女に「ごめんねー、僕のパパが君を車で轢いちゃって」とフランクに謝り、キャロンは少女にナオコという名前をつけた。
ナオコを轢いた事は一切のお咎めが無く、博は警察と協力し新聞やテレビでナオコの写真を公開し、ナオコの情報を集める。
しかし実はナオコはジュラル星人であったのである。
研はその事実を知ると容赦なくナオコを倒し、騙されていた事に怒った博は「そうと分かっていればあの時…」と言葉を濁らせた。

「よくも俺たちの計画の邪魔をする気だな?!」

1話「危機!!子供宇宙ステーション」より。

研・キャロン・バリカンは遊園地「子供宇宙ステーション」に遊びに行く。
しかしそこにジュラル星人が現れ、研は「チャージング・ゴー!」という掛け声と共にチャージマン研に変身し、ジュラル星人を倒して行く。
そんな研に対しジュラル星人は「よくも俺達の計画を邪魔する気だな!」と言う。
「よくも~」という出だしから始まっているが「邪魔する気だな!」と締めくくられ、不思議な文脈になっている。
脚本家のミスなのか、このジュラル星人の日本語が不自由であったのかは不明である。
また、ジュラル星人の態度と一話であることから研とジュラル星人は初対面と思われる。

「気にするな!」

47話「デジュラル大逆襲」より。

下っ端の一般ジュラル星人がジュラル星人の王「魔王」に、研の存在が邪魔で計画が進まないと報告する。
魔王は「気にするな!人類とて必死だ、それぐらいの事はしてくるだろう。だがそれぐらいが精一杯の能力よ。」と言い放つ。
47話という、少なく見積もってもジュラル星人が47名以上は死んでいる中でのこの台詞である。
しかしシンプルで使い易い言葉からファンの中で人気が高い台詞であり、LINEスタンプにもなっている台詞である。

『チャージマン研!』の主題歌

オープニングテーマ 「チャージマン研!」

作詞:ナック企画部
作曲・編曲:宮内國郎
歌:ひばり児童合唱団

挿入歌「研とキャロンの歌」

研とキャロンの歌~チャージマン研 B面 フルバージョン

ありそうでなかったので

作詞:ナック企画部
作曲・編曲:宮内國郎
歌:皆川おさむ、ひばり児童合唱団

DVD

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コミックス

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サウンドトラック

2010年に発売されたサウンドトラック。
作中で使われたBGMやオープニング「チャージマン研!」や「研とキャロンの歌」、そして大槻ケンヂなどのメンバーによるアレンジ・トリビュート楽曲が収録されている。
CDには絵コンテや関係者インタビューなども封入。
公式サイトではお祝いの言葉として、チャージマン研!とは全く関係のない上にチャージマン研を見た事もなかった、アーティスト「JIMANG(じまんぐ)」からのコメントが寄せられている。
じまんぐ本人も何故自分に話が来たのか困惑しつつ、貰ったDVDでチャージマン研を見て翌日39度の熱が出たエピソードを語った。
ちなみにじまんぐはアニメ「うみねこのなく頃に」のエンディングテーマや、SoundHorizonのゲストヴォーカルとして有名な人物である。

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