チャージマン研!(チャー研、Chargeman Ken!)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「チャージマン研!」とは、1974年にテレビ放送されたナック製作のアニメーション作品。略称は「チャー研」。極端な低予算で作られた低クオリティの作品であるが、2000年前後にネットの動画サイトなどで存在が広まったことでブームが起こる。低クオリティな所が斬新且つシュールで面白いと、愛好家は多い。主人公「泉研」は「チャージマン研」に変身し、地球を侵略しに来たジュラル星人を倒して行く。

25話に登場。
親の喧嘩が絶えず、そのストレスの捌け口として放火を行ってしまう。
そこを人間に変装したジュラル星人に見つかってしまい、どんどん放火するように脅される。
研に助けを求め、無事ジュラル星人は倒される。
反省していたため警察沙汰にはされず、事の有様を知って両親も改心した。

チントン亭の店員

29話に登場。
ラーメン屋のおやじ。
チャーシューメンを三つ持ってきた。
見た目のキャッチーさや、突然ドアを開けて入ってくるシュールさからファンから人気。

アナウンサー

研たちが見ているニュースに出てくるアナウンサー。
「もしかしたら」「想像いたしますと」など私見が多く、ニュースの内容は大雑把。

ナレーション

登場人物ではないが、視聴者に馴れ馴れしい口調で施設などの説明をし、ファンにも人気である。
「専門的なことはともかく」と、内容はとても大雑把。
「馬鹿でかい」「貯蔵しといて」など、言葉遣いに雑さがある。

『チャージマン研!』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ボルガ博士、お許しください!」

ボルガ博士の足元の床が開き、シュールに落ちていく。

35話「頭の中にダイナマイト」より。

研はバリカンと一緒に映画を見に行き、ロビーで西ドイツの科学者「ボルガ博士」に出会う。
その直後ボルガ博士はジュラル星人に攫われ、頭の中にダイナマイトをしかけられてしまう。
ボルガ博士は自分が改造された事を知らないまま、自分が参加する学者が集まるレセプション会場へと行く。
ジュラル星人の目的はボルガ博士を使い、レセプション参加者達を爆死させることであったのである。
そこへ異常を察知した研が現れ、研の驚異的な聴力によって頭の中にダイナマイトがあることを見破り、ボルガ博士をスカイロッドに乗せその場から連れて行く。
研はもはやボルガ博士を助ける術はないと憶測で判断し、「ボルガ博士お許しください!」と言い、ボルガ博士をスカイロッドからジュラル星人の宇宙船に向かって落下させる。
ボルガ博士は状況が掴めないまま落下し、宇宙船とぶつかって爆発、ジュラル星人もボルガ博士も死亡した。
研はジュラル星人の犠牲となった「可哀想なボルガ博士…」と夕日に向かって言うのであった。

この話は特に人気の高い話の一つで、「マツコ&有吉の怒り新党」で紹介された。
チャージマン研の三大人気作品の一つ。

「攻撃目標はヨーロッパだ!」

精神病院の患者。何故か全員一緒に大部屋で管理されている。

23話「恐怖!精神病院」より。

研は警視総監の依頼で怪しい精神病院へ潜入する。
目論見どおり病院の地下室には秘密工場があり、ミサイルを製造していた。
病院の院長はジュラル星人と協力し、ミサイルの力で新しい帝国を作ろうとしていたのである。
会話の一部始終を聞いていた研は変身してジュラル星人を倒す。
追い詰められた院長はピストルで自害し、研は驚きながらも悪人を倒したためか無言でガッツポーズをした。

この話はまだ精神疾患がどういうものか認知が行き渡っていなかった時代であるため、精神疾患の患者への偏見で出来ている。
研の父は「こんなところ(精神病院)へお前を潜り込ませたのは無駄じゃなかったんだな」と言ったり、入院している患者たちもブラジャーをつけて雄たけびを上げる男性や、不気味に笑う人物など、ただならぬ異常さを持っている。
また病院であるが、入院と言うよりは収容に近い雰囲気でもある。

名言(迷言)も多く、院長はミサイルを発射させようとする際に「攻撃目標はヨーロッパだ!」と言う。
あまりにも目標が大雑把であり、ツッコミ所が満載である。
チャージマン研の三大人気作品の一つ。

「よくもあんなキチガイレコードを!」

レコードを聴いて苦しむキャロン。

16話「殺人レコード 恐怖のメロディ」より。

研たちの住む街にあるレコードショップで、「ブラームス交響曲の8番」「花園まりこのバカっちょ金魚」「素敵な宇宙人」などを買う客達。
しかしレコードを再生すると違う曲が流れ出し、その曲を聞いた人間を狂わせていく。
レコードは人間に異常をきたす音楽が流れる恐怖のレコードにすり替えられていたのであった。
勿論仕掛けたのはジュラル星人である。
そうとは知らず、キャロンはこのレコードショップでレコードを買ってしまう。
ジュラル星人は研もしくは研に近い人間がいつかレコードを買いに来て、そのレコードを研が聴くのを待っていたのである。
キャロンは買ったレコードを家で聞き、バリカン以外の研を含めた家族達が苦しがる。
バリカンはロボットであるため効果が無い様であった。
研はバリカンにレコードを割るように言い、バリカンがレコードを割るとレコードは何故か炎上した。
研はすぐさまジュラル星人のせいだと気づき、レコードショップへ向かう。
「お前達、よくもあんなキチガイレコードを!」と研は言い放ち変身し、ジュラル星人を抹殺。
そして本物のレコードを買って帰った。

最初に客が買って行った「バカっちょ金魚」はファンによって作曲され、公式がそれを逆輸入しサントラに収録された。
チャージマン研の三大人気作品の一つ。タイトルは「殺人レコード 恐怖のメロディ」であるが、ファンからの通称名は「キチレコ」。

「これから毎日家を焼こうぜ?」

人間に変装し雄一を脅すジュラル星人。

25話「雄一少年を救え!」より。

両親が喧嘩ばかりしている少年「雄一」は、幸せな家庭を見て嫉妬する日々を過ごしていた。
そして雄一は腹いせに放火をしてしまう。
それを見ていた二人のジュラル星人は人間の男に変装して雄一を脅し、警察にばらされたくなければもっと放火するように迫る。
人間に敵対しているジュラル星人であるが、「そういうこと(犯罪)に協力を惜しまないのが我々ジュラル星人だ」と言う。
そして二人が去った後も、雄一は恐怖からなのか「これから毎日家を焼こうぜ?」という幻聴を聞く。
雄一はその事を研に相談する。
次の日の夜、ジュラル星人である二人の男は自らも放火に励んでいた。
しかし燃やそうとしても火がつかない。
何故なら研が前もって防火装置を設置していたからなのであった。
ジュラル星人は研に倒され、ジュラル星人に脅される前も自分の意思で放火していた雄一は何のお咎めも無く見逃される。
雄一の両親は心を入れ替え、雄一は放火したことを深く反省した。

「これから毎日家を焼こうぜ?」と言う台詞は、キャッチー且つ応用のきく台詞なためか、チャージマン研の中でも特に有名な台詞の一つである。

「ごめんねー、ボクのパパが君を車で轢いちゃって」

轢いた少女を病院ではなく自宅で介抱。

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