BLAZBLUE(ブレイブルー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アークシステムワークス制作の対戦格闘ゲームシリーズのひとつ。同社の開発した対戦格闘ゲーム「ギルティギア」シリーズの流れを組むと共に対戦格闘ゲームは勿論、エンターテインメントとしてのさらなるスペックとクオリティの高みを実現しており、アークシステムワークスを代表する作品のひとつとして有名となっている。

CV:磯村知美

統制機構諜報部少尉で、ノエルとツバキの士官学校時代からの友人。リス系の亜人種であり、リスの耳と大きな尻尾がトレードマークとなっている。
「CS」家庭用の有料ダウンロードコンテンツとして初参戦し、アーケード版からもデフォルトのプレイアブルキャラとなる。

明るく元気で前向きな性格を持ったムードメーカーで、頭を使うことが苦手で深く考えずに直感で行動し、後先を顧みずに突っ走るクセがある。そして、戦闘の際ではその抜群のプロポーションを誇る体を強調する、露出度の高いコスチュームに着替え、十字型のトンファーを操った豪快なボクシングスタイルで戦う。
かつて士官学校では、リス系の亜人種であるために常人とは異なる高い能力を持っていたことから周囲の嫉妬を買い、主に仲間外れにされるなど陰湿ないじめを受けていたが、ノエルとツバキによって救われている。そのため友情の大切さを覚え、ノエルやツバキのように仲間と認めた相手に対してはどこまでも情を貫き通す熱い一面を持っており、親友を傷つけるものに対しては容赦はしない。
統制機構に所属しながらも、力で世界を支配する統制機構のやり方に疑問を感じていて、第七機関のココノエと内通し、彼女に密かに協力していた。そして、統制機構に戻らずに行方不明となっていたノエルを、本部からの帰投命令を告げにカグツチへと訪れるが、そこで起きた諸々の事件から自らの意思で統制機構を離れ、第七機関に身を寄せて、テイガーや後に統制機構を脱退したノエルと行動を共にするようになる。

《キャラクター特性》トンファーによる肉弾戦を主とするため、リーチが短いが、攻撃速度に優れている。その分ステージの端に相手を追い込んだ時は一気に相手にラッシュをかけ、体力を削っていくことができ、まさに接近することで流れを一気にこちらに引き寄せることができるラッシュ型のインファイターである。
《ドライブ能力》インパクト:Dボタンを押すことでパワーを強化する能力。Dボタンを押すことで画面下部の「インパクトゲージ」が自動上昇し、離した瞬間のゲージ量によって技の威力と性能が変化する。レベル1からレベル3が存在し、発動する技によってゲージの上昇速度が異なっている。
《オーバードライブ》G(ギャラクシアン)・インパクト:「CP」からの新能力。発動中、ドライブが特殊な強化状態「レベルG」に固定され、これによりチャージする必要なく強力な攻撃を繰り出すことができる。

プラチナ=ザ=トリニティ

CV:悠木碧

少女の「ルナ」と少年の「セナ」の二重人格を持った、魔法少女のような格好をし、目の瞳孔に当たる部分がハート型という特徴を持った幼い子供。「CS2」で初登場したキャラクター。
あらゆるものを具現化することができる杖型のアークエネミー「雷轟・無兆鈴」の使い手で、その杖の中には六英雄のひとりである稀代の女性錬金術師「トリニティ=グラスフィール」の魂が宿っており、第三の人格となっている。

少女の「ルナ」は超がつくほどの勝気かつ生意気な性格で周囲を見下しており、誰に対しても喧嘩腰でとても口が悪い。逆に少年の「セナ」は間延びした口調でのんびりとした性格である意味人当たりは良く、常にルナをなだめながら周囲のコンタクトを取ろうとする。
そして、共通点としてどちらも獣兵衛に心酔しているという特徴があり、ルナはとても嫉妬深く誰であっても馴れ馴れしく獣兵衛に接するものは敵意を向け、特に弟子であるラグナを敵視して「ロリコン」呼ばわりし、顔を合わせるたびに喧嘩が絶えない。一方のセナはラグナを敵視してはいないが、マイペースに神経を逆撫でする言葉を口にすることから怒りを買っており、ラグナからあまりいい感情を向けられてはいない。
元々のルナとセナは双子の孤児だったが、過去にとある実験に使われて死にかけていたところを獣兵衞とトリニティに救われている。そして、現在のプラチナ=ザ=トリニティとしての肉体は、過去で自分の体を失ったトリニティが、テルミに対抗するための新たな力として用意した器であり、本来はトリニティが入る筈だった。しかし、その頃のルナとセナの肉体は魂を留めておくことができないほどの状態であり、トリニティは二人を見捨てることができなかったため、二人の魂を体に移し、自らは無兆鈴の中に入って第三の人格となり、共に行動することを選んだ。

《キャラクター特性》後項のドライブ能力によって、多彩な攻撃性能を持つ回数制の武器の付け替えを行うことができるキャラクター。数々の戦術の組み立てと組み直しもできるが、活用次第では流れが変わるトリッキーな性能となっている。
《ドライブ能力》マジカルシンフォニー:Dボタンを押すことで回数制の武器「マジカルウェポン」を装備して戦う能力。1度装備した後はDボタンを押すたびに回数を消費してマジカルウェポンでの攻撃を行う。「CS」は6種類、「CP」は7種類、「CF」は8種類のマジカルウェポンが存在し、出現順はランダムで、任意に選択することはできない。マジカルウェポンは回数をゼロにするか、必殺技「ミスティックモモ」を使うことで切り替えができる。
《オーバードライブ》マジカルハートキャッチ:「CP」からの新能力。発動中は装備しているマジカルウェポンの使用回数がなくなり、使い放題となる。

ヴァルケンハイン=R=ヘルシング

CV:清川元夢

アルカード家に代々仕えている執事で、ピンと伸びた背筋と優雅に着こなした燕尾服が特徴的な老紳士。六英雄のひとりで、狼に変身する能力を持っていることから「藍錆の俊狼」との異名を持っている。
「CS」家庭用の有料ダウンロードコンテンツとして初参戦したキャラのひとりで、アーケード版でもデフォルトのプレイアブルキャラとなる。

執事として料理や掃除、庭の手入れをはじめとした様々な技術に長け、特に紅茶と茶菓子作りにはかなりの自信があり、レイチェルですら絶賛するほどの腕前である。主に対して理想的な臣従ぶりを見せ、レイチェルのやることなすことには余程のことがない限り口出しはしない。そして一方でレイチェルに無礼を働く者には一切の容赦がなく、レイチェルを鬱陶しがって暴言を吐き続けるラグナを嫌っており、レイチェルがラグナを気にかけているのを全く理解できず、その一方でレイチェルに付きまとわれているラグナもまたとばっちりを受けていると感じている。
過去の黒き獣との戦いの後、レイチェルの元へと帰還した後にテルミの叛逆を知り、自分はそれを止めることはおろか、気付くことすらできなかったことを後悔している。そのため、テルミに対して激しい怒りを抱いており、過去の贖罪とレイチェルの意思に従い、自らもテルミやイザナミとの戦いへと赴く。

《キャラクター特性》後項のドライブ能力による「ヴォルフゲージ」を消費して、人型と狼型の二つのスタイルを自在に切り替えて戦うことができる。人型は機動力が低いが攻撃のリーチが長く、狼型は機動力を得る代わりに防御行動ができなくなるというメリットとデメリットがそれぞれ存在する。
《ドライブ能力》ヴェーア・ヴォルフ:Dボタンを押すことで人型と狼型に変化する能力。狼型では防御行動ができなくなるが、代わりに他のキャラクターを超える機動力を得て、凄まじい突進と突撃で相手を撹乱し、ペースを乱すことができる。また、狼型の変身中は「ヴォルフゲージ」を消費し続け、残量がなくなると人型へ戻ってしまうが、攻撃を当てることで変身中にゲージを回復することができる。
《オーバードライブ》エンドロス・ヴォルフ:「CP」からの新能力。オーバードライブ発動中に狼型の必殺技が強化され、さらにヴォルフゲージの回復が高速化する。

μ-No.12(ミュー・トゥエルブ)

CV:近藤佳奈子

テルミの策略によってノエルが次元境界接触用素体として覚醒した姿であり、通称「カミゴロシノツルギクサナギ(神殺しの剣クサナギ)」。コスチュームもノエル以上に露出度が高くなり、特に腰と尻のあたりが非常に際どいものとなっている。
家庭用「CS」から追加され、ストーリーモードの最終ボスとして登場し、彼女を倒してエンディングを見ることで使用可能となる追加キャラクター。

世界のすべてに絶望し、機械的な言動だが自分以外に対して非常に攻撃的な性質に変貌してしまい、対戦時においては親友であるツバキやマコトに対しても容赦なく攻撃する。しかし、ラグナの左腕を犠牲にした捨て身の特攻で解放され、「CP」でレイチェルの「力」の使い方による手解きを受けることで、ノエルとしての人格と正気を保ったまま、「神輝召喚」という言葉を唱えることで、ミューに変身することができるようになった。
そのため、「CS」の公式サイトでは趣味が「破壊」、嫌いな物が「世界」などと非常に物騒な内容であったが、「CP」以降ではノエルの別の姿となったことでほとんどのプロフィールが彼女と統一されている。

《キャラクター特性》後項の設置型のドライブ能力で遠距離攻撃に優れており、相手の接近を許さずに一方的に遠距離からの畳み掛けで相手を封殺することを得意とする。
《ドライブ能力》シュタインズガンナー:レーザーを射出するアイコン型砲台を設置する能力。砲台は時間差、もしくはミューの各種必殺技に反応して使用したレーザーの反射や自爆、レーザーの一斉掃射などの攻撃行動を行う。設置可能台数は4機までで、砲台は一度攻撃行動を消滅する。
《オーバードライブ》シュタインズゲイザー:「CP」からの新能力。ドライブ攻撃と砲台の攻撃力などの性能が強化される。

Λ-11(ラムダ・イレブン)

CV:近藤佳奈子

ココノエに寄って生み出された「ムラクモ」の模造品で、ノエルやニューと同じくラグナの妹・サヤのクローン。「CS」で初登場した際にはv-No.13の代役だったが、「CPEX」でプレイアブルキャラクターとして独立した性能を持つ形で再登場した。

イカルガ内戦でテイガーが回収した次元境界接触用第11素体を器とし、CTでのラグナとの戦いの後に境界に落ちて消滅したはずのニューの魂が入っており、さらにテルミへの切り札として「イデア機関」という特殊なエネルギーを持った機関が搭載されている。
かつて、ノエルやニューと同じく次元境界接触用素体として作り出されたが、「失敗作」であるために散々実験で酷使され、人型で保っている事が奇跡なほどに体はバラバラになりかけていた。そのため、最初はノエルと同じように感情はあったが、人間への憎しみしか残っていなかったため、ココノエによってその感情と実験の記憶を消され、彼女の命令にしか反応を示さない。しかしストーリーを経るうちに少しずつ感情を芽生えさせ始め、「CS」のストーリー終盤ではラグナを庇い、イデア機関を彼に託して消滅した。
その後、「CP」ではニューとは異なる形で復活を果たし、エンブリオにて再び一切の記憶を失った状態で目を覚ます。それから自らの経緯を知るノエルやレイチェルと戦いながら失った記憶を少しずつ思い出していき、最終的に大切な存在であるラグナを探すために行動を開始する。

《キャラクター特性》ニューと同じく、ドライブ能力で近距離と遠距離を使い分けるテクニカルタイプのキャラクター。ニューによく似たタイプのスタイルと性能だが、こちらはニューと比べると突進や近距離での戦闘に重きを置いたものとなっている。
《ドライブ能力》ソードサマナー改:空間に剣を射出して攻撃する能力。名前に「改」が付いているが、ニューのソードサマナーとほぼ同じタイプである。
《オーバードライブ》エリュシオン:「CP」からの新能力。オーバードライブ発動中はソードサマナー改の剣が巨大化し、攻撃力がアップする。

レリウス=クローバー

CV:諏訪部順一

統制機構技術大佐で、目元を仮面で隠し、紫色のマントに身を纏った男。カルルとエイダの実の父親。アーケード版「CSEX」追加キャラクター。

目元を仮面で隠しているため表情を窺うことはできないが、その態度と言動は至極冷静で落ち着き払っている。しかし、自分が興味を抱いたものや実験・研究対象と決めたものにしか目を向けず、他人はおろか肉親ですら「モノ」としか扱わない冷酷非情な性格でマッドサイエンティストから、「狂気の人形師」の異名を持っている。そのため、エイダをニルヴァーナに組み込んだだけでなく、カルルの母親であり自分の妻であるイグニスまでもを自らの実験のためにニルヴァーナと同じ形状をした人形兵器「デトネーター」に改造したことから、カルルから激しい怒りと憎しみを抱かれているが、レリウス本人は全く意にも介していない。

他者との関わりや繋がりを無価値と否定し、一人で強く高くあることを自分の理想と考えており、その世界を創るためにマスターユニット・アマテラスに成り代わる「神」となることを目論み、イザナミやテルミと共に暗躍する。

《キャラクター特性》カルルと同じく、人形を伴って同時攻撃を仕掛け、2対1での戦法を得意とする。
《ドライブ能力》デトネーター:カルルのニルヴァーナと同じく、自分と共に戦う人形「イグニス」を召喚して操る能力。オートマトンと相似しているが、こちらは操作した瞬間に動作を行うタイプであり、レバーとDボタンの組み合わせによって攻撃を行うため、使い勝手は異なる。また、イグニス自身にも耐久力が設定されており、能力を使う、もしくは相手の攻撃を受けることで減少していき、耐久力がゼロになると一定時間操作不能となる。
《オーバードライブ》マキシムダンス:「CP」からの新能力。オーバードライブ発動中、攻撃や技などイグニスの性能が全体的に強化され、ゲージの回復量が高速化する。

CHRONO PHANTASMAからの参戦

アマネ=ニシキ

CV:石田彰

薄紅色の鮮やかな着物と紫の羽衣を身に纏う、歌舞伎の女形のような姿をした青年。
その服装と合わせて女と見間違うほどの中性的な美貌の持ち主だが、江戸っ子口調で喋り、戦災孤児である劇団員を保護・養育する男らしい人格者。そして、自らの舞に誇りを持ち、強者との戦いで自分の舞を活かす喜びに見出している。
しかし、美少年に目がないという同性愛めいた欲求の持ち主で、若くして最高クラスの咎追いと名を馳せる美少年のカルル=クローバーの噂を聞きつけ、自身の一座へスカウトするべく奔走する。

しかしその正体はレイチェルと同様「観測者」の一人で、彼女と同じく世界における過去と未来のあらゆる物事を見て知ることができる。世界の滅亡を防ぐべく、世界の神であるマスターユニット・アマテラスを封印している扉「天の井戸(ネメシス・ホライゾン)」の開放を行い、その奥に鎮座しているアマテラスを永遠に封印しようとしている。

《キャラクター特性》伸縮自在の羽衣を使ったリーチの長い攻撃を得意としており、近距離と遠距離に強力な必殺技を持っている。そして、後項のドライブ能力の特殊性も相俟って相手の射程距離以外からの攻撃を得意としている。
《ドライブ能力》珠波衣羅盧(スパイラル):羽衣を変形させて攻撃する能力。
連続攻撃数が多く、ガードしていても体力を着実に削るほど高いダメージを与えることができる。そして、この能力には「スパイラルゲージ」という専用のゲージがあり、使うたびに最大でレベル3まで上昇し、使わずにいると減少していくという仕組みになっていて、ゲージの量が多ければ多いほど性能が強化されるが、一定値以上になると「オーバーヒート」状態となって使用不可能となるため、使い加減が重要となってくる。
《オーバードライブ》砕躯龍(サイクロン):オーバードライブ発動中、スパイラルゲージが常時レベル3に収束される。

バレット

CV:行成とあ

銀髪のショートカットと顔の一文字型の傷、そして非常に際どいホットパンツが特徴的な褐色肌の美女。

物心ついた時から傭兵として育てられ、各地を転々としてきた歴戦の女兵士で、かつては第七機関に雇われの身だったが、自分が所属していた第七機関の部隊が謎の全滅を遂げたという事実を知り、その真相を突き止めるべく第七機関を抜けて旅をしている。
男勝りで愚直な性格。戦場で生まれ育ったため戦い以外のことは何も知らず、何でもかんでも戦いに結びつけてしまう。テイガーにかつての仲間の面影を見ているようだが、その関係性はわかっていない。

《キャラクター特性》両腕に装着した大型手甲による打撃と投げを得意とするパワーファイターで、特定の行動を行うと「ヒートアップ」状態になり性能が向上する。そして、全体的な動きに癖がなく使いやすいキャラクターだが、スピードが低く、投げを繰り出すために接近するための手段を持たないという弱点があり、後項のドライブ能力を活用するなどして相手にうまく接近していく必要がある。
《ドライブ能力》ロックオン:その名の通り、相手に狙いを定めて近づく能力。自分の周囲に展開した紋章の中にいる相手を自動的に照準を定め、素早く接近して攻撃を仕掛ける。
《オーバードライブ》ヒート・ザ・ヒート:常にヒートアップ状態になり、攻撃力と必殺技のヒット数がアップする。

Take-Re4
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