娚の一生(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『娚の一生』とは、西炯子による日本の漫画作品。小学館「月刊フラワーズ」にて連載された。
「このマンガを読め!2010」で第5位になった。単行本は全4巻。累計発行部数150万部を記録する。2015年、豊川悦司・榮倉奈々のダブル主演で映画化された。
大手企業に勤める30代女性・つぐみと50代の大学教授・海江田とのビタースゥイートでもどかしい関係を描いた漫画作品。

「長かったのよ、35年は」

つぐみは地元の地熱を利用して地熱発電の施設を作るプロジェクトを始めた。余所者で独身の女性が提案するこのプロジェクトに地元の住民は懐疑的だ。特に温泉組合の会長の反発は強い。しかしつぐみは、発電所は反発から始まるとして、気長に頑張ると決意していた。会長は、つぐみを懐柔しようとするが、つぐみの意志は固く、発電所プロジェクトを止める気はない。「この町にも気の荒い者がおらんでもない」と脅しめいたことを言われてしまった。
ある日、比較的大きめの地震が起こり、つぐみは地熱発電の実験設備の確認に向かった。するとそこで、実験施設を破壊しようとする2人組に遭遇した。その2人組は、温泉組合長に頼まれ、施設を破壊しようとしていたが、つぐみに見つかり顔を見られたため、つぐみを誘拐し、殺害しようと企てた。海外赴任から戻りつぐみに会いに来ていたつぐみの昔の男・中川がつぐみに掛けた電話が間違って犯人の携帯に掛かり、たまたま犯人が放置していた携帯に向かって、つぐみは自分の窮状を訴えた。中川はつぐみを救出し、そのまま東京へ向かおうと空港までつぐみを連れて行った。
しかしつぐみは、助けてもらったものの、中川への愛情は既に無くなっていることに気づき、中川の隙を突いて、自宅に戻った。自宅では警察からつぐみと中川が一緒と連絡を受けていた海江田がつぐみの帰りを待っていた。落ち着いたかに思えた2人の生活だったが、中川がつぐみを追いかけて自宅までやってきた。強引につぐみを連れ去ろうとする中川に海江田は殴りかかり、激しい喧嘩が始まった。海江田は負傷し、頭から血を流し、中川は倒れ、意識がなくなってしまった。つぐみは思わず中川に駆け寄り、それにショックを受けた海江田は消えてしまった。
つぐみは中川を園田に頼み病院に搬送してもらったが、かつて海江田を慕っていた西園寺からはつぐみの行動を責められてしまった。
その時、鶴水市に震度6の大地震が起こった。町は壊滅状態。ライフラインは寸断され復旧のめどは立たない。
他の町でテレビを見て、鶴水市の惨状を知った海江田はすぐに戻ろうとするが、交通手段もなく、戻ることができない。
幸いにも命は助かったものの、つぐみは祖母の町の惨状と海江田がいないことへの不安の念に苛まれる。しかし、自分の出来ることをしようと立ち上がり、市役所に向かった。乱れていた指揮系統を正し、住民には救援物資を配布し始めた。電気が復旧せず困っている人々に、地熱発電の実験施設を開放し、電気の供給を始めた。地熱発電に懐疑的だった市役所の人たちも、地熱発電の有用性に気づき、事業に前向きになってくれるようになった。
意識が戻った中川がつぐみに会いに来たが、つぐみは冷静に別れを告げることができた。
未だ戻らない海江田が気にかかり、不安になっていたところへ、海江田が戻ってきた。お互いの無事を喜び、海江田を待っていたと話すつぐみ。一日二日しか経っておらず長くない、という海江田につぐみは「長かったのよ、35年は」と言った。

過去の辛い恋愛を経て、ようやく本当に愛する人に出会えた、35年も海江田を待っていたのだとつぐみが海江田への思いを伝えた名言。

引用:娚の一生 3巻

『娚の一生(実写映画)』

概要

2015年2月に公開された映画『娚の一生』榮倉奈々、豊川悦司がダブル主演し、初共演を果たした。監督は「きいろいゾウ」「100回泣くこと」の廣木隆一。榮倉奈々は「余命1ケ月の花嫁」から5年ぶり、豊川悦司は「やわらかい生活」から8年ぶりに廣木隆一監督作品への出演となる。
2014年5月下旬に三重県伊賀市を中心に、三重県度会郡伊勢町、京都府相楽郡南山城村で撮影が行われた。

主なキャスト

堂薗つぐみ:榮倉奈々
海江田醇 :豊川悦司
中川俊夫 :向井理
秋本岬 :安藤サクラ
園田哲志 :前野朋哉
友生貴広 :落合モトキ
堂薗今日子:根岸季衣
海江田小夜子:濱田マリ
海江田民夫:徳井優
坂田佳代 :木野花
教授秘書 :美波
富岡まこと:若林瑠海
富岡春美 :岩佐真悠子
下屋敷十和:紺野千春
鯰田みゆき:朝倉えりか
信夫 :坂口健太郎

主題歌:JUJU「Hold me, Hold you」

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