ぼくは明日、昨日のきみとデートする(ぼく明日)のネタバレ解説・考察まとめ

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」とは、2014年に刊行され、10~20代女性に絶大な支持を得た七月隆文の同名小説を原作とした映画。京都を舞台に、運命の恋に落ちる美大生の高寿役を今話題の福士蒼汰を演じ、謎めいた魅力を秘め、高寿が一目ぼれする美女のヒロイン役を期待の若手女優である小松菜奈が演じる。20歳の男女の30日という限られた期間の甘く切なくも美しい恋愛を描く。

ラストシーン

高寿が愛美に、この30日間にあった出来事を詳細に話す。しかし、高寿は突然、涙が止まらなくなる。なぜなら、付き合っていた30日間が高寿にとって楽しかったり辛かったのは、愛美が頑張ってくれていたことに気づいたからであった。これから訪れる日々を知っておきたいと言う愛美に詳細に教える高寿であったが、愛美にこれから起きる出来事を教えてしまっては、この先に待っている楽しい毎日を、楽しく送れなくなってしまうのではないかと心配する。しかし愛美はそんなことはないと伝える。高寿にとっては最終日だが、愛美にとっては初日のため、不安になる愛美を励ます高寿。愛美は、これから少しずつすれ違っていくことを残念そうに言うが、それに対して高寿は、そんなことはなく2人で1つの命だと、強く伝えた。

ケンカシーン

愛美から秘密を聞かされた後のデートで高寿は、愛美がノートにある通りに行動していると感じてしまう。高寿が昨日一緒に過ごした愛美を、今日の愛美は知らない。それを、少しずつ実感してしまい、よりつらくなってしまう。そのことに、高寿は不満をぶつける。ケンカをした夜、このまま終わってしまうと考える高寿であったが、愛美のある仕草に気が付く。愛美はいつも不思議なタイミングでよく泣いていた。それは、愛美にとってはもう二度と戻ってこない高寿との最後の時間であったからだ。日付が変わった直後、電話を愛美にかける。その時の愛美は「昨日の愛美」である。高寿は「昨日の愛美」に明日ひどい態度をとってしまうことを謝る。ひどいことを言ってしまったが、もう自分は乗り越えたから、と愛美に伝える。ここでのシーンで高寿の「明日会えるかな。昨日の君に」というセリフがタイトルと一致する名場面である。

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

福士蒼汰の高寿役は、モテないキャラの設定であったため、髪型や仕草、目線や喋り方を工夫して、モテないキャラを醸し出せるようにした。愛美役の小松菜奈は、常に笑顔でいることを心掛けた。伏見稲荷のシーンでのお面で遊ぶ2人の演技はアドリブであるとのこと。

撮影初日は、宝ヶ池で行われ、とにかく寒い日であった。告白のシーンで使用された京都府立植物園のイルミネーションは12月までであったところを撮影時の1月まで置いてもらっていた。そして、デートシーンでのひらかたパークにあるメリーゴーランドに乗るシーンの日は、風が強く顔が固まると小松菜奈は述べている。三木監督は空中ブランンコで酔ってしまった。三木監督は「光」にこだわりがあり、当初は撮影予定になかった伏見稲荷を使用してファンタジーな世界観に鳥居から射し込む光のシーンを撮った。

聖地巡礼MAP

bokuasu-movie.com

実際に撮影で使用された、場所がMAPになっている。訪れる際の参考になる。

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の主題歌

back number 「ハッピーエンド」

主題歌に若者世代に人気があり、ラブソングを多く手掛ける「back number」が担当する。実際に、原作を読んで、魅力的な登場人物やストーリーから思ったことをそのまま素直に曲を作った。登場人物の心の移り変わりなどの普通の感情を見つけるようなイメージで作詞作曲された。

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