幽☆遊☆白書(幽遊白書・幽白)のネタバレ解説まとめ

『幽☆遊☆白書』とは、集英社『週刊少年ジャンプ』にて1990年から1994年にかけて連載された冨樫義博によるバトル漫画。1992年からスタジオぴえろによってTVアニメ化され、当時人気を博した。不良少年浦飯幽助は子供をかばって事故死した事をきっかけに霊界探偵となり、師匠・玄海師範の修行を受け、桑原和真、蔵馬、飛影と共に妖怪たちと戦い心身ともに強くなって行く。

魔界における雷禅、黄泉、軀の500年に渡る拮抗を一瞬にして崩した幽助の台詞。
『バトルマニア』と称される幽助の本質を表した言葉であり、多くの妖怪たちがこの言葉に賛同、己の力を試すというシンプルな舞台に高揚した。
初めはビジネスのように思っていた黄泉や軀も雷禅の旧友の力に触発され、国を解散して一個人として参加することになった。
本作で登場した多くの敵は純粋に戦いを楽しむタイプが多く、主人公である幽助もまたケンカを楽しむタイプ。
そして最後に駆け引きなどは無しに、楽しくケンカするというお祭りのようなトーナメントを開くという本作らしい展開となった。

『幽☆遊☆白書』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

連載終了の経緯

本作の連載終了の経由を自身の同人誌『冨樫義博王子♥武内直子姫 '98社会復帰宣言』の中で、「かねてからの自身の持病悪化、これ以上、出版社(集英社)に無理やり従って連載を続けても、同じことを、読者が飽きるまで繰り返すだけになるために、半ば私のわがままで止めた」と説明。
この話は本作143話の頃には決定し、連載終了までの日にちをカレンダーで×印をつける程、連載終了に対して強い決意があった。

番外編「TWO SHOTS」

蔵馬と飛影が出会う経緯を描いた番外編「TWO SHOTS」は、当時の編集部によって無理やり描かされたものであった。
冨樫本人の意図しない物であるため、腹立たしくアシスタントを雇わず、原稿は一発描きであったという。
アニメでもこのエピソードは放送されなかった。
しかし2018年のBlu-rayBOX発売には、新作アニメとしてこの「TWO SHOTS」が収録。
蔵馬と飛影という二大人気キャラが主役の話であることや、25周年を迎えて実現した新作アニメというのもありファンからは喜ばれている。

文庫版描き下ろし漫画

本作は2010年から文庫版(全12巻)が発売。
12巻には冨樫義博による書き下ろし漫画が収録された。
その内容は、口から血を流して倒れている螢子を見た幽助が激昂するが、腹に凶と描かれたパンダの攻撃よって幽助の頭が破裂。
その後蔵馬と飛影がパンダを待ち構えていたが二人とも一撃で倒され、最後に桑原が親指を立ててパンダの前に登場というもの。
セリフのみ読者に当てた感謝のメッセージになっているが、久しぶりに書き下ろされた漫画の内容はブラックユーモアのきいたものであった。
このキャラ達を殺していく漫画がどのような意味があるのかは不明で、桑原だけ死ななかったのかも何か理由があるのだろうか。

冨樫義博の同人誌『よしりんでポン』

本作連載終了後に冨樫義博がコミケで配布した同人誌『よしりんでポン』に収録された『12人のおびえる者たち』では、本作が実は劇中劇だったという設定が出る。
幽助が新庄陽平・蔵馬が天童悟志・飛影が楯岡守など、全てのキャラを役者が演じていたというもの。
このネタは実験的に編集部に持ち込んだネタでもあったが没にされたという。
本作が終了する経由もあるのか、同人誌では早く終わりたかった幽白が終了できてスッキリしたことや、当時の愚痴なども書かれている。
なお、劇中劇という設定はあくまで同人誌のネタであり、ジャンプ編集部を通した公式ネタではない。

「飛影はそんな事言わない」とは

インターネットで、本作の話題が出たときに「飛影はそんな事言わない」というスラングを目にしたことがある人もいるのではないだろうか。
しかし、蔵馬は幽白本編で「飛影はそんなこと言わない」とは一度も言って居ない。
このネタは本作の中のセリフではなく、1996年に発売したAV『欲情列島宅配便 私の処女を破りに来てっ!!』の収録時に言われたとされるセリフである。
AV女優が腐女子であり、飛影×蔵馬に見立てて処女喪失したいと言い出し、男優が飛影っぽい事を言おうとしたが、「飛影はそんな事言わない」と琴線に触れてしまったというもの。
なお実際のビデオ内ではこのセリフはないらしい。
これは有名なコピーペーストネタであり、東京大学教養学部で行われた「オタク文化論」というゼミ抗議でこのAVの話題をしたため広まったのでは無いかという話もある。
本当にそのようなやり取りがあったのかなど不明な点も多いコピペネタであるが、今となっては有名なネタとなっている。
またこのセリフは初登場時の雑魚っぽいセリフばかり言う飛影を揶揄する言葉としても使われている。

『幽☆遊☆白書』のというタイトルについて

連載会議をしている時、本作のタイトルは「ユーレイ入門(仮)」とされていた。
連載が決定し正式なタイトルを決めるに当たり、妖怪と戦う展開になって行く事を考え、西遊記をもじり『幽☆遊☆記(ゆうゆうき)』にすることになった。
しかし同時期に連載が決まった「漫☆画太郎作」の『珍遊記(ちんゆうき)』とタイトルかぶりしてしまったため、もう一度考え直す事になる。
冨樫義博が「幽☆遊」の後に続く言葉として初めに考え付いたのが「白書」であり、本作は『幽☆遊☆白書』と決まる。
後に冨樫義博は『幽☆遊☆伝』や『幽☆遊☆物語』でも良かったとも言っている。

『幽☆遊☆白書』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):馬渡松子『微笑みの爆弾』(1 - 112話)

作詞:リーシャウロン
作曲・編曲・歌:馬渡松子

ED(エンディング):馬渡松子『ホームワークが終わらない』(1 - 29話)

作詞:リーシャウロン
作曲・編曲・歌:馬渡松子

ED(エンディング):馬渡松子『さよならbyebye』(30 - 59話)

hinnketu
hinnketu
@hinnketu

Related Articles関連記事

幽☆遊☆白書(幽遊白書、幽白)の術・必殺技まとめ

『幽☆遊☆白書』とは、冨樫義博による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 主人公である中学生の浦飯幽助は、自動車に轢かれて死にそうになった子どもを助けるために自分が死んでしまうが、霊界の協力で復活することができた。物語は大きく霊界探偵編、暗黒武術会編、魔界の扉編、魔界統一トーナメント編に別れる。特に暗黒武術会編の戸愚呂兄弟との戦い、魔界の扉編では仙水との戦いが人気である。 桑原の霊剣や蔵馬の植物に関する技など個性ある技が多く登場し、幽助の仲間たちも人気がある。

Read Article

幽遊白書の桑原和真は桑田選手・清原選手に影響を及ぼす男だった

冨樫義博の人気マンガ・幽遊白書。主人公である浦飯幽助にライバル心を燃やす、桑原和真という登場人物がいる。彼の名前の由来はプロ野球選手の桑田選手・清原選手であるのだが、名前をもらったはずの桑原が二人の野球選手に影響を及ぼしてしまっていた。にわかには信じられない架空のキャラクターと有名スポーツ選手たちとの奇妙なつながり。それが転じて原作にある変化をもたらした。その解説。

Read Article

レベルE(LEVEL E)のネタバレ解説まとめ

「レベルE」とは1995年から1997年まで週刊少年ジャンプにて掲載された作品で、作者は冨樫義博。前作は幽☆遊☆白書であり、この漫画は冨樫義博の3作目の作品である。 山形県を舞台に、頭は宇宙一切れると称されるが性格が悪いドグラ星のバカ王子を中心に物語が進んでいく。彼に振り回されるのは主に地球人の筒井雪隆、バカ王子の側近のクラフト隊長である。

Read Article

HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)のネタバレ解説まとめ

HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)とは、1998年から『週刊少年ジャンプ』で連載されている日本の漫画作品。原作は幽遊白書などでお馴染みの冨樫義博。くじら島に住む少年ゴン=フリークスは、居ないと思っていた父親が優秀なハンターであることを知り、強い憧れを抱く。そしてゴンはハンターを目指し、くじら島を旅立つ。

Read Article

HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の幻影旅団まとめ

『HUNTER×HUNTER』とは、冨樫義博による漫画作品、及びそれを原作とした映画やアニメなどのメディアミックス作品である。 父親であるジンを探すため、そして憧れていたハンターになるためにゴンは旅に出る。その先で、キルア、クラピカ、レオリオという仲間と出会い、ゴンは様々な冒険を繰り広げる。 『幻影旅団』とは、A級賞金首達が集う盗賊集団である。敵キャラでありながらも個性的な面々が集う幻影旅団は、ファンからも深く愛されている。

Read Article

HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の念能力・必殺技まとめ

1998年に連載が開始された冨樫義博氏が描くHUNTER×HUNTER。 くじら島出身の少年、ゴン=フリークスが、父親であるジン=フリークスを追い求める冒険の中での様々な人との出会い成長していく。熱いバトルが繰り広げられる冒険譚である本作品を楽しむためにはかかせない念能力の存在。今回は念能力とは何かをはじめ、登場するキャラクター達の念能力を系統別に解説する。

Read Article

レベルE(LEVEL E)の宇宙人種族まとめ

『レベルE』とは、冨樫義博による宇宙人を題材とした漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。 ある日、天才的な頭脳を持ちながら、人が真剣に悩んだり苦しんだりする姿を見るのが大好きな宇宙人・バカ王子が地球へやって来る。バカ王子は様々な悪戯を繰り広げて周囲の人間を困らせていく。 この作品では様々な宇宙人が地球に来訪している。登場する宇宙人には、冨樫義博らしく綿密でユニークな設定がつけられており、それが人気の要因の1つになっている。

Read Article

目次 - Contents